276 / 436
3章 とこしえの大地亀ベルガド攻略編
275 野営でイチャイチャ
しおりを挟む
それから、俺たちはそこでそれぞれ眠った。焚火は消したが、代わりにランタンの中にモンスター除けのお香を入れて火をつけておいた。ザレの村で買ったものだ。効果は気休め程度だが、このベルガドにはまだ凶悪なモンスターがうようよしてるようだし、念のためだ。
肌寒いのか甘ったれなのかは知らんが、ザックは相変わらずヤギの黒い毛皮にくっついて眠っていたが、それ以外は別々に離れたところで眠った。今日はいろいろあって疲れた。横になるとすぐに眠気に襲われた。
だが、目を閉じうとうとしていたところで、急に誰かに体を揺さぶられた。なんだろう? 目を開けると、すぐ間近にユリィの顔があった。こいつが俺を起こしたらしい。
「なんだよ、何か用かよ?」
重いまぶたをこすりながら、ゆっくりと体を起こした。モンスターの気配は今のところ特になさそうだった。
「……ごめんなさい、トモキ様、起こしてしまって。どうしてもお話したくて」
「えっ、話?」
瞬間、俺はどきっとした。わざわざ俺を起こしてまでこいつが話したいことって、いったいなんだろう? も、もしかして、あんなことやこんなことだったりして……はわわ、心の準備が……。
「そ、そうか。話ぐらいなら、まあ聞いてやらんこともないが……」
俺は咳払いしながらつとめてクールに言った。
「で、なんだよ? 俺に話したいことって?」
「わたし、今日のことを謝りたいと思って」
「え? お前、俺に謝るようなこと、何かしたっけ?」
「……わたし、今日は何もお役に立てませんでした」
ユリィはうつむき、申し訳なさそうに言った。俺はびっくりした。なんで急にこいつ、こんなこと言うんだろう?
「い、いや! 俺は別に、お前が役立たずとか全然思ってねえし、いきなりそんなこと謝られても困るんだが!」
「でも、遺跡に入ってザックさんを探すときも、モンスターに襲われたときも、私は本当にその場にいるだけで何もできませんでした。これじゃ、ただの足手まといです」
「いや、それはない――」
と、そこで俺はその「足手まとい」という言葉にピンときた。そう、キャゼリーヌを迎え入れる時に俺はあいつに「足手まといになるなら捨てる」と言ってしまったことを。そう、ユリィが見ている前で。
しまった、俺としたことが、なんて不用意なことを言ってしまったんだろう。あの言葉はあくまでキャゼリーヌに向けたものだったが、人一倍自分に自信がないユリィが、俺がそんなことを誰かに言っているのを聞いたら不安になるに決まってるじゃないか。バカか俺は!
「ち、違うんだ、ユリィ。お前は別に足手まといなんかじゃない!」
「でも……」
「お前はいろいろアドバイスしてくれたじゃないか。ザックが穴に落ちたときとか」
「あれは、アドバイスと言えるほどのものでは――」
「いや、あの時はほんと、めっちゃ助かった! 俺とレオじゃ、絶対に思いつかないことを言ってのけたぞ、お前は!」
「は、はあ?」
ユリィはあいまいに首をかしげた。いくらちょろいとはいえ、さすがにこれぐらいじゃまだ納得してくれなさそうだ。
「他に、えーっと……そうそう! 俺がミミックに噛まれたとき! お前、俺のこと助けてくれたじゃないか!」
「え? 助けるも何も、あのミミックはトモキ様が倒して――」
「ち、ちがっ! 俺はあのときミミックに心を噛まれていたんだ!」
「心?」
「そうだ! ミミックを手から振り払っても、俺の心は痛みを抱えたままだった。そんな傷ついた俺の世界に、そっと舞い降りたお前の手のぬくもり。俺はそれをなんと呼べばわからず、今はただ歌うことしかできない」
って、歌ってどうするよ、俺! テンパりすぎて、どさくさにJポップの歌詞みたいなこと口走ってんじゃねえよ、俺!
「よ、ようするに、あのときはお前のおかげで、手が痛いのが軽くなったんだよ!」
「え? わたしはただ、トモキ様の手をさわっただけですけど?」
「それでも治ったの! 痛いの痛いの飛んでけーってされた感じなの! お前にそういうふうにされて、俺はすごくありがたかったの!」
必死に早口でまくしたてる俺だった。ユリィには、自分が役立たずとか思ってヘコんでほしくなかった。俺にとっては世界で一番、一緒にいてほしい人間だったから……。
「だ、だから、お前は俺と一緒にいていいんだよ! 役立たずでも足手まといでもないからさ!」
「……はい。ありがとうございます」
と、そこでユリィは俺の言葉に納得したようだった。その顔から不安が消え、ほっとしたような穏やかな笑顔になった。よかったあ、また笑ってくれて。俺もつられて笑った。やっぱり、俺はこいつの、こいういうふうに笑っている顔が一番好きなんだ、えへへ。
と、そこで、
「あ、そういえば今日も大活躍でしたね、トモキ様」
ユリィは俺の手をそっと両手でつかみ、言った。
「あのすごく狂暴なカラクリを、たった一人で、それも素手で倒してしまうなんて。さすがトモキ様です。おつかれさまです」
「お、おう! あれぐらい、どうってことないぜ!」
と、答えるものの、ユリィに手を握られて活躍を褒められて、俺はすごくいい気持ちだった。こんなふうにユリィに言われるんなら、毎日でもあのポンコツを倒したいもんだぜ。
「……あと、その、さっきのキャゼリーヌさんとの話なんですけど」
と、そこで、何か急に恥ずかしそうに顔を赤らめるユリィだった。
「さっきの話って?」
「キャゼリーヌさんの胸の話です……」
と、そう言った直後、ユリィは握った俺の手を、いきなり自分の胸に押し付けた!
むにゅっ!
「え……」
こ、これはいったいどういうことなの? 俺、なんでいきなりユリィのおっぱい触っちゃってるの? というか、触らされてる? なんで?
突然のことに脳がフリーズしてしまう俺だった。
肌寒いのか甘ったれなのかは知らんが、ザックは相変わらずヤギの黒い毛皮にくっついて眠っていたが、それ以外は別々に離れたところで眠った。今日はいろいろあって疲れた。横になるとすぐに眠気に襲われた。
だが、目を閉じうとうとしていたところで、急に誰かに体を揺さぶられた。なんだろう? 目を開けると、すぐ間近にユリィの顔があった。こいつが俺を起こしたらしい。
「なんだよ、何か用かよ?」
重いまぶたをこすりながら、ゆっくりと体を起こした。モンスターの気配は今のところ特になさそうだった。
「……ごめんなさい、トモキ様、起こしてしまって。どうしてもお話したくて」
「えっ、話?」
瞬間、俺はどきっとした。わざわざ俺を起こしてまでこいつが話したいことって、いったいなんだろう? も、もしかして、あんなことやこんなことだったりして……はわわ、心の準備が……。
「そ、そうか。話ぐらいなら、まあ聞いてやらんこともないが……」
俺は咳払いしながらつとめてクールに言った。
「で、なんだよ? 俺に話したいことって?」
「わたし、今日のことを謝りたいと思って」
「え? お前、俺に謝るようなこと、何かしたっけ?」
「……わたし、今日は何もお役に立てませんでした」
ユリィはうつむき、申し訳なさそうに言った。俺はびっくりした。なんで急にこいつ、こんなこと言うんだろう?
「い、いや! 俺は別に、お前が役立たずとか全然思ってねえし、いきなりそんなこと謝られても困るんだが!」
「でも、遺跡に入ってザックさんを探すときも、モンスターに襲われたときも、私は本当にその場にいるだけで何もできませんでした。これじゃ、ただの足手まといです」
「いや、それはない――」
と、そこで俺はその「足手まとい」という言葉にピンときた。そう、キャゼリーヌを迎え入れる時に俺はあいつに「足手まといになるなら捨てる」と言ってしまったことを。そう、ユリィが見ている前で。
しまった、俺としたことが、なんて不用意なことを言ってしまったんだろう。あの言葉はあくまでキャゼリーヌに向けたものだったが、人一倍自分に自信がないユリィが、俺がそんなことを誰かに言っているのを聞いたら不安になるに決まってるじゃないか。バカか俺は!
「ち、違うんだ、ユリィ。お前は別に足手まといなんかじゃない!」
「でも……」
「お前はいろいろアドバイスしてくれたじゃないか。ザックが穴に落ちたときとか」
「あれは、アドバイスと言えるほどのものでは――」
「いや、あの時はほんと、めっちゃ助かった! 俺とレオじゃ、絶対に思いつかないことを言ってのけたぞ、お前は!」
「は、はあ?」
ユリィはあいまいに首をかしげた。いくらちょろいとはいえ、さすがにこれぐらいじゃまだ納得してくれなさそうだ。
「他に、えーっと……そうそう! 俺がミミックに噛まれたとき! お前、俺のこと助けてくれたじゃないか!」
「え? 助けるも何も、あのミミックはトモキ様が倒して――」
「ち、ちがっ! 俺はあのときミミックに心を噛まれていたんだ!」
「心?」
「そうだ! ミミックを手から振り払っても、俺の心は痛みを抱えたままだった。そんな傷ついた俺の世界に、そっと舞い降りたお前の手のぬくもり。俺はそれをなんと呼べばわからず、今はただ歌うことしかできない」
って、歌ってどうするよ、俺! テンパりすぎて、どさくさにJポップの歌詞みたいなこと口走ってんじゃねえよ、俺!
「よ、ようするに、あのときはお前のおかげで、手が痛いのが軽くなったんだよ!」
「え? わたしはただ、トモキ様の手をさわっただけですけど?」
「それでも治ったの! 痛いの痛いの飛んでけーってされた感じなの! お前にそういうふうにされて、俺はすごくありがたかったの!」
必死に早口でまくしたてる俺だった。ユリィには、自分が役立たずとか思ってヘコんでほしくなかった。俺にとっては世界で一番、一緒にいてほしい人間だったから……。
「だ、だから、お前は俺と一緒にいていいんだよ! 役立たずでも足手まといでもないからさ!」
「……はい。ありがとうございます」
と、そこでユリィは俺の言葉に納得したようだった。その顔から不安が消え、ほっとしたような穏やかな笑顔になった。よかったあ、また笑ってくれて。俺もつられて笑った。やっぱり、俺はこいつの、こいういうふうに笑っている顔が一番好きなんだ、えへへ。
と、そこで、
「あ、そういえば今日も大活躍でしたね、トモキ様」
ユリィは俺の手をそっと両手でつかみ、言った。
「あのすごく狂暴なカラクリを、たった一人で、それも素手で倒してしまうなんて。さすがトモキ様です。おつかれさまです」
「お、おう! あれぐらい、どうってことないぜ!」
と、答えるものの、ユリィに手を握られて活躍を褒められて、俺はすごくいい気持ちだった。こんなふうにユリィに言われるんなら、毎日でもあのポンコツを倒したいもんだぜ。
「……あと、その、さっきのキャゼリーヌさんとの話なんですけど」
と、そこで、何か急に恥ずかしそうに顔を赤らめるユリィだった。
「さっきの話って?」
「キャゼリーヌさんの胸の話です……」
と、そう言った直後、ユリィは握った俺の手を、いきなり自分の胸に押し付けた!
むにゅっ!
「え……」
こ、これはいったいどういうことなの? 俺、なんでいきなりユリィのおっぱい触っちゃってるの? というか、触らされてる? なんで?
突然のことに脳がフリーズしてしまう俺だった。
0
お気に入りに追加
211
あなたにおすすめの小説
ブラック宮廷から解放されたので、のんびりスローライフを始めます! ~最強ゴーレム使いの気ままな森暮らし~
ヒツキノドカ
ファンタジー
「クレイ・ウェスタ―! 貴様を宮廷から追放する!」
ブラック宮廷に勤めるゴーレム使いのクレイ・ウェスターはある日突然クビを宣告される。
理由は『不当に高い素材を買いあさったこと』とされたが……それはクレイに嫉妬する、宮廷魔術師団長の策略だった。
追放されたクレイは、自由なスローライフを求めて辺境の森へと向かう。
そこで主人公は得意のゴーレム魔術を生かしてあっという間に快適な生活を手に入れる。
一方宮廷では、クレイがいなくなったことで様々なトラブルが発生。
宮廷魔術師団長は知らなかった。
クレイがどれほど宮廷にとって重要な人物だったのか。
そして、自分では穴埋めできないほどにクレイと実力が離れていたことも。
「こんなはずでは……」と嘆きながら宮廷魔術師団長はクレイの元に向かい、戻ってくるように懇願するが、すでに理想の生活を手に入れたクレイにあっさり断られてしまう。
これはブラック宮廷から解放された天才ゴーレム使いの青年が、念願の自由なスローライフを満喫する話。
ーーーーーー
ーーー
※4/29HOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
※推敲はしていますが、誤字脱字があるかもしれません。
見つけた際はご報告いただけますと幸いです……
金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
闇の錬金術師と三毛猫 ~全種類のポーションが製造可能になったので猫と共にお店でスローライフします~
桜井正宗
ファンタジー
Cランクの平凡な錬金術師・カイリは、宮廷錬金術師に憧れていた。
技術を磨くために大手ギルドに所属。
半年経つとギルドマスターから追放を言い渡された。
理由は、ポーションがまずくて回復力がないからだった。
孤独になったカイリは絶望の中で三毛猫・ヴァルハラと出会う。人語を話す不思議な猫だった。力を与えられ闇の錬金術師に生まれ変わった。
全種類のポーションが製造可能になってしまったのだ。
その力を活かしてお店を開くと、最高のポーションだと国中に広まった。ポーションは飛ぶように売れ、いつの間にかお金持ちに……!
その噂を聞きつけた元ギルドも、もう一度やり直さないかとやって来るが――もう遅かった。
カイリは様々なポーションを製造して成り上がっていくのだった。
三毛猫と共に人生の勝ち組へ...!
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる