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六十四話 瑞希の初依頼はスライム討伐だった
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パーティー登録後、特にすることがないので、依頼を受けることにした。
「どれ受ける?」
瑞希はそう俺に問いかけながら、目を輝かせて依頼を見ている。瑞希によると
「憧れの冒険者ギルドだよ!目に焼き付けなきゃ!」
だそうだ。
そう言えば、瑞希は冒険者ギルドに来たことがなかったんだな。俺はすぐに城を出たから、冒険者ギルドはよく見ている。と言っても、城を出て、一ヶ月程度しか経っていないし、その内一週間は城にいたから、冒険者ギルドはそれほど馴染みがあるわけでもない。
そんなことよりも、依頼だ依頼。
さて、何があるかな…。
えーとまずは、スライム討伐。次はスライム討伐。次も、スライム討伐...。
「っておい!スライム討伐しかないじゃねえか!」
俺が叫ぶと、隣にいた瑞希が体をビクッとさせながてから、俺に怒ってくる。
「いきなり叫ばないでよ!」
「いや、だってスライム討伐しかないんだぞ?」
「これが普通じゃないの?」
「そんな訳ないだろ」
これが普通だったら冒険者ギルドと言うより、スライムギルドだろ。だが何でこんなにもスライム討伐の依頼があるのかが不思議だな。んー、聞いてみるしかないか。
俺は近くにいる職員を呼び止める。
「すみません、なんでスライム討伐の依頼が沢山あるんですか?」
すると職員は少し困ったような顔をしながら話し始めた。
「理由はわからないんですが、最近スライムが大量発生してるんです。そのせいか、普段いる魔物がいなくなってしまって...だから依頼がほとんどスライム討伐だけとなっているんです」
「そうだったんですか、ありがとうございます」
俺がお礼を言うと、いえ、と言って仕事へ戻って言った。困ったような顔をしたのは理由が分からないからだろうか?
まあ、そんなことは置いておいて、スライムが大量発生か...。それにスライム以外の魔物がほとんどいなくなったと。何でそんなことになっているんだ?
ま、俺には関係ないか。さて、スライム討伐以外で何か面白い依頼が無いか探すか。
俺はそう思って違う依頼を探そうとしたのだが、そこで瑞希が俺に声をかけてきた。
「ねえ涼太、スライム討伐の依頼受けない?」
「え?」
俺は思わず素っ頓狂な声を出した。瑞希程の者となれば、スライムなんて遊び相手にすらならないだろう。だが、そんなスライムを討伐したいなんてどういう事だろうか。
「なんで依頼を受けたいんだ?」
「今はスライムが大量発生してるだけだけど、今後何かあったら嫌だから一応情報収集という意味をこめて依頼を受けたいなーって」
なるほど、さすがは勇者様だな。と言うより流石は瑞希だ。今後のこと、そしてみんなのことを行動する瑞希の提案を否定する必要は無いな。よし、依頼を受けるか。
「わかった、スライム討伐の依頼受けてくる」
俺は瑞希にそう告げて、受付嬢の方へ向かった。久しぶりのスライム討伐だ。俺がチートに気づいた時のことを思い出すな...。
そんなに日は経っていないはずなのに、懐かしく感じる。
俺がそんなことを考えていると、スライム討伐依頼を無事受けれたらしく、依頼内容を説明された。取り敢えず、スライムを適当に倒したらいいだろう。それに、スライム討伐だから準備もいらないし楽だな。
早速行くか。
俺達はそのまま準備をせずに草原へと向かった。そこで俺達は驚愕の光景を見ることになった。
その光景とはーーースライムの海だ。
右を見る、一面スライム。前を見る、一面スライム。左を見る、一面スライム。
どこを見てもスライムしかいない。スライムが青いから、さっきの言葉のように、本当に海のように見える。
これは大量発生どころじゃない気がするぞ...。正直これはやばい。
いくら弱いからって、数の暴力でこの街ぐらいは簡単に潰せそうだ。
俺からしてみれば全く脅威にすらならないが、皆は普通の人間だからな。
よし、少し間引いておくか。
「エリス、瑞希、やるぞ」
「「...」」
二人に声をかけたが全く返事がなかった。
不思議に思い、二人の方を見てみると、どちらも口を開いて固まっていた。
「エリスさん?瑞希さん?どうしました?」
もう一度声をかけてみるが、やはり返事はない。余程スライムの海は想定外だったのだろう。取り敢えず待つのは面倒なので、前後に揺らしてみた。
「おーい、瑞希ー、おーい」
10秒ほど前後に揺らしていると、やっと意識が戻ってきた。
「スライムの海が衝撃的すぎて固まっちゃった...」
瑞希は少し疲れた顔で呟いた。そんなに衝撃的だったのだろうか?
まあ、瑞希も無事戻ってきたし次だな。
エリスも同じように前後に揺らーーーそうとした瞬間に意識が戻ってきた。
「あぁ、びっくりした...」
「いや、驚きすぎだろ...」
「こんなにいるとは思ってなかったの」
「そうか、取り敢えず討伐するぞ!」
「「うん」」
そうして俺達は、一方的な殲滅戦を始めた。
俺は『エクスプロージョン』の上位互換である『ハイエクスプロージョン』をひたすら使い続けた。これは、火属性魔法がLv.8になった時に取得できる魔法だ。
魔法名が適当だが、考えるのが面倒になったのだろうか?
だが、適当に名前をつけられていそうな
『ハイエクスプロージョン』は、かなりの威力がある。エクスプロージョンの10倍だ。ただ数字を言ってもわかりにくいだろうから、具体例を言っておこう。
エクスプロージョンは最大威力で使えば、一度の爆発で直径100m程度の範囲を攻撃することが出来る。
そして、ハイエクスプロージョンはその10倍。つまり、1km程度の範囲を一度の爆発で攻撃することが出来るのだ。
これだけでもかなり脅威だが、爆発の際の熱量や、ダメージ量ももちろん10倍となっている。それはかなりの攻撃力であり、普通は弱いとされているスライムに使うものではないのだが、もしその魔法をスライムに使うならば、討伐率は100%だ。
つまり言いたいことは、俺が一発魔法を撃っただけで、海(スライム達)に穴ができたという事だ。それも1kmに渡ってだ。
「涼太、それはやばい」
これは、俺が魔法を撃ったあとに瑞希が最初に発した言葉だ。流石に瑞希もいつも通りの穏やかな言い方という訳にはいかないらしく、マジトーンで言われた。それぐらいやばいのだ。だが、これでもスライムはまだまだいる。直径1km消してもこれってどういう意味?ってレベルでいる。
まだまだ殲滅戦は続きそうだ。そこで俺はほかの2人の戦闘を見てみた。
まず瑞希だ。瑞希は剣を振るいながら、魔法を撃っている。どちらも1振り1振りに無駄がなく、さすが瑞希というところだ。
次はエリスを見ている。エリスは普通に剣だけで戦っている。だが、瑞希と違って動きが早い。魔法を使っている瑞希と同じペースで敵を倒している。流石はSランク冒険者だ。
...とは言っても、相手がスライムなだけに、あまり感動がないのは仕方が無いだろう。よしずっとこんなことをしていても暇だし、さっさと殲滅するか!
そんなこんなで、俺達は15分ほどで目視できるスライムを全て討伐したのだった───。
「どれ受ける?」
瑞希はそう俺に問いかけながら、目を輝かせて依頼を見ている。瑞希によると
「憧れの冒険者ギルドだよ!目に焼き付けなきゃ!」
だそうだ。
そう言えば、瑞希は冒険者ギルドに来たことがなかったんだな。俺はすぐに城を出たから、冒険者ギルドはよく見ている。と言っても、城を出て、一ヶ月程度しか経っていないし、その内一週間は城にいたから、冒険者ギルドはそれほど馴染みがあるわけでもない。
そんなことよりも、依頼だ依頼。
さて、何があるかな…。
えーとまずは、スライム討伐。次はスライム討伐。次も、スライム討伐...。
「っておい!スライム討伐しかないじゃねえか!」
俺が叫ぶと、隣にいた瑞希が体をビクッとさせながてから、俺に怒ってくる。
「いきなり叫ばないでよ!」
「いや、だってスライム討伐しかないんだぞ?」
「これが普通じゃないの?」
「そんな訳ないだろ」
これが普通だったら冒険者ギルドと言うより、スライムギルドだろ。だが何でこんなにもスライム討伐の依頼があるのかが不思議だな。んー、聞いてみるしかないか。
俺は近くにいる職員を呼び止める。
「すみません、なんでスライム討伐の依頼が沢山あるんですか?」
すると職員は少し困ったような顔をしながら話し始めた。
「理由はわからないんですが、最近スライムが大量発生してるんです。そのせいか、普段いる魔物がいなくなってしまって...だから依頼がほとんどスライム討伐だけとなっているんです」
「そうだったんですか、ありがとうございます」
俺がお礼を言うと、いえ、と言って仕事へ戻って言った。困ったような顔をしたのは理由が分からないからだろうか?
まあ、そんなことは置いておいて、スライムが大量発生か...。それにスライム以外の魔物がほとんどいなくなったと。何でそんなことになっているんだ?
ま、俺には関係ないか。さて、スライム討伐以外で何か面白い依頼が無いか探すか。
俺はそう思って違う依頼を探そうとしたのだが、そこで瑞希が俺に声をかけてきた。
「ねえ涼太、スライム討伐の依頼受けない?」
「え?」
俺は思わず素っ頓狂な声を出した。瑞希程の者となれば、スライムなんて遊び相手にすらならないだろう。だが、そんなスライムを討伐したいなんてどういう事だろうか。
「なんで依頼を受けたいんだ?」
「今はスライムが大量発生してるだけだけど、今後何かあったら嫌だから一応情報収集という意味をこめて依頼を受けたいなーって」
なるほど、さすがは勇者様だな。と言うより流石は瑞希だ。今後のこと、そしてみんなのことを行動する瑞希の提案を否定する必要は無いな。よし、依頼を受けるか。
「わかった、スライム討伐の依頼受けてくる」
俺は瑞希にそう告げて、受付嬢の方へ向かった。久しぶりのスライム討伐だ。俺がチートに気づいた時のことを思い出すな...。
そんなに日は経っていないはずなのに、懐かしく感じる。
俺がそんなことを考えていると、スライム討伐依頼を無事受けれたらしく、依頼内容を説明された。取り敢えず、スライムを適当に倒したらいいだろう。それに、スライム討伐だから準備もいらないし楽だな。
早速行くか。
俺達はそのまま準備をせずに草原へと向かった。そこで俺達は驚愕の光景を見ることになった。
その光景とはーーースライムの海だ。
右を見る、一面スライム。前を見る、一面スライム。左を見る、一面スライム。
どこを見てもスライムしかいない。スライムが青いから、さっきの言葉のように、本当に海のように見える。
これは大量発生どころじゃない気がするぞ...。正直これはやばい。
いくら弱いからって、数の暴力でこの街ぐらいは簡単に潰せそうだ。
俺からしてみれば全く脅威にすらならないが、皆は普通の人間だからな。
よし、少し間引いておくか。
「エリス、瑞希、やるぞ」
「「...」」
二人に声をかけたが全く返事がなかった。
不思議に思い、二人の方を見てみると、どちらも口を開いて固まっていた。
「エリスさん?瑞希さん?どうしました?」
もう一度声をかけてみるが、やはり返事はない。余程スライムの海は想定外だったのだろう。取り敢えず待つのは面倒なので、前後に揺らしてみた。
「おーい、瑞希ー、おーい」
10秒ほど前後に揺らしていると、やっと意識が戻ってきた。
「スライムの海が衝撃的すぎて固まっちゃった...」
瑞希は少し疲れた顔で呟いた。そんなに衝撃的だったのだろうか?
まあ、瑞希も無事戻ってきたし次だな。
エリスも同じように前後に揺らーーーそうとした瞬間に意識が戻ってきた。
「あぁ、びっくりした...」
「いや、驚きすぎだろ...」
「こんなにいるとは思ってなかったの」
「そうか、取り敢えず討伐するぞ!」
「「うん」」
そうして俺達は、一方的な殲滅戦を始めた。
俺は『エクスプロージョン』の上位互換である『ハイエクスプロージョン』をひたすら使い続けた。これは、火属性魔法がLv.8になった時に取得できる魔法だ。
魔法名が適当だが、考えるのが面倒になったのだろうか?
だが、適当に名前をつけられていそうな
『ハイエクスプロージョン』は、かなりの威力がある。エクスプロージョンの10倍だ。ただ数字を言ってもわかりにくいだろうから、具体例を言っておこう。
エクスプロージョンは最大威力で使えば、一度の爆発で直径100m程度の範囲を攻撃することが出来る。
そして、ハイエクスプロージョンはその10倍。つまり、1km程度の範囲を一度の爆発で攻撃することが出来るのだ。
これだけでもかなり脅威だが、爆発の際の熱量や、ダメージ量ももちろん10倍となっている。それはかなりの攻撃力であり、普通は弱いとされているスライムに使うものではないのだが、もしその魔法をスライムに使うならば、討伐率は100%だ。
つまり言いたいことは、俺が一発魔法を撃っただけで、海(スライム達)に穴ができたという事だ。それも1kmに渡ってだ。
「涼太、それはやばい」
これは、俺が魔法を撃ったあとに瑞希が最初に発した言葉だ。流石に瑞希もいつも通りの穏やかな言い方という訳にはいかないらしく、マジトーンで言われた。それぐらいやばいのだ。だが、これでもスライムはまだまだいる。直径1km消してもこれってどういう意味?ってレベルでいる。
まだまだ殲滅戦は続きそうだ。そこで俺はほかの2人の戦闘を見てみた。
まず瑞希だ。瑞希は剣を振るいながら、魔法を撃っている。どちらも1振り1振りに無駄がなく、さすが瑞希というところだ。
次はエリスを見ている。エリスは普通に剣だけで戦っている。だが、瑞希と違って動きが早い。魔法を使っている瑞希と同じペースで敵を倒している。流石はSランク冒険者だ。
...とは言っても、相手がスライムなだけに、あまり感動がないのは仕方が無いだろう。よしずっとこんなことをしていても暇だし、さっさと殲滅するか!
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