6 / 9
家出令嬢は冷徹北部公爵に殺されます。
6話
しおりを挟む
「あー、もう。どうして、あなたがお忍びで出歩くときはこうもトラブルに出くわすんですか陛下」
「俺に言われてれもなぁ。好きでトラブルに巻き込まれてるわけじゃないし」
ルチタは目の前に降る雪の結晶を手で受け止めながら声のした方を見れば数人の男の人が立っていた。
「キシー、小言は後にして仕事が先だ」
ジッとルチタたちの方を見てる男の手からは小さな雪の結晶が煌めいていた。
「はいはい。こういう時、公爵様が一番人使いが荒いんですよね」
溜め息をつきながらキシーと呼ばれた男性が肩を竦めながら出てくる。そして、
「街中での魔力は使用禁止と法で定めているはずですが、あなたは何を考えておいでですか」
サチェルに向かい厳しい口調で問う。
「えっ、あっ、ごめんなさい。お姉様がどうしても話を聞いてくださらなかったので、カッとなってつい力を使ってしまいました」
サチェルはわざとらしく言い訳を口にする。
「本当ですか?」
キシーはルチタに本当かどうか確認するために声をかければ
「話をすることがないので…」
「そんな、お姉様ヒドイですわ。私の話も聞かずに家を出るだなんて…だから話をしましょうって言ったじゃないですか」
ルチタの言葉を遮るようにサチェルが話し出す。ルチタの顔に一瞬だけ苛立ちが乗った。
『あぁ、まただわ。この子はこうやって私のせいにする気なのね』
「そうですか、ですが現にあなたはこうして街中で街中で攻撃魔法を使用し、このご令嬢に攻撃をした。そして、周りの者にも被害を受けるかもしれない状況を作り、それを楽しんでいた。これはれっきとした犯罪行為ですよご令嬢。あなたにはそれなりの罰を受けてもらわなければなりません」
キシーの言葉にルチタは驚いた。まさかサチェルの言葉をうのみにせずにハッキリと言いきった彼に驚いたのだ。
「そっ、そんな。私だけが悪いだなんて、これはお姉様も同罪ですわよね」
サチェルがキシーに向かって言うが
「同罪?こちらのご令嬢は魔力を持っていいないのに?攻撃をしていたのはあなた自身だ。そして、こちらのご令嬢はあなたの攻撃から逃げながらも周りに被害が行かないように逃げていた。それを見ているのにあなたが悪くないとどうしているんですか!」
キシーはハッキリと言い切った。ルチタはホッと胸を撫で下ろした。ちゃんと自分を見ていてくれた人がいて嬉しかったのだ。
「レディア侯爵に伝達をしろ。当面の間、貴殿の家は魔物討伐に参加することを禁じると。それが法を破ったご令嬢の罪だとな」
キシーの言葉に追い打ちをかけるようにまた違う声がする。
「陛下、なぜこのご令嬢たちがレディア侯爵のご令嬢だとわかるんですか?」
キシーが少し驚きながら振り返る。
「その答えを知ってるのはお前の目の前にいる男じゃないか」
陛下と呼ばれた男性はにっこりと笑う。キシーは溜め息をつき
「どういうことですか公爵様」
ジッと目の前に立つ男性に声をかける。
「ジルが教えてくれただけだ。あと、攻撃魔法に特化した家系で姉妹がいるのはレディア侯爵の所だろ。それをお前は忘れたのかキシー?」
目の前に立つ男はただのお飾りの兵士とは違い、攻撃魔法最強の国王陛下を守る剣士なのだ。この国の魔法を扱える家系をすべて把握しておる。勿論、それは国王陛下へ謀反を起こす者が出てこない為である。
「ジル様がということは、陛下はマーシェ様からってことですね。はぁ、ディアナ、陛下の言葉をすぐにご令嬢を連れてレディア侯爵へ伝令に迎え」
キシーは盛大に溜め息をつき傍にいた自分の部下へ告げた。
「はっ、直ちに」
ディアナは言われたとおりに抵抗をするサチェルを連れて行った。
「アローゼ、被害状況の確認と報告」
キシーはもう一人の部下に命令を告げ
「で?陛下この状況をあなたはどうするつもりですか?」
ギロリと自分の後ろに立つ男性に向き合う。
「あー、ロディ助けてぇ」
苦笑を浮かべながら男性、いや、カイルは助けを求める。
「キシー、これは多分、不可抗力だ。だから今日はカイルを助けてやってくれ、帰ったらしごいていいから」
ポンとキシーの肩を叩きいう。
「ロディア公爵様、常々、思っていたのですが、カイル陛下に甘すぎです!少しは俺の気持ちも考えてください!」
キシーはがうぅとポンと肩を叩いた男性、ロディアに噛みつかん勢いで言う。
「キシーがいるからこうやって陛下がお忍びで街中を視察で来てるんじゃないか。それだけキシーが陛下に信頼されてるってことだ」
ロディアの顔にも苦笑が浮かぶ。キシーはカイルの護衛兼参謀長でもある。常にカイルを守るための盾、ロディアとはまた違う意味での剣士なのである。
「キシー様、こちらのご令嬢以外はケガ人もおらず、民家なども被害は出ておりません」
被害状況を確認したアローゼが傍に来てキシーに報告をする。
「わかった、ありがとう」
キシーが返事をしてルチタに向き合った。
「ご令嬢、少しだけお時間をいただけますか?もう少し詳しくお話をお伺いしてもいいですか?」
「はい」
キシーの問いにルチタは素直に返事をした。
『家出しようとしただけでなんだか大事になったわ…』
「ここではなんですからあちらの馬車の中で話しましょう」
キシーはルチタを連れて自分たちが乗ってきた馬車まで戻ることにした。ルチタは小さく頷きキシーたちの後をついて行った。
「俺に言われてれもなぁ。好きでトラブルに巻き込まれてるわけじゃないし」
ルチタは目の前に降る雪の結晶を手で受け止めながら声のした方を見れば数人の男の人が立っていた。
「キシー、小言は後にして仕事が先だ」
ジッとルチタたちの方を見てる男の手からは小さな雪の結晶が煌めいていた。
「はいはい。こういう時、公爵様が一番人使いが荒いんですよね」
溜め息をつきながらキシーと呼ばれた男性が肩を竦めながら出てくる。そして、
「街中での魔力は使用禁止と法で定めているはずですが、あなたは何を考えておいでですか」
サチェルに向かい厳しい口調で問う。
「えっ、あっ、ごめんなさい。お姉様がどうしても話を聞いてくださらなかったので、カッとなってつい力を使ってしまいました」
サチェルはわざとらしく言い訳を口にする。
「本当ですか?」
キシーはルチタに本当かどうか確認するために声をかければ
「話をすることがないので…」
「そんな、お姉様ヒドイですわ。私の話も聞かずに家を出るだなんて…だから話をしましょうって言ったじゃないですか」
ルチタの言葉を遮るようにサチェルが話し出す。ルチタの顔に一瞬だけ苛立ちが乗った。
『あぁ、まただわ。この子はこうやって私のせいにする気なのね』
「そうですか、ですが現にあなたはこうして街中で街中で攻撃魔法を使用し、このご令嬢に攻撃をした。そして、周りの者にも被害を受けるかもしれない状況を作り、それを楽しんでいた。これはれっきとした犯罪行為ですよご令嬢。あなたにはそれなりの罰を受けてもらわなければなりません」
キシーの言葉にルチタは驚いた。まさかサチェルの言葉をうのみにせずにハッキリと言いきった彼に驚いたのだ。
「そっ、そんな。私だけが悪いだなんて、これはお姉様も同罪ですわよね」
サチェルがキシーに向かって言うが
「同罪?こちらのご令嬢は魔力を持っていいないのに?攻撃をしていたのはあなた自身だ。そして、こちらのご令嬢はあなたの攻撃から逃げながらも周りに被害が行かないように逃げていた。それを見ているのにあなたが悪くないとどうしているんですか!」
キシーはハッキリと言い切った。ルチタはホッと胸を撫で下ろした。ちゃんと自分を見ていてくれた人がいて嬉しかったのだ。
「レディア侯爵に伝達をしろ。当面の間、貴殿の家は魔物討伐に参加することを禁じると。それが法を破ったご令嬢の罪だとな」
キシーの言葉に追い打ちをかけるようにまた違う声がする。
「陛下、なぜこのご令嬢たちがレディア侯爵のご令嬢だとわかるんですか?」
キシーが少し驚きながら振り返る。
「その答えを知ってるのはお前の目の前にいる男じゃないか」
陛下と呼ばれた男性はにっこりと笑う。キシーは溜め息をつき
「どういうことですか公爵様」
ジッと目の前に立つ男性に声をかける。
「ジルが教えてくれただけだ。あと、攻撃魔法に特化した家系で姉妹がいるのはレディア侯爵の所だろ。それをお前は忘れたのかキシー?」
目の前に立つ男はただのお飾りの兵士とは違い、攻撃魔法最強の国王陛下を守る剣士なのだ。この国の魔法を扱える家系をすべて把握しておる。勿論、それは国王陛下へ謀反を起こす者が出てこない為である。
「ジル様がということは、陛下はマーシェ様からってことですね。はぁ、ディアナ、陛下の言葉をすぐにご令嬢を連れてレディア侯爵へ伝令に迎え」
キシーは盛大に溜め息をつき傍にいた自分の部下へ告げた。
「はっ、直ちに」
ディアナは言われたとおりに抵抗をするサチェルを連れて行った。
「アローゼ、被害状況の確認と報告」
キシーはもう一人の部下に命令を告げ
「で?陛下この状況をあなたはどうするつもりですか?」
ギロリと自分の後ろに立つ男性に向き合う。
「あー、ロディ助けてぇ」
苦笑を浮かべながら男性、いや、カイルは助けを求める。
「キシー、これは多分、不可抗力だ。だから今日はカイルを助けてやってくれ、帰ったらしごいていいから」
ポンとキシーの肩を叩きいう。
「ロディア公爵様、常々、思っていたのですが、カイル陛下に甘すぎです!少しは俺の気持ちも考えてください!」
キシーはがうぅとポンと肩を叩いた男性、ロディアに噛みつかん勢いで言う。
「キシーがいるからこうやって陛下がお忍びで街中を視察で来てるんじゃないか。それだけキシーが陛下に信頼されてるってことだ」
ロディアの顔にも苦笑が浮かぶ。キシーはカイルの護衛兼参謀長でもある。常にカイルを守るための盾、ロディアとはまた違う意味での剣士なのである。
「キシー様、こちらのご令嬢以外はケガ人もおらず、民家なども被害は出ておりません」
被害状況を確認したアローゼが傍に来てキシーに報告をする。
「わかった、ありがとう」
キシーが返事をしてルチタに向き合った。
「ご令嬢、少しだけお時間をいただけますか?もう少し詳しくお話をお伺いしてもいいですか?」
「はい」
キシーの問いにルチタは素直に返事をした。
『家出しようとしただけでなんだか大事になったわ…』
「ここではなんですからあちらの馬車の中で話しましょう」
キシーはルチタを連れて自分たちが乗ってきた馬車まで戻ることにした。ルチタは小さく頷きキシーたちの後をついて行った。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!
――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。
「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」
すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。
最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
※2022/05/10 「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過
※2022/02/14 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2022/02/13 小説家になろう ハイファンタジー日間59位
※2022/02/12 完結
※2021/10/18 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2021/10/19 アルファポリス、HOT 4位
※2021/10/21 小説家になろう ハイファンタジー日間 17位
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
異世界で小料理屋の女将始めます!
浦 かすみ
ファンタジー
狙ったとおりに婚約破棄を言い渡された私…。にんまり笑いながら颯爽と城を出て、自分のお城『小料理屋ラジー』を開店した!…はずなのに婚約破棄したはずの王子が何故か常連客に…小料理屋の女将を気取りたいのに…いつの間にかここは城の政務室なのか?揉め事困り事の相談所じゃないって!小料理屋だから!
のんびりまったり小料理屋のラジー開店です!《不定期掲載》☆こちらは、小説家になろう様に掲載していた作品と同一のものになります。再掲載の際に、一部修正しておりますが内容に変更はございません。『パーティーから外されたメンバー同士でまったり冒険者ラブライフ』の前作シリーズという位置づけの作品です。【追記】アルファ様に掲載時に追加シナリオを掲載予定です。
宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
悪役令嬢もふもふカフェ ~人間には嫌われる私の嫁ぎ先は冷徹公爵様でした。勝手に生きろと言われたので動物カフェを作ります~
日之影ソラ
恋愛
不思議な色をした瞳のせいで気味悪がられ、会う人間すべてに嫌われてしまう貴族令嬢のフリルヴェール。五度の婚約破棄を経験した彼女の心は冷めきってしまい、人間になんの期待もしなくなっていた。そんな彼女の唯一の癒しは動物たち。人間には嫌われても、動物たちからは好かれる彼女は、大切な動物たちと慎ましく過ごせればいいと思っていた。
そして迎えた六度目の婚約。今回の相手は冷徹で有名な公爵様。人間嫌いらしい彼とは上手くやれないだろうと予想し、案の定初対面で仲良くする気はないと冷たくされる。お互いに干渉しないことを条件に提示されたフリルヴェールだったが。
「だったらちょうどいいわね」
開き直り、自分のやりたいことをすることに。彼女は別宅を借りて動物カフェを作ろうとしていた。すると度々公爵様がこちらを見ていて?
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる