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頭の体操①親友、国子からの挑戦状
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悦子「おはよう」
国子「おはよ!」
悦子「ねぇ、今日で中間試験が終わるから、カラオケ、行かない?」
国子「いいわね、行こ!」
悦子「そう言えば、(転んで、怪我した)お母さんの具合、大丈夫?もし良ければ、今度、ミルフィーユを差し入れしようかと思ってるんだけど、国子も食べるよね?皆んなで一緒に食べない?」
国子「ありがと!お母さん、あんたと同じく、ミルフィーユ、大好きなのよ!食べよ、食べよ!」
悦子「じゃ、今度の土曜にでも行くね。そうそう、それから、例の読書感想文、書けた?まだ私、書いてないんだけど、今度、図書館で書かない?」
国子「確かに家だとついついサボっちゃうけど、その点、図書館だといいわね。よーし、じゃあ、今度の日曜にでも、ど?それで、頑張って、書こ!」
悦子「……国子、なんだか、今日、変じゃない?」
国子「……そんなこと無いよ。さ、授業の準備、しよ!」
悦子「うーん、分かった……じゃ、放課後、カラオケよ」
国子「うん!はっちゃけよ!」
悦子「さ、何、歌おうかな……あ、喉、乾かない?ジュース、頼もうか?」
国子「もー、私、暑くて暑くて、喉、カラカラだったのよ。頼も、頼も!」
悦子「……うーん、何かおかしい」
国子「……何、独り言、言ってるのよ。さ、まずは、歌お、歌お!」
悦子「……はいはい、そうね……」
悦子「じゃ、お母さんにお大事にって伝えてね…それから、ちょっと、一緒に謎解きして欲しいんだけどね」
国子「……ん?いいわよ。考えよ!」
悦子「私、分かっちゃった。あなたが変な理由」
国子「えっ……うーん、そんなこといいから、帰ろ、帰ろ!」
悦子「やっぱり、そうだわ。国子、言葉の語尾に「う」を付けないで、ずっと喋ってたわね?何だか違和感があったんだけど……」
国子「……あー、バレたか!種明かしは明日のつもりだったんだけどね。やっぱり、あんたをあざむくのは無理ね。ほら、「ら」抜き言葉って、あるじゃない?だから、私、言葉の最後の「う」を抜いた、「う」抜き言葉を使って、あんたが気付くかどうか、挑戦したって訳よ……と言うことで、また、カラオケ、来よ!来よ!」
悦子「来よう、でしょ……ん?でしょ、じゃなくて、でしょう、かしら?……あー、ややこし!……じゃなくて、ややこしい!」
*Prologueに投稿したものを多少修正し、再投稿したものです。
国子「おはよ!」
悦子「ねぇ、今日で中間試験が終わるから、カラオケ、行かない?」
国子「いいわね、行こ!」
悦子「そう言えば、(転んで、怪我した)お母さんの具合、大丈夫?もし良ければ、今度、ミルフィーユを差し入れしようかと思ってるんだけど、国子も食べるよね?皆んなで一緒に食べない?」
国子「ありがと!お母さん、あんたと同じく、ミルフィーユ、大好きなのよ!食べよ、食べよ!」
悦子「じゃ、今度の土曜にでも行くね。そうそう、それから、例の読書感想文、書けた?まだ私、書いてないんだけど、今度、図書館で書かない?」
国子「確かに家だとついついサボっちゃうけど、その点、図書館だといいわね。よーし、じゃあ、今度の日曜にでも、ど?それで、頑張って、書こ!」
悦子「……国子、なんだか、今日、変じゃない?」
国子「……そんなこと無いよ。さ、授業の準備、しよ!」
悦子「うーん、分かった……じゃ、放課後、カラオケよ」
国子「うん!はっちゃけよ!」
悦子「さ、何、歌おうかな……あ、喉、乾かない?ジュース、頼もうか?」
国子「もー、私、暑くて暑くて、喉、カラカラだったのよ。頼も、頼も!」
悦子「……うーん、何かおかしい」
国子「……何、独り言、言ってるのよ。さ、まずは、歌お、歌お!」
悦子「……はいはい、そうね……」
悦子「じゃ、お母さんにお大事にって伝えてね…それから、ちょっと、一緒に謎解きして欲しいんだけどね」
国子「……ん?いいわよ。考えよ!」
悦子「私、分かっちゃった。あなたが変な理由」
国子「えっ……うーん、そんなこといいから、帰ろ、帰ろ!」
悦子「やっぱり、そうだわ。国子、言葉の語尾に「う」を付けないで、ずっと喋ってたわね?何だか違和感があったんだけど……」
国子「……あー、バレたか!種明かしは明日のつもりだったんだけどね。やっぱり、あんたをあざむくのは無理ね。ほら、「ら」抜き言葉って、あるじゃない?だから、私、言葉の最後の「う」を抜いた、「う」抜き言葉を使って、あんたが気付くかどうか、挑戦したって訳よ……と言うことで、また、カラオケ、来よ!来よ!」
悦子「来よう、でしょ……ん?でしょ、じゃなくて、でしょう、かしら?……あー、ややこし!……じゃなくて、ややこしい!」
*Prologueに投稿したものを多少修正し、再投稿したものです。
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