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第二章

37.ああ。んん…

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と呻いているのは自分の声??
 その声はなかなか止まず、背中にスエンが覆いかぶさってきて抱きしめられる。
 その感触に、今まで怒っていたこと忘れた。
 ああ。やっぱりこの神様、オレの身に起こったことを過剰に気にしていた。
 貴方のお陰で心の傷は大分癒えたのに。
 そのことをきちんと伝えて上げられなくて、ごめん。
 こんなに優しくされていたのに、気づいてなくてごめん。
と素直に思えた。
 たくさんのごめんで森羅の胸がいっぱいになっているところに、夜着をめくられる。
 カチャカチャと何か開ける音がして、背中に塗られる感触。
 尻の間にも指が入ってきて困った。さらにはすぼんだ場所にさえ、ちょんちょんと指の腹で薬を塗られる。
 思わず身体が跳ねそうになった。
 それが終わると仰向けだ。
 隅々まで軟膏を塗られる。
 乳首とか股の間とか色んな際どいところも。
 植物学者の神様だから嫌らしい感じはしない。
 しないのだが……。
 火傷していたって、自分は男だ。
 敏感な付近を触られたら、兆してしまう。
 片方の足首を掴まれ、大きく広げられた。
 太ももの横の部分を手当したいようなのだが、これだとさっき薬を塗られた恥ずかしい部分まで丸見え。
「んん?!」
 甘美な刺激をうなされている勘違いしたのか、スエンがそっと上半身を抱きしめてくる。
 でも片足は大きく広げられたままで、尻のあたりがスースーする。
 なんか、挿入なしのセックスをしているみたい。
「え、ええ??」
 今度は声がはっきり漏れてしまった。
 舞台に上げられ鏡を当てられた陰部は真っ黒でことさらひどい状況なのだが、スエンが軟膏だらけの手で掴んできたのだ。
 先端、幹、付け根と順に、長い指が丁寧に動き回る。双球も転がされるように軟膏を塗られた。
 薄目を開けると、スエンが顔にかかる銀髪の束を耳にかけながら、森羅の一番敏感な部分に向かって小さく口を開けている。
 何する気?
 大切な器官の火傷は治しておくべきって流石のスエンも考えているみたいなことをウトゥが言っていたが。
 それにしたって、その行為は……。
 想像しただけで変な気分にそうだった。
「ああ。んん……」
 口からは、
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