【完結】密告

九時せんり

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新人

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私はこの頃、新人の河瀬と言う男の子を育成していました。
河瀬は今時の若者と言う感じで、今の若者が使う言葉を多用していました。
河瀬の両親は良く心得た人たちで、息子を宜しくお願い致しますと差し入れなどを良くしてくれたものです。
神と呼応するように。
私がそう言うと河瀬は意味がわかりません、そう言って笑いました。

貴女の話に戻りましょう。

貴女は某アーティストに口説き落とされそうになっていました。某アーティストはスマートフォン越しにアコースティックギターで自分の曲を演奏し、生歌を披露しました。
貴女もだいぶ自分を取り巻く環境を理解してきたのか、某アーティストの演奏に聴き入りながら涙を流しました。
そして貴女はそのアーティストの曲を聴くのを止めました。
それからも某アーティストは貴女の口をついて話しましたが相手にされることもなく貴女は退院していきました。
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