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夢か現か
第6話
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カミサマとやらは俺の心が読めるのか、どんどん話を進める。
『世界の門が勝手に開いたと思ったら、なんか知らない存在が入り込んできたから慌てて探しにきたのにもうその場に居なかったし!ウロウロすんなよ!』
知らんがな…え、俺お呼びじゃないやつ?
どんな設定の夢だよ…
『夢?お前これを夢だと思ってるのか…なんでこんな馬鹿なやつ引き入れてしまったんだ…』
なんか知らんが落ち込まれてしまった。
俺悪くないよな?何もしてないぞ??
『普通、勝手に他の世界から門をくぐってくるやつなんていないんだ!お前どんな手を使った?僕の世界をどうするつもりだ!』
「ちょ、ちょっと待ってよ!勝手に勝手にって言うけど、それはこっちのセリフなんだけど!?」
たまらず口を開いたらちゃんと声が出た。
「俺はいつも通りの生活してただけなのにさ、気づいたらここにいたわけ。っていうかこれ、マジで夢じゃないやつ?ガチなやつ?」
まず大事なのはそこだよ、これが現実だとしたら…マズくね?
よくわかんないけど、俺の人生どうなんの?
『……』
おーい、返事をしてくれー。
なんか急に黙ってしまった。
『…なるほど、そういうことか』
お、喋ったぞ。どういうことだってばよ?
『お前が門を通れたのは、人間が勇者と聖女を召喚しようとして失敗したからみたいだ』
ミスかーい!
え、なに、勇者と聖女とかいんの。
『魔物が活発化しているから、弱い人間どもが力を求めて異世界召喚の儀を行ったようだ』
「それって…俺どうしたらいいんだ?戦えとか言われるやつ?」
ヤダよー、痛いのヤダよー、注射すら未だに泣くんだぞ!
『お前が奴に立たないことくらい分かる』
なんだと。
『お前は…ん?なんで僕が与えた覚えのないスキルなんて持ってるんだ』
スキル?なんか魔法的なの使えるの?でもドーグは人間には魔法が使えないって言ってたけど?
『だからあり得ないんだよ、とことんこの世界の基準から逸脱してるやつだな』
「んで、俺にはどんな能力があるんだ?」
勇者とかの代わりだとしたら結構良い力なんじゃないか?
ワクワクしてる俺に、神が告げたのは。
『…お前のスキルは、電波塔と鑑定眼』
…は?なにそれ??
俺なんちゃらタワー?
あと『かんていがん』って何。
『わからん』
「いや分からんってあんた神様だろ!?」
『分からんものは分からん』
テキトー過ぎやしないかこの神…つーか無能?
『誰が無能だ!!…まだ新人なんだ!!』
神に新人とかあんのかーい!!
新店長ですみたいなノリ?そんなのアリ?
『世界の門が勝手に開いたと思ったら、なんか知らない存在が入り込んできたから慌てて探しにきたのにもうその場に居なかったし!ウロウロすんなよ!』
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『夢?お前これを夢だと思ってるのか…なんでこんな馬鹿なやつ引き入れてしまったんだ…』
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「ちょ、ちょっと待ってよ!勝手に勝手にって言うけど、それはこっちのセリフなんだけど!?」
たまらず口を開いたらちゃんと声が出た。
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『……』
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ミスかーい!
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ヤダよー、痛いのヤダよー、注射すら未だに泣くんだぞ!
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なんだと。
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テキトー過ぎやしないかこの神…つーか無能?
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神に新人とかあんのかーい!!
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