Shadow★Man~変態イケメン御曹司に溺愛(ストーカー)されました～

恋は狂気

僕から逃げる？そうはさせません。

　
　

私は取り乱しながら自分の家に駆け込み、猛スピードでドアの鍵とチェーンを厳重に掛けた。


「……ハァハァ……！何なのあの変態は！
あんな変態、初めて見たわよ！
しかも外見がイイトコの坊っちゃんな上に、美形だから騙されたわ……」


私は呼吸を整え、冷静さを保つように試みた。

大丈夫……落ち着いて、私。
とりあえず今日は凪に相談して、対策を立てるの。
そして明日の朝一番に警察に行こう。


私はフゥっと溜め息をつき、脂汗を拭き取った。


「まずは凪にも報告して、警戒してもらわなきゃ。
妹は私が守る……！」


そう固い決意を燃やしながら、
私はリビングのドアを開けた。



「凪！いる!?
ちょっと大変な……」



‥‥‥‥え！！？



信じられない光景が目に飛び込んできた。