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4章:十八禁BLゲームの中に迷い込んだら、最愛の人が出来ました!

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 服を掴むと、ルードの唇が離れた。「どうした?」と問うような優しい眼差しを向けられて、おれはちらりとナイトテーブルに視線を向けた。そして「ああ」と納得したように呟くと、ベッドから抜け出してナイトテーブルに向かう。必要な物を取り出して――ええと、それ使うの? とルードを見るとにこにこと笑っていた。

 大人の玩具関係はルードが既に回収していたみたいだから、引っ越し業者さんたちには見られなかったみたいで、なんとなくホッとした。



「ベッドが大きいとナイトテーブルまでが遠いね」

「それ、おれも思いました」



 そう言ってちょっとだけ笑ってしまう。互いに服を脱いで必要な物を揃えて再びベッドの真ん中へ。くすくす笑いながらまた額にキスをする。額から下がっていく。ルードの唇が触れる場所から徐々に熱が集まっていくような、そんな感覚。

 下唇を食まれて、ぺろりと舐められる。薄く口を開くと舌が入って来た。絡めて、甘噛みされて、上顎を舐められる。飲み込み切れない唾液が口端から流れていくけれど、それよりもルードとのキスに夢中になってしまう。



「……ん、んぅ……ッ」



 そっと、ルードの手がおれの首筋を撫で、そのまま肩へと流れるように動く。唇が離れて呼吸を繰り返す。息継ぎが出来るようになったとはいえ、やっぱり長いキスは息が上がってしまう。

 ちゅっと頬にキスをされて、すぐに小瓶に手を伸ばして蓋を開ける。とろりと手のひらに液体を落とすと、驚いたように目を見開く。



「ルード? どうしま……あったか!?」

「以前と同じローションのハズなんだが……」



 あまりに驚いていたから、どうしたのかと思ったら、小瓶から直接ローションを垂らす。冷たさに身構えていたけれど、温かくてびっくりした。なんでこんなに温かくなったんだろう……? ま、まさかこれも精霊さん……?



「本当にヒビキは精霊に愛されているね」

「あ、はは……」

「一番ヒビキを愛しているのは私だけど」



 つけ足された言葉に思わず目を瞬かせてしまった。それを聞いて、まず最初に思ったのが可愛いなぁだった。精霊さんと張り合うルードが可愛くて、起き上がると彼の頬に手を添えて啄むようなキスをした。「ヒビキ?」と目を丸くするルードがやっぱり可愛かった。



「おれだってルードを一番に愛しているんですから!」



 きょとん、とそんな感じのルードの表情。じわじわと顔が赤くなっていくのを見て、それから心底嬉しそうに「ありがとう」と言われて、ルードは格好いいけれど可愛くもあるなぁっていつも思う。

 ルードはおれを押し倒して、再びローションをおれの躰に垂らした。やっぱり温かい。そして、先に垂らされたローションもまだ温かくて、なんだか不思議な感じ。

 というか、冷たくなる気配がない……? マッサージするように胸部に塗られると、ぽかぽかと温かくなってきた……ような。既に反応を示している乳首に、ルードが触れる。ビクンと跳ねる躰に、ルードの笑みが深くなる。



「ん、ぁ、ふっ……」



 ぷっくりと硬くなった乳首を摘んで、楽しそうにクリクリと捏ね回すルード。もう片方の乳首を舌で舐めて――「甘い」と呟いた。



「甘い?」

「ほら」



 と、ローションで濡れた手を口に入れられた。舐め取ると確かに甘い。このローション、味しなかったと思うんだけど……。ぴちゃぴちゃとルードの指を舐めていると、ルードが乳首を刺激して思わず指を吸ってしまった。



「ん、んぅ……んんんっ」



 きゅっと乳首を摘まれて、どうしても声が出てしまう。口内に入っているルードの指が、おれの上顎を撫でる。ルードがめっちゃ楽しそうに目元を細めていて、口から指を引き抜くと「かわいい」とうっとり言われた。どこにその要素があるのか教えて欲しいような、欲しくないような。もう一度舌で乳首を舐められて躰の中心に熱が集まっていくのを感じた。ちゅうっと吸われて舌で転がされる。ピンっと指で乳首を弾かれたり、甘噛みされたりするとおれのモノは勃ちあがって、たらたらと先走りを流していた。

 それに気付いたルードが乳首から口を離し、代わりに手を伸ばしてなにかを取ると、そっとおれの乳首に張り付けた。ヴヴヴヴ、と振動音を響かせて両乳首に刺激が与えられて堪らず腰が浮く。



「ひゃ、ぁぁぁアアッ!」



 弱い振動のハズなのに、乳首から与えられる快感に翻弄される。それをルードは楽しそうに見ながらローションを手に垂らして蕾へと塗り付ける。つぷりと指がナカへ入り、広げるように指を動かすルード。一度抜いて二本同時に入れ、解れて来たらまた抜いて今度は三本の指を。決して前立腺に触れないようにナカを解されて、快感を外に逃がせない感覚。一度でも触れてくれたらイけそうなんだけど……!



「ァッ! や、ルード……ッ、ん、ふぁ、ァァあああッ」



 意地悪するように触れないままナカを解され、イきたくて声を出そうとするとローターの振動が強くなった。その刺激で白濁の液体を放ってしまい、甲高い嬌声も上げてしまった……。はぁ、はぁ、と息を整えようとしても、振動は続いていて快感がまた躰中に巡っていく。



「こっちも久しぶりに使おうか」



 ひょいと手にしたのはアナルビーズだった。つぷつぷと小さな丸いものから段々と大きくなっていくビーズを挿れられる。ビーズが前立腺を刺激するとそれだけで出さずにイってしまった。快感が巡っていく。



「その表情、すごくかわいい……」



 そう言ってビーズに魔力を込めてこっちも振動させる。乳首とナカを同時に責められて、躰がビクビクと震えた。ルードの下半身に視線を向けると、彼の中心も既に勃ち上がっていた。おれが乱れているのを見て、そうなっているんだと思うとなんだか嬉しくて、でもおればっかり気持ち良くなっている気がして……。

 おれがルードに手を伸ばすと、「ヒビキ?」と首を傾げたけれど抱き着かせてくれた。ルードの耳元で、



「ルード、ルードが良い……!」



 そう言うと、一瞬ルードの躰が硬直して「本当にヒビキには敵わない」とぽつりと呟き、それからすぐにアナルビーズを一気に引き抜いた。



「ふぁ、ァァあああッ」



 抜いてすぐに、ルードの熱いモノがあてがわれて、一気に挿入された。ぎゅうっとルードの首元に抱き着くと、ルードの手がおれの背中に回り、そっと抱き起される。そして、ルードがベッドに座るとのと同時に一番奥まで彼のモノが入り、躰を弓なりに反らしてしまう。

 ぽとぽととローターがベッドに落ちて、躰が密着する。ぐりぐりと奥を刺激されて、堪らず声が出た。



「気持ち良い?」

「きもち、いい……ぁ、ァァああんッ」



 下から上に突かれて、深いところへと入り込む。でもそれがすごく気持ち良くて、ルードも興奮しているのか、背中を撫でたり鎖骨に吸い付いたりと愛撫を繰り返す。そのうちにもっと気持ち良くなって欲しくて、おれの腰が勝手に動きだす。だってやっぱり、ルードも気持ち良くないとイヤだと思うから。きゅうっとナカを締め付けると、ルードの「……ッ」という耐えるような声が聞こえた。

 結合部からじゅぷじゅぷと水音が聞こえる。ルードの熱い昂ぶりが徐々にスピードを上げてナカを刺激していく。気持ち良くて頭の中が真っ白になっていく、感覚。背中を撫でていた手がお尻へと移動して、肌の弾力を楽しむように揉まれた。揉まれるとぞくぞくとした快感が走る。



「ァァああッ、る、ルードッ」

「ふふ」



 おれの嬌声と水音が響く中、なにを察したのか蔦が伸びて巻き付いてきた。――乳首に。わざわざ細い蔓を出して、乳首を縛るように巻き付くと、刺激を与えるように扱かれてよくわからない声が出てしまった。つるつるの蔓に乳首を愛撫されると、ローターや指、舌とは違った快感が広がっていく。乳首も、ナカも強すぎる刺激だ。



「ぁぁ、ァあぁあああッ、イ、イくッ、イっちゃ、……ァァあああああッ!」

「――ヒビキ……ッ」



 ルードの昂ぶりから搾り取るようにナカが動く。ちゅ、とルードが唇を重ねた。ぺろ、とルードの唇を舐めると、噛みつくような勢いでキスをされた。ナカのモノもまた大きくなって、そのまま抜かずに二回目が始まった――……。
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