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第八章
127:やっぱり、触って下さい!!主の手、俺、忘れられなかった
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「大人になった見えて、話している最中に言葉が出てこなくるところは相変わらずだな。どおれ、傷を拝見しますか」
アスランは、ルルの服をゆっくりと脱がせていく。
いやがる素振りはなかった。
全裸にさせて、寝台の前に立たせる。
ルルが完全に反応した性器を手で隠しながらうつむくので、余計、煽情的にアスランの目には映る。
背中から始まる傷に軽く指を当て、孤を描きながら腰骨の終点へと向かう。
「毛、短いな」
「あれ以来、ちゃんと切ってますよ。自分で」
「そこは強調しなくていいって。傷は、いい薬草を使えば、かなり薄くはなるかな。完全に消すには時間がかかる。他は?」
「細かな傷ならたくさんあると思います」
「寝台に座って」
ルルは素直に腰掛けた。
「手をどけてくれないと、腿のあたりの傷とか見えづらいんだが」
「主、もう勘弁して。月狂いの夜を思い出しちゃうから」
ルルに言われ、アルランは軽く両手を上げる。
そして、数歩後ずさると、ルルが野生の獣みたいな素早さでそばに寄ってきた。
手を取られ、陰部に引き寄せられる。
「やっぱり、触って下さい!!主の手、俺、忘れられなかった」
こんなに熱烈に迫られたら、黙ったままではいられない。
寝台に押し戻して、ルルの上に跨って、ローブを脱ぎ捨てる。
「主……」
熱に浮かされたような目でルルがアスランを見てきた。
アスランは少し腰を浮かしてルルの上に倒れ込む。
そして、自身の性器とルルの性器を一緒に握りしめた。
「そんなっ」
「いきなり、刺激が強すぎるって?だが、僕だって我慢の限界だ」
厚ぼったい前髪に隠されていない目には、みるみる涙が溜まり始める。
「ずっと、こうされたかった。肌を合わせたかった。寂しくてたまらなかった」
アスランはルルをしっかりと抱きしめた。
「僕の腕の中に帰ってきてくれて、ありがとう。僕も、ずっと待っていた。こうしたかった」
完全に立ち上がったそれは、もうすぐにでも暴発してしまいそうだった。
アスランが膝立ちで身体を起こすと、ルルが上半身を起こして、アスランの下腹部に顔を突っ込むようにして両腿を掴んでくる。
前触れもなく咥えられて、それが途方もない気持ちよさで、ルルの頭を強引に抑え込んでしまった。
「カハッ」とルルは咳をするが、咥えるのをやめようとしない。
「いきそうだから」と言うとようやく離してくれた。本当にギリギリのところだった。
「月狂いの夜があってもなくても、俺、主の咥えるのが好きなっていて。主に変身したロンド様も指を俺の口に入れてくるものだからなおさら」
「こうか?」
指を口元に差し出すと、美味しそうに根本まで咥えてくる。
実はまだ月狂いの夜の呪いが残っているのではないかと疑いたくなるほど、ルルは陶酔しきっている。
舌をトントンと強く叩くと、ねっとりした唾液が溢れ出した。
その感覚を味わいたくて、指を引き抜いて、その口に舌をねじ込む。
口腔を犯され、切なげにルルが鼻を鳴らした。
「後は何をされた?」
「乳首……」
「乳首を何?」
すると、ルルが自分の胸の飾りを摘む。
アスランは再びルルを押し倒していた。
古代の魔女の世界でしたときみたいに、ルルの胸にかじりついていた。
舐め上げ吸って、さらに声を漏らさせる。
だが、前と違うのは、嬌声に混じって、ルルが「欲しい」と泣き叫んだことだ。
アスランは、ルルの服をゆっくりと脱がせていく。
いやがる素振りはなかった。
全裸にさせて、寝台の前に立たせる。
ルルが完全に反応した性器を手で隠しながらうつむくので、余計、煽情的にアスランの目には映る。
背中から始まる傷に軽く指を当て、孤を描きながら腰骨の終点へと向かう。
「毛、短いな」
「あれ以来、ちゃんと切ってますよ。自分で」
「そこは強調しなくていいって。傷は、いい薬草を使えば、かなり薄くはなるかな。完全に消すには時間がかかる。他は?」
「細かな傷ならたくさんあると思います」
「寝台に座って」
ルルは素直に腰掛けた。
「手をどけてくれないと、腿のあたりの傷とか見えづらいんだが」
「主、もう勘弁して。月狂いの夜を思い出しちゃうから」
ルルに言われ、アルランは軽く両手を上げる。
そして、数歩後ずさると、ルルが野生の獣みたいな素早さでそばに寄ってきた。
手を取られ、陰部に引き寄せられる。
「やっぱり、触って下さい!!主の手、俺、忘れられなかった」
こんなに熱烈に迫られたら、黙ったままではいられない。
寝台に押し戻して、ルルの上に跨って、ローブを脱ぎ捨てる。
「主……」
熱に浮かされたような目でルルがアスランを見てきた。
アスランは少し腰を浮かしてルルの上に倒れ込む。
そして、自身の性器とルルの性器を一緒に握りしめた。
「そんなっ」
「いきなり、刺激が強すぎるって?だが、僕だって我慢の限界だ」
厚ぼったい前髪に隠されていない目には、みるみる涙が溜まり始める。
「ずっと、こうされたかった。肌を合わせたかった。寂しくてたまらなかった」
アスランはルルをしっかりと抱きしめた。
「僕の腕の中に帰ってきてくれて、ありがとう。僕も、ずっと待っていた。こうしたかった」
完全に立ち上がったそれは、もうすぐにでも暴発してしまいそうだった。
アスランが膝立ちで身体を起こすと、ルルが上半身を起こして、アスランの下腹部に顔を突っ込むようにして両腿を掴んでくる。
前触れもなく咥えられて、それが途方もない気持ちよさで、ルルの頭を強引に抑え込んでしまった。
「カハッ」とルルは咳をするが、咥えるのをやめようとしない。
「いきそうだから」と言うとようやく離してくれた。本当にギリギリのところだった。
「月狂いの夜があってもなくても、俺、主の咥えるのが好きなっていて。主に変身したロンド様も指を俺の口に入れてくるものだからなおさら」
「こうか?」
指を口元に差し出すと、美味しそうに根本まで咥えてくる。
実はまだ月狂いの夜の呪いが残っているのではないかと疑いたくなるほど、ルルは陶酔しきっている。
舌をトントンと強く叩くと、ねっとりした唾液が溢れ出した。
その感覚を味わいたくて、指を引き抜いて、その口に舌をねじ込む。
口腔を犯され、切なげにルルが鼻を鳴らした。
「後は何をされた?」
「乳首……」
「乳首を何?」
すると、ルルが自分の胸の飾りを摘む。
アスランは再びルルを押し倒していた。
古代の魔女の世界でしたときみたいに、ルルの胸にかじりついていた。
舐め上げ吸って、さらに声を漏らさせる。
だが、前と違うのは、嬌声に混じって、ルルが「欲しい」と泣き叫んだことだ。
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