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step1 手を繋ごう
6話
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夜の散歩といえど行先は寮の敷地内しかない。
外出届を出していれば寮の外へ出ることもできるが、急だったので仕方がない。
それでも壬生は夜の散歩に行けるのが嬉しいんだろう。ワクワクとして目を輝かせている。
「ほら見ろ壬生。月がキレイだぞ」
空に見える月があまりにもキレイに輝いてるので壬生に教えてやれば
「うわぁ~、すげぇ~」
同じように見上げて呟く。
青白く輝く月の光に吸い込まれそうなほどだった。
「他に行きたいところはないのか?ここで止まってると時間も無くなるぞ」
月に見とれてる壬生に他に行きたいところがないか聞く。ずっとこのままだと本当に時間が無くなりそうだったからな。
「へっ?あっ…えっと…」
壬生はどうしようか悩んでるようだった。月がキレイで見ていたいが他にも行きたい。そんな感じだろう。
俺は携帯を取り出し時間を確認する。後15分ぐらいか…。
「今日はここで月を見て終わりにして違う日に散歩に行くか、月を諦めて散歩の続きをするか、どっちにするか決めろ」
だから俺は壬生に2つの選択肢を与えた。決めるのは壬生自身だ。俺はそれに付き合ってやるだけ。
「いいのか?」
俺の問いに驚く。
「どっちかに決めないとこのまま帰るぞ」
だから俺はちょっと意地悪して脅してみた。
「えっ、あっ…えっと…今日は月を見る」
壬生は悩んだ末に月を見ることに決めたようだ。
「わかった、ならあそこに行こう」
俺は壬生の手を引きベンチまで来て座った。
「ここなら正面で見れるし、座ってるから足も痛くならないし疲れないだろ」
この寮の敷地には数ヶ所ベンチが置いてあり、休憩をしたり出来るようになっている。
俺は壬生の手を握ったままでいた。壬生の気のすむまでいてやりたいが、寮の門限をちゃんと守らないと次から外出が出来なくなるので注意だ。
お互いに無言でベンチに座って月を眺めていた。時折、壬生の手に力が入ったりゆるんだりしていたが、好きなようにさせておいた。
ゆっくりと静かな時間が過ぎていく。
不意に携帯の振動がタイムリミットを教えてくれる。
「壬生、時間だ戻ろう」
壬生に声をかければ
「うん、ありがとう」
小さく返事をして立ち上がった。
「次に来るときはまた違う場所に行けるといいな」
壬生に告げて歩き出そうとすれば、壬生は黙ったまま俯いてしまう。
「壬生?」
それが気になって声をかければ
「本当は…迷惑じゃないのか?」
下を向いたまま言葉だけが飛んでくる。
「どうした?誰かに何か言われたのか?」
付き合っているという噂がすでに出回ってるというなら、何かをいうヤツらだっていてもおかしくはない。壬生は下を向いたままで首を振る。
「何も言われていなのなら俺を見ろ壬生」
下をむたままで言われても信用できないな。
壬生は頑なに下を向いたまま首を振り上を、俺を見ようとはしない。繋いだ手が微かに触れえている。
俺は何のためらいもなく壬生の手を引き寄せその身体を抱きしめた。
「えっ…ちょ…さ…佐久間…」
壬生が驚いて声を上げる。
「言いたい奴には言わせておけ。俺は迷惑だとは言ってない。周りなど気にしないでいつものお前でいろ」
好奇心旺盛で思ったことはすぐに行動に移す、それが壬生大翔という男だろ。
「いや、それはそれで迷惑なんじゃ…」
壬生は違う意味で迷惑なんじゃないかという。
「まぁ、確かに今までは迷惑だとは思ったが、これからは行動する前に俺に連絡くれるんだったら行先もわかるし大丈夫だ。さて、そろそろ本当に戻ろう」
会長様に門限やぶりはさせれないからな。
俺は抱きしめていた腕を離し代わりにもう一度、手を握り歩き出せば今度は壬生がちゃんとついてくる。
「佐久間は…実は遊び人ってやつなんだな」
壬生はそんなことを言い出す。
「なんでだよ」
なんでそうなるとは思ったが一つだけ思い当たる
「いや、だって平気な顔して抱き締めてくるし…それって誰にでもやってるってことだろ?」
壬生の言葉にやっぱりかと思う。
「そんなんじゃない」
誰にでもやってるわけじゃないが…。それを言ってこいつが納得するかは謎だ。
「そういえば長谷部が経験豊富とか言ってたし…そういうことなんだろ?」
なんだか壬生が膨れてるな…。
「そういうことも含めて壬生は俺と体験したいってことなんだろ」
だから俺は近くの木に壬生を軽く押しつけ、頬を撫でて顔を近づけていく。
「うっ…うわぁぁぁ!!!た…たんま、たんま佐久間!!」
壬生は必死になって俺の身体を押しのける。俺は頬に軽くキスをして
「こういうことも出来るようになればいいな」
もう一度、壬生の手を握り歩き出す。急がないと本当に門限になってしまう。
「やっぱり…佐久間は…プレイボーイとかそういうたぐいの人物なんだな…」
後ろでブツブツという壬生に自然と笑みが浮かぶ。
「だから俺はそこまでいい奴じゃねぇって。ロクでもねぇ奴だぞ」
自分で言うのもなんだがな。最下層にはいないが、最下層の連中よりも悪っちゃ悪だ。あいつらみたいに犯罪行為はしてないだけでな。
「佐久間が不良っていうのは知ってるけど…プレイボーイとは聞いてない」
怒るのそこかよ!
「いや、壬生。プレイボーイは誤解だ。経験豊富かどうかも置いといて、誰でもいいわけじゃねぇよ。俺だってちゃんと相手は選ぶ」
今回のことだって壬生だからいいかと思ったわけだし。
「じゃぁ、なんで俺の相手するんだ?」
そこが気になったのか聞いてくる壬生の手は震えていた。
「壬生だからじゃねぇ?恋愛感情云々はなしにしても壬生といるのは嫌いじゃねぇしな。よし、間に合ったな」
少しだけ握る手に力を込めて自分の部屋まで足早に戻る。
「少しは楽しめたか?」
壬生を壬生の部屋の前まで送り届けて聞いてみればコクリと頷く。
「そうか、ならよかった。じゃぁ、今夜はゆっくり休めよ」
壬生と別れて自分の部屋に入ろうと鍵を開けて扉を開ければ
「あ…」
ギュッと壬生が服を掴んでくる。俺は少しだけ考え
「まずはstep1 手を繋ぐからだ。それ以上はまた今度な」
急いで先に進んでしまえば楽しみはなくなるだろ?
「あ…お休み…」
俺の言葉に少しだけしょんぼりする壬生。その姿に自然と笑みが浮かんでしまう。
しょうがねぇなぁ…
「step2はハグだな。まだ始まったばかりだから手を繋ごうだけどな」
しょんぼりしてる壬生の肩を抱き寄せ次のスッテプへの道筋だけは伝えてやる。
「むーっ。俺で遊んでるだろ」
壬生がぷくりと膨れる。その膨れた頬にキスをして
「恋愛するならこういう経験もしないとな」
言ってやれば
「なっ、なっ、セクハラ!」
なんて言いながら腕から逃げ出した。
「あ~チェリーな会長様には刺激的すぎだったか?」
にやって笑いながらいえば
「今に覚えてろ!ギャフンッて言わせてやるからな!」
等と謎の宣戦布告をされた。面白い奴だ。
「まぁ、頑張れよ。おやすみ」
壬生の頭を撫でてやれば
「おやすみ」
納得したのか自分の部屋に戻っていった。
さて、なんだか色々と誤解されてる部分もあるがなんとかなるか…。
俺と壬生の妙は関係が今始まった。これから先のことなんて誰にもわからないんだ。
今はただ、壬生に付き合ってやるだけ。
あいつが本当の相手を見つけるまでな。
外出届を出していれば寮の外へ出ることもできるが、急だったので仕方がない。
それでも壬生は夜の散歩に行けるのが嬉しいんだろう。ワクワクとして目を輝かせている。
「ほら見ろ壬生。月がキレイだぞ」
空に見える月があまりにもキレイに輝いてるので壬生に教えてやれば
「うわぁ~、すげぇ~」
同じように見上げて呟く。
青白く輝く月の光に吸い込まれそうなほどだった。
「他に行きたいところはないのか?ここで止まってると時間も無くなるぞ」
月に見とれてる壬生に他に行きたいところがないか聞く。ずっとこのままだと本当に時間が無くなりそうだったからな。
「へっ?あっ…えっと…」
壬生はどうしようか悩んでるようだった。月がキレイで見ていたいが他にも行きたい。そんな感じだろう。
俺は携帯を取り出し時間を確認する。後15分ぐらいか…。
「今日はここで月を見て終わりにして違う日に散歩に行くか、月を諦めて散歩の続きをするか、どっちにするか決めろ」
だから俺は壬生に2つの選択肢を与えた。決めるのは壬生自身だ。俺はそれに付き合ってやるだけ。
「いいのか?」
俺の問いに驚く。
「どっちかに決めないとこのまま帰るぞ」
だから俺はちょっと意地悪して脅してみた。
「えっ、あっ…えっと…今日は月を見る」
壬生は悩んだ末に月を見ることに決めたようだ。
「わかった、ならあそこに行こう」
俺は壬生の手を引きベンチまで来て座った。
「ここなら正面で見れるし、座ってるから足も痛くならないし疲れないだろ」
この寮の敷地には数ヶ所ベンチが置いてあり、休憩をしたり出来るようになっている。
俺は壬生の手を握ったままでいた。壬生の気のすむまでいてやりたいが、寮の門限をちゃんと守らないと次から外出が出来なくなるので注意だ。
お互いに無言でベンチに座って月を眺めていた。時折、壬生の手に力が入ったりゆるんだりしていたが、好きなようにさせておいた。
ゆっくりと静かな時間が過ぎていく。
不意に携帯の振動がタイムリミットを教えてくれる。
「壬生、時間だ戻ろう」
壬生に声をかければ
「うん、ありがとう」
小さく返事をして立ち上がった。
「次に来るときはまた違う場所に行けるといいな」
壬生に告げて歩き出そうとすれば、壬生は黙ったまま俯いてしまう。
「壬生?」
それが気になって声をかければ
「本当は…迷惑じゃないのか?」
下を向いたまま言葉だけが飛んでくる。
「どうした?誰かに何か言われたのか?」
付き合っているという噂がすでに出回ってるというなら、何かをいうヤツらだっていてもおかしくはない。壬生は下を向いたままで首を振る。
「何も言われていなのなら俺を見ろ壬生」
下をむたままで言われても信用できないな。
壬生は頑なに下を向いたまま首を振り上を、俺を見ようとはしない。繋いだ手が微かに触れえている。
俺は何のためらいもなく壬生の手を引き寄せその身体を抱きしめた。
「えっ…ちょ…さ…佐久間…」
壬生が驚いて声を上げる。
「言いたい奴には言わせておけ。俺は迷惑だとは言ってない。周りなど気にしないでいつものお前でいろ」
好奇心旺盛で思ったことはすぐに行動に移す、それが壬生大翔という男だろ。
「いや、それはそれで迷惑なんじゃ…」
壬生は違う意味で迷惑なんじゃないかという。
「まぁ、確かに今までは迷惑だとは思ったが、これからは行動する前に俺に連絡くれるんだったら行先もわかるし大丈夫だ。さて、そろそろ本当に戻ろう」
会長様に門限やぶりはさせれないからな。
俺は抱きしめていた腕を離し代わりにもう一度、手を握り歩き出せば今度は壬生がちゃんとついてくる。
「佐久間は…実は遊び人ってやつなんだな」
壬生はそんなことを言い出す。
「なんでだよ」
なんでそうなるとは思ったが一つだけ思い当たる
「いや、だって平気な顔して抱き締めてくるし…それって誰にでもやってるってことだろ?」
壬生の言葉にやっぱりかと思う。
「そんなんじゃない」
誰にでもやってるわけじゃないが…。それを言ってこいつが納得するかは謎だ。
「そういえば長谷部が経験豊富とか言ってたし…そういうことなんだろ?」
なんだか壬生が膨れてるな…。
「そういうことも含めて壬生は俺と体験したいってことなんだろ」
だから俺は近くの木に壬生を軽く押しつけ、頬を撫でて顔を近づけていく。
「うっ…うわぁぁぁ!!!た…たんま、たんま佐久間!!」
壬生は必死になって俺の身体を押しのける。俺は頬に軽くキスをして
「こういうことも出来るようになればいいな」
もう一度、壬生の手を握り歩き出す。急がないと本当に門限になってしまう。
「やっぱり…佐久間は…プレイボーイとかそういうたぐいの人物なんだな…」
後ろでブツブツという壬生に自然と笑みが浮かぶ。
「だから俺はそこまでいい奴じゃねぇって。ロクでもねぇ奴だぞ」
自分で言うのもなんだがな。最下層にはいないが、最下層の連中よりも悪っちゃ悪だ。あいつらみたいに犯罪行為はしてないだけでな。
「佐久間が不良っていうのは知ってるけど…プレイボーイとは聞いてない」
怒るのそこかよ!
「いや、壬生。プレイボーイは誤解だ。経験豊富かどうかも置いといて、誰でもいいわけじゃねぇよ。俺だってちゃんと相手は選ぶ」
今回のことだって壬生だからいいかと思ったわけだし。
「じゃぁ、なんで俺の相手するんだ?」
そこが気になったのか聞いてくる壬生の手は震えていた。
「壬生だからじゃねぇ?恋愛感情云々はなしにしても壬生といるのは嫌いじゃねぇしな。よし、間に合ったな」
少しだけ握る手に力を込めて自分の部屋まで足早に戻る。
「少しは楽しめたか?」
壬生を壬生の部屋の前まで送り届けて聞いてみればコクリと頷く。
「そうか、ならよかった。じゃぁ、今夜はゆっくり休めよ」
壬生と別れて自分の部屋に入ろうと鍵を開けて扉を開ければ
「あ…」
ギュッと壬生が服を掴んでくる。俺は少しだけ考え
「まずはstep1 手を繋ぐからだ。それ以上はまた今度な」
急いで先に進んでしまえば楽しみはなくなるだろ?
「あ…お休み…」
俺の言葉に少しだけしょんぼりする壬生。その姿に自然と笑みが浮かんでしまう。
しょうがねぇなぁ…
「step2はハグだな。まだ始まったばかりだから手を繋ごうだけどな」
しょんぼりしてる壬生の肩を抱き寄せ次のスッテプへの道筋だけは伝えてやる。
「むーっ。俺で遊んでるだろ」
壬生がぷくりと膨れる。その膨れた頬にキスをして
「恋愛するならこういう経験もしないとな」
言ってやれば
「なっ、なっ、セクハラ!」
なんて言いながら腕から逃げ出した。
「あ~チェリーな会長様には刺激的すぎだったか?」
にやって笑いながらいえば
「今に覚えてろ!ギャフンッて言わせてやるからな!」
等と謎の宣戦布告をされた。面白い奴だ。
「まぁ、頑張れよ。おやすみ」
壬生の頭を撫でてやれば
「おやすみ」
納得したのか自分の部屋に戻っていった。
さて、なんだか色々と誤解されてる部分もあるがなんとかなるか…。
俺と壬生の妙は関係が今始まった。これから先のことなんて誰にもわからないんだ。
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