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「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
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「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
何やら叫んでいる。全員叫んでいる。授業中なのに叫んでいるのだ。
ここは私立の男子校。高校生という青春真っ只中な時期を何が嬉しいのか男のみで集団生活をしている彼らは、何が楽しいのか授業中に叫んでいるのだ。
原因は黒板にデカデカと書かれた『自習』の文字、ではなく床に突如として現れた光輝く魔法陣だ。
ファンタジーの知識を持っている生徒なら気付いたかも知れないが、魔法陣と気付かない生徒にとってはただピカピカ光っているだけにしか見えない。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
床をバンバンと叩く者、魔法陣の上でドンドンと飛ぶ者、魔法陣に触れまいと机の上に乗る者、ただただ叫ぶ者・・・。
事態を誰1人収める事なく興奮状態のまま、クラスごと異世界へと召喚されてしまった。
▽
「ようこそおいで下さいました、勇者の皆様! 私は召喚主であるワールフ教会の教皇、ヒゲナガイと申します。
今から皆様にこの世界へとお出で頂いた理由と、私の望みをお話し痛たたたたぁぁぁぁ!!」
気付けば見知らぬ場所へと移動させられていた事の興奮なのか、はたまた単にそうしたかったからなのか、話の途中であるにも関わらずヒゲナガイ教皇の長いアゴヒゲを引っ張り出す男子校生達。
ヒゲナガイ教皇が右手に持っていた如何にもな杖を奪って振り回す者、ヒゲナガイ教皇の護衛達の剣を奪ってチャンバラごっこを始める者、端に控えていた巫女のような恰好をした老婆を指さしてキーキー言う者、阿鼻叫喚の地獄絵図とはこの事か。
「止めて下され! 勇者様方お止め下され!! 止めんか馬鹿者!!!」
ヒゲナガイ教皇もたまらずその場から退却、教会関係者達は召喚の間から逃げて行った。
残された男子校生達、すでに魔法陣は消えているのに未だ床をバンバン叩く者、ドンドンと飛ぶ者、一緒にこちらの世界へと持って来られた机と椅子を振り回して投げる者、叫び声も大きくなる一方である。
興奮が冷めて来たのか、ある程度暴れて疲れが出たのか、やや静かになり状況を理解しようとする者が召喚の間からの出口を発見、みなにここから脱出するよう提案する。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
外に出れる、これだけで再び興奮度マックスの男子校生達。とにかく走る、走る、壁はとりあえず殴る、殴ってどうもなければ壁がない方へとまた走る、走る、ついに建物の外へと出る事が出来た。
外は夜、明らかに地球では見る事の出来ないサイズの満月、それも3つある。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
月に向かって叫ぶ、胸を両手で叩く、地団駄を踏む、叫ぶ。誰かが1人、月に向かって走り出す。叫ぶ、みんな着いて行く、走る、転んでもすぐに立ち上がって叫ぶ、走る。
走り続けた男子校生達は湖へと辿り着く。叫び声を聞いてか、湖から水の精霊が顔を出す。
「そなた達はこの世界の人間ではないようだな?」
水の精霊はそう尋ねる、姿形は幼女。おかっぱ頭に青い羽衣を纏い水の上に立つ幼女。
「「「「「ぉぉぉ・・・」」」」」
幼女を驚かすまいと自重する男子校生達、興奮が醒め自制心が働いているようだ。
「そなた達は召喚されたのか。この世界は今危機に陥っておる。魔王ウッホがこの世界を征服し、魔族以外を根絶やしにしようとしておるのだ! 人間族や我ら妖精族、そして獣人族までも見境なく皆殺しにしようとしている。
どうか、そなた達の力で、魔王ウッホを倒してはもらえぬか?」
幼女の懇願を聞き、再び興奮し出す男子校生達。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
「そ、そうじゃ、ウッホを倒してほしいのじゃ!
ここから見えるあの城に、魔王ウッホがおるのじゃ、頼む!!」
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
水の精霊が指差す方角へと我先にと駆け出す男子校生達。夜の為に人間の目では魔王城は見えないのだがとりあえず走る、叫ぶ、叫ぶ。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
すごい勢いで走る男子校生の集団は途中、魔王軍に所属する魔族達をちぎっては投げ、ちぎっては投げして魔王城のあるであろう方角へと突き進んでいく。
魔物であろうが魔族であろうがドラゴンであろうが、男子校生達の前に立った者は例外なく葬り去られる。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
走り続けるうちに夜が明け、魔王城がその姿を現した。すでに魔王ウッホへと召喚者がこちらに向かっているとの情報が伝えられており、城の周りを魔王軍が固めている。男子校生達の姿を捉えると、警告なしに次々と魔法の矢や火の玉など、攻撃魔法が降り注ぐ。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
右手で矢を振り払い、左手で火の玉を握り潰す。男子校生達の勢いは落ちる事なく魔王軍の軍勢と正面からぶつかり合う。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
自分の名を叫びながら向かって来る男子校生達に恐怖を覚え、城内へと立て籠もる魔王ウッホ。明らかに彼らの方が戦闘力が上である。何とかしてこの城を抜け出そうと画策する。
魔王城の玉座の間のその奥、テラスに控えさせていた飛竜に飛び乗り、天高く昇って行く。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
目ざとくその姿を見つける男子校生達、戦いながら覚えた攻撃魔法をぶっ放し、飛竜に乗った魔王ウッホへと集中砲火を浴びせる。飛竜はすぐに翼を奪われ、魔王ウッホと共に地上へと撃墜される。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
それは勝ち鬨なのか、はたまた本能の叫びなのか。魔王ウッホへと駆け寄り、亡骸を胴上げする男子校生達。
魔王を失った魔王軍達は散り散りバラバラに逃げ出し、男子校生達が召喚された目的が今ここに、達成されたのである。
▽
魔王は一夜にして討たれた。しかし召喚主であるヒゲナガイ教皇はその事実を未だ知らず、自らが召喚した魔王よりも脅威がありそうな存在をどのように処理しようか考えていた。
物事には必ず相反する対が存在する、それがワールフ教会の教義の根源である。男子校生には何が当てはまるのか、しばし思考するヒゲナガイ教皇。
そうか、男子校生には女子校生をぶつけるのが良いのではないだろうか。相反する男子校生と女子校生、どのような反応が起こりどのような結果に導かれるのか。全てはやってみないと分からない。
光輝く魔法陣から現れたのは女子校生達の集団、男子校生の時とは違い誰も叫んではいない。
「ようこそおいで下さいました、勇者の皆様! 私は召喚主であるワールフ教会の教皇、ヒゲナガイと申します。
今から皆様にこの世界へとお出で頂いた理由と、私の望みをお話し痛たたたたぁぁぁぁ!!」
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
男子校・女子校の存在しない世界で生を受けたヒゲナガイ教皇は知らなかった。男子校生であれ女子校生であれ、同性のみで集団生活を送る者達はもれなく、性という縛りから解放されただただ叫ぶだけの獣になるという事実を・・・。
「止めて下され!勇者様方お止め下され!!止めんか馬鹿者!!!」
何やら叫んでいる。全員叫んでいる。授業中なのに叫んでいるのだ。
ここは私立の男子校。高校生という青春真っ只中な時期を何が嬉しいのか男のみで集団生活をしている彼らは、何が楽しいのか授業中に叫んでいるのだ。
原因は黒板にデカデカと書かれた『自習』の文字、ではなく床に突如として現れた光輝く魔法陣だ。
ファンタジーの知識を持っている生徒なら気付いたかも知れないが、魔法陣と気付かない生徒にとってはただピカピカ光っているだけにしか見えない。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
床をバンバンと叩く者、魔法陣の上でドンドンと飛ぶ者、魔法陣に触れまいと机の上に乗る者、ただただ叫ぶ者・・・。
事態を誰1人収める事なく興奮状態のまま、クラスごと異世界へと召喚されてしまった。
▽
「ようこそおいで下さいました、勇者の皆様! 私は召喚主であるワールフ教会の教皇、ヒゲナガイと申します。
今から皆様にこの世界へとお出で頂いた理由と、私の望みをお話し痛たたたたぁぁぁぁ!!」
気付けば見知らぬ場所へと移動させられていた事の興奮なのか、はたまた単にそうしたかったからなのか、話の途中であるにも関わらずヒゲナガイ教皇の長いアゴヒゲを引っ張り出す男子校生達。
ヒゲナガイ教皇が右手に持っていた如何にもな杖を奪って振り回す者、ヒゲナガイ教皇の護衛達の剣を奪ってチャンバラごっこを始める者、端に控えていた巫女のような恰好をした老婆を指さしてキーキー言う者、阿鼻叫喚の地獄絵図とはこの事か。
「止めて下され! 勇者様方お止め下され!! 止めんか馬鹿者!!!」
ヒゲナガイ教皇もたまらずその場から退却、教会関係者達は召喚の間から逃げて行った。
残された男子校生達、すでに魔法陣は消えているのに未だ床をバンバン叩く者、ドンドンと飛ぶ者、一緒にこちらの世界へと持って来られた机と椅子を振り回して投げる者、叫び声も大きくなる一方である。
興奮が冷めて来たのか、ある程度暴れて疲れが出たのか、やや静かになり状況を理解しようとする者が召喚の間からの出口を発見、みなにここから脱出するよう提案する。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
外に出れる、これだけで再び興奮度マックスの男子校生達。とにかく走る、走る、壁はとりあえず殴る、殴ってどうもなければ壁がない方へとまた走る、走る、ついに建物の外へと出る事が出来た。
外は夜、明らかに地球では見る事の出来ないサイズの満月、それも3つある。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
月に向かって叫ぶ、胸を両手で叩く、地団駄を踏む、叫ぶ。誰かが1人、月に向かって走り出す。叫ぶ、みんな着いて行く、走る、転んでもすぐに立ち上がって叫ぶ、走る。
走り続けた男子校生達は湖へと辿り着く。叫び声を聞いてか、湖から水の精霊が顔を出す。
「そなた達はこの世界の人間ではないようだな?」
水の精霊はそう尋ねる、姿形は幼女。おかっぱ頭に青い羽衣を纏い水の上に立つ幼女。
「「「「「ぉぉぉ・・・」」」」」
幼女を驚かすまいと自重する男子校生達、興奮が醒め自制心が働いているようだ。
「そなた達は召喚されたのか。この世界は今危機に陥っておる。魔王ウッホがこの世界を征服し、魔族以外を根絶やしにしようとしておるのだ! 人間族や我ら妖精族、そして獣人族までも見境なく皆殺しにしようとしている。
どうか、そなた達の力で、魔王ウッホを倒してはもらえぬか?」
幼女の懇願を聞き、再び興奮し出す男子校生達。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
「そ、そうじゃ、ウッホを倒してほしいのじゃ!
ここから見えるあの城に、魔王ウッホがおるのじゃ、頼む!!」
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
水の精霊が指差す方角へと我先にと駆け出す男子校生達。夜の為に人間の目では魔王城は見えないのだがとりあえず走る、叫ぶ、叫ぶ。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
すごい勢いで走る男子校生の集団は途中、魔王軍に所属する魔族達をちぎっては投げ、ちぎっては投げして魔王城のあるであろう方角へと突き進んでいく。
魔物であろうが魔族であろうがドラゴンであろうが、男子校生達の前に立った者は例外なく葬り去られる。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
走り続けるうちに夜が明け、魔王城がその姿を現した。すでに魔王ウッホへと召喚者がこちらに向かっているとの情報が伝えられており、城の周りを魔王軍が固めている。男子校生達の姿を捉えると、警告なしに次々と魔法の矢や火の玉など、攻撃魔法が降り注ぐ。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
右手で矢を振り払い、左手で火の玉を握り潰す。男子校生達の勢いは落ちる事なく魔王軍の軍勢と正面からぶつかり合う。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
自分の名を叫びながら向かって来る男子校生達に恐怖を覚え、城内へと立て籠もる魔王ウッホ。明らかに彼らの方が戦闘力が上である。何とかしてこの城を抜け出そうと画策する。
魔王城の玉座の間のその奥、テラスに控えさせていた飛竜に飛び乗り、天高く昇って行く。
「「「「「ウッホぉぉぉ! ウッホぉぉぉ!!」」」」」
目ざとくその姿を見つける男子校生達、戦いながら覚えた攻撃魔法をぶっ放し、飛竜に乗った魔王ウッホへと集中砲火を浴びせる。飛竜はすぐに翼を奪われ、魔王ウッホと共に地上へと撃墜される。
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
それは勝ち鬨なのか、はたまた本能の叫びなのか。魔王ウッホへと駆け寄り、亡骸を胴上げする男子校生達。
魔王を失った魔王軍達は散り散りバラバラに逃げ出し、男子校生達が召喚された目的が今ここに、達成されたのである。
▽
魔王は一夜にして討たれた。しかし召喚主であるヒゲナガイ教皇はその事実を未だ知らず、自らが召喚した魔王よりも脅威がありそうな存在をどのように処理しようか考えていた。
物事には必ず相反する対が存在する、それがワールフ教会の教義の根源である。男子校生には何が当てはまるのか、しばし思考するヒゲナガイ教皇。
そうか、男子校生には女子校生をぶつけるのが良いのではないだろうか。相反する男子校生と女子校生、どのような反応が起こりどのような結果に導かれるのか。全てはやってみないと分からない。
光輝く魔法陣から現れたのは女子校生達の集団、男子校生の時とは違い誰も叫んではいない。
「ようこそおいで下さいました、勇者の皆様! 私は召喚主であるワールフ教会の教皇、ヒゲナガイと申します。
今から皆様にこの世界へとお出で頂いた理由と、私の望みをお話し痛たたたたぁぁぁぁ!!」
「「「「「うおぉぉぉ~~~!!!」」」」」
男子校・女子校の存在しない世界で生を受けたヒゲナガイ教皇は知らなかった。男子校生であれ女子校生であれ、同性のみで集団生活を送る者達はもれなく、性という縛りから解放されただただ叫ぶだけの獣になるという事実を・・・。
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