【完結】金曜日の秘め事マッサージ。

海里

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番外編:電車で痴漢たちに♡♡(後編)

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 高まった熱を解放したいのに、男性たちはそれを許してくれない。
 何分くらい経ったのだろうか。カツカツと足音が聞こえて、車掌がこの車両に乗り込んできた。

「……盛り上がっていますね」

 にこやかに男性たちに声を掛ける車掌に、裕也を拘束していた男性が車掌のほうへと躰を向ける。車掌は上から下まで裕也を眺めた後、小さくうなずいた。とん、と裕也を押すと、裕也はバランスを崩して車掌の前で膝をついた。丁度、彼の股間が目の前にある。上気した頬を隠さず、車掌を見上げると彼はにたりと笑みを浮かべて、カチャカチャとベルトを外して下着ごとズボンをおろし、ぼろんとまだ大きくなっていないペニスを裕也に見せた。
 裕也がそれを見て、ごくりと喉を鳴らす。引き寄せられるように両手で包み込み、舌を伸ばしてぺろぺろと舐め始めた。裕也の愛撫に徐々に硬さを増していく車掌のペニスに、裕也は夢中になってしゃぶった。

「積極的な子は好きですよ」

 よしよし、と頭を撫でる車掌に、裕也を弄っていた男性たちが羨ましそうな視線を送る。
 そして、反り返るくらいに大きくなったペニスを裕也の口から引き抜き、「立って後ろを向きなさい」と命令すると、裕也は素直に立ち上がり後ろを向いた。裕也の尻たぶを揉み左右に広げて、アナルを塞いでいるものに気付くと、その取っ手を持ってぐりぐりと動かした。

「んァァッ♡♡♡♡♡♡♡」

 裕也の声を聞いて、車掌は口角を上げた。アナルプラグを抜き取り、ひくつく裕也のアナルにぴとりとペニスの先端を押し当て、ちらりと男性たちを見た。男性のひとりがスマホを取り出し、裕也にカメラを向けた。ふたりの男性は裕也の膝裏を持ち上げて宙に浮かせた。裕也が困惑の表情を浮かべた瞬間――一気に躰を貫かれた。

「ァァァああああああっ♡♡♡♡♡♡」

 びゅく、びゅくっと裕也のペニスから白濁の液体が飛び散る。挿れらただけで達した裕也に、男性たちは笑みを深めた。

「ナカだけでいけるんだねぇ」
「ばっちり撮ってあげたから、後で一緒に見ようね」
「どれだけ使い込んだんだろう? まぁ、後でわかるかな?」

 車掌は裕也の膝裏に手を回す。男性ふたりの手が裕也から離れた。男性たちは繋がっているところをマジマジと見て、車掌が動くたびにぷるぷると動く裕也のペニスをしっかりと色々な角度からスマホで撮った。

「あっ、ァんッ、ァァあああッ♡♡♡♡♡ やぁ、と、撮らないでぇ……♡♡♡♡♡」
「何言っているの。こんなにとろとろした表情を浮かべて感じているところ、撮らないなんて損だよぉ?」
「そうそう。後で仲間たちに送ってあげるから、裕也ちゃんもっと襲われる可能性高くなるかもね?」
「襲われているところ、見ちゃったらおじさんたちも参加しちゃうかもねぇ」
「やだなぁ、『かも』ではないでしょう?」

 自身が襲われ、目の前の人たちが参加するのを想像したのか、裕也は「やぁ……♡♡♡♡」と、あまり嫌そうではない甘い声を上げた。きゅうきゅうと車掌のペニスを締め付け、車掌はぱちゅんぱちゅんと言う音を立てながら裕也を犯す。

「あー、ナカすっごく良いですね……。絡みついて離しませんよ」
「ァッ、そこ、だめぇッ♡♡♡♡♡」

 前立腺を擦られて裕也はぶるりと躰を震わせた。絡みついて来る肉壁に車掌はピストンを速めた。だめ、と言いながらも恍惚とした表情を浮かべている裕也に、男性たちはくすくすと笑う。

「説得力がないなぁ。こんなに蕩けた顔をしてるのに」
「ごりごりされるのも好きだもんねぇ?」
「むしろちょっと痛いのも好きだよね?」

 カメラを向けたままそう言う男性たちに、裕也はぞくぞくとしたものが躰中に走るのを感じた。見られて、撮られて、それすらも、もう――……。

「ぁっ、ァァッ、イく、イくぅ♡♡♡♡♡♡♡」
「はは、こんなに乱れる子は初めてだ」
「だって車掌さん、この子こう言うのが好きなんですよ。前に配信された時も乱れてたもんねぇ~?」

 ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅと水音を立てながらのピストンを繰り返す車掌も限界が近いようで、裕也のナカを思う存分そのペニスで犯す。裕也を躰など気遣っていない、自分が気持ち良くなるための動きだった。だが、その動きでも裕也は快感を拾ってしまい――……、

「ひゃ、ァァああああああああんんんっ♡♡♡♡♡♡♡」

 一際甲高い声を上げてビュル、ビュルっと白濁の液体を放った。それと同時に車掌も裕也のナカで果てて、ナカに注がれた精液に裕也は「ぁ、ぁ……♡♡♡♡」と甘い声を出す。ずるりと抜き、体格の良い男性へと裕也を渡す。自分の身なりを整えて男性たちに視線を向けると、「今のデータ、こっちにも回してくださいね。それでは」と去って行った。

「やっぱりずるいよなぁ。新人さんは先に喰わせろ、なんてさ」
「まぁ、その代わりこの車両は何をしても良い無法地帯だからねぇ。……でも、次の駅で降りてホテルに行こうか。時間も時間だし、裕也ちゃんもそのほうが良いよねぇ?」
「……ァんッ♡♡♡♡♡♡」

 乳首を摘まれて裕也が喘ぎ声を出す。男性が自分の鞄から、特大サイズのバイブを取り出す。ぐっと裕也のアナルに挿入した。柔らかいままのアナルは、そのバイブを美味しそうに食んだ。だが、大きさが大きさだったので裕也は躰をぴくぴくと震わせながら目の前の男性に縋りつくように服を握った。その手を取ってからが早かった。裕也にコートを着せて前を閉じ、裕也の服は別の男性が紙袋に入れた。

「バイブを落しちゃダメだよ」
「無理ぃ……、おおき、すぎるぅ……♡♡♡♡」
「大丈夫大丈夫。ゆっくり歩こうねぇ」

 そう裕也の耳元で囁き、バイブのスイッチを入れた。リモコン式のようで、男性の手に小さなリモコンがある。バイブが振動を始めた。弱い振動だったが、前立腺を刺激されて裕也は耐えるように甘い声を漏らしながらもじもじと股間を擦り合わせるように足を動かす。
 駅につき、男性たちに囲まれるように電車を出て、人通りの少ない道を歩く。歩くたびにバイブが動き、裕也は「ひぁ♡♡♡♡」と抑えきれない喘ぎ声を出しながら歩いた。男性たちは裕也の躰を支えるように腰を抱いたり、臀部を触ったりしながら、目的のホテルへと足を進めた。
 リモコンを持っている男性は、バイブの振動を強めたり弱めたりしながら裕也の躰の反応を楽しんだ。耳を澄ませれば、ニップルリングの鈴の音、バイブの振動音が聞こえてくる。裕也は顔を俯かせて躰中を巡る快感にうっとりとした表情を浮かべていた。

「裕也ちゃん、もっと気持ち良くなろうねぇ?」
「どんな部屋が良いかなぁ。何でも気持ち良くなれるもんね? こういう子は弄りがいがあるから大好きだよ」

 くすくすと笑いながら男性たちがひそひそと声を掛けてくる。時折すれ違う人たちから怪訝な視線を向けられることさえ、今の裕也には刺激になっていた。どのくらい歩いていたのか、裕也にはわからない。ただただ快楽に耐えて歩いていた。

「もうちょっとだよ、裕也ちゃん、もうちょっとだからね」
「……ふっ、ぁ……♡♡♡♡♡」

 励ますように男性の手が裕也の臀部を擦る。優しく擦られて、裕也は思わずバイブを締め付けてしまい、甘い吐息を漏らした。

「ほら、あそこだよ」

 と、耳元で囁かれる。顔を上げると、一見普通のホテルに見えた。だが――男性たちはニヤニヤと「どんな部屋が良いですかねぇ」と話し合っている。行為をするためのホテルなのだと認識すると、裕也は躰の奥のほうから疼きを感じた。その疼きを早くどうにかしたくて、近くの男性にすり寄る。

「……もうちょっとだから、我慢しようね?」

 こくり、と小さくうなずく裕也を、男性たちは目元を細めながら見ていた。
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