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5回目:お泊りコース(最終日/ライブ配信/前編)

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 機材を運び込んで、カメラを裕也に向ける。イきすぎて失神してしまった裕也は、ぴくぴくと身体を跳ねさせている。尿道に刺したものとエネマグラは、裕也が完全に気絶した後に取り除いだ。代わりに何度も扱いてあげた。気絶しているのに裕也の躰は素直だった。いや、気絶しているからこそ、だったかもしれない。ともあれ、自分が出したものでドロドロになっていたので、施術者たちが綺麗にタオルで拭いた。その刺激でも裕也の躰は愛撫だと感じ取り、快感で甘い声を出していた。ごくりと唾を飲み込む新人たちに、施術者は小さく笑みを浮かべた。

「裕也さん、裕也さん、起きてください」
「ぁ……?」

 頬をぺちぺちと優しく叩いて起こされた裕也は、薄っすらと目を開けた。そして、自分を取り囲んでいる機材に驚いて目を大きく見開く。

「今日はこれからライブ配信ですよ。たっぷりと裕也さんの乱れる姿を見てもらいましょうね」

 にこりと笑う施術者に、裕也はごくんと唾を飲み込んだ。それに気付いた施術者は目を細めて水を取り出し、裕也に飲ませた。こくりこくりと動く喉に、飲み込み切れず口端から伝い流れる水に、機材を運び込んでいた新人の施術者たちが目を奪われる。

「今日もいっぱい乱れて、スッキリしましょうね」

 そう言って優しく微笑む施術者に、裕也は表情を蕩けさせた。お泊りコースの最終日は夕方で終わる。今が何時なのか、裕也にはわからない。新人たちがライブ配信の準備を終わらせ、カメラを回し始めた。

「会員の皆様、こんにちは。本日は当店自慢のマッサージを配信いたします」

 施術者がそう言うと、一気にコメント欄が埋まった。それを丁寧に返していくのは新人だ。

「どうぞ、心行くまでお楽しみください……」

 施術者がそう言うとカメラは施術者から裕也を映すように動かされ、裕也は蕩けた表情を浮かべたままぼんやりとカメラを見ていた。そして、見えやすいようにと裕也の躰を起こしてベッドフレームに背を預けるような形にすると、ピンと勃っている乳首を別のカメラで映した。

「あは、すごいですね。エロい躰ってコメントがいっぱい来ていますよ」

 コメント返信をしていた新人がくつくつ笑いながら裕也に伝えると、裕也はぴくんと躰を震わせた。

「不特定多数の人に見られていますからね、明日から、痴漢に遭う率も増えそうです。このマッサージ店に来る人たちは皆さん紳士ですから、きっと気持ち良くしてくれると思いますよ」

 施術者がそんなことを言いながら裕也の乳輪を指の腹でくるくるとなぞる。それだけでも裕也は熱い吐息を零し、期待するように熱っぽい視線を施術者に向けた。施術者は新人に自分が弄っていないほうの乳首のマッサージを指示すると、指示された新人は嬉しそうに裕也の乳首をきゅっと摘んだ。

「んぁ♡♡♡♡」

 こりこりと弾力のある乳首を楽しむように新人の指が乳首を愛撫する。クニクニと揉んだり、ピンと爪で弾いたりしているうちに、裕也のペニスが頭をもたげた。

「ほら、ご覧ください。もうとろとろになっているでしょう? 実はお泊りコースの三日目なんです。昨日はいっぱいマッサージ機でコリを解したんです。気持ち良かったでしょう?」

 施術者がそう言いながら爪先で裕也の乳首を擦る。別々の刺激に裕也は「はぁぁアアああんん♡♡♡♡」と甘い声を出してペニスを硬くしていく。乳首だけの刺激で腹につくほど勃起したペニスを、乳首を映していたカメラを近付けてアップで映す。先端からだらだらと先走りを流していくペニスに、施術者はくくっと喉の奥で笑い、ナイトテーブルの引き出しから尿道責めの道具を取り出した。透明なガラスの細い棒。丁寧に作られているものだから、尿道内を傷つけることがない。もちろん、暴れたら危ないが……。下のほうがぼこぼこと連なっているのをカメラに映して、施術者は口角を上げた。

「さて、これをご存じの方はいらっしゃいますか? 実は彼、昨日から尿道内のマッサージも始めたんです。ああ、でもその前に……一度イかせましょうか。乳首だけで、ね」

 ちらりと新人を見ると、新人はこくりとうなずいて裕也の乳首に吸い付いた。ぢゅぅぅうっと強く吸われて、裕也の腰が跳ねた。配信を見ている人に見せつけるかのように、施術者も裕也の乳首に舌を這わせて、丁寧に舐めた。裕也の荒い息が短くなっていく。達しそうなのだろう。施術者と新人が視線を合わせて、同時に裕也の乳首を甘噛みした。

「ひゃぁあアアああンンンッ♡♡♡♡♡♡」

 びゅくっと裕也のペニスから液体が出た。昨日、一昨日と出していたから、ほぼ色のついていないさらさらとした液体だった。イった余韻で「はーっ♡♡♡♡ はーっ♡♡♡♡♡」と息を整えている裕也に、施術者は「乳首気持ち良かったですか?」と尋ねた。
 裕也はうっとりとした表情を浮かべて「もっと、気持ち良くしてください……♡♡♡♡♡」とねだった。ごくり、とその場にいた全員が唾を飲み込む。

「……はは、コメント欄の人たちも、実際にお客様を犯した……いえ、気持ち良くして差し上げたいと言っていますよ」
「それはそれは……明日からが楽しみですね。それでは、お望み通りもっと気持ち良くして差し上げましょう」

 そう言って、新人たちに裕也の躰を動かさないようにしがみつくことを命じた。それぞれが裕也の躰を押さえつけながらも、その肌の滑らかさを堪能するように舐めたり手の平で擦ったりしていた。
 一度裕也に触れてしまえば、もっと触れたくなってしまう。そんな躰をしていた。
 施術者がガラスの棒にたっぷりのローションをつけ、指で鈴口を開くとゆっくりとそれを尿道内へと挿れていく。

「ぃっ、ぁ、ぁ、ァアアあああああああッ♡♡♡♡♡♡」

 どうやら裕也の躰は既に尿道も性感帯になったようで、奥へ奥へと挿れていくと、甘えた声を出した。昨日と同じようにとん、と前立腺を刺激してやればビクビクと躰を震わせて気持ちよさそうな声を出す。

「すっかりここもお気に入りですね」

 じゅぷじゅぷと音を立てながらガラスの棒を動かす施術者に、裕也は「ひぁ♡♡♡ きもち、気持ち良いっ♡♡♡♡」と叫んだ。ここまで喜ぶのなら、もっと早く用意しておくべきだったと思いつつ、透明なガラス棒のおかげで裕也の尿道内を見ることが出来た。カメラにも映して、「それじゃあ、後ろからも刺激してあげましょうね」と裕也に声を掛けてから新人へと視線を向ける。新人はズボンのベルトを引き抜いて、下着ごと脱いだ。既に大きく硬くなっているペニスを裕也に見せると、裕也は「これぇ♡♡♡ ください♡♡♡♡」と蕩けた表情で言った。

「ふふ、焦らないで。ほら、入るところ、皆さんに見てもらいましょうね?」

 そう言うと裕也を押さえつけていた新人たちが手を離し、代わりに裕也の躰をふたり掛かりで抱き上げて、空いたスペースにペニスを取り出した新人がベッドに寝そべる。裕也のアナルに入りそうで入らない場所へと裕也を下す。尻に熱い昂ぶりを感じて、裕也のアナルがきゅんと締まった。

「さて、皆さん。同時に前立腺マッサージをしても構いませんか?」

 施術者がそう視聴者に尋ねる。コメント返信をしていた新人がアンケートを出して、一分後に集計を出した。アンケートは『構わない』と『焦らす』の二択だった。裕也はペニスをアナルに入れて欲しくて、すりすりと尻に当たるペニスを擦る。

「『焦らす』が多いですね」
「では、また五分後にアンケートを取りましょう」

 そしてその五分の間、裕也の躰をみんなで触った。くすぐるような愛撫に、裕也が躰をくねらせる。
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