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わかんない

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「ウソつき!」
俺は菊池に叫んでた。

「何がだ」
呆れ顔の菊池。


「好きなヤツいないって言ったし、本気にならねぇって言ったじゃねぇかぁ!」
俺には本気にならないって…。


「梅ちゃん、それって…」
「なべ、それ以上は言うな」
鍋谷の言葉を菊池が止める。


なんだよ2人して…。


「ならお前は本気になって欲しいのか?」
「えっ?」
急に真顔になる菊池に俺は戸惑う。

「本気でお前のことを好きになって愛して欲しいのか?」
「えっと…」
菊池の言葉に俺は悩んだ。本気で悩んだ。


「わかんねぇ…」
答えが出なくて呟いたら


「梅ちゃん…それはないよ~」
鍋谷は呆れるし

「だろうな。だから本気にはならねぇよ」
菊池にはそう言われてしまう。

「なんでだよ!」
俺が叫べば

「恋愛初心者には難しいかったか」
「みたいだねぇ」
なんて2人は言う始末。

「なんでだよ!」
もう一度叫ぶが2人は呆れたままだった。


ホント…俺はどうしたいんだ?


わかんねぇよぉ。


Fin
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