9 / 17
公表
しおりを挟む
「本条さん、おめでとうございます!!」
「橋口君おめでとー。」
次の日の朝、あー終わった。私はそう思ってデスクに突っ伏した。
「ありがとうございます。結婚式にはぜひ来てください。」
「まさかあの橋口君が本条ねぇ…?」
「足谷先輩、黙ってください。」
私はぼそっとつぶやいた。
「橋口君さぁ。こんな口の悪いちんちくりんのどこが良かったの?」
「全てです。」
橋口は輝いている。まあ私も橋口君は嫌いじゃないしむしろ大好きだったし、いや待てよ、元々橋口君とは犬猿の仲だったじゃないか、今私は敗北するのではないのか…。
なんて素直になれないのだろう…。
「本条先輩、玉の輿ですね。」
「本当ですよ~。」
女性陣の目が笑ってない…。
「ここだけの話し、本条先輩って人気あるんですよ~。」
ハッ?
「面倒見よくて分からない場所何回聞いてもきちんと答えてくれるって。」
「それは仕事だからですよ。」
何故か橋口が答える。
「僕と会話する時は三回に一回しか返事来ませんもん。」
「ほほー。」
足谷が何故か生き生きとしていく。
「ふたりで居る時なんて呼びあってるの?」
黙れ、足谷…私の念は届かない。
「秘密です。」
橋口は尚更機嫌が良い。
「結婚したら本条は会社辞めるの?」
「それは本条先輩の決めることですから。でも出来たらうちで働いて欲しいんですけどね。」
「仕事するわよ~!!」
私は声を張った。
「あ、あと今回の結婚で、本条先輩に嫌がらせする人いたら警察に突き出しますんで。」
橋口…お前は何をやらせても人より抜きん出るな…私は橋口に感嘆した。
「橋口君おめでとー。」
次の日の朝、あー終わった。私はそう思ってデスクに突っ伏した。
「ありがとうございます。結婚式にはぜひ来てください。」
「まさかあの橋口君が本条ねぇ…?」
「足谷先輩、黙ってください。」
私はぼそっとつぶやいた。
「橋口君さぁ。こんな口の悪いちんちくりんのどこが良かったの?」
「全てです。」
橋口は輝いている。まあ私も橋口君は嫌いじゃないしむしろ大好きだったし、いや待てよ、元々橋口君とは犬猿の仲だったじゃないか、今私は敗北するのではないのか…。
なんて素直になれないのだろう…。
「本条先輩、玉の輿ですね。」
「本当ですよ~。」
女性陣の目が笑ってない…。
「ここだけの話し、本条先輩って人気あるんですよ~。」
ハッ?
「面倒見よくて分からない場所何回聞いてもきちんと答えてくれるって。」
「それは仕事だからですよ。」
何故か橋口が答える。
「僕と会話する時は三回に一回しか返事来ませんもん。」
「ほほー。」
足谷が何故か生き生きとしていく。
「ふたりで居る時なんて呼びあってるの?」
黙れ、足谷…私の念は届かない。
「秘密です。」
橋口は尚更機嫌が良い。
「結婚したら本条は会社辞めるの?」
「それは本条先輩の決めることですから。でも出来たらうちで働いて欲しいんですけどね。」
「仕事するわよ~!!」
私は声を張った。
「あ、あと今回の結婚で、本条先輩に嫌がらせする人いたら警察に突き出しますんで。」
橋口…お前は何をやらせても人より抜きん出るな…私は橋口に感嘆した。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
出向先は恋の温泉地
wan
恋愛
大手の総合レジャー企業。
冴えない主人公は日々先輩から罵られていて毎日心ない言葉を浴びせられていた。
態度悪い人はともかく、そうでないのに悪態をつけられる。憂鬱で、居場所がなく、自ら距離を置いてるが孤独で、味方もいなくて、働きづらくて常にHPが削られていく。
ある日、上司から出向(左遷)されるがしかも苦手な先輩と一緒。地獄へ行くような気分だった。
そこで1人の女性社員と出会う。暖かい眼差しと声に誘われ、一緒に仕事をすることになる。
そこで2人はどんどんひかれ合うのですが、先輩は雲行きが怪しくなり、、、。
飛ばされても、罵られても、サラリーマンとして働く主人公とヒロインとの出会い。ほのぼのしたお話を書いてみたく連載しました。
彼への応援をよろしくお願いします。
営業やイベント企画など私にとって未経験のものですが、何とかイメージして書いていきます。至らない点も多いかと思いますが、読んで楽しめていただければ幸いです。
何か感じたこと、こうしたらいいのでは?何かありましたらコメントよろしくお願いします。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる