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4回目:裕也の望み(複数/後編)

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 ぐりぐりと乱暴に乳首を捏ね繰り回され、ナカをトロトロに柔らかくなるまで指で愛撫され、裕也の口から甘い嬌声が上がる。

「ひぁっ♡♡♡♡ ァァあああんッ♡♡♡♡ もう挿れてぇ♡♡♡♡ 奥まで突いてぇ♡♡♡♡」

 指では奥まで届かず、もどかし気に腰を振って指を締め付けた。指を入れていた新人が抜くと、施術者に顔を向けた。施術者は微笑み、集まっている新人たちにペニスを出すように指示をすると、カチャカチャとベルトを外す音が聞こえ、既に立ち上がっているペニスがぷるんと弾けるように出て来た。

「ほら、裕也さん。あなたの望んでいたモノが近くにありますよ……」

 裕也の手に、口にペニスを触れさせる。裕也はペニスを触り、軽く握り扱き出し、口に当たるペニスには舌を伸ばして舐めだした。新人たちが裕也の愛撫に気持ちよさそうに声を出す。それを聞きながら、裕也のアナルに施術者はペニスをあてがい、焦らすように突いた。ひくひくとアナルは収縮し今か今かとその快感を待ち望んでいた。
 他の者たちも、裕也のペニスや乳首を愛撫しながら片手で自身のペニスを扱く。ぐっと、施術者が腰を掴んで一気にナカへペニスを挿入すると、裕也のペニスから白濁の液体が飛び出した。

「挿れただけでイっちゃいましたね。快楽に素直で良いことですよ」
「ぁ、ぁ……♡♡♡♡」
「さぁ、奥を突いてあげましょうね」

 パンパンと肉と肉のぶつかり音と、ぐちゅぐちゅとナカの精液がかき回される音、裕也が夢中になって新人たちのペニスを愛撫する音が部屋の中に響いた。

「んっ、んっ、んんんんぅ♡♡♡♡」

 新人のひとりが堪らないとばかりに裕也の頭を押さえつけて口の中を乱暴に犯す。ドクンと口の中で精液を放ち、裕也はそれを飲み込んで搾り取るかのように吸った。手で愛撫されていた新人たちも精を放ち裕也の躰に掛けた。

「ァんッ、ぁ、おく♡♡♡♡ 奥気持ちいいッ♡♡♡♡」
「ほら裕也さん、他の新人たちも気持ち良くしてあげてください?」

 代わる代わる裕也の口や手にペニスを触れさせて快感を貪ろうとする新人たち。施術者は一度裕也のナカに出すと、それを引き抜いた。「やぁ、もっとぉ♡♡♡♡ もっと欲しいの♡♡♡♡」と裕也の口からねだられ、新人たちを裕也のアナルに導くかのように足を固定させた。

「ほら、裕也さんが待っていますよ……」

 ごくり、とひとりの新人が喉を鳴らして唾を飲み込んだ。そして、「もう耐えられません!」と裕也のナカにペニスを突き入れた。裕也から「ぁぁあぁああっ♡♡♡♡」と甘い嬌声が上がった。

「うわ、ナカ、すごくうねっています……!」
「名器ですよね。これだけ柔らかくなっていたらもう一本入りそうだな……」

 そう言ってまだ達していない新人のひとりを呼んで、裕也のナカに挿れさせようとした。新人は戸惑っていたが、裕也の喘ぐ声を聞いて我慢が出来なくなりナカへとペニスを挿れた。恐る恐るというように。

「ァァあああんッ♡♡♡♡ ぁ、すごぃ、広がってるぅ♡♡♡♡」
「ふふ、切れてもいないようですね。ほら、裕也さん、どうして欲しいですか?」
「うごいてぇ♡♡♡♡ ナカぐちゅぐちゅって気持ち良くしてぇ♡♡♡♡」

 施術者に聞かれて、裕也は甘えるように声を出す。その声は快感に浸っていて、何をしてもこの人は快感に変えられるという確信に変わっていく。二本のペニスは別々に動き、裕也のナカで暴れる。新人は自身の快感を追い求めるように腰を動かし、施術者も腰を動かして裕也のナカを責めていく。

「あ、ァッ♡♡♡♡ もっと気持ち良くしてぇ♡♡♡♡」
「充分気持ち良さそうなのに……。貪欲なんですね」

 クスクス笑いながら施術者が周囲を見る。新人たちが裕也の躰をくすぐるように触り、そのくすぐったささえも裕也は快感に変えて行き、気持ちよさそうに嬌声を上げる。快感が高まり、裕也の背が弓なりにしなり鈴口から白濁の液体が勢いよく飛び散る。それと同時にナカを締め付け、施術者と新人は裕也のナカに注ぎ込むように白濁の液体を出し、ゆっくりとペニスを引き抜く。引き抜いている時でさえ、裕也は快感を貪るようにナカを収縮させる。

「先生、俺たちも良いですか……?」

 とろりと白い液体が裕也のアナルから出て行く。その様子を見ていた新人たちがごくりと唾を飲んで施術者に聞いた。施術者は口元に弧を描き、うなずく。裕也は達したばかりの気怠さを感じながらも自ら大きく足を開いてうっとりと恍惚の表情を浮かべて、新人たちを誘う。

「はやく、ちょうだい……?」

 新人のひとりが、裕也のナカに昂った己のペニスを一気に挿れた。貫かれた裕也の口からは気持ちよさそうに甘い声が上がる。そして、激しく腰を動かす新人の動きに合わせるように裕也の腰が動き、目の前にある他の新人たちのペニスを手で扱き、舌の届く範囲にあるペニスを舐め、いやらしく微笑む彼の姿を見て、施術者は目元を細めて新人たちに「お客様の望むままに動きなさい」と新人たちに伝えると、衣服を整えて部屋から出て行く。それから数時間、裕也と新人たちは快感を貪り続けた。




「ぁ、ァァァあああん♡♡♡♡ ゃぁ、もうむりぃ……♡♡♡♡」

 施術者が部屋に戻ると、裕也の嬌声が聞こえた。パンパンと肉と肉のぶつかり合う音。裕也の躰を見ると、躰中に精液を掛けられていたようだ。全身がどろどろになっていて、施術者は肩をすくめる。そして、もう無理と言いながらも快感を求めるように腰を振っているのを見て、施術者は裕也の耳元に近付いてパチン、と指を鳴らした。

「……ぁ、ぉ、れ、何して……? ひぁっ♡♡♡♡」

 アロマの消えた室内で、裕也の理性が戻る。この状態に気付いて、逃げるように躰を動かそうとしたが、新人が裕也の腰を掴みそれを責めるように前立腺を押し上げた。混乱する裕也に追い打ちを掛けるように、ひとりの青年が部屋に入ってくる。

「――しゃ、ちょう……?」
「随分と、楽しんでいるみたいだな」
「ちがっ……! ァァッ♡♡♡♡」

 ぷっくりと赤く熟れた乳首を摘んだ青年――裕也の勤めている会社の社長だ。最近代替わりをして、その影響もあって裕也の部署はしばらく残業が続いていた。社長は裕也の反応を面白がるように乳首をクニクニと摘んで弄ぶ。

「ァッ♡♡♡♡ だめ、ダメです……♡♡♡♡」
「全然ダメそうに見えないけどな。なぁ、俺も気持ち良くしてくれよ。出来るだろ?」

 助けを求めるように周りを見渡すも、誰も何も言わない。ただ、裕也の躰を快感へと導くだけだ。理性が戻ったとはいえこのおかしい状況に酔うように、恐る恐るというように社長のベルトを引き抜いて、下着ごと脱がせる。目の前にあるペニスに手を伸ばして上下に扱いた。ちらりと社長へ視線を向けると、彼は「それだけか?」と鼻で笑うように言った。
 裕也は舌を伸ばしてペニスの先端を舐め、それから口に含んでじゅぷじゅぷと水音を立てながら社長のペニスを愛撫する。苦し気に歪む裕也の表情を楽しむように眺め、くしゃりと裕也の頭を撫でる。

「ん、ん、んんんぅ♡♡♡♡」

 カリカリと乳首を引っ掻かれ、裕也が腰をくねらせる。ナカを締め付けたのか、「くぅ」と新人が裕也のナカに白濁の液体を注ぎ、ゆっくりと引き抜いていく。思考が戻ってこない裕也は、ひくひくとアナルを収縮させてただただ口の中のペニスを舐めたり吸ったりしていた。ナカの精液が溢れ、流れ出ていくのを見て社長は裕也の口からペニスを抜いて、代わりに裕也を四つん這いにさせてアナルにぴたりとあてがい、裕也の腰を掴むと一気に貫いた。

「ぁ、ぁ、ァァァあああッ♡♡♡♡ しゃ、ちょ……なんでっ♡♡♡♡」
「お前の躰がエロすぎるんだよ……ッ」

 ナカに出された精液がピストンされるたびに裕也のアナルから飛び散る。ナカはうねり、彼のペニスを歓迎するように締め付ける。ぐちゅぐちゅと水音が響き、裕也の口から嬌声が上がった。その声は既に掠れていて、快感と混乱が混ざり裕也の思考は真っ白になっていく。

「あ、ぁ、ァァァあああッ♡♡♡♡」
「――ッ」

 散々弄られたペニスから透明な液体が勢いよく出た。それと同時に彼のペニスを締め付け、まるで絞り込むようにナカがうねり、彼は堪らず裕也のナカに白濁の液体を吐き出した。――そこで、裕也の意識は途切れた。



 裕也が目覚めると自宅だった。あれは夢だったのだろうかと起き上がろうとして、「ァァッ♡♡♡♡」と躰を震えさせる。ナカに、何かが入っている。そして、それがいきなり振動し始めた。

「ようやく目覚めたか。悪いが勝手に上がらせてもらったぜ」
「しゃ、社長……。なぜ……?」
「欲求不満そうな顔をしているのを知っていたからな。ちなみにナカに入ってんのは、この家にあったヤツだぜ。もう少し隠し場所捻ったほうが良いんじゃねぇの」

 彼の手にはバイブのリモコンが握られていた。そして――口角を上げてじっと裕也を見ると、裕也に近付いて「散々ヤったのに、まだ足りねぇって顔してるな」と、くいっと裕也の顎を指で持ち上げるようにすると、面白いものを見たように目元を細めた。

「――堕ちればいい。このまま、快感にな」
「ひぁっ、ぁぁ、ァァああっ♡♡♡♡」

 縋るように彼の服を掴むと、彼は裕也に覆いかぶさる。彼を見上げる裕也の瞳に期待を感じ取って、彼はくくっと喉で笑い、裕也の躰に愛撫を始めた――……。
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