52 / 76
お付き合い編 忍 技を教える(完全にR18)その一
しおりを挟む
カナの部屋にて
寝台の上に横になって本を読んでいるカナが振り返る。
「え、忍、なに出張?」
1日の汗を流すための湯浴みを終えて、半タオルを髪の毛に巻き、バスローブをつけたフェロモンが漂う忍が答える。
「そうなの。カナちゃん。ぼくね、ちょっとマルトの方に、師匠に頼まれごとがあって出張するの」
「そうなんだ。たいへんだね。でも、忍も偉いじゃん。きちんと仕事してんだね」
「ふふ。そうだよ。この国のこともあっちの国のことも、カナのために頑張っているよ」
「もう、私のためだなんて……」
いきなり寝台の上に忍が上がってくる。
ローブの間からただならぬ色気が見え隠れする。
「カナちゃん。ぼく、しばらくカナちゃんに会えないから……今日は……甘えていい?」
「!!(赤面)……ちょっとだけなら……」
「やった~! ありがとう。カナ」
言ったと同時に唇を奪われた。
身体がしっかりと忍に抱かれた。
ソープの匂いとコロンの香りが彼の体全体からする。
本は手元からすり落ちた。
はらりと、髪の毛に巻いていたタオルがほどけ、しなやかで美しい白銀の髪が滴り落ちる。
「あ、やっぱりすごいね。その髪の毛。本物じゃないみたい」
「だめ? カナ好きじゃない?」
「ふふふ。意外と好きだよ。前にも言ったじゃん。ファンタジーだよ」
「ああ、カナ。好きだよ……」
いきなり男声の低温で耳元を責められる。
「だめだって。忍。ずるいっ。そこ……よわぁいの……」
あっと思ううちに耳を甘噛みされ、首筋をつーっと舐められる。
甘い吐息が思わず口から漏れてしまう。
どんどんと男の力に押されていき、知らない間に忍の舌が私の体のあちこちにキスを落とす。
あっ痛いっと思っていると、忍がキスをしながら皮膚を吸い込んでいるのがわかった。
「な!なにしてんの。忍。ちょっと!」
「ごめんね。しばらく会えないから、マーキング」
あれよ、あれよといううちに、夜着を全部、脱がされ、身体中にキスをされる。
「ああ、カナ。綺麗だよ。大好き」
「あ、やだ。なんか恥ずかしい…」
案の定、足を全開に広げられ、自分の陰部に直接顔を埋められた。
「うーん、おいしそう。この前はケヴィンに食べられちゃったね」
と、言いながら、生柔らかな感触が自分の敏感な部分を刺激する。
「はぁー、ああ、、そんなこと、言わないで」
興奮と恥辱と快感が入り混じり、自分の間が濡れてくるのがわかる。
「いいんだよ。カナ。恥ずかしがらないで。ぼくはいいよ。カナがケヴィンに惹かれても。ぼくは、ぼくのやり方で君を愛す。でも、今だけ、カナはぼくのものだ」
はぁーと、自分の口から快感の声が漏れてしまう。
忍がそのイヤラシイ舌と指で一気に私を責めてきた。
どんどんと自分の欲望が溢れてくるとともに蜜がもれてしまう。
しかも、それを全部彼に吸われてしまう。
ああ、なんてエッチなんだろう。
こんなに忍やら、ケヴィンなどから追い求められて、それに応じてしまう自分が怖くなる。
なんて痴女。
なんてひどいやつ。
その気持ちが体の反応に現れてしまったのだろうか、すぐに忍が聞いてくる。
「カナ。もしかして……恥じている? ケヴィンとか、ヴァンとか、フェリスのこと?」
私への愛撫をやめないで彼が悲しそうにこちらを見る。
「ア……アぁぁぁぁ……だって、こんないやらしいこと…ふつう、みんな一緒にしないよ」
快感と一緒に混じって、わずかな理性が声を出す。
「カナ。いいんだよ。これで……みんなから愛されるべきなんだよ。カナは。それに、ここではそれが君には必要かもしれない……」
それと同時に忍はもっと激しく私を攻め立てる。
「ああああ……いやーーーーあああ、ひぃ……」
カナが抑えられない衝動を感じ、体ごと弓なりに振動させ、快感を全身で発散させる。
「カナ。ぼくに君のイク顔を見せて……」
抗えない快感の電流が膣から頭へそして足先へと駆け抜ける。
口元からは吐息か嬌声しか出てこない。
ひくひくと下部から流れ出る愛液と快感に体を解放させる。
そして、また忍に力強く抱きしめられた。彼の匂いとフェロモンが私をまた酔わせる。
顎を上にくいっとあげさせられ、また甘いキスをされ続けた。
彼からの唾液が唇と混じって口に注がれていく。
「ああ、カナ。いやらしくてなんて可愛い」
快感の余韻の真っ只中、言われた事にちょっとムッとする。
「いやらしくて……かわいいって、なんか変」
「いいの。いいの。気持ち、よかったでしょ?」
「……うん」
赤面しながら考える。
いつも何回も気持ち良くしてもらって、忍には何もしてなかった。
あのスプラッシュ事件以来だって、悪女って言われちゃったし……。
「忍はいいの? 気持ち、良くならなくって?」
「……カナ。ぼくを煽っている? 一応、俺の理性を試している?」
「ええ?」
「一応、カナちゃんの純潔は、まだ奪わないって決めたんだよ。カナの心が決まるまで」
「しのぶ……」
「それに、カナちゃん、決めたんでしょ。最初の人。ヴァンって言ってたし……」
ちょっと珍しくムクれ顏の忍が、ちょっと悲しそうな顔をしながら視線を外す。
「う……うん。そうだね……」
そうだ。
決めたんだ。
穴を開けていただく、打たれ強い方を……。
「……わかりました。お兄ちゃんの方針が決まりました」
「え、なに? 方針って」
「たぶん、男慣れしていないカナちゃんが、たくさんの猛獣系旦那さんから身を守る術を教えます」
「え! なにそれ! 術!? 魔術? それとも忍術?」
あやしいお兄さんの性教育がまた始まっちゃいました……。
寝台の上に横になって本を読んでいるカナが振り返る。
「え、忍、なに出張?」
1日の汗を流すための湯浴みを終えて、半タオルを髪の毛に巻き、バスローブをつけたフェロモンが漂う忍が答える。
「そうなの。カナちゃん。ぼくね、ちょっとマルトの方に、師匠に頼まれごとがあって出張するの」
「そうなんだ。たいへんだね。でも、忍も偉いじゃん。きちんと仕事してんだね」
「ふふ。そうだよ。この国のこともあっちの国のことも、カナのために頑張っているよ」
「もう、私のためだなんて……」
いきなり寝台の上に忍が上がってくる。
ローブの間からただならぬ色気が見え隠れする。
「カナちゃん。ぼく、しばらくカナちゃんに会えないから……今日は……甘えていい?」
「!!(赤面)……ちょっとだけなら……」
「やった~! ありがとう。カナ」
言ったと同時に唇を奪われた。
身体がしっかりと忍に抱かれた。
ソープの匂いとコロンの香りが彼の体全体からする。
本は手元からすり落ちた。
はらりと、髪の毛に巻いていたタオルがほどけ、しなやかで美しい白銀の髪が滴り落ちる。
「あ、やっぱりすごいね。その髪の毛。本物じゃないみたい」
「だめ? カナ好きじゃない?」
「ふふふ。意外と好きだよ。前にも言ったじゃん。ファンタジーだよ」
「ああ、カナ。好きだよ……」
いきなり男声の低温で耳元を責められる。
「だめだって。忍。ずるいっ。そこ……よわぁいの……」
あっと思ううちに耳を甘噛みされ、首筋をつーっと舐められる。
甘い吐息が思わず口から漏れてしまう。
どんどんと男の力に押されていき、知らない間に忍の舌が私の体のあちこちにキスを落とす。
あっ痛いっと思っていると、忍がキスをしながら皮膚を吸い込んでいるのがわかった。
「な!なにしてんの。忍。ちょっと!」
「ごめんね。しばらく会えないから、マーキング」
あれよ、あれよといううちに、夜着を全部、脱がされ、身体中にキスをされる。
「ああ、カナ。綺麗だよ。大好き」
「あ、やだ。なんか恥ずかしい…」
案の定、足を全開に広げられ、自分の陰部に直接顔を埋められた。
「うーん、おいしそう。この前はケヴィンに食べられちゃったね」
と、言いながら、生柔らかな感触が自分の敏感な部分を刺激する。
「はぁー、ああ、、そんなこと、言わないで」
興奮と恥辱と快感が入り混じり、自分の間が濡れてくるのがわかる。
「いいんだよ。カナ。恥ずかしがらないで。ぼくはいいよ。カナがケヴィンに惹かれても。ぼくは、ぼくのやり方で君を愛す。でも、今だけ、カナはぼくのものだ」
はぁーと、自分の口から快感の声が漏れてしまう。
忍がそのイヤラシイ舌と指で一気に私を責めてきた。
どんどんと自分の欲望が溢れてくるとともに蜜がもれてしまう。
しかも、それを全部彼に吸われてしまう。
ああ、なんてエッチなんだろう。
こんなに忍やら、ケヴィンなどから追い求められて、それに応じてしまう自分が怖くなる。
なんて痴女。
なんてひどいやつ。
その気持ちが体の反応に現れてしまったのだろうか、すぐに忍が聞いてくる。
「カナ。もしかして……恥じている? ケヴィンとか、ヴァンとか、フェリスのこと?」
私への愛撫をやめないで彼が悲しそうにこちらを見る。
「ア……アぁぁぁぁ……だって、こんないやらしいこと…ふつう、みんな一緒にしないよ」
快感と一緒に混じって、わずかな理性が声を出す。
「カナ。いいんだよ。これで……みんなから愛されるべきなんだよ。カナは。それに、ここではそれが君には必要かもしれない……」
それと同時に忍はもっと激しく私を攻め立てる。
「ああああ……いやーーーーあああ、ひぃ……」
カナが抑えられない衝動を感じ、体ごと弓なりに振動させ、快感を全身で発散させる。
「カナ。ぼくに君のイク顔を見せて……」
抗えない快感の電流が膣から頭へそして足先へと駆け抜ける。
口元からは吐息か嬌声しか出てこない。
ひくひくと下部から流れ出る愛液と快感に体を解放させる。
そして、また忍に力強く抱きしめられた。彼の匂いとフェロモンが私をまた酔わせる。
顎を上にくいっとあげさせられ、また甘いキスをされ続けた。
彼からの唾液が唇と混じって口に注がれていく。
「ああ、カナ。いやらしくてなんて可愛い」
快感の余韻の真っ只中、言われた事にちょっとムッとする。
「いやらしくて……かわいいって、なんか変」
「いいの。いいの。気持ち、よかったでしょ?」
「……うん」
赤面しながら考える。
いつも何回も気持ち良くしてもらって、忍には何もしてなかった。
あのスプラッシュ事件以来だって、悪女って言われちゃったし……。
「忍はいいの? 気持ち、良くならなくって?」
「……カナ。ぼくを煽っている? 一応、俺の理性を試している?」
「ええ?」
「一応、カナちゃんの純潔は、まだ奪わないって決めたんだよ。カナの心が決まるまで」
「しのぶ……」
「それに、カナちゃん、決めたんでしょ。最初の人。ヴァンって言ってたし……」
ちょっと珍しくムクれ顏の忍が、ちょっと悲しそうな顔をしながら視線を外す。
「う……うん。そうだね……」
そうだ。
決めたんだ。
穴を開けていただく、打たれ強い方を……。
「……わかりました。お兄ちゃんの方針が決まりました」
「え、なに? 方針って」
「たぶん、男慣れしていないカナちゃんが、たくさんの猛獣系旦那さんから身を守る術を教えます」
「え! なにそれ! 術!? 魔術? それとも忍術?」
あやしいお兄さんの性教育がまた始まっちゃいました……。
0
お気に入りに追加
1,097
あなたにおすすめの小説
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
目が覚めたら男女比がおかしくなっていた
いつき
恋愛
主人公である宮坂葵は、ある日階段から落ちて暫く昏睡状態になってしまう。
一週間後、葵が目を覚ますとそこは男女比が約50:1の世界に!?自分の父も何故かイケメンになっていて、不安の中高校へ進学するも、わがままな女性だらけのこの世界では葵のような優しい女性は珍しく、沢山のイケメン達から迫られる事に!?
「私はただ普通の高校生活を送りたいんです!!」
#####
r15は保険です。
2024年12月12日
私生活に余裕が出たため、投稿再開します。
それにあたって一部を再編集します。
設定や話の流れに変更はありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる