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見た目通り苦いですか?
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調合場には様々な器具が綺麗に並べられて置かれていた。見たところ調合場には3人いるようだ。
来たのはいいもののどうすれば良いのか分からずキョロキョロしていると少し歳をとった女性が近づいてくる。
「依頼できたのかい?」
「はい、初級ポーション作成の依頼できたんですけど何をしたらいいのか分からなくて」
「それなら教えてあげるよ」
女性はそう言うとそこら辺の器具やら薬草やらを俺の前に置いていってくれる。
「これが必要なものだね」
慣れているのか準備がすぐに終わった。
「それじゃ早速始めるよ」
女性はそう言ってポーションの作り方を説明し始める。初級ポーションだからなのか作り方は簡単なようで1分ほどで説明が終わった。作り方は
容器に突っ込んで水入れてスキルを使いながら混ぜる
だけだそうだ。俺は早速聞いたとおりに初級ポーションの作成に取り掛かる。
容器に薬草を突っ込んで…水を入れて…錬成を発動しながら混ぜて…
そしてしばらく混ぜているとポーションが完成したのか、それまで薬草と水だったものが薬草が溶けて緑色の液体になった。色がとても苦そうだ。
「完成したね」
やはりこれが完成形なのか。
「これって苦いんですか?」
「苦いね」
やはり苦いのか。でも1度飲んでみたいな…
「この器具とか薬草って高いんですか?」
「器具は安いものは安く売られてるよ。それと今回使った薬草は簡単に手に入るものだけだね」
簡単に手に入るのなら後で自分で作って飲んでみるか。俺はそう決心したのだった。
というか、もしかして冒険者全員苦いものに強いのでは?
来たのはいいもののどうすれば良いのか分からずキョロキョロしていると少し歳をとった女性が近づいてくる。
「依頼できたのかい?」
「はい、初級ポーション作成の依頼できたんですけど何をしたらいいのか分からなくて」
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「それじゃ早速始めるよ」
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だけだそうだ。俺は早速聞いたとおりに初級ポーションの作成に取り掛かる。
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そしてしばらく混ぜているとポーションが完成したのか、それまで薬草と水だったものが薬草が溶けて緑色の液体になった。色がとても苦そうだ。
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「これって苦いんですか?」
「苦いね」
やはり苦いのか。でも1度飲んでみたいな…
「この器具とか薬草って高いんですか?」
「器具は安いものは安く売られてるよ。それと今回使った薬草は簡単に手に入るものだけだね」
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というか、もしかして冒険者全員苦いものに強いのでは?
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