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オムライス
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「パパのオムライス、おいしいね」と5歳になったばかりの娘が言った。
たまに休みの日に俺はオムライスを作った。それが娘の好物だった。
「そうね」と妻が言った。
付き合っている時から俺のオムライスが彼女の好物だった。
俺はキャンピングカーでオムライスを作りながら昔のことを思い出していた。
大切にしていた思い出だった。チェルシーに記憶を読み取ってもらって映像を見せてもらっていた時期もある。
だけど日本に戻らないことを決意してからチェルシーに過去の映像を消して、努《つと》めて昔の事を思い出さないようにしていた。
あの場所には、もう俺は戻れないのだ。娘の笑顔も、妻の幸せそうな顔も2度と見ることができないのだ。
思い出すだけで俺の周りの酸素は全て無くなってしまう。
異世界でどれだけ幸せになろうとも日本にいた頃の思い出は忘れることはできなかった。
たぶん死ぬまで忘れることはないし、俺が死ぬ時も妻と娘の笑顔を思い出すだろう。
カヨはキャンピングカーのベッドで寝ていた。寝ているというよりも気絶している。
俺はキッチンでオムライスを作っていた。起きた時に彼女の好物であるオムライスを食べさせてあげたかった。
まず始めにベーコンや刻んだ玉ねぎやニンジンやピーマンを炒める。
そこにケチャップやソースを入れて酸味を飛ばす。ケチャップやソースを炒めることによって水分も飛ぶ。だからケチャップライスがベチャベチャにならない。
酸っぱい湯気が立ち込めた。
そこに隠し味の蜂蜜を入れる。
ソースが混じり合い、味見して美味しかったらご飯を投入する。そこに一欠片のバターを入れた。
全てのお米が赤くなるまで混ぜる。
バターの香りとソースの香りが混じり、洋食屋の匂いがした。
ケチャップライスを皿に乗せて、あらかじめオムライスの形を作っておく。
卵をフワフワにするために少量の牛乳を入れて、フライパンにバターとサラダ油をひいて卵を投入した。
そして手前側に卵を丸めていくイメージで、手首にスナップをかけて綺麗な形のオムレツを作った。
これは昔にテレビで見て、彼女《カヨ》に食べさせるために練習して習得した技である。
ケチャップライスの上にオムレツを乗せた。
視線を感じて後ろを振り返る。
カヨが鼻をクンクンさせながらコチラを見ていた。
「ご飯は食べれる?」
と俺はカヨに尋ねた。
食べれるわよ、と彼女が小声で答えた。
アイテムボックスから盆とナイフとフォークを取り出してオムライスと小皿に入れた特製ソースと水を置いて持って行った。
テーブルの上にオムライスを置いた。
ゴクン、と彼女が唾を飲んだ。
「食べていいの?」
と彼女が尋ねた。
「どうぞ」と俺が言うと、彼女がスプーンを握った。
「あっ、ちょっと待って」と俺が言う。
俺はフォークを握る。
「卵の中心にナイフで線を入れるんだ」
と俺は言って、卵の中心をナイフで切った。
するとオムレツは花が開いたように広がっていく。このオムライスの作り方をタンポポというらしい。
わー、っと彼女が小さく呟いた。
「アナタ、コックだったの?」
俺は首を横に振った。
「家族によく作っていたんだ」
君に作っていたんだよ、と心の中で思った。
そう、とカヨは言ってソースをスプーンですくってオムライスにかけて食べた。
美味しい、と彼女は歓迎したような声を上げた。
俺も自分の分のオムライスを作って、彼女の隣で食べた。
カヨの隣に行った頃には彼女のオムライスはすでに無くなっていた。
俺のオムライスを見てカヨは欲しそうにしていた。まだ彼女は高校生である。胃袋が宇宙の時期である。
「半分いるかい?」
と俺は尋ねた。
「いらないわよ」と彼女が言った。
「味見しすぎてお腹が空いてないんだ。食べてくれないか?」
「仕方ないわね」とカヨが言う。
あげた半分もペロリと彼女は食べてしまった。
久しぶりに作ったオムライスの味は懐かしかった。
「ありがとう」とカヨが言った。
「オムライスだったら、いつでも作ってあげるよ」と俺が言う。
「そうじゃない」
とカヨが言う。
気絶してココまで運んだ礼を言ってるのかな、と俺は思った。
「全然いいよ。気絶してしまったら、いくらでも運んであげる。だけど、あまり無茶はしたらダメだよ。次からは魔力が無くなる前にココに戻って来ような」
と俺が言う。
彼女が首を横に振った。
「それもお礼を言わないといけないけど、それじゃない」
何のお礼を言われているんだろう?
「それじゃあ何?」
と俺は尋ねた。
「私をオークションで落札してくれて」
と彼女が言う。
「愛さんが言ったようにアナタが落札してくれなかったら今頃私は貴族のオモチャにされていたと思う」
うん、と俺は頷く。
貴族のオモチャにされていただろう。
だけど俺がそんな事をさせない。
「いくらだったの? 私の値段」
聞いたらビックリするだろう。
だから言わないつもりだった。
「別にお金のことはいいじゃん」
と俺が言う。
「アナタに借りがある状態が気持ち悪いのよ」
俺は彼女を見る。
「言わない」
「どうして?」
「借りって言ったけど、金額を言えばそれを君が返してくれるのかい?」
「返すわよ」
「それじゃあ言わない」と俺が言う。
「どうしてよ?」
「君が一生かかっても返せない金額だから。俺は君を日本に帰したい」
彼女はそれ以上、金額について聞こうとしなかった。
「なんでそこまでして私を落札したの?」
と彼女が呟いた。
カヨは自分に大金が支払われた理由が知りたいみたいだった。
「勝手に俺が君のことを大切に思っているんだ」
と俺は言った。
「個人的に俺が君のことを大切に思っているだけだから、気にしなくていい」
俺は言い訳をするような言葉を続けた。
しばらくの沈黙。
「少し休憩したら一旦戻ろう」と俺は言った。
彼女の魔力は無くなった。
カヨの魔力を愛に補給してもらわなくちゃいけない。
カヨが小さく首を振った。
「このままレベリングを続けるわ」
と彼女が言った。
たまに休みの日に俺はオムライスを作った。それが娘の好物だった。
「そうね」と妻が言った。
付き合っている時から俺のオムライスが彼女の好物だった。
俺はキャンピングカーでオムライスを作りながら昔のことを思い出していた。
大切にしていた思い出だった。チェルシーに記憶を読み取ってもらって映像を見せてもらっていた時期もある。
だけど日本に戻らないことを決意してからチェルシーに過去の映像を消して、努《つと》めて昔の事を思い出さないようにしていた。
あの場所には、もう俺は戻れないのだ。娘の笑顔も、妻の幸せそうな顔も2度と見ることができないのだ。
思い出すだけで俺の周りの酸素は全て無くなってしまう。
異世界でどれだけ幸せになろうとも日本にいた頃の思い出は忘れることはできなかった。
たぶん死ぬまで忘れることはないし、俺が死ぬ時も妻と娘の笑顔を思い出すだろう。
カヨはキャンピングカーのベッドで寝ていた。寝ているというよりも気絶している。
俺はキッチンでオムライスを作っていた。起きた時に彼女の好物であるオムライスを食べさせてあげたかった。
まず始めにベーコンや刻んだ玉ねぎやニンジンやピーマンを炒める。
そこにケチャップやソースを入れて酸味を飛ばす。ケチャップやソースを炒めることによって水分も飛ぶ。だからケチャップライスがベチャベチャにならない。
酸っぱい湯気が立ち込めた。
そこに隠し味の蜂蜜を入れる。
ソースが混じり合い、味見して美味しかったらご飯を投入する。そこに一欠片のバターを入れた。
全てのお米が赤くなるまで混ぜる。
バターの香りとソースの香りが混じり、洋食屋の匂いがした。
ケチャップライスを皿に乗せて、あらかじめオムライスの形を作っておく。
卵をフワフワにするために少量の牛乳を入れて、フライパンにバターとサラダ油をひいて卵を投入した。
そして手前側に卵を丸めていくイメージで、手首にスナップをかけて綺麗な形のオムレツを作った。
これは昔にテレビで見て、彼女《カヨ》に食べさせるために練習して習得した技である。
ケチャップライスの上にオムレツを乗せた。
視線を感じて後ろを振り返る。
カヨが鼻をクンクンさせながらコチラを見ていた。
「ご飯は食べれる?」
と俺はカヨに尋ねた。
食べれるわよ、と彼女が小声で答えた。
アイテムボックスから盆とナイフとフォークを取り出してオムライスと小皿に入れた特製ソースと水を置いて持って行った。
テーブルの上にオムライスを置いた。
ゴクン、と彼女が唾を飲んだ。
「食べていいの?」
と彼女が尋ねた。
「どうぞ」と俺が言うと、彼女がスプーンを握った。
「あっ、ちょっと待って」と俺が言う。
俺はフォークを握る。
「卵の中心にナイフで線を入れるんだ」
と俺は言って、卵の中心をナイフで切った。
するとオムレツは花が開いたように広がっていく。このオムライスの作り方をタンポポというらしい。
わー、っと彼女が小さく呟いた。
「アナタ、コックだったの?」
俺は首を横に振った。
「家族によく作っていたんだ」
君に作っていたんだよ、と心の中で思った。
そう、とカヨは言ってソースをスプーンですくってオムライスにかけて食べた。
美味しい、と彼女は歓迎したような声を上げた。
俺も自分の分のオムライスを作って、彼女の隣で食べた。
カヨの隣に行った頃には彼女のオムライスはすでに無くなっていた。
俺のオムライスを見てカヨは欲しそうにしていた。まだ彼女は高校生である。胃袋が宇宙の時期である。
「半分いるかい?」
と俺は尋ねた。
「いらないわよ」と彼女が言った。
「味見しすぎてお腹が空いてないんだ。食べてくれないか?」
「仕方ないわね」とカヨが言う。
あげた半分もペロリと彼女は食べてしまった。
久しぶりに作ったオムライスの味は懐かしかった。
「ありがとう」とカヨが言った。
「オムライスだったら、いつでも作ってあげるよ」と俺が言う。
「そうじゃない」
とカヨが言う。
気絶してココまで運んだ礼を言ってるのかな、と俺は思った。
「全然いいよ。気絶してしまったら、いくらでも運んであげる。だけど、あまり無茶はしたらダメだよ。次からは魔力が無くなる前にココに戻って来ような」
と俺が言う。
彼女が首を横に振った。
「それもお礼を言わないといけないけど、それじゃない」
何のお礼を言われているんだろう?
「それじゃあ何?」
と俺は尋ねた。
「私をオークションで落札してくれて」
と彼女が言う。
「愛さんが言ったようにアナタが落札してくれなかったら今頃私は貴族のオモチャにされていたと思う」
うん、と俺は頷く。
貴族のオモチャにされていただろう。
だけど俺がそんな事をさせない。
「いくらだったの? 私の値段」
聞いたらビックリするだろう。
だから言わないつもりだった。
「別にお金のことはいいじゃん」
と俺が言う。
「アナタに借りがある状態が気持ち悪いのよ」
俺は彼女を見る。
「言わない」
「どうして?」
「借りって言ったけど、金額を言えばそれを君が返してくれるのかい?」
「返すわよ」
「それじゃあ言わない」と俺が言う。
「どうしてよ?」
「君が一生かかっても返せない金額だから。俺は君を日本に帰したい」
彼女はそれ以上、金額について聞こうとしなかった。
「なんでそこまでして私を落札したの?」
と彼女が呟いた。
カヨは自分に大金が支払われた理由が知りたいみたいだった。
「勝手に俺が君のことを大切に思っているんだ」
と俺は言った。
「個人的に俺が君のことを大切に思っているだけだから、気にしなくていい」
俺は言い訳をするような言葉を続けた。
しばらくの沈黙。
「少し休憩したら一旦戻ろう」と俺は言った。
彼女の魔力は無くなった。
カヨの魔力を愛に補給してもらわなくちゃいけない。
カヨが小さく首を振った。
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