会長様はいちゃつきたい！

好き、好き、好き

「ん、ぁ、ふぅ、ぁ」

大我を受け入れて、2人が繋がって、見上げたその額には薄っすらと汗が浮かんでいた。


「ん、ぁ、たぃ、がぁ、ん、ぁ」
その名を呼んで頬に手を添えれば、その手を掴まれキスをされる。

「んっ、ぁ、やぁ、ん、ダメ」
ただ繋がったままの状態で、そんなことをされてビクリと身体が跳ねる。大我の熱が熱い。

手に触れた唇が熱くて、その熱に溶かされていきそう。


「や、なのか？」
なんて意地悪く言われゆるりと動く腰。

「んっ、ぁ、やぁ、ん、ぁぁ」
そうじゃないってわかってる癖に聞いてくる大我は意地悪だ。だってその証拠に意地悪くイヤらしく動く腰。

「ぁ、やぁ、ん、ぁぁ、たぃ、ぁ、だめ、ぁ」
ゆっくりと動くだけなのに、気持ちがよくて、きゅうきゅう締め付けてしまう。

「じゃぁ、やめるか？」
なんて急に動きを止める。

「ん、ん、やぁ、やめちゃ、やぁ」
小さく首を振って嫌だと訴える。だって、俺の身体は大我に触れてもらえて、大我と繋がって喜んでるんだ。全身で好きだと訴えてるんだ。

「じゃぁ、もっと気持ちよくなる？」
なんて耳元で囁かれて


「ぅん、なるぅ、ぁ、たぃがぁ、とぉ、なるぅ、ぁ」
コクコクと何度も頷き背中に腕を回せば
「じゃぁ、ちゃんと感じろよ」
なんて言いながら腰を掴まれズンッと勢いよく奥を突き上げられた。

「ぁ、ぁ、ん、ぁぁ、やぁ、ぁぁ」
大我の背に爪を立ててしまう。深く深く奥を突き上げられ、繰り返されるキスは気持ちがよくて、もっと、もっと、大我を感じたい。

「ぁ、ぁぁ、ん、ぁ、たぃ、がぁ、ぁ、ん、ぁ、いぃ、ぁ、きもちぃ、ぁ、いい、ぁ」
だから素直に自分の気持ちを口にすれば嬉しそうに眼が細められ、それがカッコよくて、ドキドキする。

「ぁ、ぁぁ、たぃ、がぁ、す、きぃ、ぁ、すき、だ、よぉ、ぁ、ぁ」
大我のことが好きすぎて怖い。離れてしまうのが怖い。
「ゆい、俺も好きだ」
少しだけ熱い声で言われ嬉しくてふにゃって笑ったらでっかい溜め息ついて項垂れた。

「このっ、お前は俺を試してんのかよ」
なんて言いながら噛み付かん勢いでキスされた。


そこからもう、覚えてない。


いつもの如く、俺が暴走して、大我に甘えまくったんだってことだけはわかった。

だって、全身に残る薄紅色の痕。いつも以上に重くなった腰と下半身。

そして何よりも満たされている心。


「大我、好き」

抱き締めてくれている腕に甘えながら呟けばもっと強く抱きしめられた。

「あれ？起こしちゃった？」

起こさないように小さく呟いたつもりだったのに…。

「可愛い告白が聞こえて目が覚めた」

なんて言いながら頬にキスが降りてくる。

「ん、だって俺大我が好きだもん」

そのキスを受け止めながら呟いたら

「奇遇だな、俺も唯斗が好きなんだ」

って小さく笑いながら言われて嬉しくてへらって笑ったら

「好きだ」

そんな言葉と共に少し熱い唇が俺の唇を塞いだ。


俺は神尾大我が好きだ。

いつか叫んでやる！

なんて秘かに思ってたりして。



Fin