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36話
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Side 唯斗
「コウちゃん、ヒロさん、大我が面会謝絶ってどういうこと??」
俺は本当に意味が分からなくて、校医の2人がいる部屋へと飛び込んだ。
「ゆいちゃん落ち着いて、大ちゃんなら大丈夫だから」
苦笑を浮かべながらコウちゃんは落ちつかせるように俺の背を撫でる。
「でも俺ここの所ちゃんと大我に会ってないし見てないよ?」
そう、間宮に言われて気が付いた。最近、本当に学校の中でも会えてないのだ。
「最近というよりもここ2週間は会ってないだろ?」
ヒロさんに言われて頷いた。
本当に会ってないのだ。1週間は自分が風邪で休んでたからしょうがないとしても、ここ1週間は本当に会えてない。
だから俺は大我がそんなことになってるなんて知らなかった。
「少し場所を移動しようか。ここには大ちゃんはいないからね」
コウちゃんの言葉の意味が分からないまま頷いたら
「違う場所で休んでるだけだから心配しなくても大丈夫だ」
ヒロさんが教えてくれた。
そして俺は2人に連れられて大我がいるであろう場所へと向かった。
俺が連れてこられたのは発情の暴走の時に使ったあの部屋だった。風邪をひいた時から俺は自分の寮の部屋に戻ってたから、まさかこの場所に大我がいるなんて知らなかった。
「この場所の方が静かだからね。多分、今は会っても大ちゃんは気付かないと思うけど顔を見る?」
こうちゃんの言葉に頷けば寝室に案内されて中に入ればベッドの上で寝ている大我がいた。その顔はいつになく顔色が悪く少し痩せた気もする。
「本当にただ寝てるだけだからね」
コウちゃんが教えてくれた。
そっと近付いて顔を見たら本当に死んだように眠っていた。俺が傍に寄ってもピクリとも動かない。
「おいで、ゆいちゃん。話をしよう」
コウちゃんに言われて寝室を出てリビングに行ったらヒロさんがコーヒーを淹れて待っててくれてた。
「大我はどうなったの?」
どうしてこうなってるのか知りたくて聞いたら2人して苦笑を浮かべた。
「オーバーワークでキャパオーバー。ここに来たときは限界がきて半分倒れかけ」
溜め息交じりにヒロさんが教えてくれる。
「えっ?オーバーワーク?キャパオーバー?」
何が何だかわからない。
「この1ヶ月の大ちゃんの仕事量、半端ないよ。つくづく化け物って思ったもん」
コウちゃんも苦笑してた。
俺も2人に詳しく聞いて絶句した。化け物すぎるよ大我…。
大我は永尾に神谷の接近禁止令を出してか2人分の仕事を同時に行っていたという。委員長としての仕事、副委員長の仕事、そして、2人分の引継ぎ。それだけじゃなくて、神谷と永尾の実家にも出向き事情を説明していたという。そして、きわめつけは前期会長と前期風紀委員長のことまで同時にこなしていたという。でも、それだけじゃなかった。
大我は気が付かない間に俺のこともちゃんと同時にやっていたのだと2人に聞いた。
もう、言葉が出なかった。
ここ1ヶ月、いや1ヶ月半の間に大我はこんなにも大量の仕事を同時にこなし、全て何事もなかったように片付けてしまっていたという。
そして、後輩に引継ぎを終えてこの場所へ来る途中でぶっ倒れたという。1人では行き倒れになるぐらいに限界はきていたらしい。
「睡眠不足もあったからね。少し休めば大丈夫だよ」
コウちゃんが俺の頭を撫でてくれる。俺が泣きそうだってわかったのかも…。
「ゆいの為に無理やり時間作って来るぐらいだしな。大我はずっとゆいのこと考えてたからな限界まで1人で突っ走ったって感じだ」
ヒロさんの言葉でもうダメだった。
「…っ…大我のバカぁ…」
全部一人で背負いこんで、全部一人で片付けて…。俺、何の手伝いも出来てない。それどころか反対に足を引っ張ってる。
「しょうがないよゆちゃん。大ちゃんはゆいちゃんバカだもん。ゆいちゃんを守るためなら何でもする男だよ」
コウちゃんの言葉にビックリした。
「えっ?どういうこと?」
意味が分からない。
「自棄になってるゆいちゃんを守るために今の風紀のシステムを作ったって譲くんが教えてくれたよ。神谷くんや愁くんを守る目的もあったけどね」
「あん時の大我の行動力は俺も驚いた。あの暴君会長さえも大人しくさせたからな」
2人の言葉にますますビックリする。
「じゃぁ、俺が会長なのも、第2の性の権限が風紀なのも全部、大我が仕組んだことなの?」
神谷が1ヶ月前にそんなことを言ってたような気もするけど…。
「そうなるね。ゆいちゃんをただ一人守るために、ゆいちゃんただ一人を幸せにするために、全学園を巻き込んでの神尾大我の大反乱て感じかなぁ」
「まぁ、そのおかげで色々と助かってるやつが大勢いる。神谷だって暴君会長だってな。それこそ、オメガだけじゃなく、ベータやアルファだってな」
「信じらんない…」
2人の言葉に出た言葉がこれだった。
本当に信じられなかった。自分一人の為だけにこんな大それたことをやりとげたと知れば驚くばかりだ。しかもそれを俺に全く気が付かせず、悟らせずにやりとげたというもんだからたまったもんじゃない。
こんな無性の大きな愛情ばっかり与えてどうするんだ!!!
「どうしよう…俺…大我から離れるのが怖いよ…」
大我の愛情がなくなったら俺は死ぬ。確実に死ぬって言える。それだけ俺への大我の愛情は大きいのだ。
「大丈夫。大ちゃんは絶対にゆいちゃんを放さないから」
「そうだな、あいつのことだから卒業してからのことも考えてるだろうからな」
2人の言葉にもう言葉が出なかった。
まさか神尾大我が中学の時から俺の為だけにこんな計画を立ててたなんて考えもしなかった。でもそのおかげで、本当にいろんな人が助かってきたのも事実。
だって、俺以外にも風紀に色々と助けてもらってるやつは沢山いるもん。それこそ第2の性関係で…。
そう考えれば大我は自分が卒業してからも第2の性関係での悲劇が起こらないためにシステムを完全に作り上げたといってもいいんだろうな。
「うーっ…でも、やっぱり納得いかない!!!」
俺はついそう叫んじゃったよ。
俺や、俺たちの為に大我が一人でこんな状態になるまで頑張ることはないんだ!!
大我の気持ちは嬉しいけど、でも、やっぱり俺は手伝いたかった。俺のわがままかもしれないけど、やっぱり大我の力になりたかった。
「ゆいちゃんが怒る気持ちもわからなくもないんだけどね。大ちゃんずっと一人で頑張ってたから」
「大我が起きたら文句を言ってやればいい。1人でなんでも決めるなって、協力させろってな」
2人の言葉に俺は何度も頷いた。
「ゆいちゃん、僕たちは帰るけど、大ちゃんはしばらく起きないと思うけど、大ちゃんのことお願いね。傍にいるだけでも気持ちは違うでしょ?」
コウちゃんの言葉に頷けば
「2人とも1週間は休みにしてあるから、ゆいもちゃんと大我と話し合え。じゃないとずっと誤解したままになるぞ」
ヒロさんが休みを取ってくれてると教えてくれる。
「ん、ちゃんと大我と話し合う」
俺は2人にそう伝えた。じゃないと俺はまた一人で勘違いして落ち込むから…。
「大ちゃんが起きてなくても、ゆいちゃんもちゃんと休むんだよ?」
コウちゃんの言葉に頷けば
「大我は本当に疲れて寝てるだけだから2日ぐらいしたら普通に起きるからな」
心配するなとばかりにヒロさんが言う。自分が大我に対してテンパりすぎてるのわかってるからそう言われるのはしょうがないなって思う。
「ん、大丈夫。大我の傍にいるけど、ちゃんと休むから心配しないでいいよ」
俺が小さく笑えばコウちゃんとヒロさんは俺の頭を撫でて帰って行った。
俺は扉の鍵だけかけて大我の元に戻った。
大我が起きてなくて、俺は傍にいたかったんだ。
傍にいれるだけで俺は嬉しかったんだ。
大我の傍にいられるだけで…
「コウちゃん、ヒロさん、大我が面会謝絶ってどういうこと??」
俺は本当に意味が分からなくて、校医の2人がいる部屋へと飛び込んだ。
「ゆいちゃん落ち着いて、大ちゃんなら大丈夫だから」
苦笑を浮かべながらコウちゃんは落ちつかせるように俺の背を撫でる。
「でも俺ここの所ちゃんと大我に会ってないし見てないよ?」
そう、間宮に言われて気が付いた。最近、本当に学校の中でも会えてないのだ。
「最近というよりもここ2週間は会ってないだろ?」
ヒロさんに言われて頷いた。
本当に会ってないのだ。1週間は自分が風邪で休んでたからしょうがないとしても、ここ1週間は本当に会えてない。
だから俺は大我がそんなことになってるなんて知らなかった。
「少し場所を移動しようか。ここには大ちゃんはいないからね」
コウちゃんの言葉の意味が分からないまま頷いたら
「違う場所で休んでるだけだから心配しなくても大丈夫だ」
ヒロさんが教えてくれた。
そして俺は2人に連れられて大我がいるであろう場所へと向かった。
俺が連れてこられたのは発情の暴走の時に使ったあの部屋だった。風邪をひいた時から俺は自分の寮の部屋に戻ってたから、まさかこの場所に大我がいるなんて知らなかった。
「この場所の方が静かだからね。多分、今は会っても大ちゃんは気付かないと思うけど顔を見る?」
こうちゃんの言葉に頷けば寝室に案内されて中に入ればベッドの上で寝ている大我がいた。その顔はいつになく顔色が悪く少し痩せた気もする。
「本当にただ寝てるだけだからね」
コウちゃんが教えてくれた。
そっと近付いて顔を見たら本当に死んだように眠っていた。俺が傍に寄ってもピクリとも動かない。
「おいで、ゆいちゃん。話をしよう」
コウちゃんに言われて寝室を出てリビングに行ったらヒロさんがコーヒーを淹れて待っててくれてた。
「大我はどうなったの?」
どうしてこうなってるのか知りたくて聞いたら2人して苦笑を浮かべた。
「オーバーワークでキャパオーバー。ここに来たときは限界がきて半分倒れかけ」
溜め息交じりにヒロさんが教えてくれる。
「えっ?オーバーワーク?キャパオーバー?」
何が何だかわからない。
「この1ヶ月の大ちゃんの仕事量、半端ないよ。つくづく化け物って思ったもん」
コウちゃんも苦笑してた。
俺も2人に詳しく聞いて絶句した。化け物すぎるよ大我…。
大我は永尾に神谷の接近禁止令を出してか2人分の仕事を同時に行っていたという。委員長としての仕事、副委員長の仕事、そして、2人分の引継ぎ。それだけじゃなくて、神谷と永尾の実家にも出向き事情を説明していたという。そして、きわめつけは前期会長と前期風紀委員長のことまで同時にこなしていたという。でも、それだけじゃなかった。
大我は気が付かない間に俺のこともちゃんと同時にやっていたのだと2人に聞いた。
もう、言葉が出なかった。
ここ1ヶ月、いや1ヶ月半の間に大我はこんなにも大量の仕事を同時にこなし、全て何事もなかったように片付けてしまっていたという。
そして、後輩に引継ぎを終えてこの場所へ来る途中でぶっ倒れたという。1人では行き倒れになるぐらいに限界はきていたらしい。
「睡眠不足もあったからね。少し休めば大丈夫だよ」
コウちゃんが俺の頭を撫でてくれる。俺が泣きそうだってわかったのかも…。
「ゆいの為に無理やり時間作って来るぐらいだしな。大我はずっとゆいのこと考えてたからな限界まで1人で突っ走ったって感じだ」
ヒロさんの言葉でもうダメだった。
「…っ…大我のバカぁ…」
全部一人で背負いこんで、全部一人で片付けて…。俺、何の手伝いも出来てない。それどころか反対に足を引っ張ってる。
「しょうがないよゆちゃん。大ちゃんはゆいちゃんバカだもん。ゆいちゃんを守るためなら何でもする男だよ」
コウちゃんの言葉にビックリした。
「えっ?どういうこと?」
意味が分からない。
「自棄になってるゆいちゃんを守るために今の風紀のシステムを作ったって譲くんが教えてくれたよ。神谷くんや愁くんを守る目的もあったけどね」
「あん時の大我の行動力は俺も驚いた。あの暴君会長さえも大人しくさせたからな」
2人の言葉にますますビックリする。
「じゃぁ、俺が会長なのも、第2の性の権限が風紀なのも全部、大我が仕組んだことなの?」
神谷が1ヶ月前にそんなことを言ってたような気もするけど…。
「そうなるね。ゆいちゃんをただ一人守るために、ゆいちゃんただ一人を幸せにするために、全学園を巻き込んでの神尾大我の大反乱て感じかなぁ」
「まぁ、そのおかげで色々と助かってるやつが大勢いる。神谷だって暴君会長だってな。それこそ、オメガだけじゃなく、ベータやアルファだってな」
「信じらんない…」
2人の言葉に出た言葉がこれだった。
本当に信じられなかった。自分一人の為だけにこんな大それたことをやりとげたと知れば驚くばかりだ。しかもそれを俺に全く気が付かせず、悟らせずにやりとげたというもんだからたまったもんじゃない。
こんな無性の大きな愛情ばっかり与えてどうするんだ!!!
「どうしよう…俺…大我から離れるのが怖いよ…」
大我の愛情がなくなったら俺は死ぬ。確実に死ぬって言える。それだけ俺への大我の愛情は大きいのだ。
「大丈夫。大ちゃんは絶対にゆいちゃんを放さないから」
「そうだな、あいつのことだから卒業してからのことも考えてるだろうからな」
2人の言葉にもう言葉が出なかった。
まさか神尾大我が中学の時から俺の為だけにこんな計画を立ててたなんて考えもしなかった。でもそのおかげで、本当にいろんな人が助かってきたのも事実。
だって、俺以外にも風紀に色々と助けてもらってるやつは沢山いるもん。それこそ第2の性関係で…。
そう考えれば大我は自分が卒業してからも第2の性関係での悲劇が起こらないためにシステムを完全に作り上げたといってもいいんだろうな。
「うーっ…でも、やっぱり納得いかない!!!」
俺はついそう叫んじゃったよ。
俺や、俺たちの為に大我が一人でこんな状態になるまで頑張ることはないんだ!!
大我の気持ちは嬉しいけど、でも、やっぱり俺は手伝いたかった。俺のわがままかもしれないけど、やっぱり大我の力になりたかった。
「ゆいちゃんが怒る気持ちもわからなくもないんだけどね。大ちゃんずっと一人で頑張ってたから」
「大我が起きたら文句を言ってやればいい。1人でなんでも決めるなって、協力させろってな」
2人の言葉に俺は何度も頷いた。
「ゆいちゃん、僕たちは帰るけど、大ちゃんはしばらく起きないと思うけど、大ちゃんのことお願いね。傍にいるだけでも気持ちは違うでしょ?」
コウちゃんの言葉に頷けば
「2人とも1週間は休みにしてあるから、ゆいもちゃんと大我と話し合え。じゃないとずっと誤解したままになるぞ」
ヒロさんが休みを取ってくれてると教えてくれる。
「ん、ちゃんと大我と話し合う」
俺は2人にそう伝えた。じゃないと俺はまた一人で勘違いして落ち込むから…。
「大ちゃんが起きてなくても、ゆいちゃんもちゃんと休むんだよ?」
コウちゃんの言葉に頷けば
「大我は本当に疲れて寝てるだけだから2日ぐらいしたら普通に起きるからな」
心配するなとばかりにヒロさんが言う。自分が大我に対してテンパりすぎてるのわかってるからそう言われるのはしょうがないなって思う。
「ん、大丈夫。大我の傍にいるけど、ちゃんと休むから心配しないでいいよ」
俺が小さく笑えばコウちゃんとヒロさんは俺の頭を撫でて帰って行った。
俺は扉の鍵だけかけて大我の元に戻った。
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