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第5章 ver.1.2
戦後処理
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スマホをチートスキルで作りだしたリーペ様が、スマホの初期設定をしたりダンジョンを作ろう!をダウンロードしはじめたので、リーペ様の事は放置して僕は自分の仕事に戻る事にした。
「壁の採掘完了しました。20階から出ましょう」
僕達がリーペ様達の事でバタバタしていたのに月読さんは採掘をしていたらしい。さすがは月読さんだ。
僕達はダンジョン奥にあらわれた階段を降りると獲得アイテムなどの報告画面になった。
20階クリアー!
獲得アイテム
《激レア》神気結晶
《激レア》ウラン5
《プチレア》鋼鉄5
《レア》金2
ダンジョン作成プレイヤー
邪神さん
邪神さんのダンジョンをお気に入りしますか?
《Yes・No》
採掘で出たアイテムは鋼鉄と金か、海に壁があるとかおかしいけどまぁ気にしないとこう。それより、ウランって放射性物質で核爆弾とか原子炉とかで使ってる重金属だよな?僕はこんなアイテム作った記憶ないんだけど、邪神がリーペ様をボスにした影響かな?
あと、問題は神気結晶だ。
これは邪神がリーペ様達をゲーム内に閉じ込めるのに使った神気のカケラで、1個位では問題ないけど、何個も集めると集めたプレイヤーの意思でゲームシステムが改変されてしまう可能性があって、勝手にゲームシステムを変えられたら運営として凄く困る。
「月読さん、神気結晶の回収率はどの位になってますか?」
「今、ボス戦に参加した800人全員に配布されてしまっていますのでこんかいの分の回収はまだ先ですが。前回の分は99%回収完了しています」
プレイヤーが神気結晶を集めない様にショップで高額買取りして処分している。
ほとんどのプレイヤーは大儲けだと喜んで手放しているが、何故か四天王ッ娘の4人を含む少数のプレイヤーが手放さないのだ。やたら高い買取り価格に、このアイテムは何かあると感づいたのかもしれない。四天王ッ娘は連絡とれるからいいけど、他に集めているプレイヤーをどうするかちょっと対策をしないといけないかもしれないな。
「ニャーーーーッ!!」
急にリーペ様が叫んだ。
「うわっ!どうしたんですか!?」
「うにゃ……うにゃぁ~~」
僕がたずねると涙ぐんでボロボロと涙を流しはじめた。
「ゲームはじめたら1階しか行けないニャ~……」
あー、王様の行った21階に行きたかったのか。
「ゲームをはじめていきなり21階はいけないですよ、少しずつ装備を強化して進んでいかないと」
「いやニャー!ミスターリョーに会いたいニャー!」
説明してあげたらリーペ様が騒ぎ始めた。困ったものだ。
「僕が王様に会えたら、リーペ様に会うように言っておきますので安心してください。それより子供のハナちゃんが宮殿で待ってますよ?会いに行ってあげてください」
リーペ様がゲームに閉じ込められて3カ月以上経っている。その間ずっとハナちゃんは母親に会えずにいたのだ。すぐにでも帰ってあげないとかわいそうだ。
「ハナ……ッ!帰るニャ!」
ハナちゃんの事を思い出したリーペ様は走ってオフィスから出ていこうとした。
「リーペ様!お願いがあります!ハナちゃん達に会ったら神気結晶を手放す様に言ってください!あともし大丈夫だったらですが、人手が欲しいのでリーペ様の部下を何人か貸してください!」
「オーケーだニャ!」
元気に返事をすると走り去っていった。
これで、四天王ッ娘の神気結晶の件はクリア。天照ソフトのスタッフの増員もできる。そろそろ3人では運営しきれない状態になってきていたからね。
グオォォォォン!!
窓の外を見ると、リーペ様が空飛ぶ駆逐艦を造り出して超音速で飛んでいった。チートスキル便利すぎる。
「壁の採掘完了しました。20階から出ましょう」
僕達がリーペ様達の事でバタバタしていたのに月読さんは採掘をしていたらしい。さすがは月読さんだ。
僕達はダンジョン奥にあらわれた階段を降りると獲得アイテムなどの報告画面になった。
20階クリアー!
獲得アイテム
《激レア》神気結晶
《激レア》ウラン5
《プチレア》鋼鉄5
《レア》金2
ダンジョン作成プレイヤー
邪神さん
邪神さんのダンジョンをお気に入りしますか?
《Yes・No》
採掘で出たアイテムは鋼鉄と金か、海に壁があるとかおかしいけどまぁ気にしないとこう。それより、ウランって放射性物質で核爆弾とか原子炉とかで使ってる重金属だよな?僕はこんなアイテム作った記憶ないんだけど、邪神がリーペ様をボスにした影響かな?
あと、問題は神気結晶だ。
これは邪神がリーペ様達をゲーム内に閉じ込めるのに使った神気のカケラで、1個位では問題ないけど、何個も集めると集めたプレイヤーの意思でゲームシステムが改変されてしまう可能性があって、勝手にゲームシステムを変えられたら運営として凄く困る。
「月読さん、神気結晶の回収率はどの位になってますか?」
「今、ボス戦に参加した800人全員に配布されてしまっていますのでこんかいの分の回収はまだ先ですが。前回の分は99%回収完了しています」
プレイヤーが神気結晶を集めない様にショップで高額買取りして処分している。
ほとんどのプレイヤーは大儲けだと喜んで手放しているが、何故か四天王ッ娘の4人を含む少数のプレイヤーが手放さないのだ。やたら高い買取り価格に、このアイテムは何かあると感づいたのかもしれない。四天王ッ娘は連絡とれるからいいけど、他に集めているプレイヤーをどうするかちょっと対策をしないといけないかもしれないな。
「ニャーーーーッ!!」
急にリーペ様が叫んだ。
「うわっ!どうしたんですか!?」
「うにゃ……うにゃぁ~~」
僕がたずねると涙ぐんでボロボロと涙を流しはじめた。
「ゲームはじめたら1階しか行けないニャ~……」
あー、王様の行った21階に行きたかったのか。
「ゲームをはじめていきなり21階はいけないですよ、少しずつ装備を強化して進んでいかないと」
「いやニャー!ミスターリョーに会いたいニャー!」
説明してあげたらリーペ様が騒ぎ始めた。困ったものだ。
「僕が王様に会えたら、リーペ様に会うように言っておきますので安心してください。それより子供のハナちゃんが宮殿で待ってますよ?会いに行ってあげてください」
リーペ様がゲームに閉じ込められて3カ月以上経っている。その間ずっとハナちゃんは母親に会えずにいたのだ。すぐにでも帰ってあげないとかわいそうだ。
「ハナ……ッ!帰るニャ!」
ハナちゃんの事を思い出したリーペ様は走ってオフィスから出ていこうとした。
「リーペ様!お願いがあります!ハナちゃん達に会ったら神気結晶を手放す様に言ってください!あともし大丈夫だったらですが、人手が欲しいのでリーペ様の部下を何人か貸してください!」
「オーケーだニャ!」
元気に返事をすると走り去っていった。
これで、四天王ッ娘の神気結晶の件はクリア。天照ソフトのスタッフの増員もできる。そろそろ3人では運営しきれない状態になってきていたからね。
グオォォォォン!!
窓の外を見ると、リーペ様が空飛ぶ駆逐艦を造り出して超音速で飛んでいった。チートスキル便利すぎる。
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