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第11章 ランスの恋
16 【狙われた……?】
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<<リザベート視点>>
セラフ様いえ、クララさんをお茶会で披露したら、たちまち高評価でした。
さすがはマリス様の側近と言うべきでしょうか。
貴族夫人のうわさ話しは伝わるのが速いもので、その旦那様達が集う国際連合総会でも、休憩中はクララさんの話しで持ちきりでした。
侍女頭に迎えたいと言う方や子息の教育係を希望される方、中には自分の妻にと望む方もおられ、その対応に追われてしまいました。
思い付きでクララさんを作ってしまったことを少し後悔していますが、お茶会の時はセラフ様も楽しそうにしておられたので、よしとしましょう。
総会の1日目が終わり、後片付けを事務局メンバーにお任せして、わたしは一足先に事務局を後にします。
国連総会の時は出席者の方々が自らの護衛としてそれぞれの騎士をそれなりの人数連れてきています。
国を代表される方々の護衛を務められる方達ですから、立派な騎士様が多いのですが、全てがそうだとは言い難いようです。
「おい平民、我等はスリトー王国の王立騎士団だぞ。もっと融通せぬか!」
「そうおっしゃられましても、この鉱石は採掘するのが難しく、纏まって入荷しないのでございます。
国際連合の方で決められたこの比率で各国共お願いしております。」
「平民のくせに生意気な!」
激高した騎士のひとりが剣を抜きました。
「おまえ、俺達スリトー王国王国騎士団に楯突く気か。お前達の商会を根こそぎ潰すことなど、我々にはたやすいことなのだぞ!」
「おい、お前等そこまでだ。我が国に来て騒動を起こすとは何事だ。」
警備隊長のマクベスさんが数人の隊員を連れて駆けつけてきました。
恐らく、剣を抜く騎士を見て店の人が警報ベルを押したのでしょう。
全ての店には『テレホン』と共に非常用の警報装置が付けてあります。
押すと、近くの警備隊詰所に連絡が行き、警備隊員が数分で駆けつけるようになっています。
今日は国際連合総会がありますから、マクベスさんも最寄りの詰所に詰めていたようです。
「なんだお前は、俺達がだれか知っているのか!」
「ああ、スリトー王国のヤマトー副団長だったかな。よく知っているぞ。
ソマルト渓谷でのワイバーン騒動の時に影に隠れて震えていた奴だよな。」
「な、なにを、ふざけたことを!言いがかりにも、ほ、程がある!」
「俺の顔を見忘れたか?いや震えていて覚える余裕も無かったかもな。」
「ヤマトー様、あいつの顔に見覚えがあります。あの騒動の時、ワイバーンの大軍をひとりで追い払った加藤運輸のマクベスです。」
「ほう、そっちの部下君は俺のことを覚えているだけの余裕があったというわけか。
じゃあ、そっちの部下君にこの事態を説明してもらおうか。」
「な、何を勝手な。」
ヤマトー副団長が剣をマクベスさんに向けようとしましたが、マクベスさんの剣が閃いたかと思うと、あっけなくからめとられた剣が地面にたたき落されます。
何が起こったかも理解できず、ヤマトー副団長は立ちすくんでいます。
「さあ部下君、話してくれ。」
「はい、マサル共和国で採掘される鉱石はどれも希少性が高く高額で取引されていることはご存じだと思います。
当然その取引量や取引価格は国際連合で合意したものを守る取り決めになっていることは承知しています。
副団長は、それを正規の国際取引ではなく、市場の買い占めで過剰に入手されようとしたんです。」
「なるほど。それでお前達はそれを止めたのか?」
「はい、何度も諫めておりましたが、ヤマトー副団長の家は侯爵家でありまして、わたしどもも強くは出ることができず......」
「この件についてはスリトー王もご存じのことか?」
「恐らく、ご存じないかと。
我が国は小国であるが故、市街では目立たぬようにして問題を起こすなと厳命されておりますから。」
「となるとこいつの勝手な行動だな。よし、こちらで拘留する。
部下君、君はスリトー王の耳に入れておいてくれ。」
「わたしからもスリトー様にお話しておきましょう。」
「これはリザベート様、こちらにおられたのですね。」
「ええ、一部始終を見ておりました。わたしが証言いたします。」
「それは助かります。どうも貴族連中の相手は苦手でして。
じゃあ、こいつ連れていきますので。
おい、部下君、他の騎士達をちゃんと見ておけよ。」
そう言ってマクベスさんは何か喚き散らしているヤマトーさんを引きずって詰所に戻っていきました。
さて、国際連合事務局に向かいましょうか。
振り返るとスリトー王国の騎士団の皆様が、わたしに対して跪いておられます。
「聖女リザベート様とはつゆ知らず、大変なご無礼をお許しください。」
頭を砂地に擦る付けるようにしている皆さんを何とか立たせて、一緒に事務局に向かいました。
事務局ではお義父様であるクラーク キンコー王国宰相とスリトー国王が立ち話をされているところでした。
「おお、リザベート。お前家に帰ったんじゃなかったか?」
お義父様の問い掛けに、わたしはおふたりに挨拶をしてお義父様に声を掛けます。
「お義父様、少しお耳をお借りしたいのですが。」
わたしがお義父様の注意を引いたことで、騎士団の彼はスリトー王に先程の話を注進します。
すぐにスリトー王の顔が青ざめ、騎士団にいくつかの指示を出すと、騎士団の面々は急いで散らばっていきました。
「リザベート、なにがあったんだ?」
「クラーク殿、それはわたしからお話しします。実は.....」
お義父様も呆れたような表情をしていますが、ストリー王国の問題として内々に処理することを承知して下さいました。
悪事が知れ渡るのは早いものですね。
翌日の総会での席では、スリトー王と外務大臣のヤマトー侯爵が出席者全員の前で土下座をして謝っている姿がありました。
あの副団長はどうなったかって?
彼は副団長の任を解かれ、このマサル共和国預かりとなりました。
毎日一兵卒として、マクベスさんにしごかれているみたいですよ。
セラフ様いえ、クララさんをお茶会で披露したら、たちまち高評価でした。
さすがはマリス様の側近と言うべきでしょうか。
貴族夫人のうわさ話しは伝わるのが速いもので、その旦那様達が集う国際連合総会でも、休憩中はクララさんの話しで持ちきりでした。
侍女頭に迎えたいと言う方や子息の教育係を希望される方、中には自分の妻にと望む方もおられ、その対応に追われてしまいました。
思い付きでクララさんを作ってしまったことを少し後悔していますが、お茶会の時はセラフ様も楽しそうにしておられたので、よしとしましょう。
総会の1日目が終わり、後片付けを事務局メンバーにお任せして、わたしは一足先に事務局を後にします。
国連総会の時は出席者の方々が自らの護衛としてそれぞれの騎士をそれなりの人数連れてきています。
国を代表される方々の護衛を務められる方達ですから、立派な騎士様が多いのですが、全てがそうだとは言い難いようです。
「おい平民、我等はスリトー王国の王立騎士団だぞ。もっと融通せぬか!」
「そうおっしゃられましても、この鉱石は採掘するのが難しく、纏まって入荷しないのでございます。
国際連合の方で決められたこの比率で各国共お願いしております。」
「平民のくせに生意気な!」
激高した騎士のひとりが剣を抜きました。
「おまえ、俺達スリトー王国王国騎士団に楯突く気か。お前達の商会を根こそぎ潰すことなど、我々にはたやすいことなのだぞ!」
「おい、お前等そこまでだ。我が国に来て騒動を起こすとは何事だ。」
警備隊長のマクベスさんが数人の隊員を連れて駆けつけてきました。
恐らく、剣を抜く騎士を見て店の人が警報ベルを押したのでしょう。
全ての店には『テレホン』と共に非常用の警報装置が付けてあります。
押すと、近くの警備隊詰所に連絡が行き、警備隊員が数分で駆けつけるようになっています。
今日は国際連合総会がありますから、マクベスさんも最寄りの詰所に詰めていたようです。
「なんだお前は、俺達がだれか知っているのか!」
「ああ、スリトー王国のヤマトー副団長だったかな。よく知っているぞ。
ソマルト渓谷でのワイバーン騒動の時に影に隠れて震えていた奴だよな。」
「な、なにを、ふざけたことを!言いがかりにも、ほ、程がある!」
「俺の顔を見忘れたか?いや震えていて覚える余裕も無かったかもな。」
「ヤマトー様、あいつの顔に見覚えがあります。あの騒動の時、ワイバーンの大軍をひとりで追い払った加藤運輸のマクベスです。」
「ほう、そっちの部下君は俺のことを覚えているだけの余裕があったというわけか。
じゃあ、そっちの部下君にこの事態を説明してもらおうか。」
「な、何を勝手な。」
ヤマトー副団長が剣をマクベスさんに向けようとしましたが、マクベスさんの剣が閃いたかと思うと、あっけなくからめとられた剣が地面にたたき落されます。
何が起こったかも理解できず、ヤマトー副団長は立ちすくんでいます。
「さあ部下君、話してくれ。」
「はい、マサル共和国で採掘される鉱石はどれも希少性が高く高額で取引されていることはご存じだと思います。
当然その取引量や取引価格は国際連合で合意したものを守る取り決めになっていることは承知しています。
副団長は、それを正規の国際取引ではなく、市場の買い占めで過剰に入手されようとしたんです。」
「なるほど。それでお前達はそれを止めたのか?」
「はい、何度も諫めておりましたが、ヤマトー副団長の家は侯爵家でありまして、わたしどもも強くは出ることができず......」
「この件についてはスリトー王もご存じのことか?」
「恐らく、ご存じないかと。
我が国は小国であるが故、市街では目立たぬようにして問題を起こすなと厳命されておりますから。」
「となるとこいつの勝手な行動だな。よし、こちらで拘留する。
部下君、君はスリトー王の耳に入れておいてくれ。」
「わたしからもスリトー様にお話しておきましょう。」
「これはリザベート様、こちらにおられたのですね。」
「ええ、一部始終を見ておりました。わたしが証言いたします。」
「それは助かります。どうも貴族連中の相手は苦手でして。
じゃあ、こいつ連れていきますので。
おい、部下君、他の騎士達をちゃんと見ておけよ。」
そう言ってマクベスさんは何か喚き散らしているヤマトーさんを引きずって詰所に戻っていきました。
さて、国際連合事務局に向かいましょうか。
振り返るとスリトー王国の騎士団の皆様が、わたしに対して跪いておられます。
「聖女リザベート様とはつゆ知らず、大変なご無礼をお許しください。」
頭を砂地に擦る付けるようにしている皆さんを何とか立たせて、一緒に事務局に向かいました。
事務局ではお義父様であるクラーク キンコー王国宰相とスリトー国王が立ち話をされているところでした。
「おお、リザベート。お前家に帰ったんじゃなかったか?」
お義父様の問い掛けに、わたしはおふたりに挨拶をしてお義父様に声を掛けます。
「お義父様、少しお耳をお借りしたいのですが。」
わたしがお義父様の注意を引いたことで、騎士団の彼はスリトー王に先程の話を注進します。
すぐにスリトー王の顔が青ざめ、騎士団にいくつかの指示を出すと、騎士団の面々は急いで散らばっていきました。
「リザベート、なにがあったんだ?」
「クラーク殿、それはわたしからお話しします。実は.....」
お義父様も呆れたような表情をしていますが、ストリー王国の問題として内々に処理することを承知して下さいました。
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