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【第12話】獅子神高校ラグビー部
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放課後、ラグビーグラウンドの真新しい芝に6人の新入生が並んで立っていた。
部活の練習前に全選手の前に立った1年生は大勢の前で緊張する者、いつも通りの者、意気込む者、はたまた悲壮感に満ちた者と様々だ。それは1年生と向かい合った2年生もそうで、全員が全員どこか浮き足だっている。
期待と不安が入り混じった感覚、入学式の朝に似た感覚に瓜坊は身体を震わせた。しかも、今自分はあれだけ望んで求め続けた場所に仲間と共に立っている。
気を引き締めるように、鬼山が手を叩いた。
「それでは、新入生は順番に一言自己紹介を」
「一鷹です、出身の第4中学ではフルバックをしていました。ラグビーは中学からです」
「えぇっと、狒々島です。ラグビーは小学校4年生から始めました。ポジションはフルバックです」
「象蔵…プロップです、お願いします」
「北虎、元サッカー部、ポジションはウィング」
「鹿威です、中学まではバスケ部でした。中学で親友に誘われてラグビーを始めました。
希望のポジションはロックです」
「瓜坊です、希望のポジションはスクラムハーフです。よろしくお願いします」
入部テストに参加したものを除いて、多くの者が初対面となる。彼らが身長やポジションについて話し始める前に、あるいは馴染みの後輩について話す前に、鬼山が1年生に向けて祝辞を述べる。
「改めて、獅子神高校のラグビー部へようこそ。入部おめでとうございます。
皆さんが、あらゆるスポーツの中でラグビーを選んでくれたことを感謝します。
入部テストで述べたように、この部活の目標は全国優勝ただ一つです。
…そう難しいことではありませんよ。
全ての高校のラグビーチームの中で、自分こそが最もラグビーが強いチームだと証明すればいいのです」
何人かが苦笑する。それが出来れば簡単なことはない。だが、勝負の世界は時に非常にシンプルだ。
猪爪が周囲の反応を窺えば、キャプテンを初めとして何人かはそれを聞いて真面目に頷いていた。彼らは、去年の冬になめた辛酸の味を未だ忘れていない。
瞳には、そのチャンスを掴むためならどんな責め苦も受けるつもりだという覚悟が宿っている。
「ラグビーを愛する新たなラガーマンを、同じチームの後輩として、仲間として、ライバルとして歓迎します」
そして、猪爪は前を向いて再び苦笑する。
覚悟とも失笑とも異なる、別の表情を浮かべる後輩が一人いた。
彼は鬼山の話を聞いて真剣に受け止めた上でなお、ただ一人、瞳を輝かせて子供のような笑みを浮かべていた。
アップを終えてストレッチを始めた選手たちは、互いに自己紹介や雑談をして交流を図っていた。特に話しかけられたのは、物理的に目立つ鹿威だ。フォワードの選手に囲まれながら、あれこれと質問を投げかけられる。
だが、鹿威はふと高い視点から見下ろして気付いた。円から外れた場所にポツンと一鷹が座っている。
「一鷹、どうした?疲れてんのか?」
試合で相手に点数差を付けられても動じなかった一鷹が、今は心ここに在らずというように無表情で裏腿を延ばしている。鹿威が隣に移動して話しかけると、一鷹は誤魔化そうとして、それから誰にも聞かれないことを確認して、ようやくゆっくりと話し始めた。
「いや……、そういうわけじゃないけどさ。
瓜坊は凄いなと思って」
「…瓜坊が?」
一鷹の視線を追うと、その先では2年生や北虎と歓談する瓜坊の姿があった。
「入部テストでも、瓜坊は北虎や先輩たちに認められてただろ?」
先輩たちとは初対面だったし、北虎は自分にも他人にも厳しいのに。
試合で対等に接されていた瓜坊は凄いなって思って」
鹿威は「猛虎の北虎からコンバージョンキックを頼まれる一鷹も十分に凄いのでは」という言葉を飲み込む。一鷹の方がラグビー経験が圧倒的に高いのも、わかりきっていることだ。
だから一鷹が欲しているのは慰めの言葉ではなく、瓜坊の幼馴染の意見だ。
「…それは多分、瓜坊がいつでも全力投球だからだよ」
「全力投球?」
「そう、さっきの試合だって30分もなかったけどさ、瓜坊は30分でも全力を出せるんだ。
北虎が自分に厳しいなら、瓜坊に自分に近いものを感じたんじゃないかな」
「30分に全力を出す、か。俺には難しいな」
「俺も一鷹と同じで、熱血タイプじゃないから気持ちはわかるよ。
でもさ、きっとそれが全国大会でも模擬試合でも、全力を出さないといけないのは変わらないんだ。30分の試合で全力を出せないようなら、本番でも全力を出せないと思う。俺も俺なりに瓜坊を見習っているけどさ、目標はデカいぜ」
「鹿威が?」
「そう、俺が。キャラじゃないけどね」
もし他に北虎と瓜坊に他の共通点があるとしたら、それはラグビー経験が少ないにも関わらず勝利と成長に貪欲なことだろうか。
経験の長さとプライドに賭けて、彼らに追いつかれるわけにはいかない。一鷹の心に新しい火が灯る。
静かになったベンチで、竜崎はメニューに合わせて用具を出し入れしていた。色とりどりのコーンや障害物となるハードル、ボールスタンドをグラウンドに順番に並べていく。
一人で黙々と作業していた竜崎は、何度めかの往復で鬼山がバインダーを見つめて動かないことに気付く。
「鬼山さん、それは?」
「瓜坊くんだけプロフィールを書く時間がなかったからさ。
さっき提出してもらったんだよ」
「へぇ、何が書いてあるんですか?」
「身長と体重、50m走のタイムやシャトルランなんかだよ」
「ふぅん。
でも、瓜坊って別に特筆した身長・才能や運動神経はないですよね?
何をそんなに見ているんですか?」
「かもしれないね、でもほらこれ」
鬼山がある一点を指さしてプリントを見せる。竜崎が、そこに書かれた数字を見て息をのむ。
「道理で見たことがあるわけだ。
彼、入学式で新入生代表としてあいさつをしていたんだからさ。首席として」
新緑の地面と澄み渡った青空の間に、山の気圧差で生まれた突風が吹く。風に靡いた芝の先が日光を反射して、キラキラと海面のように反射した。その風が追い風となるのか、向かい風となるのかは、まだわからない。
獅子神高校ラグビー部に、新入生による新しい風が吹こうとしていた。
部活の練習前に全選手の前に立った1年生は大勢の前で緊張する者、いつも通りの者、意気込む者、はたまた悲壮感に満ちた者と様々だ。それは1年生と向かい合った2年生もそうで、全員が全員どこか浮き足だっている。
期待と不安が入り混じった感覚、入学式の朝に似た感覚に瓜坊は身体を震わせた。しかも、今自分はあれだけ望んで求め続けた場所に仲間と共に立っている。
気を引き締めるように、鬼山が手を叩いた。
「それでは、新入生は順番に一言自己紹介を」
「一鷹です、出身の第4中学ではフルバックをしていました。ラグビーは中学からです」
「えぇっと、狒々島です。ラグビーは小学校4年生から始めました。ポジションはフルバックです」
「象蔵…プロップです、お願いします」
「北虎、元サッカー部、ポジションはウィング」
「鹿威です、中学まではバスケ部でした。中学で親友に誘われてラグビーを始めました。
希望のポジションはロックです」
「瓜坊です、希望のポジションはスクラムハーフです。よろしくお願いします」
入部テストに参加したものを除いて、多くの者が初対面となる。彼らが身長やポジションについて話し始める前に、あるいは馴染みの後輩について話す前に、鬼山が1年生に向けて祝辞を述べる。
「改めて、獅子神高校のラグビー部へようこそ。入部おめでとうございます。
皆さんが、あらゆるスポーツの中でラグビーを選んでくれたことを感謝します。
入部テストで述べたように、この部活の目標は全国優勝ただ一つです。
…そう難しいことではありませんよ。
全ての高校のラグビーチームの中で、自分こそが最もラグビーが強いチームだと証明すればいいのです」
何人かが苦笑する。それが出来れば簡単なことはない。だが、勝負の世界は時に非常にシンプルだ。
猪爪が周囲の反応を窺えば、キャプテンを初めとして何人かはそれを聞いて真面目に頷いていた。彼らは、去年の冬になめた辛酸の味を未だ忘れていない。
瞳には、そのチャンスを掴むためならどんな責め苦も受けるつもりだという覚悟が宿っている。
「ラグビーを愛する新たなラガーマンを、同じチームの後輩として、仲間として、ライバルとして歓迎します」
そして、猪爪は前を向いて再び苦笑する。
覚悟とも失笑とも異なる、別の表情を浮かべる後輩が一人いた。
彼は鬼山の話を聞いて真剣に受け止めた上でなお、ただ一人、瞳を輝かせて子供のような笑みを浮かべていた。
アップを終えてストレッチを始めた選手たちは、互いに自己紹介や雑談をして交流を図っていた。特に話しかけられたのは、物理的に目立つ鹿威だ。フォワードの選手に囲まれながら、あれこれと質問を投げかけられる。
だが、鹿威はふと高い視点から見下ろして気付いた。円から外れた場所にポツンと一鷹が座っている。
「一鷹、どうした?疲れてんのか?」
試合で相手に点数差を付けられても動じなかった一鷹が、今は心ここに在らずというように無表情で裏腿を延ばしている。鹿威が隣に移動して話しかけると、一鷹は誤魔化そうとして、それから誰にも聞かれないことを確認して、ようやくゆっくりと話し始めた。
「いや……、そういうわけじゃないけどさ。
瓜坊は凄いなと思って」
「…瓜坊が?」
一鷹の視線を追うと、その先では2年生や北虎と歓談する瓜坊の姿があった。
「入部テストでも、瓜坊は北虎や先輩たちに認められてただろ?」
先輩たちとは初対面だったし、北虎は自分にも他人にも厳しいのに。
試合で対等に接されていた瓜坊は凄いなって思って」
鹿威は「猛虎の北虎からコンバージョンキックを頼まれる一鷹も十分に凄いのでは」という言葉を飲み込む。一鷹の方がラグビー経験が圧倒的に高いのも、わかりきっていることだ。
だから一鷹が欲しているのは慰めの言葉ではなく、瓜坊の幼馴染の意見だ。
「…それは多分、瓜坊がいつでも全力投球だからだよ」
「全力投球?」
「そう、さっきの試合だって30分もなかったけどさ、瓜坊は30分でも全力を出せるんだ。
北虎が自分に厳しいなら、瓜坊に自分に近いものを感じたんじゃないかな」
「30分に全力を出す、か。俺には難しいな」
「俺も一鷹と同じで、熱血タイプじゃないから気持ちはわかるよ。
でもさ、きっとそれが全国大会でも模擬試合でも、全力を出さないといけないのは変わらないんだ。30分の試合で全力を出せないようなら、本番でも全力を出せないと思う。俺も俺なりに瓜坊を見習っているけどさ、目標はデカいぜ」
「鹿威が?」
「そう、俺が。キャラじゃないけどね」
もし他に北虎と瓜坊に他の共通点があるとしたら、それはラグビー経験が少ないにも関わらず勝利と成長に貪欲なことだろうか。
経験の長さとプライドに賭けて、彼らに追いつかれるわけにはいかない。一鷹の心に新しい火が灯る。
静かになったベンチで、竜崎はメニューに合わせて用具を出し入れしていた。色とりどりのコーンや障害物となるハードル、ボールスタンドをグラウンドに順番に並べていく。
一人で黙々と作業していた竜崎は、何度めかの往復で鬼山がバインダーを見つめて動かないことに気付く。
「鬼山さん、それは?」
「瓜坊くんだけプロフィールを書く時間がなかったからさ。
さっき提出してもらったんだよ」
「へぇ、何が書いてあるんですか?」
「身長と体重、50m走のタイムやシャトルランなんかだよ」
「ふぅん。
でも、瓜坊って別に特筆した身長・才能や運動神経はないですよね?
何をそんなに見ているんですか?」
「かもしれないね、でもほらこれ」
鬼山がある一点を指さしてプリントを見せる。竜崎が、そこに書かれた数字を見て息をのむ。
「道理で見たことがあるわけだ。
彼、入学式で新入生代表としてあいさつをしていたんだからさ。首席として」
新緑の地面と澄み渡った青空の間に、山の気圧差で生まれた突風が吹く。風に靡いた芝の先が日光を反射して、キラキラと海面のように反射した。その風が追い風となるのか、向かい風となるのかは、まだわからない。
獅子神高校ラグビー部に、新入生による新しい風が吹こうとしていた。
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