失われた右腕と希望の先に

瑪瑙 鼎

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第12章 終焉

209:ガリエル

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「何だと…!?」

 突然、耳に飛び込んで来た新事実に、柊也は勢い良く振り返り、前方のパネルへと目を向けた。レティシア達も寝耳に水の事に思わず顔を上げ、呆然とした表情でパネルを眺める。

 エミリア、ロザリア、サーリア。MAHOのシステムは、神話の三姉妹の名と一致している。だが、ロザリアは、システムは3つではなく4つだと言った。神話の登場人物で、残された名前は、一つしかない。

「…まさか…」

 呼吸をも忘れ、前方のパネルを凝視するレティシアの耳に、柊也の声が聞こえて来る。

「残りの一つとは、…ガリエルか?」
『いいえ、違います。ガリエルとは、人族の間で誤って伝わった名称です。正しくは、カエリアと言います』
「カエリア…様…」

 ロザリアから発せられた第4のシステム名を、レティシアが噛みしめるように呟く。空中に浮かぶ地図が、再び瞬き始めた。

『MAHOは現在、地球全体をこの様に分割して、管理しております』

 ロザリアの言葉とともに、新世界地図が四分割され、瞬きを繰り返す。

『システム・ロザリアは、旧オーストラリア大陸と旧ユーラシア大陸の東部、地続きとなった旧北米大陸の西部及び太平洋を管轄。システム・サーリアは、旧ユーラシア大陸の中西部、及び北極海を管轄しております。また、システム・エミリアは旧アフリカ大陸と旧南極大陸、大陸移動によって拡大した南洋一帯を管轄しております。
 そして、システム・カエリアは残りの地域、旧北米大陸の中東部と旧南米大陸、大西洋を管轄しております。これはMAHO発足当時の区分ではなく、長きに渡る自律管理の中で大陸移動に沿って順次変更を加えたものとなりますが、システム・ロザリアのメインシステム自体が大きく移動したために、些かアンバランスなものとなっております』

 そして、四分割の点滅が終わると、旧北米大陸の中央付近、21世紀で言えばアメリカ、モンタナ州付近が点滅する。

『此処が、システム・カエリアのメインシステム所在地となります。先に報告しました、1万年ほど前に発動したエマージェンシー・モード。これは、システム・カエリアから上がった警報がトリガーとなっております』



西暦8264万4057年の地球 ※システム・カエリア追加




「…その時、カエリアで何が起きたか、わかるか?」

 柊也が空中に浮かぶ地図を眺めながら、ロザリアに問う。システム・カエリアのメインシステム所在地として指し示した光の点は、大陸移動によって21世紀と比較すると北西方面へとずれ、緯度経度で言えばカナダ北西部に当たる北極圏にまで移動していた。地続きとは言え、シベリアからアラスカへと通ずる陸地は全て北極圏に属しており、かなり厳しい道のりになる。柊也の問いに、ロザリアが答えた。

『残念ながら、詳細は不明です。ただ、可能性の一つとして、システム・カエリアに対する何かしらのハッキングが行われ、その防衛のためにエマージェンシー・モードが発動したのではないかという推論が、最も有力です』
「ハッキングだって!?」

 ロザリアの説明を聞いた柊也が、思わず驚きの声を上げる。人類社会が崩壊し、中世と大差ないほど文明が後退した世界において、ハッキングという先進的行為が行われるとは想像できなかった。柊也は感慨深い表情を浮かべ、ロザリアに尋ねる。

「それも…生物の進化に因るものか?」
『おそらくは』
「すげぇな、生命の神秘っていうのは…」

 ロザリアの言葉を受け、柊也は頭を掻き回しながら感嘆の声を上げる。

『現在、4つの管轄域のうち、最もエネルギー消費が激しいのが、システム・カエリアの管轄域となります。システム・カエリアは完全には乗っ取られていないものの、ハッキング行為によりある程度制御を奪われ、エネルギーを浪費しております。この結果、エミリアとサーリア、両システムを停止させた事で緩やかになっていた寒冷化の波が再び激しさを増し、エマージェンシー・モードを解除できないMAHOには対抗措置が取れず、そのまま今日へと至りました』
「…つまり、カエリアをどうにかすれば、寒冷化を止められる可能性がある、という事か?」
『その可能性が、残されております』
「そうか…」
「…それが…ガリエルの正体…」

 ロザリアから回答を得た柊也は、下を向いて大きな溜息をつく。その後ろ姿を眺めながら、レティシアは小さく呟いた。やがてレティシアの視線の先で柊也の顔が上がり、再び後ろを向いて口を開く。

「シモン、セレーネ」
「何だ、トウヤ?」
「はい、トウヤさん」

 名を呼ばれ振り返った二人に向け、柊也は頭を掻き、バツが悪そうな顔で答えた。

「…悪い。付き合ってくれ」



 シモンとセレーネは、悪戯がバレて誤魔化す様な表情を浮かべる柊也を見ると、構えていた銃を下ろす。そして、シモンは口の端を釣り上げ、セレーネは満面の笑みを浮かべて、答えた。

「今更、何を言うのかと思えば…。そんなの当然じゃないか」
「そうですよ、トウヤさん!私は、あなたの神との対話に、何処までもついていくと誓ったんです。私も連れて行って下さい、マイ・マスター!」
「ありがとう、二人とも」

 二人の言葉に、柊也は感謝を籠め、穏やかな笑みを浮かべる。その柊也に、レティシアが声をかけた。

「あの…シュウヤ殿、その旅に私達も連れて行っていただけませんか?」
「レティシア?」

 レティシアの言葉に、胸元に顔を埋めていた美香が顔を上げる。美香が見上げた視線の先で、レティシアが美香を抱き締めたまま、柊也に向けて決然とした表情を浮かべている。そして、その向こう側に見えるオズワルドとゲルダの目にも、決意を秘めた光が浮かんでいた。

「…ガリエルとの間で繰り広げた、中原を守るための永遠とも言える戦い。それは本来、私達人族の手で解決すべき戦いです。それを、あなたとミカの二人だけに押し付けて、のうのうとしていられるほど、私達は恥知らずではございません。必ず、あなたのお役に立ちます。ガリエルとの最後の戦いとも言えるこの旅に、是非私達も連れて行って下さい」

 レティシアはそう口上すると、乳飲み子を抱えた母親の様に、美香をその胸に抱き締めたまま深々と頭を下げる。隣に並ぶオズワルドとゲルダも、レティシアに倣って立礼した。



 柊也は目の前で首垂れる三人を暫くの間見つめていたが、やがてゆっくりと口を開く。

「…いいえ、レティシア様。あなた方は、連れて行きません」
「何故ですか、シュウヤ殿?私達は、足手まといだと?」

 レティシアは縋るような目で柊也を見つめ、問い質す。そのレティシアに対し、柊也は無情にもあっさりと頷いた。

「端的に言ってしまうと、その通りです。知っての通り、私の特殊能力には2.2メルドの制約があります。正直、この狭い空間に常時7人が居続けなければならないというのは、相当なストレスになります。レティシア様、その点はおそらく、この4日間の行動で身に染みたのではありませんか?」
「そ、それはっ…!」

 柊也の指摘を受け、レティシアは言い淀む。この4日間、レティシアは文字通り、柊也に張り付いて行動していた。飲食や寝る時は勿論、湯浴みやトイレでさえも、間に壁を挟んでいるとは言え柊也から離れる事はなかった。これがもし美香から離れられないという制約であれば、レティシアは同棲とばかりに喜んで張り付いただろうが、そう親しい訳でもない男とプライバシーのない生活を送る事になるのだ。その事は貴族令嬢であるレティシアにとって、無視できない精神的負担となっていた。レティシアの内心を見透かしたように、柊也の説明が続いた。

「下世話な言い方をすれば、この生活は言わば同棲と割り切らなければ、耐えられません。つまり、そう言う間柄でなければ、続かないのです。ですから、カエリアの許には、私達三人で行きます」

 話を聞いたレティシアが溜息をつき、2.2メルド内での生活を想像したオズワルドとゲルダが口角を下げ、しょげ返る。その三人の前で柊也は左腕を上げ、親指を入口へと向ける。

「それにレティシア様、あなた方には私にはできない、やるべき事が沢山あります。何しろ、アレをどうにかしなければなりませんから」
「あ…!」

 レティシアは柊也の親指の向く先へと視線を向け、思わず声を上げる。この部屋へと通ずる唯一の扉の向こうから、くぐもった雄叫びと扉を叩く音が聞こえていた。

「〇×□## □%&&〇〇 ××□ $$〇△!」
「□%$ 〇□□&& 〇△▽#!」
「くそっ!」

 ファイアストームとアイスウォールを突破したハヌマーン達が扉の向こうに押し寄せている事実を知り、オズワルドとゲルダが身構える。その二人の背中に、柊也の声が降りかかる。

「オズワルドさん、ゲルダさん、大丈夫です。ハヌマーンには、この扉は破れません」
「そ、そうなのか?」
「ええ…多分」
「多分って…アンタねぇ…」

 柊也の歯切れの悪い言葉に、ゲルダが下唇を突き出し、眉を下げる。柊也はゲルダの視線を掻き消すように、顔の前で左手を振った。

「いざとなれば、シモンとセレーネが鏖殺しますから。…いずれにしろ、レティシア様、今やエーデルシュタインは、風前の灯です。王城は陥ち、王族も生き残っているかわかりません。あなた方はまず、この瀕死の国を立て直し、ハヌマーンから人々を守らなければなりません。それは、無頼漢である私には、できない。この世界の理を知り、かつこの世界の政治に深く関わりのある、あなた方にしかできない事なのです」
「…わかりました、シュウヤ殿」

 柊也の言葉を聞いたレティシアは目を伏せ、やがて再び開いた目に炎を湛え、決意を表明する。

「このレティシア・フォン・ディークマイアー、この国の将来を担う貴族の端くれとして、この危機を克服し、かつての繁栄を取り戻すべく全力を尽くす事を、ロザリア様に誓いましょう。シュウヤ殿、お任せ下さい。私達がきっと、この国を立て直して見せます。…ですからシュウヤ殿、カエリア様、そしてロザリア様をはじめとする皆々様の事を、よろしくお願い申し上げます」
「わかりました、レティシア様。承りましょう」

 レティシアは美香を抱えたまま深々と頭を下げ、柊也も立ったまま深く一礼する。オズワルドとゲルダも二人に倣って深く頭を下げる中、レティシアの腕の中に居た美香が声を上げた。

「…先輩!」
「どうした、古城?」
「ミカ?」
「…私…私…」

 一同の視線を一身に受けた美香は、顔を上げた柊也の目を見て、口をわななかせる。レティシアは美香の横顔をつぶさに見守っていたが、やがて美香がレティシアの顔を見て一つ頷くと、再び柊也へと向いて、声を張り上げた。

「…レティシアと一緒に、この国を守ります!」



「…そうか」
「ミカ…」

 美香の決意表明を受け、柊也が一転して穏やかな笑みを浮かべ、レティシアが目を潤ませる。涙で滲むレティシアの視界の中で、美香が泣き笑いの表情を浮かべている。

「だって私、レティシアともっと一緒に居たいもん!オズワルドさんやゲルダさんとも一緒に居たいもん!お父さんやお母さん、カルラさんと一緒に、この国で幸せになりたいもん!だから…だから…私もレティシアと一緒に、この国を守る!レティシア…これからもずっと一緒だよ!」
「あ…ありがとう…ありがとう、ミカ!」

 レティシアは声を震わせ、床に座り込んだまま美香の背中に腕を回し、ひと際強く抱き締めて涙を流す。美香もレティシアの背中に腕を回し、二人の少女は冷たい床で抱き合ったまま、大人達が円を描き穏やかな笑みを浮かべる中で、暫くの間泣き続けていた。



 ***

「…あ、そうだ、忘れてた。古城、お前もロザリアのユーザ登録をしておいてくれ」
「え、ユーザ登録ですか?」

 美香とレティシアが泣き止み、目を腫らしたまま立ち上がったところで、柊也が思い出したように声を掛けた。指で目尻を拭きながら首を傾げる美香に対し、柊也が補足する。

「俺がもう管理者になっちまったから、お前がユーザ登録しても何も変わらないけどな。それでも、やっておいて損はないだろう。先ほど俺がやったように、壁際のスキャンシートに掌を翳せば、すぐに済むぞ」
「あ、はい。わかりました」

 柊也の言葉に美香は頷き、先ほどの柊也に倣って壁際へと進む。壁際には、円筒の壁に沿って一段手前に張り出した台座があり、その上に周囲とは異なる黒いスキャンシートが埋め込まれていた。美香がその上に右掌を翳すと、シートに浮き上がった青い線が、掌の下を横切る。

「…あれ?」
「どうした?古城」

 柊也達に背を向け、壁際に佇んでいた美香から疑問の声が上がり、扉の向こうに群れを為しているであろうハヌマーンへの備えを進めていた柊也が声を掛ける。美香が後ろへと振り向き、答えた。

「何か、反応しないんですよ。先輩、此処で合ってますよね?」
「あ?…ああ。そこで合っている。読み込みが上手くいかなかったのかな?もう一回やってみてくれ」
「あ、はい」

 美香の許へと駆け寄った柊也の指示に従い、美香はシートにもう一度掌を翳す。しかし、青い線がパネルを横切った後も何の反応も示さない。

「…反応しませんね。何でだろ?」
「おっかしいな…。ロザリア、これ、何で反応しないんだ?故障か?」

 シートを前にして首を捻る美香の隣で、柊也が顔を上げ、真上の壁に掲げられたパネルに尋ねる。柊也の質問に反応し、パネルが輝き出す。

『いいえ、マスター。故障ではありません』
「どういう事だ?」

 真上を見上げる柊也の隣で、美香はシートに掌を置き、三度目の認証を試みる。その美香の頭上から、ロザリアの声が降り注いだ。



『――― 個体名コジョウ・ミカは、人類ではありません。人族です』
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