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相談
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「なぁ、相談したいことがあるんだけど」
書類を整理してる菊池に声をかければ
「何をだ?」
書類を整理したままで声だけが返ってくる。
「ちょっと確かめてみたいことがあるんだけど…」
うん、一つ確かめてみたい。
「何をだ?」
やっと顔を上げた菊池。
「うん、ちょっと立ってくんね?」
俺が頼めば
「はぁ?」
怪訝そうな顔をする。
「ダメか?」
確かめたいんだが…無理ならいいか…
諦めかけたら
「しょうがねぇな…」
溜め息をつきながら立ち上がってくれた。
俺は菊池に抱き着いた。
「おい、何してんだ?」
「うん、いやちょっとな…」
ふむ、やっぱり勘違いか…。
「なぁ~にを確かめてぇのか知んねぇけど…こっちのがいいんじゃねぇのか」
なんて言いながら菊池は俺を抱きしめてきた。
その途端にドクリと跳ねる心臓。ドキドキと高鳴る胸。
「うわぁぁ…たんまたんま…」
俺は菊池から離れようと胸を押すけど
「またねぇよ。これが確かめたかったんじゃねぇのかよ」
なんて言いながらチュッて小さな音を立てて頬にキスされた。
「うわぁぁぁ!!!マジでたんまー!!!」
俺は菊池の腕の中から逃げることに決めた。
マジで勘弁してくれ…
こんなの予定外だ!!!
Fin
書類を整理してる菊池に声をかければ
「何をだ?」
書類を整理したままで声だけが返ってくる。
「ちょっと確かめてみたいことがあるんだけど…」
うん、一つ確かめてみたい。
「何をだ?」
やっと顔を上げた菊池。
「うん、ちょっと立ってくんね?」
俺が頼めば
「はぁ?」
怪訝そうな顔をする。
「ダメか?」
確かめたいんだが…無理ならいいか…
諦めかけたら
「しょうがねぇな…」
溜め息をつきながら立ち上がってくれた。
俺は菊池に抱き着いた。
「おい、何してんだ?」
「うん、いやちょっとな…」
ふむ、やっぱり勘違いか…。
「なぁ~にを確かめてぇのか知んねぇけど…こっちのがいいんじゃねぇのか」
なんて言いながら菊池は俺を抱きしめてきた。
その途端にドクリと跳ねる心臓。ドキドキと高鳴る胸。
「うわぁぁ…たんまたんま…」
俺は菊池から離れようと胸を押すけど
「またねぇよ。これが確かめたかったんじゃねぇのかよ」
なんて言いながらチュッて小さな音を立てて頬にキスされた。
「うわぁぁぁ!!!マジでたんまー!!!」
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