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「本条さん、おめでとうございます!!」
「橋口君おめでとー。」
次の日の朝、あー終わった。私はそう思ってデスクに突っ伏した。
「ありがとうございます。結婚式にはぜひ来てください。」
「まさかあの橋口君が本条ねぇ…?」
「足谷先輩、黙ってください。」
私はぼそっとつぶやいた。
「橋口君さぁ。こんな口の悪いちんちくりんのどこが良かったの?」
「全てです。」
橋口は輝いている。まあ私も橋口君は嫌いじゃないしむしろ大好きだったし、いや待てよ、元々橋口君とは犬猿の仲だったじゃないか、今私は敗北するのではないのか…。
なんて素直になれないのだろう…。
「本条先輩、玉の輿ですね。」
「本当ですよ~。」
女性陣の目が笑ってない…。
「ここだけの話し、本条先輩って人気あるんですよ~。」
ハッ?
「面倒見よくて分からない場所何回聞いてもきちんと答えてくれるって。」
「それは仕事だからですよ。」
何故か橋口が答える。
「僕と会話する時は三回に一回しか返事来ませんもん。」
「ほほー。」
足谷が何故か生き生きとしていく。
「ふたりで居る時なんて呼びあってるの?」
黙れ、足谷…私の念は届かない。
「秘密です。」
橋口は尚更機嫌が良い。
「結婚したら本条は会社辞めるの?」
「それは本条先輩の決めることですから。でも出来たらうちで働いて欲しいんですけどね。」
「仕事するわよ~!!」
私は声を張った。
「あ、あと今回の結婚で、本条先輩に嫌がらせする人いたら警察に突き出しますんで。」
橋口…お前は何をやらせても人より抜きん出るな…私は橋口に感嘆した。
「橋口君おめでとー。」
次の日の朝、あー終わった。私はそう思ってデスクに突っ伏した。
「ありがとうございます。結婚式にはぜひ来てください。」
「まさかあの橋口君が本条ねぇ…?」
「足谷先輩、黙ってください。」
私はぼそっとつぶやいた。
「橋口君さぁ。こんな口の悪いちんちくりんのどこが良かったの?」
「全てです。」
橋口は輝いている。まあ私も橋口君は嫌いじゃないしむしろ大好きだったし、いや待てよ、元々橋口君とは犬猿の仲だったじゃないか、今私は敗北するのではないのか…。
なんて素直になれないのだろう…。
「本条先輩、玉の輿ですね。」
「本当ですよ~。」
女性陣の目が笑ってない…。
「ここだけの話し、本条先輩って人気あるんですよ~。」
ハッ?
「面倒見よくて分からない場所何回聞いてもきちんと答えてくれるって。」
「それは仕事だからですよ。」
何故か橋口が答える。
「僕と会話する時は三回に一回しか返事来ませんもん。」
「ほほー。」
足谷が何故か生き生きとしていく。
「ふたりで居る時なんて呼びあってるの?」
黙れ、足谷…私の念は届かない。
「秘密です。」
橋口は尚更機嫌が良い。
「結婚したら本条は会社辞めるの?」
「それは本条先輩の決めることですから。でも出来たらうちで働いて欲しいんですけどね。」
「仕事するわよ~!!」
私は声を張った。
「あ、あと今回の結婚で、本条先輩に嫌がらせする人いたら警察に突き出しますんで。」
橋口…お前は何をやらせても人より抜きん出るな…私は橋口に感嘆した。
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