60 / 382
第3章 国際連合は活躍する
17【カトウ運輸の大躍進2】
しおりを挟む
<<ユーリスタ視点>>
マサル様が発案し、会頭として運営されているカトウ運輸ですが、目覚ましい発展を遂げている様ですね。
ナーラ領から始まった物流ネットワークは、カトウ運輸がタカツー領の危機を救ったあたりから急速にキンコー王国内に広まりました。
マサル様の発案から進められて私が引き継いだ行政改革についても大きな成果を上げていますが、そこで大量生産された作物や特産品は、物流ネットワークが無かったらこんなに王国内に流通しなかったでしょうね。
かつて王国内で問題視されていた3都市「ホンノー自治区」「サイカーの街」「マーズル領」についても無事に物流ネットワークに加わり、王国内での物流網は確固たるものになりました。
また、マサル様の視野は王国だけにとどまりませんでした。
「大陸中を1つの物流ネットワークで繋ぎ、情報や物の流れ、人々の交流を活性化することで各国間の友好化を進め、争いの無い世界を作っていきたい。」という彼の願いは、今まさに実を結ぼうとしています。
現在大陸にある14ヶ国のうち、10ヶ国は物流ネットワークに参加しています。
残りの4ヶ国については、交渉が難航しているようですが、いずれ入ることになるのでしょうね。
物流ネットワークが繋がったことでのメリットをいくつか紹介します。
1つ目は、やはり物が手に入り易くなったということでしょう。
これまで行商人が村々を廻り、細々と繋がっていた物流が、一気に大量に運べるようになりました。
これにより、各村々で大量に生産しても出荷できるようになり、ハーバラ村で成果を出した改革を積極的に取り入れ、生産量を飛躍的に増やし、大量出荷することが可能となりました。
2つ目は、いろんな地域で新しい生産物が生まれ流通するようになったことです。
今まで地元や周辺地区としか交流が無く文化や技術が停滞状態だったところに、遠くの地域から文化や技術等を含めたモノが入ってくると、それらをまねて各地が新しいモノを生み出しつつあります。
例えば、ハーバラ村で生産された「オドラビットのハンバーグ」が、海辺の街で「オドイワシのつみれ」として名産になったとか。
オドって、汚いとか腐ったみたいな感じ悪い意味で使われる言葉です。
オドラビットは、肉が固くて傷みやすく直ぐに臭くなる害獣なんですけど、血抜きをしっかりし、ペッパーをすり込んで臭みを取り、肉を細かく刻んで香草とかと一緒に丸めて焼くんです。
すると、とっても美味しく頂けます。
繁殖力が異常に高いオドラビットならいくら狩っても大丈夫です。
オドイワシもオドラビットみたいな海の嫌われ者なんですけど、ある人が「オドラビットのハンバーグ」を見てビンときたのが、「オドイワシのつみれ」です。
今では、その人の住む街の名産品として大陸中で食べられています。
そうそう、最近ではオドラビットもオドイワシも養殖に成功したそうですね。
3つ目は、物流センターの役割です。
大量に物が出荷され、それを購入する地域も増えます。
余剰になった物は物流センターや各領地の倉庫で保管され、年間を通じて安定した量を市場に流せるようになりました。
物流センターの卸売り機能も重要な役割を果たしており、これにより各地域の商人や職人は、様々な地域の様々な商材を自由に扱えることになりました。
地域の商業や工業の発展にもつながるわけです。
これにより、品質も価格も供給量も安定して行きました。
4つ目は、文化交流です。
国を跨っての物流ネットワークですから、他国の物もたくさん入ってきます。
自国の商品を売り込む為に、商人や役人達が各国を訪れたり、出店を他国に作ったりします。
人の出入りが多くなると、当然文化交流が起こりますよね。
この文化交流でもたらされた新しい情報や技術が、それぞれの地域で別の技術等として芽吹いています。
まだまだありますが、これらがマサル様が提案され、自らの手で大きくされたカトウ運輸のもたらしたモノです。
あっそうそう、特許制度と国際裁判所も大活躍です。
これらが無ければ、今頃大陸中で大きな戦争になっていたかも知れませんね。
ちなみに、国際裁判所の初代所長は、わたしの父であるアーノルド・ワーカだったんですよ。
ちょっと自慢です。
<<アーノルド・ワーカ視点>>
もう6年くらい前になるかのお、キンコー王国の宰相職を辞め、ワーカ領を息子に譲って隠居していた儂のところへ、国際裁判所の初代所長の話しが来たのは。
はじめは断っておったのだが、ネクター王やハローマ王国、トカーイ帝国からも頼まれたら、しようが無い。
当時は、娘のユーリスタもキンコー王国の行政担当大臣になったばかりだったし、何か手伝ってやりたい気持ちもあったんじゃよ。
さて、引き受けたのは良いが何をどうすれば良いのか全くわからん。
引き受けると連絡した1週間後だったか、マサルと名乗る青年が、ネクター王の書簡を持って儂のところへ来おった。
儂がネクター王の書簡を開けると、「彼の名はマサルという。彼が今回の行政改革自体の発案者であり、最大の功労者だ。また国際裁判所の発案者も彼だ。国際裁判所の役割については、彼に聞いて欲しい。
なお、これは秘密厳守でお願いしたいが、彼は、この世界の人間ではない。
マリス様の使徒だと思ってくれて問題ない。
頼んだぞ。」
と書いてあった。
意味が良く分からないが、ネクター王の書簡に間違いない。
儂は、目の前で畏まる青年に声を掛けた。
「ようこそ、マサル殿。儂がアーノルド・ワーカじゃ。」
「アーノルド様、お目にかかれて光栄です。わたしはマサルと申します。
書簡にもあったと思いますが、わたしはこの世界の者ではありません。
女神マリス様により、日本という異世界の国からこの世界に召喚された者です。」
「うむ、その辺りはおいおい聞きたいところじゃ。
まずは、お疲れであろう。確か儂が書簡を王都に出したのは1週間前だったと思うが、こちらに来られるのがえらく早いのではないかな?」
「アーノルド様からの書簡をネクター王から拝見し、空を走ってまいりました。本日の朝に出ましたので、4時間くらいでしょうか。」
「空を走ってきた?そんなことができるのか?」
「はい、今お見せしましょうか。ちょっと失礼します。」
彼はそう言って3階の窓から飛び降りた。かに見えたが、そのまま沈むことなく空中に留まり、まさしく空を走っていった。
見えなくなるところまで行った彼はすぐに窓から戻ってきた。
「こんな感じです。最近使うようになったんですが、空の上だと道も森も関係無いので非常に楽なので助かっています。」
事も無げにそんなことを言う青年に、儂は好感を持った。
これ程の魔術を使えるのであれば、もっと様々な術を使えるのであろう。
ただ、彼はそれを自慢することもなく、傲慢でもなく普通の人間として接してくれている。
また、彼の人懐っこい話し振りも儂を安心させるには充分だった。
ちょうど昼時だ。今までキンコー王国では昼食をとるという習慣がなかったが、最近ナーラ領や王都では昼食をとることがはやっているらしい。
儂も昼食を摂るようにしてみたが、これが実によい。
昼食を摂ることで、強制的に昼休憩をとることになる。
これにより朝と昼の仕事にメリハリができる。
腹に食べ物を入れることで、昼以降の空腹感が満たされ、夕方まで集中して仕事に取り組めるようになった。
ワーカ領でも昼食の制度を取り入れるようになると、今まで昼に表に出ることが少なかった役人や職人達が昼食を求めて外に出ることになり、閑散としていた昼間の街が活気づくという副産物まであった。
「マサル殿、昼食を一緒にどうじゃ。」
「ありがとうございます。実は朝食も摂らずに出てきたので空腹でしようが無かったのです。」
「そうか、では食堂に行こう。」
儂は昼食を取りながらマサル殿の世界の話しを聞いた。
その世界の優れた技術は儂を驚かせるに充分ではあったが、それ程の高度な文明を持ち発達した技術力があるにもかかわらず、何故大きな戦争が起きないのかが儂には不思議でならなかった。
そのことを率直にマサル殿に聞いてみた。
「アーノルド様のおっしゃる通り、過去にわたし達の世界でも世界を2分するような大きな大戦争が2度ほどありました。
その教訓を元に作りだされた制度が、国際連合と国際裁判所なのです。」
マサル様が発案し、会頭として運営されているカトウ運輸ですが、目覚ましい発展を遂げている様ですね。
ナーラ領から始まった物流ネットワークは、カトウ運輸がタカツー領の危機を救ったあたりから急速にキンコー王国内に広まりました。
マサル様の発案から進められて私が引き継いだ行政改革についても大きな成果を上げていますが、そこで大量生産された作物や特産品は、物流ネットワークが無かったらこんなに王国内に流通しなかったでしょうね。
かつて王国内で問題視されていた3都市「ホンノー自治区」「サイカーの街」「マーズル領」についても無事に物流ネットワークに加わり、王国内での物流網は確固たるものになりました。
また、マサル様の視野は王国だけにとどまりませんでした。
「大陸中を1つの物流ネットワークで繋ぎ、情報や物の流れ、人々の交流を活性化することで各国間の友好化を進め、争いの無い世界を作っていきたい。」という彼の願いは、今まさに実を結ぼうとしています。
現在大陸にある14ヶ国のうち、10ヶ国は物流ネットワークに参加しています。
残りの4ヶ国については、交渉が難航しているようですが、いずれ入ることになるのでしょうね。
物流ネットワークが繋がったことでのメリットをいくつか紹介します。
1つ目は、やはり物が手に入り易くなったということでしょう。
これまで行商人が村々を廻り、細々と繋がっていた物流が、一気に大量に運べるようになりました。
これにより、各村々で大量に生産しても出荷できるようになり、ハーバラ村で成果を出した改革を積極的に取り入れ、生産量を飛躍的に増やし、大量出荷することが可能となりました。
2つ目は、いろんな地域で新しい生産物が生まれ流通するようになったことです。
今まで地元や周辺地区としか交流が無く文化や技術が停滞状態だったところに、遠くの地域から文化や技術等を含めたモノが入ってくると、それらをまねて各地が新しいモノを生み出しつつあります。
例えば、ハーバラ村で生産された「オドラビットのハンバーグ」が、海辺の街で「オドイワシのつみれ」として名産になったとか。
オドって、汚いとか腐ったみたいな感じ悪い意味で使われる言葉です。
オドラビットは、肉が固くて傷みやすく直ぐに臭くなる害獣なんですけど、血抜きをしっかりし、ペッパーをすり込んで臭みを取り、肉を細かく刻んで香草とかと一緒に丸めて焼くんです。
すると、とっても美味しく頂けます。
繁殖力が異常に高いオドラビットならいくら狩っても大丈夫です。
オドイワシもオドラビットみたいな海の嫌われ者なんですけど、ある人が「オドラビットのハンバーグ」を見てビンときたのが、「オドイワシのつみれ」です。
今では、その人の住む街の名産品として大陸中で食べられています。
そうそう、最近ではオドラビットもオドイワシも養殖に成功したそうですね。
3つ目は、物流センターの役割です。
大量に物が出荷され、それを購入する地域も増えます。
余剰になった物は物流センターや各領地の倉庫で保管され、年間を通じて安定した量を市場に流せるようになりました。
物流センターの卸売り機能も重要な役割を果たしており、これにより各地域の商人や職人は、様々な地域の様々な商材を自由に扱えることになりました。
地域の商業や工業の発展にもつながるわけです。
これにより、品質も価格も供給量も安定して行きました。
4つ目は、文化交流です。
国を跨っての物流ネットワークですから、他国の物もたくさん入ってきます。
自国の商品を売り込む為に、商人や役人達が各国を訪れたり、出店を他国に作ったりします。
人の出入りが多くなると、当然文化交流が起こりますよね。
この文化交流でもたらされた新しい情報や技術が、それぞれの地域で別の技術等として芽吹いています。
まだまだありますが、これらがマサル様が提案され、自らの手で大きくされたカトウ運輸のもたらしたモノです。
あっそうそう、特許制度と国際裁判所も大活躍です。
これらが無ければ、今頃大陸中で大きな戦争になっていたかも知れませんね。
ちなみに、国際裁判所の初代所長は、わたしの父であるアーノルド・ワーカだったんですよ。
ちょっと自慢です。
<<アーノルド・ワーカ視点>>
もう6年くらい前になるかのお、キンコー王国の宰相職を辞め、ワーカ領を息子に譲って隠居していた儂のところへ、国際裁判所の初代所長の話しが来たのは。
はじめは断っておったのだが、ネクター王やハローマ王国、トカーイ帝国からも頼まれたら、しようが無い。
当時は、娘のユーリスタもキンコー王国の行政担当大臣になったばかりだったし、何か手伝ってやりたい気持ちもあったんじゃよ。
さて、引き受けたのは良いが何をどうすれば良いのか全くわからん。
引き受けると連絡した1週間後だったか、マサルと名乗る青年が、ネクター王の書簡を持って儂のところへ来おった。
儂がネクター王の書簡を開けると、「彼の名はマサルという。彼が今回の行政改革自体の発案者であり、最大の功労者だ。また国際裁判所の発案者も彼だ。国際裁判所の役割については、彼に聞いて欲しい。
なお、これは秘密厳守でお願いしたいが、彼は、この世界の人間ではない。
マリス様の使徒だと思ってくれて問題ない。
頼んだぞ。」
と書いてあった。
意味が良く分からないが、ネクター王の書簡に間違いない。
儂は、目の前で畏まる青年に声を掛けた。
「ようこそ、マサル殿。儂がアーノルド・ワーカじゃ。」
「アーノルド様、お目にかかれて光栄です。わたしはマサルと申します。
書簡にもあったと思いますが、わたしはこの世界の者ではありません。
女神マリス様により、日本という異世界の国からこの世界に召喚された者です。」
「うむ、その辺りはおいおい聞きたいところじゃ。
まずは、お疲れであろう。確か儂が書簡を王都に出したのは1週間前だったと思うが、こちらに来られるのがえらく早いのではないかな?」
「アーノルド様からの書簡をネクター王から拝見し、空を走ってまいりました。本日の朝に出ましたので、4時間くらいでしょうか。」
「空を走ってきた?そんなことができるのか?」
「はい、今お見せしましょうか。ちょっと失礼します。」
彼はそう言って3階の窓から飛び降りた。かに見えたが、そのまま沈むことなく空中に留まり、まさしく空を走っていった。
見えなくなるところまで行った彼はすぐに窓から戻ってきた。
「こんな感じです。最近使うようになったんですが、空の上だと道も森も関係無いので非常に楽なので助かっています。」
事も無げにそんなことを言う青年に、儂は好感を持った。
これ程の魔術を使えるのであれば、もっと様々な術を使えるのであろう。
ただ、彼はそれを自慢することもなく、傲慢でもなく普通の人間として接してくれている。
また、彼の人懐っこい話し振りも儂を安心させるには充分だった。
ちょうど昼時だ。今までキンコー王国では昼食をとるという習慣がなかったが、最近ナーラ領や王都では昼食をとることがはやっているらしい。
儂も昼食を摂るようにしてみたが、これが実によい。
昼食を摂ることで、強制的に昼休憩をとることになる。
これにより朝と昼の仕事にメリハリができる。
腹に食べ物を入れることで、昼以降の空腹感が満たされ、夕方まで集中して仕事に取り組めるようになった。
ワーカ領でも昼食の制度を取り入れるようになると、今まで昼に表に出ることが少なかった役人や職人達が昼食を求めて外に出ることになり、閑散としていた昼間の街が活気づくという副産物まであった。
「マサル殿、昼食を一緒にどうじゃ。」
「ありがとうございます。実は朝食も摂らずに出てきたので空腹でしようが無かったのです。」
「そうか、では食堂に行こう。」
儂は昼食を取りながらマサル殿の世界の話しを聞いた。
その世界の優れた技術は儂を驚かせるに充分ではあったが、それ程の高度な文明を持ち発達した技術力があるにもかかわらず、何故大きな戦争が起きないのかが儂には不思議でならなかった。
そのことを率直にマサル殿に聞いてみた。
「アーノルド様のおっしゃる通り、過去にわたし達の世界でも世界を2分するような大きな大戦争が2度ほどありました。
その教訓を元に作りだされた制度が、国際連合と国際裁判所なのです。」
11
お気に入りに追加
331
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。
前世で家族に恵まれなかった俺、今世では優しい家族に囲まれる 俺だけが使える氷魔法で異世界無双
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
家族や恋人もいなく、孤独に過ごしていた俺は、ある日自宅で倒れ、気がつくと異世界転生をしていた。
神からの定番の啓示などもなく、戸惑いながらも優しい家族の元で過ごせたのは良かったが……。
どうやら、食料事情がよくないらしい。
俺自身が美味しいものを食べたいし、大事な家族のために何とかしないと!
そう思ったアレスは、あの手この手を使って行動を開始するのだった。
これは孤独だった者が家族のために奮闘したり、時に冒険に出たり、飯テロしたり、もふもふしたりと……ある意味で好き勝手に生きる物語。
しかし、それが意味するところは……。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
捨てられ従魔とゆる暮らし
KUZUME
ファンタジー
旧題:捨てられ従魔の保護施設!
冒険者として、運送業者として、日々の生活に職業として溶け込む従魔術師。
けれど、世間では様々な理由で飼育しきれなくなった従魔を身勝手に放置していく問題に悩まされていた。
そんな時、従魔術師達の間である噂が流れる。
クリノリン王国、南の田舎地方──の、ルルビ村の東の外れ。
一風変わった造りの家には、とある変わった従魔術師が酔狂にも捨てられた従魔を引き取って暮らしているという。
─魔物を飼うなら最後まで責任持て!
─正しい知識と計画性!
─うちは、便利屋じゃなぁぁぁい!
今日もルルビ村の東の外れの家では、とある従魔術師の叫びと多種多様な魔物達の鳴き声がぎゃあぎゃあと元気良く響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる