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3回目:後輩を連れて下半身マッサージへ(後編/3P)

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「んァァぁああッ♡♡♡♡」

 室内に裕也の甘い声が響く。プラグを抜かれた裕也のアナルはくぱくぱと誘うように収縮を繰り返し、蕩けた表情で施術者と大翔を見る。施術者は施術台の下に置いてあるカゴの中からピンクローターを取り出して大翔に渡す。

「ほら、裕也さん、四つん這いになって」

 施術者の言う通りに四つん這いになり、大翔は勃ちあがったペニスを裕也に見せる。裕也はそれに舌を伸ばしてぺろぺろとアイスキャンディを舐めるかのように愛撫する。大翔が気持ちよさそうに目元を細めて、ピンクローターのスイッチを入れた。手のひらでヴヴヴ、と振動するローターで裕也の首筋を刺激する。裕也の躰がビクビクと跳ね、施術者は裕也のアナルにぴたりと自身の昂った熱を押し付ける。

「ぁ……♡♡♡♡」

 期待するような声を出す裕也に、施術者はクスリと笑いそのままで動かないでいると、我慢できないとばかりに裕也の腰が動く。早く早くと淫らに腰を揺らす姿に、大翔がごくりと唾を飲み込んだ。

「いじわる、しないでぇ……♡♡♡♡ ぁ、ァァぁああああっ♡♡♡♡」

 施術者に顔を向けてそう言う裕也の姿は扇情的で、施術者はぺろりと唇を舌で舐め、一気に裕也のナカを貫いた。アナルプラグで解されたそこは、施術者のペニスを歓迎した。ペニスに絡みついて離さない裕也のアナルに、ぺちぺちと軽く尻を叩く施術者。それすら快感に生まれ変わり、裕也は気持ちよさそうに喘ぐ。

「先輩、口はこっちでお願いします……ッ」

 ぐいっと裕也の顔を自身のペニスに近付ける大翔。裕也はそのペニスを口に含んでぴちゃぴちゃと音を立てて舐めた。大翔はローターで裕也を愛撫し、施術者は裕也のナカをゆっくりと刺激する。大翔のペニスは裕也の口には入りきらず、それでも色んな所を舐める裕也。カリ首や裏筋を舐めあげると、大翔のペニスが一層大きくなった。それをうっとりとした表情で見て、ぢゅうっと先端を吸えば「ぅッ」と大翔から耐えるような声が零れ落ちる。大翔はローターを置いて裕也の頭を両手で固定すると、裕也の口にペニスをねじ込み好き勝手にその口内を犯す。それに合わせるように施術者も腰を動かし裕也の感じる場所を的確に狙う。

「んんんんーーッ♡♡♡♡ んんぅ♡♡♡♡ ぅぅンンン――♡♡♡♡」
「先輩、全部飲んでくださいね……ッ」

 だらだらと裕也の口から唾液が落ち、施術台に落ちる。苦し気な裕也の表情を見て、大翔は恍惚とした表情を浮かべて、裕也の口に己の欲望を放った。出されたものを裕也が嚥下し、ゆっくりと口内からペニスを引き抜く。大翔のペニスを追うように、裕也の舌が伸びる。一滴たりとも残そうとしない、裕也に、大翔が歪んだ笑みを浮かべた。そして、施術者は裕也の腰を掴んで激しくナカを刺激する。前立腺を擦られ、奥を叩きつけるかのように抉り、裕也の躰がビクビクと跳ねた。

「ふぁぁあああ♡♡♡♡ ああッ、そこ、そこだめぇ……♡♡♡♡ イく、イくぅッ♡♡♡♡」
「――ッ、ふぅ……。すっかり咥え込むのがうまくなりましたね……」

 一層甲高い声が上がり、だが裕也のペニスからは白濁の液体は出されずに硬くしたままだ。裕也が出さずにイくと、ナカがうねり施術者のペニスをきゅうと締め付け、施術者は裕也の中に欲望を放った。抜く時すら、裕也のナカは収縮しもっととねだるようだった。

「さて、大翔さん。裕也さんに挿れてみますか? 裕也さん、まだ頑張れるでしょう?」

 快感が全身に巡って辛そうに施術台のベッドに倒れ込み、はーっ♡♡♡♡ はーっ♡♡♡♡ と息を繰り返す裕也に、大翔はごくりと喉を鳴らした。出さずに達した裕也に対して、めちゃくちゃにしてやりたいという欲望を覚え、施術者に向かい顔を向ける。
 施術者は笑みを浮かべて「どうします?」と悪魔のように問う。くぱくぱと物欲しそうに動く裕也のアナルを指でなぞるように動かしながら。

「……服、全部脱いでも良いですか?」
「もちろんですよ。体位はどうしましょう? バックにしますか? それとも正常位に?」
「……俺、先輩に跨って欲しいな……」

 しゅるりとネクタイを外して、スーツとシャツを脱ぎ捨てながらそう言うと、裕也は大翔のペニスを見てうっとりと「おおきい……」と呟き、そっと手で包み上下に扱く。それを止めるように施術者が裕也の胸に手を回し、ぐいっと躰を自分のほうへ引き寄せる。あいたスペースに大翔が横たわり、「先輩」と裕也を呼ぶ。
 導かれるように裕也は大翔の上に跨り、ペニスをアナルにキスするように軽く触れさせるとゆっくりと腰を下ろす。少しずつ入って行く大翔のペニスだが、あまりにも大きくて
途中で動きが止まってしまう。それを責めるかのように大翔が突き上げる。

「ァァァあああッ♡♡♡♡」
「ほら、先輩。がんばって全部挿れてくださいよ。それとも、強引なほうが好きなんですか?」

 裕也が息を整えようとしていたが、大翔はぐっと裕也の腰を掴むと、ずんっと一気に挿入した。

「ぁ、ぁ、ぁ……♡♡♡♡」

 奥の奥まで大翔のペニスで埋まり、ちょっと動くだけでもスパークするような快感に襲われ、ナカをきゅうきゅうと締め付ける。大翔は「すげぇ……」と呟き、裕也のナカを味わうように目元を細めた。

「こっちも可愛がってあげましょうね」

 ひょいとベッドの上に放置されていたピンクローターを拾い、裕也の胸元を刺激していく。ヴヴヴ、と振動するローターで乳頭を刺激されて、裕也はびくんと背中を弓なりにしならせる。ぐちゅぐちゅと裕也のアナルから水音が響いた。片方の乳首の乳頭をローターで、もう片方の乳首を摘んで引っ張り、愛撫する施術者に、裕也の口からは喘ぎ声しか出て来ない。

「ひ、ぃ、ァァぁああ♡♡♡♡」
「はは、すっげー気持ちよさそう」
「本当に。ほら、裕也さんが動くたびにちりん、ちりんと鈴が鳴っていますよ。ふふ、可愛らしいですね」
「ァァああんッ♡♡♡♡ ゃァァァああっ♡♡♡♡ おか、おかしくなるぅ♡♡♡♡」
「おかしくなってくださいよ、先輩……ッ」
「ひゃぁぁああああっ♡♡♡♡」

 大翔が裕也のナカを突き上げると、裕也はまた出さずに絶頂を迎え、躰中を巡る快感が逃がせずに苦しそうに、瞳を涙で濡らす。はぁはぁと荒い息を繰り返す裕也を見て、施術者はちらりとアロマへと視線を向ける。そして、ローターを置いて裕也のペニスを掴む。

「ふぁっ♡♡♡♡」
「うわ、すげぇ締まる……ッ」
「さぁ、ラストスパートですよ。裕也さん、大翔さん。気持ち良くなって、帰りましょうね……!」

 クニクニと乳首を揉み、片手で先走りでぬるぬるになっている裕也のペニスを扱く。裕也は大翔に突き上げられるたびにきゅうきゅうと締め付ける。ナカが蠢き、大翔のペニスに絡みつく感覚に、大翔は激しく腰を動かす。

「ァァァああああん♡♡♡♡ 出る、出ちゃうぅぅぅぅ♡♡♡♡」
「俺も、出しますよ、先輩のナカに……!」
「ァァァぁあああああああ――ッ♡♡♡♡♡♡」

 勢いよく、白濁の液体が飛び出て、その後に大翔がナカに精液を注ぐ。こぷこぷと裕也のアナルから白濁の液体が流れ出て行くのを見て、施術者は乳首から手を離して射精したばかりの裕也のペニスの先端、亀頭を刺激してやればすぐに裕也は躰をビクビクと震わせて嬌声を上げた。

「ひぃぃいぁァあああああ――ッ♡♡♡♡♡♡」

 ぷしゃあっと透明な液体が鈴口から溢れ、裕也はふらりと大翔の胸に倒れ込む。大翔が倒れ込んできた裕也の尻を撫でると、びくんと痙攣するように裕也の腰が動いた。

「さぁ、おふたりとも。お疲れさまでした」

 裕也の躰から離れ、施術者はタオルとお湯を用意する。――アロマの匂いは既に消え、ただただ独特の匂いが部屋の中に広がっていた。

「ァァあんッ♡♡♡♡」

 大翔のペニスが裕也のアナルから抜かれた。その感覚に裕也が甘い声を上げる。お湯で濡らしたタオルで裕也の躰を拭いていくと、それすら快感に変わり裕也の口からはぁ♡♡ はぁ♡♡ と熱い息が漏れていた。




『無事にご自宅につきましたでしょうか? 次回は〇月〇日、複数のスタッフにてお待ちしております』




「ぁ、ぁ、ァァァああっ♡♡♡♡」
「先輩のナカ、うねってすごいですね……! 俺の、全部持ってかれそう……!」

 送ると聞かない大翔に根負けした裕也は、大翔を自宅へと招き入れた。自宅へと足を踏み入れた瞬間に、大翔は裕也を背後から抱きしめる。びくりと硬直する裕也のスーツの中に手を滑り込ませ、乳首を弾くとちりん、と鈴が鳴った。
 せめて鍵を、と裕也が言うと、大翔は素直に鍵を掛けて裕也をベッドへと押し倒し、乱雑にスーツを脱がせると自分のスーツも脱いで、止める間もなく裕也のアナルに挿れられたプラグを抜き、そそり勃ったペニスを裕也のナカへと突き入れた。
 明日が休日と言うこともあり、裕也はその日何度も大翔に抱かれ――彼の絶倫ぶりを味わった。
 全身ドロドロになった彼らが休んだのは、日が昇った後だった。そして、裕也がマッサージ店からのメールに気付いて、書かれた文章を読むときゅんと奥が疼いた。

 ――もっと、もっと。

 貪欲になっていく自身の性への欲望に、裕也は美しく、笑ってみせた。
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