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その27 「ちゅ~しながらなんてっ、むりぃぃぃっっ!!」
しおりを挟む「おねがいっ、はやくぬいてこっちにきてっ……」
七瀬が言うに早百合も男性経験がないレズビアンだという事だが、今ではすっかり俺のペニスを欲しがっている。
レズビアンの具体的な定義については詳しくないけど、少なからず男に対して忌避感があるんじゃないの? 違うんだろうか。
まぁそんな事はどうでもいい、忌避感があるのならそもそも俺に抱いて欲しいと喫茶店で言って来る訳がないんだから。それが例え恋人である七瀬にそうするよう言われたのだとしても。
欲しい? ならば与えよう。拘束されたままの早百合を抱くのもいいかも知れないが、その拘束が七瀬の手によるものだという事が気に食わない。
寝バックで七瀬に挿入したままだったペニスを引き抜き、早百合の拘束に手を伸ばす。
「あぁ、すごい……。はやくいれてぇ……」
「おう、ちょっと待て。今これを外してやるから」
「このままでいいから早く挿れてってばっ!!」
何も怒る事はないだろうに……、中毒患者かよ。外してやるって言ってんだからさ。
駄々をこねるようにジタバタと身体を捻る早百合を抑え付け、その拘束を外してやる。抑え付けながら拘束するなら分かるが、外してるんだからじっとしてろよ。
「いいか早百合、ちゃんと拘束を外した上で滅茶苦茶気持ち良くしてやるから大人しくしてろ。
ヤってる最中に七瀬が起きてみろ、邪魔されるかも知れないだろ?」
右手と右足首を繋いでいた早百合の拘束を外した後、うつ伏せになっている七瀬を仰向けにする。待てって早百合。そして七瀬が早百合にしたように、そのまま七瀬を拘束して行く。待てっつってんのに。
七瀬の右手首を右足首と繋ぎ、左手首を左足首へと繋ぎ。膝を曲げてM字開脚で放置プレイっと。
俺が座っていたソファーへ移動させて少し距離を離してもいいんだが、移動させている最中に目を覚まされるのだけは避けたい。それと早百合が離れてくれないから抱える事も出来ないし。
望まない形でペニスにイかされて気絶、気が付けば自分の恋人がそのペニスで責められている。しかも恋人を拘束していた形そのままで今度は自分が拘束されている。
なかなか楽しいと思うな、七瀬の反応が。
七瀬の拘束が終わると、ずっと俺のペニスを狙っていた早百合が七瀬を見向きもせずに俺へキスをせがんで来た。始めはキスからとかこいつ分かってんな。舌と舌を絡ませ、ねっちょりとしたディープキスを交わす。早百合がはぅ……、と気の抜けた声を吐く。
「いいのか? 目の前で恋人が犯されて、その上拘束されてるんだが」
俺を押し倒し、太ももに跨ってすりすりと秘裂を擦り付ける早百合。目にハートが浮かんでいるように見える。
「んっ……。恋人って言っても本当に同棲してた訳じゃないし、私は目的があって七瀬に近付いたから……。
もう七瀬から聞いてると思うけど、お母さんが言ってる事なんてどうでも良くなっちゃった。それより一穂に抱かれる方がイイもんっ。
ダメ……?」
これはあれだ、陰謀を企んでいた早百合の母親から俺が早百合を寝取った形だ。でも扱いに気を付けないと一気にヤンデレ化する可能性があるので要注意な気がする。二重との仲を邪魔されなければいいけど……。
「ダメじゃないぞ。目的はどうあれ、今を楽しもう」
明日の約束は出来ないけど。
「良かった……。七瀬と結婚したら、私の事も大事にしてね? 私が七瀬の面倒を見てる間に二重さんとイチャイチャさせたげるよ」
ほう……、なかなか悪くない提案だ。これは明日以降を検討する余地があるかも知れない。
「あぁもう我慢出来ないっ、上に乗ってもいい?」
早百合は騎乗位がしてみたいらしい。俺は早百合に頷いてから、挿入しやすいようにベッドの真ん中へ移動する。たゆんと後頭部に七瀬の胸が触れた。
仰向けに寝かせていたが、バランスが悪く左向きに倒れていたようだ。何気なく七瀬の乳首を口に含む。
「んっ……」
この程度の刺激では起きないか。
「うわぁぁ……、この光景すごいねっ、一穂が王様みたい」
王様に跨がるお前は何様だ?
「ご奉仕させて頂きますね? へへっ……」
自分が欲しいクセに俺にご奉仕する名目で跨がってんのかお前は。まぁいいや、好きにさせてみよう。
「んんっ、んんん~、あぁ、深いぃぃっ」
早百合は腰を落とし、膣内にペニスを咥え込んだ。前後に動かし、ピストンさせるのではなくグリグリと膣内に押し当てて快感を得ている。
俺としてはもどかしいが、俺は俺で七瀬の乳首を口の中でコロコロと転がして遊んでいるので忙しい。これくらいがちょうど良いかも知れない。
「はぁっ、はぁっ、んんんっ、ちょっと弱いな……」
「俺の腹に手を付いて、膝を開いて上下に動いてみ?」
「ん、やってみるねっ……」
言われた通りに早百合が俺の腹に手をつき、ゆっくりと膝を使って身体を上下に動かし始める。ピストンが始まり、明らかに早百合の声色が変わる。
「んぁっ、はあっ! これいいっ、これいいよっ、すごいぃ……」
早百合が少しずつ上下を早めて行くが、俺としてはペニスが折られないかヒヤヒヤする。ちょっとだけ、ちょっとだけ角度がズレていて怖い。愚息であるとはいえ、こいつがいないと非常に困るんだ。優しくしてやってほしいんだが。
仕方ない、七瀬の乳首で遊ぶのを止め、両手で早百合の腰を掴み主導権を奪う。伸ばしていた膝を曲げて力を入れる。
「えっ、何で止めるの?」
腰を掴まれた事で動けなくなった早百合が、不満そうな目で見下ろして来る。もう止めてって言うくらい動いてやるからちょっと待て。
パンッパンッパンッパンッパンッパンッ! 下から早百合を突き上げる。遠慮なくゴリゴリと膣内を抉り上げる。
「んんんぁぁぁああああっ!!!」
力が抜け、早百合が俺の胸元へと倒れ込んで来るが構わず腰を突き上げ続ける。早百合は振り落とされないようにと俺にしがみ付く。まるでロデオマシンだな。
「何これなにこれっ!? すごっ、すごすぎるよぉ~~~!!」
結合部からねちょぐちょと湿った音が聞こえる。腰に置いていた手を早百合のお尻へと移動させ、力を入れて揉みしだく。キュッと膣圧が上がった。
「やぁぁ、なにこれわかんないっ、こんなのしらないぃっ……」
はいこんなの知らない頂きましたぁ~。パンッパンッパンッパンッ! 休む事なく腰を突き上げ続けるが、せっかく隣に七瀬がいるのにこいつを絡めないのは勿体ないな。
「あっ、いく、いく、いくいくいくいくぅっ……、ああああぁぁぁっ……!!」
早百合がギュッと抱き着き、ビクビクと身体を震わせた。ちょうど良いので一端腰を止める。背中をゆっくりと撫でてやり、早百合が落ち着くのを待つ。
「はぁ……、はぁ……、ごめんね、一穂はまだイってないのに……」
「ん? いや、大丈夫だ。女がイく前に男がイク訳には行かんからな」
「そうなの? はぁ、喉がカラカラ。それとちょっとトイレ行きたいな……」
拘束の上で放置されていたからな、仕方ない。雰囲気よりもお互いベストコンディションで最高潮で達する方が絶対良いと思うので、早百合を起こしてやりトイレへ向かう。七瀬は放置。
トイレの扉を開ける。奥に便器があり、左に小さい洗面台が備え付けてある。高級ホテルはトイレも高級だな。便器の蓋が勝手に開いた。便器の中がブルーのLEDで照らされている。
「ほら、早く座れ」
「えっ? うん……」
座るのかよ。俺が出て行かない事を疑問に思わないのが不思議だ。ついでだ、ここで咥えさせよう。
「待っている間に萎えるからな、おしっこしながらしゃぶってくれ」
半勃ちになってしまった愚息を早百合の目の前に差し出すと、何の躊躇いもなく頬張って来た。
「はむっ、んちゅ、はぁ……、れろっ、ちゅぅっ、んぐっ……」
チョロチョロチョロチョロ……。フェラしながら排尿する美少女。途中から勢いもチョロからシャーに変わって、こっちがびっくりさせられる。口だけでなくちゃんと手も使って竿をしごいている。
大きく首を動かしてペニスにご奉仕するその姿はとてもそそるが、早百合の放つどこか香ばしいような臭いもあって興奮するまでは行かない。どうやら俺にスカ系属性はないようだ。良かった。
喉が渇いていると言っていたが、もちろんここで俺のしょんべんを飲ませるつもりはない。その行為で興奮する人達って、何というかその、すごい。自分のしょんべんを飲んだ口とキス出来ないもの。
だが不思議なもので、口内射精した後の口とはキスが出来る。もちろんザーメンが残っている状態では嫌だが。飲み込ませずぐちゅぐちゅぺーさせた後の口ならキスしても大丈夫。味はしっかり残っているが、俺も二重にクンニした後にキスするからな、こればっかりはお互い様と言える。
おっと、二重の事を考えていると早百合に睨まれた。女ってホントこえぇな……。
排尿の音が止み、早百合はペニスを咥えたまま横目で確認しながらトイレットペーパーをクルクルと巻き取って股に手をやる。拭いてる間もフェラを続けろとは言っていないが、早百合は天然でやってのける。生まれながらのM気質なんだろうな。
「終わったよ、手ぇ洗うね」
俺が一歩後ろに下がると早百合は立ち上がって背を向け、便器に蓋をして排水レバーを回す。そのまま俺にお尻を向けた状態で手を洗う早百合。いいケツしてんなぁと思いながらペニスを秘裂へと突き入れる。
「へっ!? はぁっ!! ちょ、ちょっといきなりぃ……」
おしっこしながらフェラさせられるのはいいが、手を洗っている時にバックで挿れられるのにはビックリするらしい。ちょっと基準が分からない。
腕を回して胸を揉みながら耳を甘噛みする。早百合は洗面台に寄りかかるように掴まっている。立っていられないのだろうか。
「よし、このままリビングに行って冷蔵庫行くぞ」
「へえっ!? そんなのむりだよぉ……」
出来る出来る。ペニスが抜けないように早百合を抱えたままゆっくりと後退してトイレを出る。早百合に壁に手をつかせてやる。
「ほら、ゆっくりなら行けるから。喉渇いてんだろ?」
ぷるぷると膝を震わせながら、よちよちと歩き始める早百合。七瀬はSっぽいけど、こんなプレイはした事がないんだろうか。早百合をもっと俺の色に染めないとな。いやいや、何で関係を続ける前提なんだよ。俺には二重がいる、俺には二重がいる……。
時間は掛かったが、何とか冷蔵庫に辿り着いた。早百合が手に取ったのはペットボトルに入ったミネラルウォーター。前屈みになったままキャップを捻っているが、力が入らず回せないようだ。
「貸してみろ、開けてやる」
早百合の手からペットボトルを奪い、近くにあった椅子まで下がる。早百合のお腹に手を回して抱え、背面座位の形で2人して座る。
「ああぁっ!!」
座位になったので膣奥までペニスが届いたのだろうか、早百合が思わず声を上げる。腰を揺すってやると、ビクッとなって背中を反らした。
ペットボトルの蓋を外し、口を付ける。グビグビと飲んでから、口に含んで早百合の口へ流し込む。早百合が零すことなく飲み込んで行くところを見ると、七瀬とよくやっているのだろう。俺もこの前七瀬にやられたしな。
ミネラルウォーターを飲み終え、早百合を床へと下ろして立ち上がる。
「またこのまま歩くの?」
「もちろん」
胸を弄りながら2人でゆっくりと寝室へ歩いて行く途中、寝室から七瀬の声が聞こえて来た。気が付いたようだ。
「ちょっと! これ外しなさいよ!!」
拘束された状態でそこまで高圧的になれるのはある意味すごいと思う。いや、知らない相手にいきなり拉致されて監禁されてって訳じゃないからこんなもんなんだろうか。
早百合に返事をしないように言い含め、ゆっくりと寝室へと向かう。早百合は右手で壁に寄りかかりながら、左手は口に添えて喘ぎ声が漏れないようにしている。
返事をするなとは言ったが、声を出すなとは言ってない。七瀬の早百合と俺を呼ぶ声がだんだんと大きくなって来た。これはなかなか面白い状況だな。先日の再現をしようか。
寝室の扉は開けっぱなしにしていたので、早百合の顔だけ見える位置で止まる。早百合に気付いたのか、七瀬が早百合に呼び掛ける。
「早百合、これどうにかしてよ! あいつはもう帰ったの!?」
あいつ呼ばわりかよ。これでもお前の許嫁だぞ? いや、俺は覚えてなかったんだけどね。
早百合の胸から手を離し、腰を掴んで思いっ切り打ち付ける。
「んぁあっ!? あっ、あっ、あっ、あっ、あああぁぁぁ!!!」
声を我慢していた事、そして歩くたびにペニスの位置が変わってもどかしかった事、七瀬にその姿を見られた事と相まって、いきなり激しく突かれた為に声が我慢し切れずイってしまったらしい。早百合の足に力が入りきらず倒れそうになったので、後ろから胸を鷲掴みにして身体を支えてやる。
「どうしたのよ!? もしかして……」
七瀬も今の状況に気付いたようだ。早百合を促して寝室へ入る。後ろから貫かれたまま歩く早百合を見て、七瀬が声を荒げる。
「ちょっと!? 何で私が拘束されているのか説明してちょうだい!!」
あれま、早百合が寝取られている状況ではなく自分が拘束されている事の方に怒っているようだ。寝取られている事はそれほど気にしていないみたいだな。今さらって事なのだろうか。
「早くこれを外しなさいよ!!」
うるさい、ギャグボールもしておいたら良かったな、失敗した。あんまり口を拘束するのは好きじゃないんだよな。両手拘束した上で目隠しは燃えるんだけど。
早百合にベッドへ上がるように促し、顔が七瀬の下腹部の上に来るようにする。
「早百合、七瀬が除け者にされて怒ってるから舐めてやれ」
「うん、分かったよ。でも、私の事いっぱい気持ち良くしてねっ?」
早百合が七瀬の膝を持って仰向けにさせる。七瀬は外せ外せと暴れているが、拘束されているからどうしようもない。こういうのって、抵抗すればするほど見ている方は興奮するっていうのを知らないんだろうか。
少なくとも寝たフリをしていれば早百合にクンニされる事もなかっただろうに。いや、七瀬にとってはご褒美かも知れないが。
「止めなさいって早百合、怒んないからこれを外してってば!」
「いいから、一緒に気持ち良くなろっ?」
早百合の頭越しなので実際にクンニしているところは見えないが、七瀬の表情を見る限りは徐々に感じ始めているようだ。
キュッキュッ、と膣内を締める事で早百合が俺におねだりをして来る。分かった分かった、じゃあ始めますかね。
ゆっくりと大きくピストンし、膣奥まで届くよう深くペニスを突き刺す。ビクッと身体を反らすが、早百合は七瀬を舐めるのを止めずにいる。
「早百合、お願いだから拘束を外して? こんな格好嫌よ……」
「自分が嫌がる格好を早百合にさせてたんだから自業自得だろ、自分に返って来たんだよ」
「この子はこれが好きだからいいのよ! 私はMじゃ……、はぁっ!」
早百合の舌に責められて、だんだん感度が高まって来たらしい。七瀬が首を振って耐えている。
七瀬が嫌々しているすぐ隣に、早百合に仕込まれていたローターが残っていた。これを使わせようか。
「早百合、あのローターで七瀬を気持ち良くさせてやってくれ。クリをローターで責めて、アソコには中指入れて引っ掻き回してやってくれ」
「や、止めて! 2人が終わるまで大人しく待ってるから、大丈夫だからっ!!」
大丈夫なもんか、美人なお姉さんを寝っ転がしたまま放置して他の美少女を抱くのはとても贅沢なシチュエーションだけど、逆に言うと勿体ない訳で。もっと絡めて3人一緒に楽しまないとな。
七瀬の下腹部から顔を離し、早百合がノロノロと手を伸ばしてローターを取ってスイッチを入れる。ヴィンヴィンヴィン、そうそうその通り。
早百合が口にローターを入れた。唾液を付けたのだろうか、そのまま七瀬のクリトリスへと押し当てる。
「ああっ、ダメよ早百合! 指入れないでぇ、こんなのいやぁ……」
早百合にしても七瀬にしても、それほど身体がセックスというか性的快感に慣れていないような気がする。2人とも最近まで処女であったとはいえ、レズカップルならば色々とお互いに弄り合っていそうなイメージなんだが。
男みたいに何度か射精してしまえば終わり、ではなく何度でもイける女性ならではの楽しみ方がありそうなもんなんだけれども、この2人は違うんだろうか。
七瀬が早百合の処女膜をディルドで破いたってさっき言ってたし、早百合にとって七瀬が初めての恋人なんだろうけど。七瀬は膜が残っていたし……。
分からん、この2人の関係も最近になってからだと言うし、それぞれの思惑があって今の状況があるからなぁ。
そんな事を考えながら早百合のお尻に腰を叩き付けていたが、やんわりと射精感が沸き上がって来た。そろそろ1回出してしまおう。ずっと勃たせっぱなしなのも辛い。
「早百合、そろそろイクからな、腰の動きを早めるぞ」
「んんっ、ちょっと待って、ギュッとしてほしいから、仰向けになっていい?」
正常位でのフィニッシュのオーダー頂きました。俺もバックで出すより正常位で出す方が好きなので、腰を止めて早百合の身体を右へと移動させてやる。
早百合の頭で隠れていた七瀬のM字開脚が露わになる。秘裂が赤く充血しており、クリトリス周辺は早百合の唾液なのか七瀬の愛液なのか、ぐちょぐちょに濡れていた。
「何だよ七瀬、嫌だ止めろと言いながらめちゃくちゃ濡らしてんじゃん」
「ちっ、ちがうわよ、早百合が……」
「そっか、違うんだ、じゃあちょっと終わるまで待っててくれな」
感じて濡れた訳ではなく早百合の唾液が付いているだけらしいので、申し訳ないが俺がイクまでそこで待っていてもらおうと思う。
おあずけを食らった七瀬は何も言い返さず、ただ俺と早百合が体位を変えているのを見つめていた。
「よし、じゃあ俺がイクまで止めないからな。お前もキュンキュン締めるんだぞ」
「わかった、わかったからはやくぅ……」
はやくぅ……、の口のままキスをせがむ早百合。ホント好きだな。早百合とキスを交わしながら横目で七瀬を見ると、じぃ~っと俺達を見つめていた。
早百合から顔を離し、七瀬の脇を持って引き寄せる。ちょうと早百合の左に七瀬の顔が来る位置にして身体を傾けさせる。
早百合の背中を自分の右手で支え、少しだけ左に傾くようにして七瀬と見つめ合う形にする。
「七瀬がキスしてほしがってるからしてやれ。どれだけ俺のが気持ち良いか舌で伝えてやれ」
「何でそんなこ、んむっ!? 言われたからってちゅっ、やらなくていいんちゅぅ~!?」
早百合の手は俺の背中に回されたまま、首だけを伸ばして七瀬の唇に吸い付いている。何この光景、俺ってば王様かよ。
そんな冗談は置いておいて、キスを交わし合うレズカップルを目の前で見ながらその一方の最奥を突く。身体を密着させているのに、大きいからか腰の動きに合わせて早百合の胸が弾む。たゆんたゆんと形を変えているのが分かる。
碌に前戯をしていなかったので、今回早百合の胸に触れていなかった事を思い出す。身体を起こして早百合の乳首に吸い付く。
「んはぁっ!? んちゅっ、れろっはぁむ、んんんっっ、ちゅっ……」
パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ、早百合の身体を抱き締めて、腰だけでなく腕も使って早百合の身体を揺する。ピストンをより激しくしてやると、耐えられなくなった早百合が七瀬の口から顔を離して俺の首筋に抱き着いて来た。
「むりぃ、ちゅ~しながらなんてっ、むりぃぃぃっっ!!」
七瀬は口を半開きにさせて、捨てられた子猫のような顔で固まっている。ある意味これで本当に早百合を恋人から寝取っているんじゃないだろうか。
「そろそろイクからな」
うんっ、うんっ、と首だけで頷く早百合。きつく抱き締めて肘と膝を使って体重を支え、腰を動かしつつ早百合も揺らす。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!!!
「んんんんぁぁぁああああっ!! いっくぅ~~~!!!」
「俺もイクぞっ!」
ドクドクドクドクドクッ……、早百合の最奥を突いたまま解き放つ。ずっと出さずに勃たせたままだったからすごく勢いがいい気がする。
イった事により早百合の力が抜け、抱き締められていた手が俺の背中から離れる。放心状態の早百合が大きく呼吸を繰り返し、胸がぷるんぷるんと震えている。
両手でその胸をさわさわと刺激しながら、七瀬を見つめる。
「さて、これからどうしようか」
「くっ……!! こ、これを外してくれたら私も一穂にご奉仕するわっ……」
う~ん、ご奉仕って感じでもないんだよなぁ。だからと言ってこのまま挿入するってのも味気ない気がするし。この格好を写メで撮って後で何かしらの材料にするという手もあるが……、どうせなら早百合みたいに自ら擦り寄って来るように躾けしたい気もするし。
でもこいつを躾けるってのもなかなかに難しそうな気がするな。人ってそこまで急に変われないし。ここにずっと繋いでおいて時間を掛けてやるならまた違うんだろうけど、そこまで本気で屈服させるのも違うしなぁ。
とりあえず、早百合が落ち着くまで、七瀬には軽い愛撫をしておこうか。拘束されたS気質の女がどうなって行くのか、楽しみだ。
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