弱い犬ほどよく吠える、追放された冒険者は自業自得で

栗金団(くりきんとん)

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【第17話】 コウガの独白

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「『隠密空間』」
ディスカの足音が聞こえなくなってから、コウガは魔法を発動した。
ランタンは興味を惹かれ、ロロンはさらに不信感を募らせる。
「知らない魔法なのだ…これも光魔法なのだ?」
「まどろっこしいな、さっさと話したらどうだ?」
「ロロン、何でそんなに怒っているのだ?
ディスカは納得したのだ。
確かにコウガは口も態度も悪かったけど、そんなのよくあることなのだ」
以前として、睨み合うロロンとコウガ。
ランタンはその間で両手を上げ、小動物のように威嚇のポーズを取ったまま、ロロンをなだめる。
コウガの思いやりの無さに、ロロンの短気はよくあることだ。
傍から見れば、コウガは真っ当なことを言っていてロロンがそれに噛みついているように見える。
だが、ランタンはいつもと違う何か、違和感を覚える。
「コウガ。
お前は、また嘘をついているだろう」
「僕が、ですか?」
「あぁ、それもお前の嘘つきは筋金入りだ。
出会った時から多少の嘘は見過ごしてきたが、さすがにこれから討伐しに行くって時に黙ってられるかよ」
「…そうなのだ?」

『信用できねぇな。
お前の気持ちは本物だ、でもお前からは嘘つきの匂いがする』

「…はぁっ」
(これだから、勇者というのは)
天井を見上げて、コウガはため息をついた。
苦汁を飲み干したような顔を見て、ランタンは目を丸くする。
常に飄々としていたコウガが、ロロンに押されている。
コウガの瞳には、ロロンのステータスに浮かぶ『勇者』の称号が憎らしいほど眩しく光っていた。
その固有スキルの欄には、コウガにもランタンにもない『神速』と『真実の瞳』という文字が浮かんでいる。
「どういう意味だ」
「本当は言わないつもりだったんです。
まさか、ここまで怪しまれるとは。
ディスカさんが席を外してくれて本当に良かった」
「……?」
「仕方がないですね、手短にですが話しますよ。
ですが、くれぐれも口外はしないでくださいね。」
「わかった」
「もちろんなのだ」
ロロンとランタンが力強く頷いたのを確認したコウガの顔には、元の薄ら笑いを浮かべた表情が浮かんでいた。
ランタンは見慣れたその表情にどこか安堵が含まれているのを感じ取って、口を開きかけて再び閉じた。
代わりに、コウガが口を開く。

「このダンジョンのボスは、魔王の手先の可能性があります」

魔王、それは勇者と同じでこの世に知らぬものがいない言葉だ。
いや、勇者が魔王を倒した者の称号と言うならば、魔王は勇者以上に有名な名前かもしれない。
この世界に生まれた人間は、勇者が魔王を倒した冒険譚を皆等しく誰かから教わる。
「……マオウ?」
「知らないのだ?
大昔に勇者が倒したモンスターの親玉なのだ」
「それは知ってる、でもおとぎ話が何かの話だろ」
ただし、それは子供を寝かしつけるための寝物語として…である。
コウガも、ロロンが疑うのは百も承知だ。
たとえ嘘や偽りを見抜く瞳を持っていようとも、真実まで見抜けるわけではない。
まして、ロロンは教育機関に通ったことが一度もない。
知性と気品を併せ持つコウガとは、恐らく真反対の環境で生まれ育った。
ランタンは、また二人が言い争い始めるのではないかとヒヤヒヤしていた。
「…ロロン、その剣」
「剣?」
しかし、コウガはロロンを罵倒するでも無知をからかうでもなく。
「どこの国の剣ですか?」
「…ドワーフ王国だ、ミスリル素材で出来ている」
「現代のドワーフではその剣を作ることができません。
しかし1000年前、おとぎ話の時代のドワーフは違いました。
彼らは硬度の高いミスリル素材を自在に扱い武器にすることができた。
何故だと思いますか?」
ロロンの立場に立って無知を補う話、教養を噛み砕いた話、つまり教育を始めた。
「それは1000年前、この世界はモンスターが支配していたからです」
今よりずっとダンジョンが多く、人間種の数が少なかった時代。
ダンジョンの周りには、モンスターがポップする。ダンジョンだけではなく、モンスターの数も多かった。
だが、まだ武器も魔法も発達していない時代だ。
体格もスピードも劣る人間は、あっという間に住処を奪われ追いやられた。
そしてモンスターのいない森の外へ、モンスターが寝静まる昼の時間へ、追いやられるように進化を遂げていく。
人間だけではない。
ドワーフはモンスターの生息地より深い地下へ、エルフは大森林の木上へ、獣人族は渓谷へ。
ダンジョンは世界中に点在する。モンスターは全ての種族に平等に襲い掛かる。
どれだけ離れようと、モンスターから逃げることはできない。
「モンスターと闘うため、長寿のエルフは魔法の技術を磨きました。
手先が器用なドワーフはより優れた武器を、短命で繁殖の高い獣人族はより優れた遺伝子を追い求めました。
そして人間は全ての種族から貪欲に知識を学び、行路を繋ぎ、次世代へと継承していった」
「勇者が魔王を倒すまで…ってか?」
「えぇ、ですがそう簡単には行きませんでした。
何故なら、かつてのモンスターには今のモンスターにない強みがあったからです」
「強み?」
「ロロンは、モンスターの定義は知っていますか?」
「モンスターの…定義…?」
「モンスターをモンスターたらしめるもの、モンスターにしかない特徴です」
「そりゃあ…生まれた時から魔法を使えるってことだろ」
「それはエルフやドワーフもそうです。
生まれたときから全く使えないのは、魔素をほとんど持たない人間くらいです」
人間は人間でも、勇者を除いて。
「それもそうか…」
そう言ったきり、無言になるロロン。コウガはロロンの答えが出るのを黙って待っていた。
コウガがロロンに何かを教えようとしていて、それに自力で気付かせようとしている。
ランタンの目には、異質に映る行動だった。
何故なら、コウガは他人を信頼していない。
彼は他者に何かして欲しいとき、他者を動かしたいときに素直に頼んだり頭を下げたりしない。
代わりに、「相手がどうしたらそう動かざるを得ないか」を考える。
金や愛情、名誉、レアアイテム…相手が欲しいものを探り出して、それを目の前に差し出すのだ。
そうすれば、相手はコウガのしたいように動かざるを得ない。
相手の気持ちを慮らないコウガが、少しずつ変わり始めている。
それでも一向に答えに辿り着けないロロンへ、ランタンが助け舟を出す。
「忘れたのだ?
ワシらはシンゲンの大草原で大層苦しませられたのだ」
「…シンゲンの大草原?
フォレストゴブリンのことか」
ロロンは、ランタンと会ったシンゲンの大草原を思い出す。
ランタンが遅刻してきたこと、軽く燃やされたこと、コウガに射抜かれたこと、初めてイラクサの三人でモンスターを倒したときのことを。
「どうして、フォレストゴブリンはあんなに強かったのだ?」
「そりゃあ…森に生息していて素早いこととか、」
「スピードなら、ロロンの方が速いのだ」
「じゃあ、俺達の連携が取れなかったこととか」
「でも、一体か二体だけなら造作もないはずのだ」
「ってことは、数だろ」
「それだけで、あんなに手強いわけないのだ」
フォレストゴブリンの大群は、確かに手強かった。
決して魔法の技術が優れているわけではない、ただゴブリンの数とごり押しでロロンとランタンは追い込まれた。
それに、

『ギギギギ!』
悪魔のような笑みを浮かべたまま死んだフォレストゴブリンの姿がフラッシュバックする。
その亡骸を踏みつけて、他のゴブリンが前進してきたことも。

「あ、」
モンスターの最大の強み。
それは、「種族のためなら死を恐れないこと」である。
コウガが頷く。
「魔王は、モンスターの頂点に立っています。
全てのモンスターは、魔王に従わざるを得ない」
「それは…つまり、どういうことだ?」
「例えば、かつて優れた魔法を使うエルフがいました。
複数の属性の魔法を使うそのエルフは、モンスターの数を順調に減らしていきます。
ですが、全てのモンスターは魔王の眷属です。
必ず、魔王がそれに気づきます」
「それが何だってんだ」
「それを知った魔王は、大陸中のモンスターをエルフのいる大森林に送り込みました」
「…は?」
「わかりますか?
魔王の命令は絶対的効力を持ちます。
どんなに離れていようと、
その間に海があろうと、
断崖があろうと、
仲間がどれだけ死のうが、
モンスターは命じられた通り大森林に向かいます」
「……」
フォレストゴブリンが、己より強いロロンとランタンに対しても全力で抵抗してきたように。
それが、全てのモンスター単位で動いたら。
1000年以上のエルフがその後どうなったのか、ロロンは聞けなかった。
「魔王がいるということは、モンスターに統率力が生まれるということです。
その手先が、この先にいる可能性が高いんです」
「待て、魔王は勇者に倒されたんだろ?」
「えぇ、そうです。
最強の仲間と最強の武器を持って、幾人かの仲間の命を賭して、何とか倒したと言われています」
「じゃあ、魔王の手先はその後1000年近くのうのうと生きていたのか?
それに、このダンジョンはつい最近出現したんだぞ」
「…ロロン、あなたはこの二か月何をしていたんですか?」
「あぁ!?」
条件反射で噛みついたロロンだったが、コウガは至って真面目にロロンの瞳を見つめていた。
これではロロンでなくても拍子抜けする。
じゃあ今の発言は何だったのかと思い直して、
「もしかして、ファイヤーフライの採掘のことを言ってんのか」
ダンジョン内に突如現れた星空のような鉱石、ファイヤーフライ。
種族を越えてその光に魅了された者が何人もダンジョンに潜る希少鉱物で、採掘だけで生計を立てるものもいる。
修行の間、コウガはポチから鉱石の知識も叩き込まれた。


『いくら綺麗とはいえ、石ころに大金を払う人間がいるとはな。
俺なら、その金をもっと実用性のある武器や食い物に使うぜ』
採掘のため天井にしがみつきながら、ロロンが呟く。
その手中には、蛍よりも色濃く鮮やかに光る鉱石が収まっている。
この鉱石はこの後地上でさらに磨かれて削られて、指輪やネックレスに姿を変える。
そして、ロロンはモンスターの生息する崖の下へ蹴落とされる。
ポチは大きな欠伸をすると、ロロンの独り言に答えた。
『ロロンにこの価値はわからないワン』
『なんだって?』
『ファイヤーフライは、光がない場所でも発光できるんだワン。
他にそんな鉱石は存在しないワン』
『光がない場所でも?
言われてみればそうだな』
『おまけに、モンスターと同じで取っても取っても無くならない。
だからこのダンジョンでは、毎年ファイヤーフライを取るために潜った素人がモンスターに襲われたり、足を踏み外して死ぬワン』
『…素人が?
こんな危険に場所に、こんな石ころのためにか?』
『何言っているワン、ファイヤーフライはこのダンジョンでしか取れない。
つまり、このモンスターと同じでこのダンジョンが生み出されたものだワン』
『だから、素人がダンジョンなんて入るべきじゃねぇだろ』
『ガハハハハ!』
『な、何がおかしい!?』
『素人も冒険者も同じだワン。
冒険者がダンジョンに潜るのは、そこしか得られないアイテムを得るためだワン』
『それはそうだが…』
『同じだワン。
どちらもダンジョンが用意したエサ、冒険者も素人もそこにおびき寄せられた獲物でしかないんダワン』
『…獲物?あんたがか?
だが、面白い説だ』
『面白いも何も真実だワン。
でなければ、ファイヤーフライはとっくに取りつくされているワン。
それに、ダンジョンのモンスターは時間が経てば復活する…常識だワン』

「…モンスターは、時間が経てば復活する。
魔王もそうなるってことか?」
「それ以外に何があるんですか?」
「それ以外にってお前、そんなあっさりと…」
「モンスターだけではありません。
ダンジョンもそうです。
かつて、勇者が魔王の前に踏破したダンジョンが少しずつ復活してきています」
「その一つが、この場所ってことか」
「おや、急に飲み込みが早くなりましたね。
あなたも少しは成長したようだ」
「…どうしてお前はいつも一言多いんだろうな?」
だが、これでいつものコウガに戻った。
嘘つきで軽薄で何を考えているかわからない、すぐに人を馬鹿にする人間へと。
そして目的のためなら手段を選ばない、それ故に信用できる男に。
「魔王の配下には、7体の強力なモンスターがいたと言われています。
もしこの先にいるボスが魔王の次に強いモンスターだとしても良いように、僕はあなたたちを修行に出しました。
これが僕の計画であり、今回の修行の目的です」
「…何でそれを今ここで話したのだ?
コウガのことだから、それも考えがあるのだ」
「もちろん」
「……お前ってやつは」
「地上では誰かに聞かれる恐れがあります。
魔王が復活するとわかったら、この国全体がパニックになってしまう。
それを避けたかった。
それと、」
「……」
「もしも、僕に何かあったときのために。
事前にこの情報を伝えるためにです」
ランタンが息をのむ。
それはつまり、この先のボス部屋でコウガが死ぬということだ。
しかし、ロロンはコウガの告白を笑い飛ばす。
「はっ!嘘だな」
「嘘ではありませんよ。
それに、何かあったとしても一生のお別れというわけでもありません」
「…まさか、俺が妹を差し置いてお前を復活させるとでも?」
「さぁ、どうでしょうね?」
コウガの表情を探るようにロロンが見つめる。
真っ直ぐで素直な視線に、コウガは仮面のように硬く冷たい表情でほほ笑む。
にらめっこはしばらく続いたが、先に折れたのはロロンの方だった。
「…半分嘘だが、半分本当だ。
全く、つくづくお前は嘘つきだな」
ランタンの言う通り、それは今に始まったことではないが。
告白を終えたコウガは、ディスカを呼び戻すために歩き出す。
ディスカが戻れば、いよいよボスの討伐が始まる。
その背中をランタンが呼び止めた。
「ところで、良いようにってのはどういう意味なのだ?」
キツイ修行の目的は、このダンジョンのボスが魔王の配下だとしても良いように。
そのボスと戦っても良いようにと言うのは、果たして誰にとってどのように良いのか。
コウガとロロン、ランタンが初踏破で得たいものはそれぞれ異なる。
彼らは家族でも友人でもない、ただ利害が一致するビジネスパートナーでしかない。
だが、それでも二人は即答する。
「そんなの決まってるだろ」
「もちろん、」

「「ボスを倒してこのダンジョンを出る」」

という意味です」だろ」
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