【完結】八ヶ岳初恋フルーツティ

遊佐ミチル

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第六章

120:排泄みたいでもう興奮してんだろ?なら、もうちょっと遊んでやるか?

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「……僕が人間的にまだまだ未熟なだけです。けど、ジンもね」
「やっぱ、どこまでいっても彼方は支配できそうにねえや」
「ほぼ、されてると思うんだけど」
「価値観不一致って、別れの一番の原因らしいぜ?」
「僕はされたいよ?ジンに。初めてだから、優しくしてほしいだけ」
「分かった。傷つけない。セーフワードを決めとこうか。俺の本名な。どうしても無理だったら、そっちを呼んで。直ちに止めるから」
「うん」
 彼方はジンに背中を向けたまま、もたれかかった。
 ジンが指にローションを垂らしかけて、「おっと。その前に」と彼方の性器にぴったりのコンドームを被せてくる。
「Sサイズ?」
「いいや。3Lだ」
「エロい。必要のない射精のためにするコンドームって」
 背後から抱かれた姿勢で足を開かされ、そこにローションで濡らされたジンの骨太な男らしい指が潜り込んでいく。
「あとで、また舐めてやるからな」
と低い声で言われるが、感じすぎて、声が遠い。
 指が一本スムーズになったところで、仰向けに寝かされた。
「これ、一本目のアナルプラグな」
 先端は小さめの玉で少しずつ大きくなりながら連なる五連式だった。
「空気式で大きさを変えられるものより、一本一本、大きいのに変えていったほうが征服感あるだろ?」
「意味わかんない」
「じゃあ、今度、俺で試せば?」
 支配的すぎて頭にくることがあるけれど、ジンのこういうところは、
「ほんと、ずるいっ」
「また怒っている」
 ジンは輪になっている取っ手に指を引っ掛け、彼方の尻穴に沈めたかと思うと、ゆっくり引き抜いていく。
 それを何度も繰り返された。
 最初は違和感しか無かったのに、やがて抜き差しされる度に震えるような快感がやってくる。
 いや、ジンが傍らで寝そべりながらじっくりと視姦してくるせいだ。
「おかしいっ。これっ」
「慣れたらもっと太いのいくからな。今度は別の形のやつ」
 ジンが彼方を起こし、ベットからラグの上に下ろした。
 そして、ベットのヘリに肘をつけるようにしてもたせかけ、アナルプラグが入ったままの腰を軽く浮かせる。
 ジンが彼方の後ろのに回った。
「ほら、ひり出せ」
「え?」
 振り向くと、ジンが彼方の尻の下に手の広げていた。
「頑張って出せ。そしたら、次のを入れてやる。もっと、形状が複雑でボコボコしたやつ。今入られているの、嫌いじゃないだろう?それのもっとすごいやつを入れてやる」
「出せって、ジンの手に?」
「排泄みたいでもう興奮してんだろ?なら、もうちょっと遊んでやるか?」
 背後から上半身に手を回され、乳首をつままれた。
 それをこねりつぶすみたいにゆっくり動かされたのち、激しく動かされた。
 悲鳴を上げると、今度はその手はコンドームにつつまれた彼方の性器を上下し始める。
「ジンッ。ジンッ」
「ほら。サービスしてやったんだから、ひり出せ。早く」
「んっああああああああっ」
 ベットの縁に持たれながら腰を上げていきんで、排泄するみたいに五連のアナルプラグを出していく。でも、出たのは二個まででそこから先は無理だった。
「出ない」
「自分の尻だろうが。責任持て」
 叱るようにジンは、彼方の尻を爪を立てて鷲掴みにした後、頑張って二個出したアナルプラグをまた彼方の尻穴に戻してしまう。
「なんっでっ」
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