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名探偵みかちゃん
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「やっぱりどう考えてもおかしいんですよねぇ…。」
「どうかした?守口さん。」
その日、みかちゃんは職場で話した。
「橋口君が婚約したということはぁ、婚約者さんと過ごすわけじゃないですかぁ。なのにあれだけ仕事に来てるんですよぉ。」
みかちゃんは黒くしたロングヘアをくるくると指に巻きつけながら話す。
今なら自首すれば間に合うだろうか…私は毎日そう思った。
「本条先輩なんかぁ聞いてません?」
「別に何も。」
「うちの職場でぇ橋口君が話すのってぇ本条先輩と足谷先輩じゃないですかぁ?」
自首しよう。今なら間に合う…。
「橋口ー今日付き合えよ。」
「園原先輩…。」
「今日はまだ仕上げ無いといけない書類があって。」
「あと1週間しかいないんだろう?今のうちにお祝いしないとな。婚約者も連れてこいよ。」
「え、良いんですか?」
私の地雷が爆発した。
「橋口君!!珍しくミスしてるわよ!!」
「え、本当ですか?」
橋口が私の元へと小走りでやってくる。
「バラしたらご破算。」
私は小声で橋口に耳打ちした。
「じゃあこの資料今日中に作り直します。」
橋口はニコニコとしている。
ああ、お日様って眩しいもんな、そう思った。
来年会社を移る…。仕事内容はさほど変わらないだろう。でも、この職場は気に入っている。橋口が言うように職場を移ればいいのだろうか。私は悩んだ。
その日、私と橋口が残った。
「園原さんとの約束良いの?」
「それよりいつまで秘密なんですか?」
「秘密っていうか婚約してないわよ。」
「善子。」
「やめてぇ…イケメンなんだから卑怯よ。」
その瞬間、私は死を覚悟した。
みかちゃん…。
「みかちゃん忘れ物しちゃってぇ…。」
「いつから…。」
「それより…からでぇす…。」
私は明日、自分のデスクがなくなっている事を覚悟した。
「本条先輩だったらみんなからお祝いされると思いますよぉ…。じゃあ失礼しますぅ。」
みかちゃんはコツコツとヒールを鳴らしながら去っていく。
橋口はニヤニヤしている。
ああ明日社食は唐揚げだったな、私はそんなどうでもいいことを考えた。
「どうかした?守口さん。」
その日、みかちゃんは職場で話した。
「橋口君が婚約したということはぁ、婚約者さんと過ごすわけじゃないですかぁ。なのにあれだけ仕事に来てるんですよぉ。」
みかちゃんは黒くしたロングヘアをくるくると指に巻きつけながら話す。
今なら自首すれば間に合うだろうか…私は毎日そう思った。
「本条先輩なんかぁ聞いてません?」
「別に何も。」
「うちの職場でぇ橋口君が話すのってぇ本条先輩と足谷先輩じゃないですかぁ?」
自首しよう。今なら間に合う…。
「橋口ー今日付き合えよ。」
「園原先輩…。」
「今日はまだ仕上げ無いといけない書類があって。」
「あと1週間しかいないんだろう?今のうちにお祝いしないとな。婚約者も連れてこいよ。」
「え、良いんですか?」
私の地雷が爆発した。
「橋口君!!珍しくミスしてるわよ!!」
「え、本当ですか?」
橋口が私の元へと小走りでやってくる。
「バラしたらご破算。」
私は小声で橋口に耳打ちした。
「じゃあこの資料今日中に作り直します。」
橋口はニコニコとしている。
ああ、お日様って眩しいもんな、そう思った。
来年会社を移る…。仕事内容はさほど変わらないだろう。でも、この職場は気に入っている。橋口が言うように職場を移ればいいのだろうか。私は悩んだ。
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