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団長、やり過ぎです *
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まだディアナの肢体がピクピクしている間に、あまりにも感動したイーサンがまた口付けをしている。
「だ、ダメ! もう無理!さっ、触っちゃだめ!」
「馬鹿な、これでやめる男がどこにいる」
今度はもっと深いあたりをその指先が探り出す。
「ああ、ダメーーーーーっ!」
連続でディアナはイキ続けた。初キスをすっ飛ばし、最初の絶頂までの全てをわずかな時間で経験した。
吐息とともに、ディアナがぐったりとする。
「なかなか、お前の声は俺を震え立たせる。お前には口付けをしたい……。いいか?」
「へぅえ?」
ヘロヘロになったディアナにはその声がよく届かなかった。
無言をよしとしたイーサンは、その唇を奪う。
斜めになったメガネ越しに熱い口付けがディアナに齎せる。
実はイーサン、今まで関係になった女には口付けをした事がなかった。
口付けする気にならなかったのだ。
自分でも、最低な男だと思う。
本当なら、こんな行為、あの愛しのディアナだけとしか、したくなかった。
でも、誰も抱かないことを決めたとき、彼の包括しているパワーのコントロールが効かなくなり、あの英雄戦争と呼ばれるもので爆発していまったのだ。
それを知っているのは、あの副団長と王と殿下だけだった。
結果的には万々歳の成果を上げたが、一歩間違えていたら、まさに味方が全滅になるかもしれない大事態。
王子の命令もあって、イーサンには、必ず、息抜きをさせろというのが、あの英雄戦争と呼ばれる後、イーサンに対する指令が下ったのだ。
情けない。
おれは、もう好きな人とは結ばれない。
こんな性癖があるから、死にたいと思った事もあった。
だが、あのディアナをまた見たい、もう一度、彼女と……と思う現世に想いがありすぎるのと、また彼女がいるこの国を守らなければならないという責務感から、この団長という任務を遂行していたのだった。
そして、いつものように生活をし、殿下や副団長が用意してくれる女たちを名前を覚えずに抱き続けたのだ。
正直、そんな女たちも、自分に対しても、もう飽き飽きしており、もうそのような快楽のだけの性行為はやめたいと殿下に申し上げたばかりだった。
もう結婚は諦めるしかない。
そう思いながら、今晩を迎えていた。
だが、今晩、結婚の為に故郷に帰るという部下の騎士を見て、しかも、その彼が『自分の幼馴染とついに結婚するんです』という言葉を聞いたときに、胸をえぐられるような感情がよぎった。
ああ、自分もあのディアナと結婚できたら、なんて素敵なんだろうかと?
去年、社交界にデビューしたばかりの彼女は本当に綺麗だった。
まるで、自分の理想の女神が、降りてきたかのような美しい佇まいに、本当は挨拶をしたかったのに、自分の象徴が思わず、起立してしまったのだ。
こ、こんなときに!!
か、彼女を見ているだけで、高まってしまう自分の息子をしかりたかった。
普段なら、いくら絶倫と言われいる俺でも、冷静な事を考えているだけで、治っていくのに、ダメだった。
彼女の匂いだけを感じるだけで、昂まりが抑えきれない。
こ、こんな変態、彼女には見せられない。
自分は逃げた。
彼女に優しい言葉をかけたかったのだが、己の変態さを彼女に見せつけられなかった。
きっともう俺のことなど覚えていないだろう。
君は俺の天使なんだ。
***
しかし、今、あのディアナを感じさせるようなこの市井からきた女は奇跡だ。
あの副団長のノアが、『今日は取っておきのプレゼントが団長にありますので、俺の部屋にあとで来てください』と言ったのだ。
たしかに、この女は奇跡だ。
もうやみくもにキスをしまくり、彼女の唇が赤く腫れ上がったあと、それを見るとたまらない気持ちになる。
「もういいか?」
もうこれで終わりと言われたと勘違いしたディアナが息も切らしながら答えた。
「はい、もう十分です……」
よし、という言葉と、トラウザーのジッパーを下げる音がした。
「よし、ここに立て…」
デスクにうつ伏せにされて、四つん這いの格好になった。
なにをされるかわからないディアナが『なにを?』と言った瞬間、『き、きついな!』と言いはなつとイーサンの物が、ためらいもなく一気にディアナの花の中に侵入した。
切り裂くような痛さでディアナが悲鳴をあげる。
自分の体の中に、異物が入ってくるのだ。
先ほどの指とは考えられないくらいの違いがある。
だが、イーサンはそんなディアナの様子を気にせるほど、自分が保てていなかった。
自分が人生において、何人もの女を抱いてきたのに、今までに感じた事のない快感が襲い、感動のあまり、体が震えだしていた。
もう今の彼を止めるものは、命の覚悟が必要なほど、彼は自分の行為に没頭した。
まずはゆっくりとその挿入を深める。
「なんて、狭くて、熱いんだ!」
「あああ、はあ、んっ、ああぅ」
「き、きつい!」
「ひぃ、ああ、いやーーー!」
先ほどの強烈な痛みもだんだんと薄れ、その後に、慣れない快感がディアナを襲う。
イーサンはあまりにも予想だにしない快感に包まれて、その腰の動きが止まらなかった。
自分の今までのディアナに向けて溜められていた全ての欲望が、この古ぼけた衣装を着た茶色の髪の毛の女に吸い取られていく。
自分自身を挿し入れていけばいくほど、この全く知らない女性が受け止めてくれるのだ。
もう無我夢中で、彼女を犯した。
こんなに早く達したことなんて、今までなかったなのに、その白い飛沫をその不思議な女の中にぶちまけた。
もう、ディアナは立てなかった。
「だ、ダメ! もう無理!さっ、触っちゃだめ!」
「馬鹿な、これでやめる男がどこにいる」
今度はもっと深いあたりをその指先が探り出す。
「ああ、ダメーーーーーっ!」
連続でディアナはイキ続けた。初キスをすっ飛ばし、最初の絶頂までの全てをわずかな時間で経験した。
吐息とともに、ディアナがぐったりとする。
「なかなか、お前の声は俺を震え立たせる。お前には口付けをしたい……。いいか?」
「へぅえ?」
ヘロヘロになったディアナにはその声がよく届かなかった。
無言をよしとしたイーサンは、その唇を奪う。
斜めになったメガネ越しに熱い口付けがディアナに齎せる。
実はイーサン、今まで関係になった女には口付けをした事がなかった。
口付けする気にならなかったのだ。
自分でも、最低な男だと思う。
本当なら、こんな行為、あの愛しのディアナだけとしか、したくなかった。
でも、誰も抱かないことを決めたとき、彼の包括しているパワーのコントロールが効かなくなり、あの英雄戦争と呼ばれるもので爆発していまったのだ。
それを知っているのは、あの副団長と王と殿下だけだった。
結果的には万々歳の成果を上げたが、一歩間違えていたら、まさに味方が全滅になるかもしれない大事態。
王子の命令もあって、イーサンには、必ず、息抜きをさせろというのが、あの英雄戦争と呼ばれる後、イーサンに対する指令が下ったのだ。
情けない。
おれは、もう好きな人とは結ばれない。
こんな性癖があるから、死にたいと思った事もあった。
だが、あのディアナをまた見たい、もう一度、彼女と……と思う現世に想いがありすぎるのと、また彼女がいるこの国を守らなければならないという責務感から、この団長という任務を遂行していたのだった。
そして、いつものように生活をし、殿下や副団長が用意してくれる女たちを名前を覚えずに抱き続けたのだ。
正直、そんな女たちも、自分に対しても、もう飽き飽きしており、もうそのような快楽のだけの性行為はやめたいと殿下に申し上げたばかりだった。
もう結婚は諦めるしかない。
そう思いながら、今晩を迎えていた。
だが、今晩、結婚の為に故郷に帰るという部下の騎士を見て、しかも、その彼が『自分の幼馴染とついに結婚するんです』という言葉を聞いたときに、胸をえぐられるような感情がよぎった。
ああ、自分もあのディアナと結婚できたら、なんて素敵なんだろうかと?
去年、社交界にデビューしたばかりの彼女は本当に綺麗だった。
まるで、自分の理想の女神が、降りてきたかのような美しい佇まいに、本当は挨拶をしたかったのに、自分の象徴が思わず、起立してしまったのだ。
こ、こんなときに!!
か、彼女を見ているだけで、高まってしまう自分の息子をしかりたかった。
普段なら、いくら絶倫と言われいる俺でも、冷静な事を考えているだけで、治っていくのに、ダメだった。
彼女の匂いだけを感じるだけで、昂まりが抑えきれない。
こ、こんな変態、彼女には見せられない。
自分は逃げた。
彼女に優しい言葉をかけたかったのだが、己の変態さを彼女に見せつけられなかった。
きっともう俺のことなど覚えていないだろう。
君は俺の天使なんだ。
***
しかし、今、あのディアナを感じさせるようなこの市井からきた女は奇跡だ。
あの副団長のノアが、『今日は取っておきのプレゼントが団長にありますので、俺の部屋にあとで来てください』と言ったのだ。
たしかに、この女は奇跡だ。
もうやみくもにキスをしまくり、彼女の唇が赤く腫れ上がったあと、それを見るとたまらない気持ちになる。
「もういいか?」
もうこれで終わりと言われたと勘違いしたディアナが息も切らしながら答えた。
「はい、もう十分です……」
よし、という言葉と、トラウザーのジッパーを下げる音がした。
「よし、ここに立て…」
デスクにうつ伏せにされて、四つん這いの格好になった。
なにをされるかわからないディアナが『なにを?』と言った瞬間、『き、きついな!』と言いはなつとイーサンの物が、ためらいもなく一気にディアナの花の中に侵入した。
切り裂くような痛さでディアナが悲鳴をあげる。
自分の体の中に、異物が入ってくるのだ。
先ほどの指とは考えられないくらいの違いがある。
だが、イーサンはそんなディアナの様子を気にせるほど、自分が保てていなかった。
自分が人生において、何人もの女を抱いてきたのに、今までに感じた事のない快感が襲い、感動のあまり、体が震えだしていた。
もう今の彼を止めるものは、命の覚悟が必要なほど、彼は自分の行為に没頭した。
まずはゆっくりとその挿入を深める。
「なんて、狭くて、熱いんだ!」
「あああ、はあ、んっ、ああぅ」
「き、きつい!」
「ひぃ、ああ、いやーーー!」
先ほどの強烈な痛みもだんだんと薄れ、その後に、慣れない快感がディアナを襲う。
イーサンはあまりにも予想だにしない快感に包まれて、その腰の動きが止まらなかった。
自分の今までのディアナに向けて溜められていた全ての欲望が、この古ぼけた衣装を着た茶色の髪の毛の女に吸い取られていく。
自分自身を挿し入れていけばいくほど、この全く知らない女性が受け止めてくれるのだ。
もう無我夢中で、彼女を犯した。
こんなに早く達したことなんて、今までなかったなのに、その白い飛沫をその不思議な女の中にぶちまけた。
もう、ディアナは立てなかった。
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