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第14章 そして神になった
【修学旅行3】
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<< マサル視点>>
さっき転移者のひとりである女生徒と接触した。
追跡を始めて2日目、あれだけの人数で団体行動されると、なかなか接触の機会を得られないもんだな。
ちょうど女の子がひとりになったから、なんとか接触したいと思って見ていたら急に倒れそうになった。
慌てて支えに行った。
100メートルくらい離れてたけど、時間操作すればなんてことは無い。
無事に支えることが出来た。
支えてすぐに彼女の脳波にアクセスする。
身体に触れていないとノイズが酷いからちょうど良かった。
バスの座席に挟まって動けない光景や、飲んでたジュースが顔にかかった不快感、初めて見た動物に対する違和感やキリンレモン?なんでキリンレモンなんだろう、まっいいか。
とにかく様々な記憶が、曖昧に混じりあって意識が混濁しているみたいだな。
おっと、女の子の意識が戻ったみたいだ。
脳波から離脱して彼女を気遣うと、ニコッとしてお礼を言ってきた。
よしよし、悪い印象は与えなかったようだ。
よし、この子には申し訳ないが、彼女を調査の基点にしよう。
サーチとファインダーの魔法を掛けて追跡調査の準備完了。
その場を離れた。
サーチはGPSのようなもので、ファインダーは警報器のようなモノだが人に直接掛けると遠隔でも意識を読み取ることが出来る。
しばらくは彼女を中心にこの団体を調査することにした。
数時間後、彼女達一行はホテルに到着したようだ。
食事をして、おっとここは切っとかなくちゃな。
風呂を上がって部屋へ。
彼女の周りにいる少女達を観察する。
黄色い声が深夜まで聞こえてくる。
時折声が途切れるのは教員の見回りのせいか。
どうやら落ちた時の意識を持っているのは彼女だけのようだな。
かなり混濁しているが、いつ記憶が戻るかわからない危険な状態だ。
一度戻って人事課長に相談するかな。
<<人事課長視点>>
マサル君の報告によると対象は200名。
ほとんどが転移に気付いていないようだ。
まあ、何かきっかけがあれば変化に気付くかもしれんがな。
マサル君が言うには無理に他の世界に送るとそれがきっかけになる恐れが大きいとのことだった。
たしかに過去の大量召喚時にも、転移による環境変化により、対象がパニックに陥ったケースが多い。
今回のように意識が混濁した状態からだと間違いなくパニックになる恐れがある。
既に対象達は元の世界では亡くなったものになっているし、このままにしておくのが最良なのか。
「 マサル君、事情はおおむね理解したよ。この短時間でさすがだな。
彼らの転移についてはしばらく様子を見てからにしよう。」
「有り難うございます。
引き続き調査を進めます。
先ほどお話ししました、意識が不安定な少女を基点として立ち回る予定です。」
「次元の狭間には我々も把握出来ていない部分が多い。
気をつけて宜しくたのむよ。」
「わかりました。それでは失礼します。」
マサル君が部屋を出て行った。
次元の狭間については不穏な噂がある。
我々のような存在が他にもいるのかもしれんな。
監査部調査室に確認しておこうか。
<< 監査部調査室長視点>>
次元の狭間か…
たしかに最近になって次元の狭間に関する報告が増えている気がする。
わたしの名はモース。監査部調査室の室長を拝命している。
調査室はそのメンバー自体が隠匿されているため、わたしのことを知っている者はごく限られた影の存在だ。
監査部は異世界管理局も含めた組織全体の監査機能を司る部署であり、政府に直属している。
監査部自体は主計監査が主たる業務である。
その中で調査室は本来監査対象の財務調査が主たる業務になるのだが、そのためには異世界管理局が構築した様々な世界の運営状況まで把握する必要があるため、財務以外の調査も範疇となるのだ。
当然、異世界にも多くの職員や情報提供者を置いてその動向を常時探っている。
もちろん、異世界管理局の職員達に気付かれることはないのだが。
先ほど異世界管理局の人事課長が監査部宛に次元の狭間に落ちた対象について話しを持ってきた。
わたしも書記を装って末席で参加し、話しを聞いていた。
最近噂のマサルとかいう召喚者が調査しているようだ。
マサルについては以前徹底的に調査したことがあった。
あまりにも優秀過ぎるのだ。
召喚者の中には前世で名のある者も多く、彼らが実績を残すケースは多々ある。
だが彼は別格である。
送られた世界を数多ある異世界の中で断トツに発展させたばかりか、他の世界とも友好提携して共に繁栄させているのだ。
我々はその報告中にはを受けて、運営課員の多大な干渉を疑った。
運営課員の中には自分の成績を上げる為にルール違反することがあるのだが、我々の慎重な調査の結果その全ての疑問は払拭されていた。
あのマサルが調査しているのであればまず間違いは無いと思うが、念のため彼を遠隔監視することにした。
もし仮に我々の仮定が正しく、次元の狭間を統べる何者かがいるとした場合、彼らはマサルの排除に動く恐れがあるからだ。
さっき転移者のひとりである女生徒と接触した。
追跡を始めて2日目、あれだけの人数で団体行動されると、なかなか接触の機会を得られないもんだな。
ちょうど女の子がひとりになったから、なんとか接触したいと思って見ていたら急に倒れそうになった。
慌てて支えに行った。
100メートルくらい離れてたけど、時間操作すればなんてことは無い。
無事に支えることが出来た。
支えてすぐに彼女の脳波にアクセスする。
身体に触れていないとノイズが酷いからちょうど良かった。
バスの座席に挟まって動けない光景や、飲んでたジュースが顔にかかった不快感、初めて見た動物に対する違和感やキリンレモン?なんでキリンレモンなんだろう、まっいいか。
とにかく様々な記憶が、曖昧に混じりあって意識が混濁しているみたいだな。
おっと、女の子の意識が戻ったみたいだ。
脳波から離脱して彼女を気遣うと、ニコッとしてお礼を言ってきた。
よしよし、悪い印象は与えなかったようだ。
よし、この子には申し訳ないが、彼女を調査の基点にしよう。
サーチとファインダーの魔法を掛けて追跡調査の準備完了。
その場を離れた。
サーチはGPSのようなもので、ファインダーは警報器のようなモノだが人に直接掛けると遠隔でも意識を読み取ることが出来る。
しばらくは彼女を中心にこの団体を調査することにした。
数時間後、彼女達一行はホテルに到着したようだ。
食事をして、おっとここは切っとかなくちゃな。
風呂を上がって部屋へ。
彼女の周りにいる少女達を観察する。
黄色い声が深夜まで聞こえてくる。
時折声が途切れるのは教員の見回りのせいか。
どうやら落ちた時の意識を持っているのは彼女だけのようだな。
かなり混濁しているが、いつ記憶が戻るかわからない危険な状態だ。
一度戻って人事課長に相談するかな。
<<人事課長視点>>
マサル君の報告によると対象は200名。
ほとんどが転移に気付いていないようだ。
まあ、何かきっかけがあれば変化に気付くかもしれんがな。
マサル君が言うには無理に他の世界に送るとそれがきっかけになる恐れが大きいとのことだった。
たしかに過去の大量召喚時にも、転移による環境変化により、対象がパニックに陥ったケースが多い。
今回のように意識が混濁した状態からだと間違いなくパニックになる恐れがある。
既に対象達は元の世界では亡くなったものになっているし、このままにしておくのが最良なのか。
「 マサル君、事情はおおむね理解したよ。この短時間でさすがだな。
彼らの転移についてはしばらく様子を見てからにしよう。」
「有り難うございます。
引き続き調査を進めます。
先ほどお話ししました、意識が不安定な少女を基点として立ち回る予定です。」
「次元の狭間には我々も把握出来ていない部分が多い。
気をつけて宜しくたのむよ。」
「わかりました。それでは失礼します。」
マサル君が部屋を出て行った。
次元の狭間については不穏な噂がある。
我々のような存在が他にもいるのかもしれんな。
監査部調査室に確認しておこうか。
<< 監査部調査室長視点>>
次元の狭間か…
たしかに最近になって次元の狭間に関する報告が増えている気がする。
わたしの名はモース。監査部調査室の室長を拝命している。
調査室はそのメンバー自体が隠匿されているため、わたしのことを知っている者はごく限られた影の存在だ。
監査部は異世界管理局も含めた組織全体の監査機能を司る部署であり、政府に直属している。
監査部自体は主計監査が主たる業務である。
その中で調査室は本来監査対象の財務調査が主たる業務になるのだが、そのためには異世界管理局が構築した様々な世界の運営状況まで把握する必要があるため、財務以外の調査も範疇となるのだ。
当然、異世界にも多くの職員や情報提供者を置いてその動向を常時探っている。
もちろん、異世界管理局の職員達に気付かれることはないのだが。
先ほど異世界管理局の人事課長が監査部宛に次元の狭間に落ちた対象について話しを持ってきた。
わたしも書記を装って末席で参加し、話しを聞いていた。
最近噂のマサルとかいう召喚者が調査しているようだ。
マサルについては以前徹底的に調査したことがあった。
あまりにも優秀過ぎるのだ。
召喚者の中には前世で名のある者も多く、彼らが実績を残すケースは多々ある。
だが彼は別格である。
送られた世界を数多ある異世界の中で断トツに発展させたばかりか、他の世界とも友好提携して共に繁栄させているのだ。
我々はその報告中にはを受けて、運営課員の多大な干渉を疑った。
運営課員の中には自分の成績を上げる為にルール違反することがあるのだが、我々の慎重な調査の結果その全ての疑問は払拭されていた。
あのマサルが調査しているのであればまず間違いは無いと思うが、念のため彼を遠隔監視することにした。
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