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お付き合い編 ケヴィン スイートルームで頑張る!R-18
しおりを挟むはい、さっきここの絶対スイートルームに入りましたよ。
記憶にございます。だって、スイートルームの名前自体が、ロイヤルスイート・プリンス・マグノリアだし。
え、たしかフェリスのミドルネーム、マグノリアじゃない?っと思っていたのもつかの間。
いま、天蓋付きの大きなゴージャスなベットの上に、完全にケヴィンに押し倒されている。
「ああ……カナ。本当に、いいのでしょうか。わたしとデートを……」
ベットに仰向けなりながら、上を見上げると、そこには明らかに先ほど馬車で見た欲情を表した男の美しい顔がある。
「えええ、デートだよね。そういうつもりなんだけど。(なぜか押し倒されて、違う方向にいっているぞ)」
「!!!」
あっという言葉も出やしない。
彼の口つけの猛攻撃を受ける。
先ほどの車内で起きたキスなんて序の口だった。今のこのキスは………何かこれをしなければ、死んでしまいそうな、それこそ吸血鬼みたいな圧倒的熱量のキスだ。
知らない間にどんどん服を脱がされていく。
このドレス。軽装用のドレスだか、それこそ現代の洋服に比べるとかなり難しい。
脱がせるときには、前の編み紐を解く必要がある。
胸は相変わらず、ちょっと布を引っ張ってしまえば、ポロンとでてしまうので、すでにやつの唇と舌の中で遊ばれていた。
彼の首筋にうっすら汗がにじむ。
それでさえ、色っぽく美しいのは、なぜなんだろう思っていると、案の定、手先の器用なこの美形は、するすると自分の編みを紐解いてしまった。
あっと気づくとその紐の先を口にくわえている。
ひゃーーーー視覚殺し。
自分が本当にこの美形の欲情を引き出しているのか現実感がない。
完全に上半身のドレスは引き下ろされた。
胸周りがすーすーとするが、いまそんなことを心配している場合ではなかった。
物事がどんどんと進んでいく。
あっという間もないくらいだ。
「カナ。腰を上げて」
甘い声で囁かれる。
無抵抗のわたしは言われるままだ。
彼の腕がぐっとドレスと引っ張ったとともに、さっと勢いよくドレスが抜き取られる。
目の前のケヴィンが固まっている。
まるで忍が時を止めたような感じだ。
遅かった。
思い出しました!
今日!
ノーパンなんです。
丸見えです。言い訳させてください。
あのふんわり下着、ドロワーズってやつ。嫌いなんです。ごわごわして……なんか不快なんです。
まあ時々、履かないんですよ。長~いドレスきてるし・・まあ月の物ときははきますけど、あ、やっぱり、ケヴィン。固まっている。ごめん。失望したよね。こんなガサツな女。なにか地響きがした?ケヴィンが真っ赤になっている!!
えええ、どうしよう。隠した方がいいよね。
思いっきり自分の両手で股を隠す。はっと我に返ったゲヴィンがわたしを抱きしめる。
そして、そっと裸のわたしの体を起こし、自分の腕の中にしまう。
「カナ。正直にいいます」
——はいはい、幻滅したんでしょう……。こんなガサツな女……。
「わたしは……」
———あきれたっていうのかな。
「わたしは童貞なんだ」
「!!!!!!!!!!!!ど、う、て、い?」
そこには多分人生でこれほど赤くなったことがないと思われるぐらい、恥ずかしそうな美青年がカナの顔を見つめていた。
いきなり、ここでDK宣言にカナは驚きを隠せない。
「だから、経験豊富なカナを満足させるだけの技量があるかどうか、わからないんです」
「……」
「でも、君を本当に愛している。カナ。ごめん。私の最初の人になってくれませんか?」
こんな麗しの美形に、うるうるした目で、最初をもらってなんていわれる女の子は、この世に存在するのだろうか。自分の胸がきゅーと痛くなると同時に熱くなる。
ケヴィンは震えながら、私の頬を支え、キスを落とす。
ああ、まるで愛の誓いのキスみたい。
自分の答えがもう出ているかのように、カナもケヴィンの舌に応えてしまう。
あああ、なんか素敵になってきた。
わたしもなんだか震えてしまう。
口付けをしながら、器用にケヴィンは自分の燕尾服を脱ぎ始めた。
ああ、ボウタイを抜き取る仕草。
こころの写メでうつす。
あああ、もったいない。
ジャケットをベットの脇に脱ぎ捨てる。
その次には中のベストを剥ぎ取り、つぎにシャツのボタンを一個一個を外していく。
いやーーーーー、超素敵。
いやが応にも反応してしまう私。
「ああ、カナはこういうの。確か、好きでしたね」
ひえ……やめて、その目線。
あなた童貞ですよね。
まあ、わたしも、いえ……ちょっと待って!! 私もまだ処女じゃん!!
なぜかケヴィンはわたしを経験豊富者だと思っている。
耳元やら胸元にたくさんの口づけをしながら、今度の展開を想像する。
展開は私の予想を遥かに超えている。
ケヴィンは悩ましげな視線を私に送ると、わたしをキスしながら、胸をまさぐり、もう片手をわたしの秘所に落としてきた。後ろから中腰の状態で抱かれ、すべての体のコントールがケヴィンに任されていた。
「ああああ、カナ。もう濡れているよ」
その細い長い指がわたしの蜜壺の周りを舐めるように触りだす。
そして、その液体がついた指を自分でぺろっとなめた。
「!!!!」
「あああ、カナの味だ。美味しい……」
加速するように、キスと胸の頂の攻撃は進み、ついにそのいやらしい指はカナの女性の芯を捉える。
ビクッと体が反応する。
耳元で低音でささやかれながら、ゆっくりとクリトリスの刺激を始めるケヴィン。
腰から崩れ落ちそうな快感が襲う。
ヒクヒクする膣が止まらない。
「ああああ……いやあーーーー、だめ」
指の刺激は止まらない。
それよりももっとねっとりと刺激的に彼の指は動く。
「本当? ダメなの。やめたほうがいい??」
いきなり、指を一本、愛液で溢れてきている膣に入れてきた。
「あああ……そんなこと……言わないで、はぁぁ……」
「膣はもうドロドロだよ」
無言のまま、耳元でキスをしながら、しかも、まだ乳首をもう一つの手で刺激しながら、淫乱な指は挿入を繰り返す。
「カナのここは、欲しいって言っているよ」
ズボズボと指を挿れられる。
そのうち、指は膣の中のお腹側の一点を探り当てる。
だめと言っているのに、ケヴィンはまったくその言葉とは反対の行動をする。
次には耳の中に舌を入れ、舐め回す。
それと同時にさきほど、カナが敏感な部分をもっと、ねちっこく遊び始めた。
——あああ、やっぱりこの人ゲームではSだったよ。そうだよ。セックスの時が人格がかわっちゃうの?
そんなことをぼんやり考えていたのがいけなかった。
「カナ。何考えている?」
一気にその敏感な膣内を刺激され、わたしの躰は悲鳴を上げる。
ケヴィンの甘く優しい刺激は止まらない。ある一点に絞り、指の動きを集中させる。
とまらない快感。
溜まっていく高まり。
なにかに追い詰められていく。
昇りつめていく刺激が膣内を揺さぶる。
見つめる色気たっぷりのケヴィン。
あああーーーーー、でちゃっうう、でちゃっっう!
びちゃびちゃびちゃ。
思わぬ快感と刺激で、おしっこのような液体が見事に溢れ出した。
赤面するカナ。
「いやーーーーん、おもらしみたい。でも、ちがうの。ちがうの……あああ」
潮吹きがなんなのかよくわかっていないカナは、ただ、『ちがうのっ』と悶えるだけ。
それにより男の欲望は高まった。
微かに男はいやらしく微笑んだ。
指を一気に三本入れられる。
それまで、鈍痛に近い快感を得ていた膣は喜びの声を上げる。
カナは自分がかなり淫乱になってしまったと感じた。
あああ。 ケヴィンの手が、、わたしを犯している。
なんて快感……。
痺れてしまう……。
手だけなのに、パンパンと音がする。
じゅぼじゅぼと溢れる愛液。
痺れる快感。
悲壮なくらいの色気を漂わせ、見つめてくる。
ああ、ほんとうにこの人童貞なの?ありえなくない。
激しく襲う快感と刺激に体が悶絶していた。
指の挿入は止まらない。
ケヴィンが胸を弄っていた手を今度はクリトリスの刺激に当てる。
男から低い吐息が漏れる。
「カナ……もっと君を乱れさせたい」
男は僅かだが、首筋に汗をかいていた。
クリトリスへの刺激と膣内への指の挿入が激しくなる。
あああ、だめ、それ……またいっちゃうの。それ、されるとわたし。ああああ……。
「イって……カナ!!」
腰に溜まっていた熱と快感が一気に体を駆け巡る。
「ああーーーーーーーーー、だめーーーーーーー、いっちゃううううぅ」
快感によって弓なりになるカナをケヴィンが抑え込む。
体が引きつり、膣が喜びのため、ヒクヒクと唸る。
それと同時にまたケヴィンにぎゅっと抱きしめられ、もうイッているのに、さらにズボズボと指を挿入される。
「あああ……だめ、も、う、敏感なんだから、いやーーーー!!!」
いやらしく乳首をペロリと舐める。そして、恍惚な表情でナカに微笑んだ。
「はあ、幸せだ。こんな幸福感、知らなかった」
ケヴィンはうっとりしながら、言い、また思いっきり抱きしめられる。
そして、余韻に浸っている間に、上半身裸のケヴィンが下のトラウザーズを脱ぎ出した。
そう。きたか。
いろいろ性教育を受けてきたカナは思う。
もうタジロガナイぞ!
そう思った。
でも………でも……。
やっぱりダジログゾ。
「いい?」ときいてくるケヴィン。
そんな捨てられる子犬のような目で見ないで!! と思う。
ダメって言えないじゃん。
どうしよう。
処女なんだよ、私……。
あんなに忍にエロエロのグチョグチョの変態行為しているのに……あのエロ大魔王……最後の一線は、超えないんだから……。
その時、ちょっと自分の胸がちくっとした。
瞬間だった。
たぶんその宿舎の東館、もしかして西館も含む全体が轟音と地響きに包まれた。
「ふ、やっぱり。早いな」
ケヴィンは残念そうに微笑んだ。
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