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第6章 ランスとイリヤ
5 【魔法って本当にすごい】
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<<ランス視線>>
今日は僕達2人の誕生日なのです。
昨日から屋敷では、アリスさん達が大忙しです。
まだ朝の8時だというのに、玄関先には僕達へのプレゼントが山のように来ていて、クリスさんが4.5人がかりで宛名の確認と荷解きをしています。
荷解きしてなくて、もし今日の誕生会に差出人の方がいらっしゃったら困りますもんね。
今日はさすがに授業がお休みなので、僕は朝から荷解きを見学しています。
イリヤは今日もナーラの図書館に行ってるみたい。
昼から誕生会が始まるので、それまでには帰って来るって言ってた。
でもイリヤって、集中すると周りが見えなくなっちゃうんだ。
時間を忘れてたらダメだから、僕が遅れないように、連絡してあげるんです。
あっそうそう、僕達って双子だからか分からないけど、頭の中で呼びかけると思ったことが通じるんだよ。
だから、僕がイリヤのうっかりをカバーしてあげてるんだ。
そうこうしているうちに、誕生日祝いの包みが片付いたみたい。
クリスさんが、腰を叩いている。
「やれやれ、やっと片付きましたね。
セバス、目録を清書しておいて下さいね。
旦那様も奥様も見ず知らずの貴族や商人へのお返しなんて、管理したくないでしょうから。
こちらでキチンとやっておきましょう。
こちらのメモには、本日の招待客様のお祝いをまとめておいたので、こちらは今から旦那様に渡してきますね。」
クリスさんも長時間中腰で作業じゃ疲れるよね。
僕がマッサージしてあげたいけど、今の身体じゃ無理だね。
でも、お祝いの荷物は奥に運んであげよう。
「重力操作! 荷物よ、ついておいで!」
僕がお祝いの荷物に向かって呪文を掛けると、荷物が少し浮き上がる。
僕が歩き出すと荷物がついて来て、荷物の行列を引き連れての行進になった。
廊下ですれ違うメイド達は、少し驚くもすぐに正常運転。
この屋敷じゃこんなのは日常的だからね。
奥に進むと、ユーリスタさんの部屋の扉が開いた。
お婆様なんて言っちゃダメなんだから。
すごく寂しそうにするからね。
ユーリスタさんが、僕に気が付いた。
「まぁランスちゃん、いつの間に魔法が使えるようになったの?」
ユーリスタさんがちょっと嬉しそうに驚いている。
「あのね、お父様が2歳になったら魔法を使って良いって言ってたから、ちょっと予習してたら使えたの。」
「まぁ、独学で!!
やっぱり、ランスちゃんは天才だわぁ。
早速お爺ちゃんに教えてあげなくっちゃ。」
ユーリスタさんがトランシーバーを使って、ヘンリーお爺ちゃんに連絡している。
「ランスはすごいな。今すぐそっちに行くからな。」
お爺ちゃんの興奮した声がトランシーバー越しに聞こえた。
あっそうだ、イリヤもそろそろ呼ばなくちゃ。
お着替えもあるし。
「イリヤ聞こえる?」
「………お兄ちゃん聞こえるよ。」
「…そろそろ帰ってこないと誕生会に遅れるよ。」
「あら、もうそんな時間!すぐに戻るわ。
お兄ちゃんありがとう。」
さあ、僕も急いでリビングにお祝いの荷物を運ばなきゃ。
いつのまにか、ヘンリーお爺ちゃんが来ている。
ニコニコしながら、ユーリスタさんと一緒に荷物の行列の最後を付いて来ていた。
リビングに入ったら、皆んな忙しく飾り付けしたり、料理を運んだりしている。
「ランス様、お祝いの荷物を運んできて頂けたのですか。ありがとうございます。」
クリスさんにお礼を言われちゃった。
「ランス.この荷物を玄関から運んできたのか?」
「お父様、そうだよ。でもごめんね、2歳の誕生日前に魔法を使っちゃた。」
「お前、目眩とか無いか?」
「大丈夫だよ。」
お父様が僕を見つめてる。
「魔力の残量も全く問題無いな。
よし、今日から魔法も解禁にしょう。」
お父様は、僕の状態を見てくれていたんだね。
「じゃあ、ランス。荷物の送り主は読めるかい?」
「読めるよ。」
「このメモにある送り主の荷物だけ、こっちに置いて。
荷物は持ち上げたままだよ。」
お父様の指示に従い、荷物を分別して行く。
荷物を持ち上げたまま、送り主を読み取り、その荷物だけを指定されたところに置く。
ちょっと頭が混乱するけど、上手く出来たみたい。
「ランスすごいぞ。
魔法を平行して3つ使うなんて、大したもんだ。」
お父様が褒めてくれた。
パターソン先生がいつもお父様のことを大魔法使いって言っているけど、そのお父様に褒めて頂いたんだ。
すごく嬉しい。
「あー、お兄ちゃんだけ褒めてもらってズルいよ。
わたしも出来るんだからね。」
いつのまにか帰って来ていたイリヤが、ちょっと拗ねている。
拗ねているイリヤも可愛いな。
イリヤが、「えいっ」って言うと、水の入った花瓶を浮かせて、壁際の花瓶置きまで移動する。
『ガチャン』
慌ててやったものだから、壁に花瓶をぶつけちゃった。
イリヤが、泣きそうな顔をしてお父様を見ている。
「イリヤ、障害物が近くにある時は、魔法のコントロールが難しいんだ。
これから練習して行こうね。」
お父様はそう言うと、割れた花瓶を見つめてる。
すると、花瓶や中の水が逆再生のように戻っていく。
すっかり元に戻った花瓶を花瓶置きに置いて、お父様はにっこりと笑っている。
お父様すごい。たぶん時空魔法なんだろうけど、全く想像がつかない。
やっぱりお父様は大魔法使いなんだ。
僕も頑張ってお父様みたいになるぞ。
グッと手を握り締めて、周りを見ると、ユーリスタさん以下皆んな固まっていた。
やっぱり魔法ってすごい!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いつもお読みいただき有難うございます。
投稿を朝通勤電車の中でやっているのですが、通勤時間が長いので早朝になっています。
投稿時間がまばらなのは、休日が不定期なことと、書くのに夢中になって投稿を忘れてしまう時があるからです。
最近驚いているのは、早朝5時過ぎに投稿しているのにも関わらず、すぐに最新話に”しおり”を付けて下さる方が何人かおられることです。
ちょっと期待して頂いているのかと思うと嬉しくなってしまいます。
最近、お気に入り登録者も少しずつ増えてきているので、モチベーションも上がってきています。
やっぱり読んで頂いて『なんぼ』だと思うので、少しづつ研究しながら書き方を変えていければと思っています。
もし、読んでいてお気付きの点がありましたら、是非感想にご記入いただけたら幸いです。
どんなことでも構いません。よろしくお願いします。
本文とは関係無い内容でしたが、時々徒然なるままに書かせて頂きたいと思います。
本文の方も引き続きよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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今日は僕達2人の誕生日なのです。
昨日から屋敷では、アリスさん達が大忙しです。
まだ朝の8時だというのに、玄関先には僕達へのプレゼントが山のように来ていて、クリスさんが4.5人がかりで宛名の確認と荷解きをしています。
荷解きしてなくて、もし今日の誕生会に差出人の方がいらっしゃったら困りますもんね。
今日はさすがに授業がお休みなので、僕は朝から荷解きを見学しています。
イリヤは今日もナーラの図書館に行ってるみたい。
昼から誕生会が始まるので、それまでには帰って来るって言ってた。
でもイリヤって、集中すると周りが見えなくなっちゃうんだ。
時間を忘れてたらダメだから、僕が遅れないように、連絡してあげるんです。
あっそうそう、僕達って双子だからか分からないけど、頭の中で呼びかけると思ったことが通じるんだよ。
だから、僕がイリヤのうっかりをカバーしてあげてるんだ。
そうこうしているうちに、誕生日祝いの包みが片付いたみたい。
クリスさんが、腰を叩いている。
「やれやれ、やっと片付きましたね。
セバス、目録を清書しておいて下さいね。
旦那様も奥様も見ず知らずの貴族や商人へのお返しなんて、管理したくないでしょうから。
こちらでキチンとやっておきましょう。
こちらのメモには、本日の招待客様のお祝いをまとめておいたので、こちらは今から旦那様に渡してきますね。」
クリスさんも長時間中腰で作業じゃ疲れるよね。
僕がマッサージしてあげたいけど、今の身体じゃ無理だね。
でも、お祝いの荷物は奥に運んであげよう。
「重力操作! 荷物よ、ついておいで!」
僕がお祝いの荷物に向かって呪文を掛けると、荷物が少し浮き上がる。
僕が歩き出すと荷物がついて来て、荷物の行列を引き連れての行進になった。
廊下ですれ違うメイド達は、少し驚くもすぐに正常運転。
この屋敷じゃこんなのは日常的だからね。
奥に進むと、ユーリスタさんの部屋の扉が開いた。
お婆様なんて言っちゃダメなんだから。
すごく寂しそうにするからね。
ユーリスタさんが、僕に気が付いた。
「まぁランスちゃん、いつの間に魔法が使えるようになったの?」
ユーリスタさんがちょっと嬉しそうに驚いている。
「あのね、お父様が2歳になったら魔法を使って良いって言ってたから、ちょっと予習してたら使えたの。」
「まぁ、独学で!!
やっぱり、ランスちゃんは天才だわぁ。
早速お爺ちゃんに教えてあげなくっちゃ。」
ユーリスタさんがトランシーバーを使って、ヘンリーお爺ちゃんに連絡している。
「ランスはすごいな。今すぐそっちに行くからな。」
お爺ちゃんの興奮した声がトランシーバー越しに聞こえた。
あっそうだ、イリヤもそろそろ呼ばなくちゃ。
お着替えもあるし。
「イリヤ聞こえる?」
「………お兄ちゃん聞こえるよ。」
「…そろそろ帰ってこないと誕生会に遅れるよ。」
「あら、もうそんな時間!すぐに戻るわ。
お兄ちゃんありがとう。」
さあ、僕も急いでリビングにお祝いの荷物を運ばなきゃ。
いつのまにか、ヘンリーお爺ちゃんが来ている。
ニコニコしながら、ユーリスタさんと一緒に荷物の行列の最後を付いて来ていた。
リビングに入ったら、皆んな忙しく飾り付けしたり、料理を運んだりしている。
「ランス様、お祝いの荷物を運んできて頂けたのですか。ありがとうございます。」
クリスさんにお礼を言われちゃった。
「ランス.この荷物を玄関から運んできたのか?」
「お父様、そうだよ。でもごめんね、2歳の誕生日前に魔法を使っちゃた。」
「お前、目眩とか無いか?」
「大丈夫だよ。」
お父様が僕を見つめてる。
「魔力の残量も全く問題無いな。
よし、今日から魔法も解禁にしょう。」
お父様は、僕の状態を見てくれていたんだね。
「じゃあ、ランス。荷物の送り主は読めるかい?」
「読めるよ。」
「このメモにある送り主の荷物だけ、こっちに置いて。
荷物は持ち上げたままだよ。」
お父様の指示に従い、荷物を分別して行く。
荷物を持ち上げたまま、送り主を読み取り、その荷物だけを指定されたところに置く。
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「ランスすごいぞ。
魔法を平行して3つ使うなんて、大したもんだ。」
お父様が褒めてくれた。
パターソン先生がいつもお父様のことを大魔法使いって言っているけど、そのお父様に褒めて頂いたんだ。
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イリヤが、泣きそうな顔をしてお父様を見ている。
「イリヤ、障害物が近くにある時は、魔法のコントロールが難しいんだ。
これから練習して行こうね。」
お父様はそう言うと、割れた花瓶を見つめてる。
すると、花瓶や中の水が逆再生のように戻っていく。
すっかり元に戻った花瓶を花瓶置きに置いて、お父様はにっこりと笑っている。
お父様すごい。たぶん時空魔法なんだろうけど、全く想像がつかない。
やっぱりお父様は大魔法使いなんだ。
僕も頑張ってお父様みたいになるぞ。
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