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第二章

54.先生のその大きいの、ここに頂戴ってな

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 ちょっとそれが嬉しい。
「さっき、先生の舌で初めて舐められて、ビリッて身体が痺れて」
「また味わいたくて自分で掴んでいます」
「さっきよりも少しきつめに」
 目を閉じていたスエンが、こちらを見つめてきて目が合う。
「あっ」
 それだけで、三回目の迸り。
 よりにもよって今回はスエンの口の中に。
 スエンはそれを飲み込んだようだ。
 陶酔しきった感じで森羅にのしかかってきて、その時見えた腰の白い盛り上がった傷にあれっと一瞬思う。
 こんなに綺麗な身体に、まるでナイフで付けられたような醜い傷。
 だが、背後のウトゥが森羅ごと抱きかかえて湯船の端に背中を付ける。森羅の膝の裏に手を周し、開脚させられ、疑問も湯気の中に消えていく。
 どんどん、脚は開かれていく。
 こんな格好を同意も無くなんて。
 物凄く恥ずかしい。
 でも、堪らなく気持ちがいい。
「センセエ」
 湯屋は二神が発するフェロモンが充満しているようで、森羅の口もよく回らなくなってきた。
「あーあー。センセエ、センセエ」
と狂ったように呼び続ける。
「スエン。どうだ?」
 耳元でウトゥが言う。
「もう……少し」
「なら、土人形。スエンを感じさせろ。先生のその大きいの、ここに頂戴ってな」
 膝で背骨を押し上げられ、スエンに向かってまたまた秘部を見せつける形になってしまった。
 興奮したスエンがそこに先端を押し当ててきた。
「おおっと。それはやりすぎ」
 ウトゥが諫める。 
 フーフーと荒い息をしながらスエンは自身のをしごき続けている。
 もの凄く苦しそうだ。
 なんとかしてやりたいと思うと同時に、なんとかしてもらいたい。 
 普段の優美さをかなぐり捨て、手酷いぐらいに。
「ほら。土人形」
 促されて、森羅はくいくいと腰を揺すってみた。
「センセエ」
「ここ」
「見てっ。ああーん」
 挑発に、自分の方が感じてしまう始末。
「いいぞ」
と森羅の乳首を少しきつめに掴みながらウトゥ。
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