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5回目:お泊りコース(1泊目/睡眠姦)

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 真面目に仕事をしていても、裕也の頭の中では淫らに乱れる自分が居て、ソワソワと就業時間を待っていた。就業時間と同時に、「お疲れさまでした」と職場を後にし、いつものマッサージ店へと急いだ。今日は、特別コースなのだ。
 裕也が店内に入ると、受付の男性が「お待ちしておりました、裕也さん」と丁寧に頭を下げた。そして、裕也をある部屋へと案内した。

「どうぞ」

 扉を開けると裕也を中へと招く。裕也がその部屋に入ると、くらくらとするような甘い香りが鼻腔をくすぐる。

「バスルームはあちらになります。トイレはその隣。ナイトテーブルには色々な物が入っていますので、お好きにお使いください。それでは、お時間までゆっくりとくつろいでくださいね」

 男性はそう言うとぺこりと頭を下げて部屋から出て行った。カチリと鍵を掛ける音が聞こえて、裕也は鞄をナイトテーブルの上に置くとベッドに座ってゆっくりと息を吐いた。シャワーを浴びようと立ち上がり、バスルームへ向かう。
 バスルームでスーツを脱ぎ、用意されているタオルとバスローブに裕也は目を瞬かせて頬を赤らめる。自分の欲を、正確に把握した裕也はその欲望に向かって進んでしまっていることに気付いている。だが、止めることなど出来ない。もっと、もっとと快楽への道へと進んでいく。
 シャワーのコックを動かして温かいお湯になったのを確認してからシャワーを浴びる。備えられていたシャンプーを使って髪を洗い、石鹸を泡立てて身体を洗う。さっぱりとしたところでコックを動かしてシャワーを止めて、バスタオルで髪や身体の水滴を拭ってバスローブへと袖を通し、髪をドライヤーで軽く乾かしてからベッドへと向かう。ベッドの上に座っていると、扉をノックする音が聞こえた。

「は、はい」
「失礼します」

 施術者が部屋に入り、扉を閉めるとカチリと内鍵を掛けた。裕也の鼓動の音が大きく跳ね、近付いて来る施術師から視線を離さないでいると、彼はにこりと笑みを浮かべて裕也の隣に座った。

「本日はお泊りコースのご利用、ありがとうございます。防音になっていますので、安心して声を出してくださいね」

 裕也は顔を赤らめてこくりとうなずく。

「早速始めましょうか」

 と笑顔で言われて、裕也はもう一度うなずく。バスローブを解いて、裕也をうつ伏せに寝かせるとナイトテーブルの引き出しからオイルの入った瓶を取り出し、蓋を開けて手のひらにたっぷりと取り出すと両手を擦り合わせてから背中に塗る。
 躰を温めるようにマッサージをしていく施術者に裕也は目を閉じた。気持ち良くて眠りそうだ。

「時間はたっぷりありますからね、眠っても大丈夫ですよ」

 施術者の声に甘えるように、裕也はうとうととしていた目を閉じた。すぅすぅと寝息を立てる裕也を見て、施術者はぺろりと唇を舌で舐めた。裕也が眠ったのを良いことに、施術者は裕也の躰、隅々までオイルを塗る。ひくひくと何かを期待しているように収縮を繰り返すアナルにも、たっぷりと塗り付けた。一本指を挿れてみたが、ナカは指を歓迎するように締め付けてくる。
 施術者はふっと笑みを浮かべて指を引き抜くと、今度は裕也の躰をくるりと動かして仰向けにして、再びオイルを手に取って塗り始めた。

「既に期待して乳首が尖っていますね。触れて欲しそうにしていますよ」

 耳元で小さな声で囁くと、裕也の躰が震えた。くるくると乳輪を指でなぞるだけでも、裕也の息は乱れ始め、はぁはぁと熱い吐息を繰り返している。裕也を起こさないように乳頭に触れると、「ぁん♡♡♡♡」と裕也が喘いだ。
 寝ていながらもしっかりと快感を拾い、喘ぎ声を出す裕也に施術者は笑みを深めてくにくにと両方の乳首を親指と人差し指で摘み、強弱をつけて捏ねる。きゅっと強く摘めばびくっと裕也の躰が震え、優しく捏ねると乳首の硬さが増していく。コリコリに硬くなった乳首の先端を爪で刺激してやれば、裕也は「ぁぁああ……♡♡♡♡」と甘い声を上げた。

「すっかり摘まみやすい大きさになりましたね……」

 施術者はそう言うと、胸元から手を離して今度は裕也の両足を掴んで大きく広げさせた。膝裏に手を掛け、M字に開脚させると、ナイトテーブルの引き出しからロープと、タオルを取り出して足が閉じないように縛った。跡がつかないように、それとあまり痛みを感じないようにタオルの上からロープで縛る。緩く反応を示しているペニスには触れずに、アナルへと指を挿れて解していく。前立腺を擦るとペニスはしっかりと勃ち上がり、とろとろと先走りを流すようになった。

「……ふ、ぁぁ……♡♡♡♡」

 気持ち良いのか、裕也の声に艶が増した。ぐちゅぐちゅと水音を響かせながら解していく。……とはいえ、裕也のアナルは柔らかく施術者の指を受け入れている。一本、二本、三本……増やしていくたびに裕也は甘く啼いた。

「んぁ、ぁああん♡♡♡♡」

 三本の指で前立腺を強く擦りあげると裕也のペニスからピュッピュッと小刻みに白濁の液体が噴き出た。ずるりと指を引き抜くと、くぱくぱと誘うようにアナルが動いていた。施術者はズボンのチャックをおろして下着ごとズボンを脱ぐと、ポケットからスキンを取り出してそそり立つペニスに装着した。

「……中のマッサージを始めますね」

 低くそう言ってからペニスを裕也のアナルにあてがい、ぐっとナカへと挿入する。ナカは施術者のペニスをきゅうきゅうと締め付けた。じわじわとナカへ挿れたからか、裕也が起きる気配はない。ただ口からは熱い吐息と甘い喘ぎ声が出ていて、感じていることがわかる。
 ゆっくりと腰を動かして裕也のナカを堪能する。気持ち良くて早くなりそうな動きを制して、裕也のナカを刺激していく。裕也の腰が施術者の動きに合わせるように動いた。無意識の行動だが、快感を追う姿を見て施術者はクスクスと笑う。

「本当に貪欲な人だ。明日はどんなマッサージをしましょうか。弄っていない場所も、裕也さんならあっさりと受け入れられるかもしれませんね……」

 すり、と先端の窪みを指ですりすりとなぞり、ぷくりと出てくる精液にふっと表情を緩めて腰の動きを激しくした。奥を突くと裕也は気持ちよさそうな声を出し、最奥まではめるとビクビクと痙攣して出さずにイった。
 これだけ激しく動いても起きない裕也に、施術者はこれも彼の望みなのかもしれないと考えた。――どのくらい、快楽に溺れるのかが今から楽しみだと施術者は裕也のナカを激しく突きながら思う。

「――ッ」
「ァァァああああ♡♡♡♡♡♡♡」

 施術者はペニスを引き抜いて、スキンを取り縛った。裕也のアナルは物足りないとばかりに収縮を繰り返している。ナイトテーブルからローターをたくさん取り出すと、一個ずつ裕也のアナルに入れていく。そのうちにぎちぎちになり入らなくなった。ローターの一個のリモコンを弱にして、その振動が他のローターに広がって裕也のナカを刺激していく。

「ふぁ♡♡♡♡ ぁぁん……♡♡♡♡」

 次々とローターのリモコンを操作し、ナカで震えるローターに、裕也は寝言のように喘ぐ。その姿を見て、施術者は裕也の口元にペニスを近付けた。すると、裕也がうっすらと目を開けて、目の前にあるペニスにしゃぶりつく。ぺろぺろと舐める姿は寝ぼけているようだ。

「ん、ん、んぅ……♡♡♡♡」

 ちゅうちゅうと吸われて施術者は裕也の好きにさせた。裕也は「んっんっ♡♡♡♡」と一生懸命にペニスを舐めて、施術者のペニスが硬くなると、亀頭を中心に舐めてカリ首や裏筋も舐めていく。

「……ッ、イく……!」

 ビュクビュクと施術者のペニスから白濁の液体が放たれた。裕也の顔に掛かり、裕也はうっとりと恍惚の表情を浮かべてそのまま再び寝てしまった。

「……明日はもっといっぱい乱れさせてあげますね」

 そう言って、施術者は濡れタオルを作り裕也の顔に掛かった精液を丁寧に拭うと、彼の躰に毛布を掛けた。
 明日が楽しみだ、と施術者は身支度を整え、裕也の寝ている部屋を後にした。
 どんなプレイでも裕也は喜んで受け入れてくれそうだ。こういう相手にはついついやりすぎてしまう癖がある施術者は、裕也に与える快感をどんなものにしようかと考えて楽しそうに目元を細めた。
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