【完結】密告

九時せんり

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開眼

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貴女は故郷の北陸に帰り、仕事を始めました。最初はスーパーでレジ打ちをしていましたが、貴女にも確かに特別な所がありました。
ある女性がレジに来るとエラーに必ずなるのです。記憶力の良かった貴女は、その女性の顔を覚えてしまいました。
それは気付いてはいけないことでした。後々分かったのは女性は墓地が見えるアパートに住んでいたと言うことです。
霊障でした。
貴女はスーパーを辞めて日雇いの仕事につきました。
お給料は良かったものの、保険などはありません。
そして貴女はある日を境に違う世界へと迷い込みました。テレパシーで人が話す世界です。
貴女は心の声を持ちませんでした。周りが貴女にどれだけ話しかけても貴女には聞こえませんでした。しかし、貴女の心の声を暴くものが現れたのです。
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