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9.菜摘のお口で……

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「私も恥ずかしいですから、何度も言わせないでください。こういう事ですよ」

 菜摘はコンドームの箱を横へ置いて、俺の前に膝立ちになると、そっと手を股間の上にあててさすってきた。
 突然の事に驚くが、それ以上に気持ちよくて、思わず鳥肌が立ってしまいそうな感じだ。

「お、おい! 菜摘……」
「何ですか? これって出しちゃったら小さくなるのですよね?」
「ああ、そうだが……お前、何やっているかわかっているのか?」
「わかっていますよ。優希さんの射精のお手伝いをしようとしているのです。私だって嫌だったらこんな事しませんよ? そのくらいは察してください。優希さんは、私にこういう事されるの嫌ですか?」

 おい、お前にそんな事言われて嫌なんて言うやついないだろ。可愛い顔を赤く染めて上目遣いで言われて、更にその手が俺の股間にあるんだ。これで勃たない奴は男じゃないな。

「いや、お前にされて嫌なわけがないだろ。むしろ可能なら俺からお願いしたいくらいだ」
「ふふっ……じゃあ、ズボン下ろしますね。あ、でも、こういう事するのは初めてなので、上手くできなかったらすいません」

 そう言ってジャージのズボンに手をかけると、下着ごと下げていった。菜摘の手の様子からも緊張しているのがわかる。テントの支柱になっているモノが邪魔をしてなかなか下げられないが、それでも下げ続けるとついに姿を現した。

「わっ!!!! ええっ???? 何ですかこれ? こんなに……こんなに大きいのですか……」

 ビヨンと飛び出たそれは天に向かってそそり立ち、菜摘からは裏側しか見えていない。ただ、俺のは普通サイズと言われるモノよりかなり大きい。長さは二十センチくらいあるし、太さは缶コーヒーくらいはある。
 菜摘は驚きを隠さずに俺のモノをごくりと喉を鳴らして見つめている。俺から見たら、その目は好奇心に満ち溢れているようにも見える。
 すんすんと匂いを嗅いだり、横から見たりしてじっくり観察しているが、その姿を見ているだけでもビクビクと反応してしまう。

「独特な匂いがするのですね……嫌いじゃないです。形も大きさも……」
 そう言って恐る恐る右手を這わせ握ってきた。ただそれだけの事なのに俺の腰には感電したかのような刺激が走った。

「ふふっ、今ピクッてしましたよ。それにしても本当に大きいですね……私の顔より大きいんじゃないですか? 握っても指が届きませんし……長くて……肉の槍みたいです……」

 菜摘の顔が小さいこともあるだろうが、確かに俺の肉槍に顔が隠れてしまうくらいだ。
 そんな俺の槍の先に菜摘が舌を這わせて、ペロリと舐め上げてきた。

「うおっ……!!」

 しっとりとした舌が触れた瞬間、思わず声が出てしまった。なんだ、これは? こんなに気持ちいいものなのか。

「んふっ……ちゅぷ……ちゅぷ……ちゅぱっ……ぺろっ……優希さん、気持ちいいですか?」
「あ、ああ……最高だ……」
「ふふっ、優希さん……感じている顔、可愛いです……ちゅぱ……んちゅ……」

 菜摘にそんなことを言われて、お前の方が可愛い顔しているだろ? とでも言おうとしたが、肉槍をペロペロしながら俺を見つめるその表情はとても妖艶で、それでいて悪戯っ子のような笑みをたたえていた。

「ぺろっ……んっ……なんか……ちゅぱ……苦いのが出てきました……でも、これも……れろ……んちゅ、ちゅぷ……なかなか……んむふぅ……」

 先走りが出てくると、鈴口をチロチロと舐めてその味を確かめているようにも見える。

「うあっ……くっ……」

 俺もこんなことを経験するのは初めてだからよくわからないが、菜摘は初めてするって言っていた割に上手すぎるのではないかと思う。確かに触り方や舐め方はぎこちないが、おそらく知識だけは先行して色々持っているのだろう。

「……む~……」
「ん? どうかしたか?」

 突然、舐めるのを止めたので何かあったのかと思ってみると、亀頭の辺りをじっと見つめ、やがて意を決したように大きく口を開けてくわえ込んだ。

「はむっ……んっ……」

 その瞬間、温かい口内の感触が亀頭を包み込み、そこから俺の脳天を直撃するような甘美な刺激に、思わず腰が砕けそうになった。

「ぬあっ……! こ、これは……ヤバい……」
「んんぅ? ぷはっ! 気持ち良かったですか?」
「ああ、今までの人生で一番気持ち良かった……」
「ふふっ……じゃあ、もっとしてあげます……」

 菜摘は、両手で俺の竿の部分を握って、ペロペロと先端部分から舐め始めてきた。

「れろれろ……ちゅぷ、ちゅぷ……ちゅ……はむ……じゅるる……ちゅるちゅる……んぁ……じゅる、じゅるるる……」

 途中でくわえると、口の中で発生した唾液を多分に絡ませ、ゆっくりと前後に動き始める。
 あまりの気持ちよさに、はち切れんばかりに俺の竿が膨張し硬さが増してくるのがわかった。

「ぅあっ……おおひいれす……ぷはっっ!! もう! 硬くて太くて大きいのはいいですが、更に大きくされたら顎が外れちゃいますよ!」
「うっ、すまん……気持ち良すぎて……」

 菜摘が咥えきれなくなって抗議してくるが、俺の意識とは関係なく反応するし、菜摘が可愛すぎて抑えるのは無理だ。

「む~……それなら、まぁいいです……もっと慣れてきたら色々してあげますから、それまではあまり大きくしすぎないでほしいです……」

 え? それって、またしてくれるって事だよな? それを理解した瞬間、またムクッと大きさが増した気がした。
 菜摘が抗議の目を向けてくるが、この滾る股間に燃料を追加してくるお前が悪い。

「ちゅっ、ちゅるちゅる……あむ……じゅるるるる……じゅぶ……じゅぶぶ……んむ、んむ、じゅるるるるる!」

 菜摘の小さな口がいっぱいに開いて先っぽからカリの辺りまでを往復しながら、俺の敏感な部分を刺激してくる。
 そして、明らかに先ほどより上手くなっている口の動きに、俺の方の限界が近付いてくる。

「じゅぷっ、じゅぷっ、じゅるる……ん、あむ……じゅる、じゅる、ちゅ、じゅぶ……じゅるる……れろれろ……はむ……じゅるる、じゅるるる……じゅぷ、じゅぷぷぷ!!」

「うぁ……ヤバい……イキそうだ……」

 思わず腰が引けてしまいそうになるが、俺のそんな姿を見てか、菜摘がペースを上げてきた。

「じゅぶ、じゅぶっ、ちゅぱっ……はぁはぁっ……んむぅ、ちゅぱちゅぱちゅぱ……じゅるるるるる、じゅるるるる……れろれろれろれろ……っぷぁぁ、ちゅぷ……むちゅ……じゅるるる、じゅるるるる!!」

「くぅっ! おおっ、出るっ……!」

 びゅくっ!どぴゅっ!びゅるびゅるううぅっ!!

「んんっ! んんんんぅう……んふ……」

 あっさりと俺の限界を突き抜け、菜摘の口から引き抜く間もなく、口の中へ発射してしまった。

「あっ、すまん、菜摘! 吐き出すか?」

 俺の言葉に菜摘は咥えたままふるふると首を振った。

「んんぅう……んんっ……ん……こく……こくっ、んく……」

 亀頭に口を付けたまま、小さな口を膨らませて受けた白濁液を、こくこくと喉を鳴らしてゆっくりと飲み干していった。

「ぷはぁ……あぁ……喉に絡みつきますね……けほっ……でも悪くないです。こんなに濃いとは思いませんでしたが……」

 そんな菜摘が愛おしくなって、丁度いいところにあった頭をゆっくり撫でてあげた。

「あ……ふふっ……優希さん……気持ちいです……それ……」

 上気した顔はそのままにやわらかい笑みを向けてくれる。そのまましばらく続くと思われたその時間は唐突に終わりを告げた。

「あ、穂香さんからメッセージがきましたね。ご飯できたそうですよ?」

 そう言えば穂香は昼食を作りに部屋に帰っていたのだったな。菜摘のフェラに夢中ですっかり忘れてた。

「さ、行きましょう……か……ん? まだ少し残っているみたいですね……ちゅっ、ちゅぱちゅぱ……ちゅるるるっ……れろれろ……れろれろ……」

 一度出して、半勃ち程度まで縮んだ槍の先に口を付け、鈴口に残っていた精液を吸い出した。

「……ちょっと、優希さん? なんでまた大きくなってきたのですか!?」
「いや、すまん……お前にそんなことされたら反応するに決まってるじゃないか……」
「む~、さすがにもう一度する時間はないです……優希さん……」

 そう言って菜摘は立ち上がると、俺の目の前に立ち顔を見上げてきた。

「お、おい……何を……」

 そのまま素早く右手で俺の股間にぶら下がっている袋を掴むと、

「頑張って今すぐ小さくしないと……これ……潰しますよ?」

 そんなことをとびきりの笑顔で言ってきた。だが、目が笑っていない……菜摘ならマジでやりかねないぞ。掴まれた瞬間は気持ち良かったが、その後の展開で菜摘への恐怖を感じ、ヒュンと面白いようにあれだけ硬かった肉槍が、みるみるうちにやわらかく萎れていった。

「ふふふっ……やればできるじゃないですか……また、今度してあげますから、今は我慢してください……」

 俺は穂香とは全然違うそんな菜摘の事も好きになっていて……穂香とどちらの方が好きなのかは、一晩悩んでも答えが出なかった。
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