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1章 パパになる
第3話 おっぱい
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家の扉を勢いよく開けた。
「美子《みこ》さん」
と俺は叫んだ。
彼女は服を作っていた。手には小さい針が握られていて、テーブルには布が広げられていた。
「どうしたの淳《じゅん》君。頭怪我してるじゃない?」
5つ年上の姉さん女房が心配そうな顔をした。
俺は開いていた扉を閉める。
「頭の怪我はどうでもいいんだ」と俺が言う。
靴を脱ぐ。
そして家用の靴に履き替えた。スリッパの代わりである。
家の中だけど床は石のタイル。
俺はポンチョに包んだ赤ちゃんを抱えて妻に近づいて行く。
赤ちゃんの顔を隠していた布を取った。
ぐっすり眠っている美しい赤ちゃんが顔を出した。
美子さんの手が止まる。そして息を飲んだ。
「赤ちゃん」
と俺は言った。
「……盗んできたの?」
と震える声で美子さんが尋ねた。
「盗んでねぇーよ」
と俺が言う。
「それじゃあ捨てられてたの?」
と美子さんが尋ねた。
「かぐや姫」
と俺は言った。
「植物を切ったら赤ちゃんが現れたんだ」
美子さんは何も言わずに赤ちゃんを見つめた。
そして恐る恐る人差し指で、赤ちゃんの頬をツンと触れた。
赤ちゃんは眠りながら悲しい顔をした。そして次の瞬間にミャーーーと泣き始めた。
俺は小さな背中を優しくトントンと叩いて、揺らす。
「起きちゃったね」
と俺が言う。
「オギャー、オギャー」
と赤ちゃんが泣く。
「お腹が空いてるんじゃない?」
と美子さんが言った。
「たぶん」
と俺が言う。
「ヤギのミルク」
と俺は言った。
「ヤギのミルク?」
と美子さんが首を傾げる。
「ヤギのミルクが人間の母乳に近いって本で読んだことがあるんだ」
「痛っ」
と美子さんが顔をしかめて、胸を触った。
「どうしたの?」
と俺は尋ねた。
「急に胸が痛くなったのよ」
と彼女が言う。
そして彼女は謎行動をした。
赤いポンチョを脱いで、刺繍がされたエプロンも脱いで、その下の厚手のワンピースも脱いで、布地のブラジャーも脱いで、胸を露出させたのだ。
ピンクの乳首が立っている。いつもよりも胸が張っているようだった。
「なにしてんだよ」と俺は驚きながら言った。
「おっぱいが出てきたみたい」
と美子さんは言って、自分のピンクの乳首を見た。
乳首の先端から細い糸のようなミルクが溢れ出している。
「マジかよ」と俺は呟いた。
もしかしたら彼女のユニークスキルのせいだろうか?
「私にも抱かせてくれる?」
と美子さんが言った。
「あぁ」
と俺は頷く。
俺は美子さんに赤ちゃんを渡した。
「赤ちゃんだ」
と彼女は言って、微笑んだ。
赤ちゃん、と噛みしめるように美子さんが呟く。
オギャー、オギャーと泣いていた赤ちゃんが、美子さんの乳首を吸って泣き止んだ。
「おっぱい飲んでる」
と彼女は言って、泣きそうな顔をして笑った。
「いい子ね、いい子ね」と彼女は愛おしそうに赤ちゃんの小さな背中をさすりながら呟いた。
「美子《みこ》さん」
と俺は叫んだ。
彼女は服を作っていた。手には小さい針が握られていて、テーブルには布が広げられていた。
「どうしたの淳《じゅん》君。頭怪我してるじゃない?」
5つ年上の姉さん女房が心配そうな顔をした。
俺は開いていた扉を閉める。
「頭の怪我はどうでもいいんだ」と俺が言う。
靴を脱ぐ。
そして家用の靴に履き替えた。スリッパの代わりである。
家の中だけど床は石のタイル。
俺はポンチョに包んだ赤ちゃんを抱えて妻に近づいて行く。
赤ちゃんの顔を隠していた布を取った。
ぐっすり眠っている美しい赤ちゃんが顔を出した。
美子さんの手が止まる。そして息を飲んだ。
「赤ちゃん」
と俺は言った。
「……盗んできたの?」
と震える声で美子さんが尋ねた。
「盗んでねぇーよ」
と俺が言う。
「それじゃあ捨てられてたの?」
と美子さんが尋ねた。
「かぐや姫」
と俺は言った。
「植物を切ったら赤ちゃんが現れたんだ」
美子さんは何も言わずに赤ちゃんを見つめた。
そして恐る恐る人差し指で、赤ちゃんの頬をツンと触れた。
赤ちゃんは眠りながら悲しい顔をした。そして次の瞬間にミャーーーと泣き始めた。
俺は小さな背中を優しくトントンと叩いて、揺らす。
「起きちゃったね」
と俺が言う。
「オギャー、オギャー」
と赤ちゃんが泣く。
「お腹が空いてるんじゃない?」
と美子さんが言った。
「たぶん」
と俺が言う。
「ヤギのミルク」
と俺は言った。
「ヤギのミルク?」
と美子さんが首を傾げる。
「ヤギのミルクが人間の母乳に近いって本で読んだことがあるんだ」
「痛っ」
と美子さんが顔をしかめて、胸を触った。
「どうしたの?」
と俺は尋ねた。
「急に胸が痛くなったのよ」
と彼女が言う。
そして彼女は謎行動をした。
赤いポンチョを脱いで、刺繍がされたエプロンも脱いで、その下の厚手のワンピースも脱いで、布地のブラジャーも脱いで、胸を露出させたのだ。
ピンクの乳首が立っている。いつもよりも胸が張っているようだった。
「なにしてんだよ」と俺は驚きながら言った。
「おっぱいが出てきたみたい」
と美子さんは言って、自分のピンクの乳首を見た。
乳首の先端から細い糸のようなミルクが溢れ出している。
「マジかよ」と俺は呟いた。
もしかしたら彼女のユニークスキルのせいだろうか?
「私にも抱かせてくれる?」
と美子さんが言った。
「あぁ」
と俺は頷く。
俺は美子さんに赤ちゃんを渡した。
「赤ちゃんだ」
と彼女は言って、微笑んだ。
赤ちゃん、と噛みしめるように美子さんが呟く。
オギャー、オギャーと泣いていた赤ちゃんが、美子さんの乳首を吸って泣き止んだ。
「おっぱい飲んでる」
と彼女は言って、泣きそうな顔をして笑った。
「いい子ね、いい子ね」と彼女は愛おしそうに赤ちゃんの小さな背中をさすりながら呟いた。
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