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八十話 久しぶりの見張りだった
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魔王を倒したことを知らない涼太はのんきに瑞希と会話していた。
「さて、すべての敵を倒したけど、どうする?」
「んー、このまま放置ってわけにもいかないよね」
確かにこれだけの魔物や魔族が出て放置というわけにはいかないだろうな。
「適当に兵士を呼んでくるか」
「そうだね」
もし兵士を呼んで何か聞かれたら、勇者がいましたから、とでも言えばいいだろう。
「じゃ、とりあえず兵士呼んでくるわ」
俺は瑞希にそう告げて兵士のいるほうへ軽く走り始めた。結果から言うと、夜も遅く暗いので朝になるまで何もできないと言われた。だが、また襲ってくるかもしれないからということで、俺と瑞希とエリスのうち一人は起きていてほしいと言われた。もちろん起きておくのは俺だ。珍しく俺がやる気を出して、俺が起きておくと兵士に言うと少し不安そうにされた。まあ気にしていないが。
さて、この後の動きは聞いたし瑞希たちのところに帰るか。俺はまた軽く走り出したのだった。
涼太は気づいていないが、兵士は涼太が一瞬で消えたところを見てこの町は安全だと安心したのだった。
瑞希たちのところについた俺は、瑞希たちは寝てもいい、といった後俺は見晴らしの良い場所を探すために一度軽く飛んだ。そしてこのあたりで一番高い建物の屋根へと飛び乗る。
「なんとなく高いところに上りたかったんだよな」
本当に理由はない。ただ高いところに行きたかったのだ。
「そういや久しぶりの見張りだな」
前回の見張りの時は何をしたっけ?確かステータスを見て魔法を撃ってたっけ。レベル見るべきだろうか...?仕方ない、暇だし確認するか。
山田 涼太
Lv.12500
HP、MP,STR,DEF,AGI 8.5e+11
となっていた。ちなみにだが、ステータスは8500億だ。意味が分からない。
「これ、地面を殴ったら世界を壊せそうだな」
俺は少し笑いながら言っていた。実際は無理だと思っているからだ。しかし、涼太が発した言葉はあっており、もし涼太が地面を殴ればこの世界は崩壊する。それほど涼太のステータスは異常なのである。そんな涼太は今異常的を見て面白そうなものを探している。
「ステータス追加っておもしろそうだな...」
こうして涼太は見つけてはいけないものを見つけたのだった———。
「さて、すべての敵を倒したけど、どうする?」
「んー、このまま放置ってわけにもいかないよね」
確かにこれだけの魔物や魔族が出て放置というわけにはいかないだろうな。
「適当に兵士を呼んでくるか」
「そうだね」
もし兵士を呼んで何か聞かれたら、勇者がいましたから、とでも言えばいいだろう。
「じゃ、とりあえず兵士呼んでくるわ」
俺は瑞希にそう告げて兵士のいるほうへ軽く走り始めた。結果から言うと、夜も遅く暗いので朝になるまで何もできないと言われた。だが、また襲ってくるかもしれないからということで、俺と瑞希とエリスのうち一人は起きていてほしいと言われた。もちろん起きておくのは俺だ。珍しく俺がやる気を出して、俺が起きておくと兵士に言うと少し不安そうにされた。まあ気にしていないが。
さて、この後の動きは聞いたし瑞希たちのところに帰るか。俺はまた軽く走り出したのだった。
涼太は気づいていないが、兵士は涼太が一瞬で消えたところを見てこの町は安全だと安心したのだった。
瑞希たちのところについた俺は、瑞希たちは寝てもいい、といった後俺は見晴らしの良い場所を探すために一度軽く飛んだ。そしてこのあたりで一番高い建物の屋根へと飛び乗る。
「なんとなく高いところに上りたかったんだよな」
本当に理由はない。ただ高いところに行きたかったのだ。
「そういや久しぶりの見張りだな」
前回の見張りの時は何をしたっけ?確かステータスを見て魔法を撃ってたっけ。レベル見るべきだろうか...?仕方ない、暇だし確認するか。
山田 涼太
Lv.12500
HP、MP,STR,DEF,AGI 8.5e+11
となっていた。ちなみにだが、ステータスは8500億だ。意味が分からない。
「これ、地面を殴ったら世界を壊せそうだな」
俺は少し笑いながら言っていた。実際は無理だと思っているからだ。しかし、涼太が発した言葉はあっており、もし涼太が地面を殴ればこの世界は崩壊する。それほど涼太のステータスは異常なのである。そんな涼太は今異常的を見て面白そうなものを探している。
「ステータス追加っておもしろそうだな...」
こうして涼太は見つけてはいけないものを見つけたのだった———。
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