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第25話 大事な恋人
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「今日はよろしく」
「はい!」
そう元気よく返事をしたのは昨日墓石の話をしてくれた団員。ロキという名のダウバ出身の少年だった。歳は若くまだ十八らしい。若いな……。おっさんが聖女とか呼ばれてドン引きだっただろうなぁ。
街の外にあるというその墓石。見張り棟がある街の入り口から外へと出て、街の反対側まで歩いて行く。
ダウバの街はそれなりに大きいため、街の反対側までは結構な距離がある。歩きながらロキから色々興味津々に話を聞かれる。
「ショーゴ殿は聖女として召喚されたのですよね? ショーゴ殿の世界はどのような世界なのですか?」
城の魔導騎士団の団員たちにも俺の世界の話は聞かれたなぁ、とか思い出しながら、そのときと同じように答えていると、そのときライルと共に席を外していたレオンも興味津々で聞いていた。
「あ、あの……ライル団長とは……」
しばらく歩いているとロキはモジモジしだし、何事かと思えばおずおずと俺とライルとの関係を聞いてきた。レオンはぎょっとした顔になり慌てて話題を変えようとしてくれていたが、もう俺はライルとの関係を周りにどう見られていようが気にならなくなっていた。
ライルと想いを通じ合わせるまではライルの態度に振り回されあたふたしていた。想いを通じ合わせた後も、やはり恥ずかしさが勝りドギマギとしていた。でも今は……
「ライルとは恋人同士だよ」
「「!!」」
「や、やっぱり!! そうだったのですね!! あの常に怖いライル団長がショーゴ殿の前でだけは表情が緩んでいたので、皆噂していたのですよ!」
ロキは顔を赤らめながらウキウキとしていた。
そんなロキを横目にレオンがそっと耳打ちしてくる。
「お、おい、いいのか? あんな宣言しちゃって。ショーゴは隠していたいのかと思っていたんだが……」
確かに恥ずかしくてずっと隠していたかった。でも……今回ライルが記憶を失って、ライルにとって俺という存在の価値が分からなくなって、でも、ルフィシスさんと話をしているうちに、絶対ライルの記憶を取り戻すと決意を固めた。
俺はライルを離さない。絶対に。だから……
「いいんだ。ライルは俺のだから。誰にも渡さないから。俺が恋人なんだって皆に知っていてもらいたい」
レオンが驚いた顔をしていた。
恋人……そう口にすると、恥ずかしさもあるが、ライルのことが心から好きなのだと改めて思える。恋人なんだよ。俺の大事な恋人……自分のなかにその言葉が沁み込んでいくようだ。
俺は……ライルを絶対取り戻す。
「ハハ、ショーゴ、なんだか変わったな」
「ん? そうかな」
「そうだよ。最初は周りに流されているように見えた。すまん。ライルのこともライルばかりがショーゴを好きで、流されてライルの相手をしているのかとも思っていた。でも……ショーゴもライルのことを本気で好きでいてくれているのが分かって嬉しいよ」
レオンは嬉しそうにそう言うと俺の背中を叩いた。
「ハハ、もうライルが俺をどう思おうが関係ないんだ。俺がライルを好きだから。だからライルが俺を嫌おうが、もう逃がしてはやらない」
清々しく言い切ってやった。アハハ。なんだかすっきりした。
「おいおい、なんか怖いな。今のライルが知ったら逃げ出しそうだ、ハハハ」
そう言いながらレオンは笑った。そしてこっそりと再び耳打ちをする。
「でも記憶が戻ったときにそれを言ったら、おそらく泣いて喜ぶだろうよ。精々壊されないように気を付けろよ?」
そう言ってニヤッと笑った。
ぼふんっ!! 顔が一気に火照るのが分かった。ル、ルースの台詞を真似やがったな! 抱き潰されたあの日のことが知られてるなんて……は、恥ずかし過ぎる……。
ひとしきり歩いたのち、街の反対側までたどり着き、ロキが言っていた墓石を発見した。
木々に囲まれ、サッカーボールほどの大きさの真っ黒な丸い石。それが土の上に置かれていた。墓石というにはあまりにも寂しい感じだ。言われなければ見落としてしまいそうな……。
「これが……?」
「はい」
「名前とかもなにもないんだな」
「そうなんですよね、だから誰の墓なのかも全く分からなくて」
「でも墓だということは分かっている、と……」
あ、といった顔になったロキ。
「そういえばそうですね。なんで名前もないのに墓だと分かるんだ?」
なんだか不思議な気配を感じるんだよな。墓の前に膝をついてまじまじと見詰める。
「おい、ショーゴ、触るなよ?」
「うん、分かってる」
ライルとルースとで見付けた、あの骸と剣。あれに触れたとき黒い霧が現れライルの記憶が失われた。だから今回は触れないよう気を付ける。
この墓石にもなにかあるかもしれない。慎重にいくに越したことはない。しかし……危険な感じは全くしないんだよな……。
なにかヒントとなるものでもないかと、顔を近付けたそのとき、真っ黒だった墓石は急に輝き出した。
「「「!?」」」
「ショーゴ!!!!」
レオンが慌てて俺を後ろに引っ張った。勢いよく引かれたせいで尻もちをつき、さらにずりずりと後ろに引きずられる。
墓石は光り輝き、その輪郭をぼんやりとさせた。
「な、なんだ!?」
あの剣に触れたときのような禍々しさはない。危険な気配は感じない。それどころかこの気配は……
ぼんやりと墓石を包んでいた光は次第に大きくなり、墓石の上部へと伸びていき、次第に形を変えていく。
俺たち三人は後退り、その光を茫然と眺めた。一体なにが起こっているんだ。
『やっと……やっと来て……くれ』
「な、なんだ!?」
誰かの声が聞こえる。
『待っていた……僕の……』
光は次第に人の形を作っていった。ぼんやりと光りながら形作られたその人は、金色に輝いた少年だった。
儚げで、光り輝いているからか天使のようにも見えるほど、その形作られた人らしきものは美しい少年となっていった。子供のような幼さを残すその顔が、大人の身体と変わらない体格に酷くアンバランスで、余計に儚さを醸し出しているのかもしれない。
金色で光り輝いている以外は普通の人間と変わらない姿となった。
『やっと、やっと来てくれたね……』
光り輝く少年から先程も聞こえた声がする。今度はより鮮明に。
「あれから声が聞こえたのか!?」
レオンは俺を背後に庇いながら剣を構えた。あの幽霊のような存在に剣が通用するのかは疑問だが、そんなことはおそらくレオンも分かっているだろう。ロキも同様に剣を構えた。
俺はというとレオンに庇われてはいるが、なぜだか怖さも恐れも感じなかった。それどころかなんだか懐かしいような……いや、なんだろう、まるで鏡のなかの自分と対面したような……そんな不思議な感覚があった。
レオンの肩にそっと触れ、ゆっくりと前へ踏み出す。
「ショーゴ!」
「大丈夫」
レオンは心配しながらも頷いてくれた。剣は構え警戒したまま、俺の前から退いた。
『待っていたよ、ショーゴ……』
「はい!」
そう元気よく返事をしたのは昨日墓石の話をしてくれた団員。ロキという名のダウバ出身の少年だった。歳は若くまだ十八らしい。若いな……。おっさんが聖女とか呼ばれてドン引きだっただろうなぁ。
街の外にあるというその墓石。見張り棟がある街の入り口から外へと出て、街の反対側まで歩いて行く。
ダウバの街はそれなりに大きいため、街の反対側までは結構な距離がある。歩きながらロキから色々興味津々に話を聞かれる。
「ショーゴ殿は聖女として召喚されたのですよね? ショーゴ殿の世界はどのような世界なのですか?」
城の魔導騎士団の団員たちにも俺の世界の話は聞かれたなぁ、とか思い出しながら、そのときと同じように答えていると、そのときライルと共に席を外していたレオンも興味津々で聞いていた。
「あ、あの……ライル団長とは……」
しばらく歩いているとロキはモジモジしだし、何事かと思えばおずおずと俺とライルとの関係を聞いてきた。レオンはぎょっとした顔になり慌てて話題を変えようとしてくれていたが、もう俺はライルとの関係を周りにどう見られていようが気にならなくなっていた。
ライルと想いを通じ合わせるまではライルの態度に振り回されあたふたしていた。想いを通じ合わせた後も、やはり恥ずかしさが勝りドギマギとしていた。でも今は……
「ライルとは恋人同士だよ」
「「!!」」
「や、やっぱり!! そうだったのですね!! あの常に怖いライル団長がショーゴ殿の前でだけは表情が緩んでいたので、皆噂していたのですよ!」
ロキは顔を赤らめながらウキウキとしていた。
そんなロキを横目にレオンがそっと耳打ちしてくる。
「お、おい、いいのか? あんな宣言しちゃって。ショーゴは隠していたいのかと思っていたんだが……」
確かに恥ずかしくてずっと隠していたかった。でも……今回ライルが記憶を失って、ライルにとって俺という存在の価値が分からなくなって、でも、ルフィシスさんと話をしているうちに、絶対ライルの記憶を取り戻すと決意を固めた。
俺はライルを離さない。絶対に。だから……
「いいんだ。ライルは俺のだから。誰にも渡さないから。俺が恋人なんだって皆に知っていてもらいたい」
レオンが驚いた顔をしていた。
恋人……そう口にすると、恥ずかしさもあるが、ライルのことが心から好きなのだと改めて思える。恋人なんだよ。俺の大事な恋人……自分のなかにその言葉が沁み込んでいくようだ。
俺は……ライルを絶対取り戻す。
「ハハ、ショーゴ、なんだか変わったな」
「ん? そうかな」
「そうだよ。最初は周りに流されているように見えた。すまん。ライルのこともライルばかりがショーゴを好きで、流されてライルの相手をしているのかとも思っていた。でも……ショーゴもライルのことを本気で好きでいてくれているのが分かって嬉しいよ」
レオンは嬉しそうにそう言うと俺の背中を叩いた。
「ハハ、もうライルが俺をどう思おうが関係ないんだ。俺がライルを好きだから。だからライルが俺を嫌おうが、もう逃がしてはやらない」
清々しく言い切ってやった。アハハ。なんだかすっきりした。
「おいおい、なんか怖いな。今のライルが知ったら逃げ出しそうだ、ハハハ」
そう言いながらレオンは笑った。そしてこっそりと再び耳打ちをする。
「でも記憶が戻ったときにそれを言ったら、おそらく泣いて喜ぶだろうよ。精々壊されないように気を付けろよ?」
そう言ってニヤッと笑った。
ぼふんっ!! 顔が一気に火照るのが分かった。ル、ルースの台詞を真似やがったな! 抱き潰されたあの日のことが知られてるなんて……は、恥ずかし過ぎる……。
ひとしきり歩いたのち、街の反対側までたどり着き、ロキが言っていた墓石を発見した。
木々に囲まれ、サッカーボールほどの大きさの真っ黒な丸い石。それが土の上に置かれていた。墓石というにはあまりにも寂しい感じだ。言われなければ見落としてしまいそうな……。
「これが……?」
「はい」
「名前とかもなにもないんだな」
「そうなんですよね、だから誰の墓なのかも全く分からなくて」
「でも墓だということは分かっている、と……」
あ、といった顔になったロキ。
「そういえばそうですね。なんで名前もないのに墓だと分かるんだ?」
なんだか不思議な気配を感じるんだよな。墓の前に膝をついてまじまじと見詰める。
「おい、ショーゴ、触るなよ?」
「うん、分かってる」
ライルとルースとで見付けた、あの骸と剣。あれに触れたとき黒い霧が現れライルの記憶が失われた。だから今回は触れないよう気を付ける。
この墓石にもなにかあるかもしれない。慎重にいくに越したことはない。しかし……危険な感じは全くしないんだよな……。
なにかヒントとなるものでもないかと、顔を近付けたそのとき、真っ黒だった墓石は急に輝き出した。
「「「!?」」」
「ショーゴ!!!!」
レオンが慌てて俺を後ろに引っ張った。勢いよく引かれたせいで尻もちをつき、さらにずりずりと後ろに引きずられる。
墓石は光り輝き、その輪郭をぼんやりとさせた。
「な、なんだ!?」
あの剣に触れたときのような禍々しさはない。危険な気配は感じない。それどころかこの気配は……
ぼんやりと墓石を包んでいた光は次第に大きくなり、墓石の上部へと伸びていき、次第に形を変えていく。
俺たち三人は後退り、その光を茫然と眺めた。一体なにが起こっているんだ。
『やっと……やっと来て……くれ』
「な、なんだ!?」
誰かの声が聞こえる。
『待っていた……僕の……』
光は次第に人の形を作っていった。ぼんやりと光りながら形作られたその人は、金色に輝いた少年だった。
儚げで、光り輝いているからか天使のようにも見えるほど、その形作られた人らしきものは美しい少年となっていった。子供のような幼さを残すその顔が、大人の身体と変わらない体格に酷くアンバランスで、余計に儚さを醸し出しているのかもしれない。
金色で光り輝いている以外は普通の人間と変わらない姿となった。
『やっと、やっと来てくれたね……』
光り輝く少年から先程も聞こえた声がする。今度はより鮮明に。
「あれから声が聞こえたのか!?」
レオンは俺を背後に庇いながら剣を構えた。あの幽霊のような存在に剣が通用するのかは疑問だが、そんなことはおそらくレオンも分かっているだろう。ロキも同様に剣を構えた。
俺はというとレオンに庇われてはいるが、なぜだか怖さも恐れも感じなかった。それどころかなんだか懐かしいような……いや、なんだろう、まるで鏡のなかの自分と対面したような……そんな不思議な感覚があった。
レオンの肩にそっと触れ、ゆっくりと前へ踏み出す。
「ショーゴ!」
「大丈夫」
レオンは心配しながらも頷いてくれた。剣は構え警戒したまま、俺の前から退いた。
『待っていたよ、ショーゴ……』
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