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気が付いたら人間の奴隷を可愛がっていた。

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「人間が落ちてきた? また?」
「最近多いですよね。魔界ここで生きられるワケないのに」
「落ちた人間はどこに?」
「奴隷商人に捕まったので、オークションでしょうね」

 はぁ、と魔界のとある辺境地を治める者――アルトゥルはため息を吐いた。ここ最近、人間が落ちてくる頻度が高い。自分の治める地方に落ちてきた人間は一応この屋敷に招き入れ、魔界に慣れさせた後に生きる術を教え、どこで生きるかを選択させる。落ちてきた人間の大抵は自ら死を望んでいたり、生きることに絶望していたり、疲れ果てていたりととにかく生きることに疲れ果てた人間が主だ。
 その人間たちを保護して、魔界ここで生きられるようにするのが、アルトゥルの役目だ。人間は珍しいから重宝される。……つまりは、むやみに取って喰らうことは許されない。だが、奴隷に堕とされた人間は死亡率が高い。魔界に慣れる前に瘴気にやられてしまう。そして、そのことに気付きながらも魔界の者は己の快楽を優先して奴隷を犯す。その結果が死亡率の高さだ。そうならないために魔界に落とされた人間は保護するように言っているのだが、恐らく金で買われたのだろう。人間の奴隷は人気がある。

「オークションに参加する」
「かしこまりました、すぐに準備いたします」

 アルトゥルはマントを羽織り、オークション会場へと向かう。そして、そこで奴隷を競り落とした。やはりこちらの言葉がわからないようで、戸惑っているように見える彼に、イヤリングをつける。ここの言葉がわかるようになる魔法が掛けられている道具だ。

「言葉がわかるか?」
「……! わ、わかります。……あの、俺は一体どうなったんでしょうか」

 感動したような彼の言葉に、ここのことを全く知らないのによくそんな表情が出来ると感心したと同時に、今まで見た人間の中で、彼に一番惹かれた自分に驚いた。だが、あまりにも血色が悪すぎる。
 そして、恐らく自分の立場を理解はしているのだろう、恐る恐ると言うように尋ねてくる表情は、泣かせてみたくなる程扇情的だった。アルトゥルは彼の顎をくいっと引き上げて口角を上げる。

「今日から私が、お前の主人だ。――奴隷」

 その時の彼の瞳の色が忘れられない。諦めとも言える目の色をしていたが、どこか安堵の色をしていた。
 それから、ツカサと名乗った彼を部屋へ案内した。人間が安全に暮らせるように瘴気を断っている部屋だ。徐々に、徐々に、躰を瘴気へ慣れさせないといけない。どうせ元の世界には戻れないのだから、時間を掛けて慣らしていくことに決めた。
 アルトゥル自身にも瘴気がある。だからこそ彼は、長時間ツカサと会うことはなかった。一ヶ月を掛けて彼の瘴気に対する耐性と、体調を整えさせた。あばらの浮いていた躰は大分肉付きが良くなり、二ヶ月が経過する頃にはムチムチと美味しそうな躰へと変貌を遂げていた。

(そろそろ耐えられるか?)

 ツカサの瘴気への耐性は大分マシになったように見える。魔界の食べ物にも瘴気はあるが、ツカサへ出す食事にはほんの僅かな瘴気にしていた。全てを消すことはできないから、こうやって出来る限り減らして、慣らしていく。それは、ツカサ以外の人間でも同じだ。
 ツカサの体調を見るには、全裸にしていたほうが都合が良かった。日に日に体調が良くなっていくのがわかるし、毎日五分、彼と多少話すことで彼もまた、魔界に落ちてくる人間と同じような境遇に居たことがわかった。人間とは耐えるか死ぬのか二択しかしないのだろうか、その感覚はアルトゥルにはわからない。だが、今まで見てきた人間よりは接しやすい部類の性格だった。
 アルトゥルのことを恐れず、文句も言わず、ただのんびりとする毎日で自分の心が戻ってきたような気がする、と言われた時は驚いた。そうか、としか言えなかったので、彼がどう思っているかはわからないが。

「……アルトゥル様、本気であの人間を飼うおつもりですか?」
「不服か? あの人間は中々面白いぞ。――自分の立場を、きちんと理解している」

 出会った時に奴隷と言ったからか、それとも本能的に従うべき相手を理解しているのか、どちらにせよアルトゥルの興味をひくには充分な態度だった。

(それに――……、ツカサからは、良い匂いがする)

「はまるなら、仕事に支障のない程度でお願いします」
「……はまると思うか?」
「賭けますよ」

 ぱちくりとアルトゥルは目を瞬かせた。随分な言い方だが、自分の側近である者が言うことには説得力がある。

「――そろそろ、ヤるか」

 ぽそりと呟いた言葉に、側近は仕事が捗らなくなることを悟った。
 ツカサの部屋に向かい、扉を開ける。すやすやと眠っているツカサに近付いて、緩やかにその髪を梳いた。眠りが浅かったのか「んん……?」とツカサの瞼が上がる。

「あれ……?」

 アルトゥルを見ると寝ぼけながら呟く。今日の五分はもう終わったのではないのかと視線で問うツカサに、アルトゥルは口角を上げてツカサの顎を掴み視線を合わせた。

「大分体調は整ったようだな」
「は、はい……」
「うん、これなら大丈夫そうだ」

 顎から手を外し、被っていた布団を剥ぎ取りツカサの躰をマジマジと見てそう呟く。その言葉を聞いて、ツカサの躰は強張った。それに気付きながらも、アルトゥルはツカサの手首を掴んで何かを呟くと、柔らかなタオルで手首を縛る。暴れたりしても傷つかないような、柔らかな枷。ぎょっとしたようなツカサの表情を眺めながら、そのタオルをベッドに括りつける。躰が固定されて恐怖の表情を浮かべるツカサに、アルトゥルは口角を上げた。

「本番はまだだ。だが、慣れてもらわなければな」

 そう言って彼の胸元に手を置いた。何をされるのか理解しているのか、それとも理解を拒もうとしているのか、ツカサが躰を震わせる。それを目元を細めながら眺めて、アルトゥルは胸元に置いた手を上に移動させる。くすぐるように柔らかなタッチで首筋をなぞり、「ふっ、く……」とくすぐったくて笑うのを我慢するツカサを見て、「ほう?」と興味深そうにもう一度首筋をなぞった。

「くすぐったいか?」
「くすぐったいです……」
「そうか。それは優秀だな」

 くくっと喉奥で笑うアルトゥルに、ツカサは怪訝な表情を浮かべたが、アルトゥルの手が下に向かい、鎖骨を撫でられるとくすぐったそうに身を捩る。布団を剥ぎ取られて空気に触れたからか、ツカサの乳首はピンと上を向いていた。カリッと爪先で軽く掻いてみると、ツカサは何も感じていないようだった。

「ここは何か感じるか?」
「え? いえ、特には……」
「ふむ。ならば、感じるようにこれから毎日愛撫してやろう」
「へ!?」

 目を丸くしたツカサに、アルトゥルは乳首を摘んだ。親指と人差し指でコリコリと捏ね回し、口に含んで舌でコロコロと転がしてみたりした。感じないのは本当のようで、下半身に視線を向けても反応がなかった。
 ――なるほど、人間を犯す気持ちがわかる。これは開発のし甲斐がある。
 その日から一日に最低五分、長くて一時間ほど、ツカサの様子を見ながら乳首を性感帯へすべく弄り倒した。仕事で忙しくても、五分は最低触った。二ヶ月で大分瘴気に耐えられるようになったようで、一時間ほど一緒に居ても問題なさそうだった。じっくりと時間を掛けてツカサの躰を暴いていく。
 そのうちに、乳首から甘い痺れが走るようになったようで熱い吐息と共に甘い声を上げるようになった。それに気を良くしたアルトゥルがツカサの乳首への愛撫をより丁寧に、ねちっこく、彼が「イきたい」と啼くまで乳首への愛撫をやめなかった。
 ぷるぷると震え硬くなっているツカサのモノには触れずに、後孔へと手を伸ばす。溢れる先走りが後孔へ流れてローションやクリームを使わなくてもすんなりと指が一本入った。

「――ッ!?」

 息を飲むツカサに、アルトゥルは「呼吸をしなさい」と言葉を掛ける。混乱したようなツカサだったが、アルトゥルの言葉通りに呼吸を始めた。どちらかと言えば深呼吸に近いような呼吸で、力が抜けた瞬間を狙うように、指を奥へ進める。ナカは狭く、アルトゥルの指を締め付けていた。

「どんな感じがする?」
「い、異物感が半端ないです……」

 きゅうきゅうと締め付けるツカサに、クスリと笑うとアルトゥルは指をギリギリまで引き抜き、奥へ入れるを繰り返す。ナカを広げるように、何かを探すように……円を描くように指を動かしていると、ツカサの前立腺を見つけた。コリコリとした場所をリズミカルに刺激したが、やはりここもツカサにはまだ快感として弱いようだ。

「ここはどうだ?」
「なんかよくわかりません……変な感じです……」
「ふむ。ならば次はここの開発だな」

 口角を上げるアルトゥルに、ツカサは身を強張らせた。




 性感帯の開発は一日二日じゃ終わらない。アルトゥルは乳首への開発に続くように前立腺の刺激を増やしてツカサの躰を快楽に弱くなるように作り替えていく。そのうちにツカサは乳首だけで絶頂を迎えるようになり、その躰の変化に驚いたように泣いた。快楽で歪む表情はアルトゥルの欲情を煽った。

「どうだ? 前に触れずにイく感覚は」
「……」
「答えなさい」

 ぼんやりとしたツカサの頬を軽く叩いて正気に戻す。目が涙で潤み、口を半開きにして息を整えながらアルトゥルを見上げるツカサの表情は非常に扇情的だった。

「こわい……です」
「怖い?」
「俺の躰……どうなってるの……?」

 アルトゥルは目を瞬かせた。性感帯を開発したことで、ツカサは自分の躰の変化に気持ちがついて行っていないようだ。かなりの時間を掛けて開発していたが、ツカサにとってはペースが早かったのかもしれない。そこでアルトゥルはツカサに問いかけた。

「躰が変わっていくことが不安か?」

 こくりとうなずくツカサに、感心したように彼を見た。どうしてそんな表情で見られるのかわからなくて、ツカサは首を傾げる。

「別に不安に思わなくても良い。ただ快感を感じていればいい。……そうだな、それがお前の『仕事』だ」
「仕事……?」
「そう。ただ私に可愛がられていればいい。――どうせここからは出られないのだから」

 自分の屋敷とは言え、仕えているのは魔界で生きるものたち。その者たちにとってツカサはとても美味しそうなものだろう。アルトゥルが自分の奴隷として伝えているからこそ、ツカサはこの屋敷の中で無事に過ごせている。
 保護した人間たちをも喰おうとするものも居た。それを見つけるたびにキツイお仕置きをしていたためか、最近では大人しくなっていた。

「……飽きて捨てたりしませんか……?」

 怖々と聞いて来たツカサに、アルトゥルが目を瞬かせた。どうやら捨てられることを恐れているらしい。目を伏せてくつくつと笑うアルトゥルに、ツカサは身を震えさせた。一通り笑い、「ふぅ」と小さく息を吐いてアルトゥルはツカサへと視線を向けた。

「お前は私のものだ。飽きて捨てる薄情な主に見えるのか?」

 どこか怒気がこもっている声だった。怒らせたと思ったのか、ツカサは身を小さくさせる。アルトゥルはそれを見て重々しく息を吐く。そして、片手でツカサの頬を引っ張った。驚いて目を丸くするツカサに、アルトゥルは目元を細めた。

「お前の価値を決めるのはこの私だ。忘れるなよ――『ツカサ』」
「――……と」
「?」
「……もっと、呼んで下さい……俺の、名前」

 懇願するように言われて、アルトゥルは内心驚いた。名を呼ばれることに、自身の存在を見出そうとしているのだろうか。ふっと表情を緩めると、ほっと安堵したようにツカサの躰の強張りが解ける。

「ツカサ、続きをするぞ。今日は最後までする」
「……はい」

 名を呼ばれて嬉しそうに笑うツカサに、アルトゥルの胸の内がざわざわとざわつく。危険だ、と思った。だが、どうしても『欲しい』と思った。数ヶ月の前立腺への愛撫のおかげで、ナカは柔らかくなっていた。ツカサの足を持ち上げて、わざとらしく音を立てながら指でナカをかき回す。ぐちゅぐちゅと響く水音を恥ずかしそうにしながらも、耐えきれない喘ぎ声を零す。
 その声を聞きながら、アルトゥルはツカサへ視線を向ける。快感で歪んだ表情だったが、いつもとは違うように見える。不安が払拭されたのだろうか。自分の言葉ひとつで、ツカサはその身を預けるようにアルトゥルの好きにさせていた。
 指を引き抜き、ツカサの足を大きく開かせる。カチャカチャとベルトを外し、自身のモノを取り出すと後孔に昂ぶりを当て、ゆっくりとナカへと挿入していく。指三本よりも太く、質量のあるモノにツカサはぎゅっとシーツを握った。それを見たアルトゥルがツカサの手をシーツから離させ、自分の首元に回した。

「どうせなら私に抱き着きなさい」

 アルトゥルの声はとても優しかった。ツカサは目を閉じてぎゅっとアルトゥルに抱き着く。ゆっくり、ゆっくりと昂ぶりをナカへ挿れて、大体挿入したところで動きを止める。

「どんな感じがする?」
「熱い、です……。なんか……ジンジンする……」
「イヤな感じはするか?」
「……いいえ。大丈夫、です……でも、あの、アルトゥル様の、大きいです……」

 どうやらツカサは煽るのが得意のようだ、とアルトゥルは思った。ツカサの言葉を聞いて更に大きくなったナカの昂ぶりに、ツカサがビクンと躰を震わせた。

「さぁ、啼いてもらおうか」
「――ッ、ぁ、ぁ、ァアアッ!」

 馴染むのを待っていたアルトゥルだったが、ツカサの言葉に煽られて口角を上げてからピストンを始めた。それでも、ツカサの躰を壊さないように初めはゆっくりとしたピストンだった。ツカサの口から溢れ出る嬌声に、艶が出ていると気付き動きを始める。

「ふっ、ぁ、ァアアああっ、んァあああッ」

 目の前がパチパチと火花が散るような感覚に、ツカサは堪らずアルトゥルの背にしがみついて背中に傷をつける。ぴりりとした軽い痛みに、アルトゥルの動きは激しさを増す。行為が終わって自分の背中についた傷を見た時のツカサの反応を思い浮かべて、アルトゥルは笑った。

「ァァァああああああああ――!!」

 何度か最奥を突いたところで、ツカサのモノから白濁の液体が勢いよく出てきた。ぴったりとくっついていたから、アルトゥルの衣服にも掛かった。絶頂を迎えて息を整えるツカサは、まだそのことに気付いていない。

「随分とたくさん出たものだ」

 衣服についた精液を指で掬い、ツカサに見せるとツカサはそれを見てさぁっと血の気を引かせた。

「服に……!」
「まぁ、それは良い。それよりも、私はまだ達してないのだが?」

 そう言ってアルトゥルは再び動きだした。イったばかりで敏感になっている躰に、アルトゥルのピストンは感じすぎて怖いと思えるくらいの快感をツカサに与えていた。快感で何も考えられなくなったのか、ツカサの口から普段聞けない言葉が出てくる。気持ちいい、と快楽に素直になったツカサの口から聞こえてくる言葉に、アルトゥルの昂ぶりがより一層大きく膨らみ、ツカサのナカに己の白濁の液体を放った。

「――ッ、ぁ……ッ!」
「ツカサ? ……気を失ったか……」

 流石にナカに出すのは瘴気に耐えられなかっただろうか、と一瞬考えたが、快感で気を失ったようだ。その証拠に彼の頬はピンク色に紅潮している。ずるりと自身のモノを引き抜いて、ナカから溢れ出す白濁の液体を見て小さく笑う。
 仕事に追われることもあるが、毎日こうやってツカサへ会う時間を欠かさない。抱いてみて、なぜ一度人間を抱いた者たちが何度も人間を犯すのかがわかった。交わったばかりだと言うのに、もう次のことを考えている。それだけ彼の躰は甘美だった。

「たっぷりと可愛がってやろう。ここが、お前の居場所だ、ツカサ」

 さらりと彼の髪を撫でると、閉じているツカサの目尻から涙が一筋零れた。その涙を舐め取り、アルトゥルは服を脱いでツカサと同じベッドで、彼を抱きしめながら眠りについた。自分よりも高い彼の体温が心地よかった。
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