1 / 2
友達
しおりを挟む
『ず~っとすきなの?』
『そうだよ?』
何が?みたいな顔で、
産まれたときからだよ。
と彼女は続けた。
彼女が、あまりにも真面目な顔でいうから、
せめて物心ついたころじゃないの?
とは突っ込めなかった。
彼女は産まれてこのかた、
お隣のお兄さんに、
ずっと片思いしているらしい。
僕は今日、その彼女に告白をして、
それを知ったところ。
あの娘は、やめときなって友達は言ったけど、
なるほどね、こういう事だったか。
ちゃんと理由ゆってよ。。。
胸の奥で独りごちる。
でも、でもさ。
まてよ?と考え、僕は続ける。
『勝算はあるの?』
『へ?』
『そのお隣のお兄さんと、うまくいく可能性はどのくらい?』
『・・・考えたことないけど。』
彼女は言葉につまり、
あっという間に暗い表情をするので、
僕は、あわてて、
『ごめん!うそ。』
とごまかした。
嘘ってなによ?って、
今度はものすごい渋い顔をしたけど、
泣かれるより、ずっといい。
女の子を悲しませるなんていけない。
じゃあとりあえず、お友達になって。
僕の付け焼き刃とも思える提案に、
彼女は怪訝な顔をする。
まるで百面相だ(笑)
でももう友達じゃぁ・・・といいかけて、
違うか。と小さい声でつぶやく。
クラスメイトがみんなお友達とは限らないね?
僕に尋ねるように、こちらに視線をよこした。
『うん。そうだね。』
僕は納得し、
まずお友達になるところからお願い致します。
と頭を下げた。
一度あったら友達説もあるけど・・・
彼女のつぶやきに僕はにこやかにこたえる。
『毎日会っても兄弟にはならないはず・・・』
『そうだね。(笑)』
彼女の受け答えは、なかなかユニークで、
自然と笑みがこぼれた。
『じゃあ今日から・・・?』
『はい。よろしく。』
そんなこんなで少し前、
ぼくと彼女の友情がはじまった。
限りなくお試しに近い形で。
『そうだよ?』
何が?みたいな顔で、
産まれたときからだよ。
と彼女は続けた。
彼女が、あまりにも真面目な顔でいうから、
せめて物心ついたころじゃないの?
とは突っ込めなかった。
彼女は産まれてこのかた、
お隣のお兄さんに、
ずっと片思いしているらしい。
僕は今日、その彼女に告白をして、
それを知ったところ。
あの娘は、やめときなって友達は言ったけど、
なるほどね、こういう事だったか。
ちゃんと理由ゆってよ。。。
胸の奥で独りごちる。
でも、でもさ。
まてよ?と考え、僕は続ける。
『勝算はあるの?』
『へ?』
『そのお隣のお兄さんと、うまくいく可能性はどのくらい?』
『・・・考えたことないけど。』
彼女は言葉につまり、
あっという間に暗い表情をするので、
僕は、あわてて、
『ごめん!うそ。』
とごまかした。
嘘ってなによ?って、
今度はものすごい渋い顔をしたけど、
泣かれるより、ずっといい。
女の子を悲しませるなんていけない。
じゃあとりあえず、お友達になって。
僕の付け焼き刃とも思える提案に、
彼女は怪訝な顔をする。
まるで百面相だ(笑)
でももう友達じゃぁ・・・といいかけて、
違うか。と小さい声でつぶやく。
クラスメイトがみんなお友達とは限らないね?
僕に尋ねるように、こちらに視線をよこした。
『うん。そうだね。』
僕は納得し、
まずお友達になるところからお願い致します。
と頭を下げた。
一度あったら友達説もあるけど・・・
彼女のつぶやきに僕はにこやかにこたえる。
『毎日会っても兄弟にはならないはず・・・』
『そうだね。(笑)』
彼女の受け答えは、なかなかユニークで、
自然と笑みがこぼれた。
『じゃあ今日から・・・?』
『はい。よろしく。』
そんなこんなで少し前、
ぼくと彼女の友情がはじまった。
限りなくお試しに近い形で。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
【完結】魅了が解けたあと。
乙
恋愛
国を魔物から救った英雄。
元平民だった彼は、聖女の王女とその仲間と共に国を、民を守った。
その後、苦楽を共にした英雄と聖女は共に惹かれあい真実の愛を紡ぐ。
あれから何十年___。
仲睦まじくおしどり夫婦と言われていたが、
とうとう聖女が病で倒れてしまう。
そんな彼女をいつまも隣で支え最後まで手を握り続けた英雄。
彼女が永遠の眠りへとついた時、彼は叫声と共に表情を無くした。
それは彼女を亡くした虚しさからだったのか、それとも・・・・・
※すべての物語が都合よく魅了が暴かれるとは限らない。そんなお話。
______________________
少し回りくどいかも。
でも私には必要な回りくどさなので最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる