【本編完結】一夜限りの相手に気に入られています!?

海里

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3章 偶然の再会

偶然の再会 11-1

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 え? と思うのと同時に、陸矢りくやが俺のと自分の陰茎を一緒に掴み、まとめて扱き出した。先走りで濡れているから水音が聞こえ、陸矢の熱い吐息が聞こえる。ふたりの吐息と込み上げる快感に躰が震えた。

 そして、彼の言葉が頭から離れなくて、本当に彼のことをじっと見つめてしまった。
 陸矢の動かす手が早くなる。与えられる強烈な快感に、頭の中が真っ白になって――……。

「――ァアアッ!」
「……ッ」

 一気に果てた。はぁ、はぁ、と荒い息を繰り返して、ちらりと陸矢を見ると、彼は一度大きく息を吸って、吐いた。

 それから、手を離して俺の内ももを撫でる。ぴくりと反応すると、柔らかく微笑まれた。陸矢の手が熱く感じて、思わず目を閉じる。内ももの手が股関節に近付き、やんわりと睾丸を揉まれた。

「は、ぁ……ン……」

 甘い吐息が漏れる。

「気持ちいい?」
「……ん」

 肯定のうなずきを返すと、陸矢は嬉しそうに「もっと気持ち良くなりましょうね」と声を弾ませた。

「……俺もやる」

 陸矢の手を止めて、起き上がる。陸矢が「流羽るうさん?」と少し驚いたようだったけど、陸矢を座らせて足の間に座り、陰茎に手を伸ばした。さっき出したばかりだから、触れるとびく、と震えた。なぜかそれが愛らしく思えた。

 陸矢の様子を見ながら、そっと陰茎を撫で、先端に唇を近付けるとぺろりと舐める。ちらっと陸矢の様子を見ると、興奮しているように見えた。ギラギラと燃える瞳で見られるのは、イヤじゃない。

「……」

 先端を咥えて、舐める。出したばかりと言っても、すぐに大きくなるのを感じて、陸矢のここがからになるにはどのくらい出せばいいのだろう。いつも大体俺が気を失ってしまうから(陸矢が絶倫なだけだと思う)、陸矢が満足しているかどうかは謎だ。

 棒アイスを舐めるように丁寧に舐めていくと、そっと頭を撫でられる。そろりと見上げてみると、「続けて」と甘く、低い声で言われた。大きすぎて全部は咥えられないと判断して、先端だけ含んで根元のほうは手で擦る。睾丸をやわく揉むと、陸矢が息をのむ音が聞こえた。

 感じているのだと思うと、その反応が可愛く思えるから不思議だ。

「流羽さん……ッ」

 甘い、声。どこか切羽詰まったような声。ぐんと大きくなる陸矢の欲望に、我慢しないで出しちゃえよ、と促すように先端の割れ目に舌をぐりっとねじ込むようにすると、陸矢が俺の肩を掴んで一気に引き剝がした、と同時に顔に熱いものが勢いよく掛かった。

「す、すみませんっ。ティッシュ……いや、タオル?」

 慌てたような陸矢の姿に、思わず笑ってしまった。いや、本人からすると笑いごとではないのだろうけれど。
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