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1章 覚醒するバカ
第7話 VSハーピー
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三人とも25歳らしい。
ヒゲが薄っすら生えている近藤さん。
痩せすぎている細田さん。
マッチョの内田さん。
「勝てない魔物なら必ずダンジョンから逃げること」
リーダーっぽい近藤さんが言った。
「君達二人の仕事は生きて必ず帰って来る事」
近藤さんが言う。
ちなみに田中中はチームのメンバーではなく、紹介されてココにいるらしい。条件は俺と同じである。先輩ヅラしやがって。ちょっと気を使って損した。
新人を入れることによって育成金を彼等は貰っているらしい。
ダンジョンから逃げて来ても魔物の情報を持って帰って来れば罰金を払わずに済む。そういう初見ダンジョンに入り、育成金で生き延びているらしい。
「俺達は弱い」とはっきりとリーダーっぽい近藤さんが言う。
「銃撃戦で倒せるような魔物なら戦うし、スキルを使わないといけない強い魔物ならすぐに逃げる。戦う時も君達を助けてあげられる余裕はない」
意外と早く帰れるかもなー、と思った。
強い魔物なら逃げて来ればいいのだ。
「戦利品があれば、全て持って帰って日本で売りさばく。それで罰金を払って、できる限りダンジョンに入らないようにしている」
近藤さんが言う。
他の二人も頷いている。
貧弱な発言だけど俺にはすごく頼もしい、と思った。
なぜなら弱い人達でも生きていけるんだ、という証が彼等なのだ。
「それで、どっちが荷物持ちなんだ?」
痩せすぎている細田さんが尋ねた。
「コイツです」
田中中が俺を指差す。
「コイツがココでは一番の新人なんで」
なんか田中中に言われたらムカつく。
大きなリュックに、みんなの荷物を入れて背負った。
相当重たい。
「頼むぜ新人」
と田中中が言う。
「今日のお前の仕事は荷物を守る事なんだからな」
と田中中が言う。
「なにかあったら俺が守ってやるからな」
と田中中が言う。
コイツ殺してやろうか?
ダンジョンに入る前に田中中が転んだ時は、ざまぁと思った。
大きな甲冑のせいで足元の石が見えなかったんだろう。
彼はダンジョンにも入っていないのに頬に傷を作っていた。
「ヒール」と田中中が言った。
それでも擦り傷は治っていない。
ヒール、ヒール、ヒール、と何度も田中中は叫んだ。
ようやく擦り傷が薄っすらと治ってきている。
「危ねぇ、僕のヒールがなかったら怪我しているところだった」
そんな最弱なヒールなら、スキルが無いのと同じじゃん。
俺は思いっきり「ふん」と鼻で笑ってやった。
田中中が俺を睨む。
先輩冒険者が苦笑いしている。
黒い渦の中に入ると、そこは異世界だった。
まず初めに感じたのは匂いである。
強烈な土と葉の匂いが鼻を通った。
辺りを見渡す。
緑というより、黒色に近い木々。
木の一本、一本が神社に生えている木よりも遥かに大きい。
空から声がする。
見上げると木の枝の隙間から大きな鳥が見えた。
「ラッキーだな。ハーピーだ」
とマッチョな内田さんが言った。
「高く売れるぜ」と細田さんが言った。
「君達はダンジョンの近くで待機してくれ」と近藤さん。
「はい」と俺は返事をする。
「もし襲って来たら逃げてもかまわない」
近藤さんが言った。
どうやら弱い魔物らしい。
三人が森の奥深くに入っていく。
「ハーピーか」と田中中が空を見上げて呟いた。
「君は新人だから知らないと思うけどハーピーは弱い。肉体が甲羅や分厚い皮に守られていないから銃が効果的なんだ」
ハーピーが弱いってことは三人の発言でわかっている。
「もともとハーピーは神の血を引く素晴らしい魔物と言われているんだよ。ココからじゃあわからないけどハーピーは美人が多いんだぜ。それは女神の血を引くからなんだぜ。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」
「高く売れるぜ、ってさっき先輩が言ってたのはハーピーを捕まえて売るのかもしれない。そういうお店もあるからな。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」
「ダンジョンは迷宮じゃなく、フィールドになっているんだ。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」
それぐらい知ってるよ。授業でやってるもん。
「ちなみにダンジョン一つに一種類の魔物しか生息していない。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」と俺は言う。
「フィールドの端はどうなってるか知ってるかい? 君は新人で知らないと思うけど」
「知らない」
「結界になっているんだ。君は新人で知らないと思うけど、目には見えないガラスでフィールドが覆われているんだ」
君は新人で知らないと思うけど、っていう発言がムカつく。
安易に自分の方が立場は上である、という事を言いたいんだろう。
「結界が、どんなものか触りに行こうか?」と田中中が言って、木々の間を通って歩き始めた。
付いて行く気にはなれなかった。
空から大きな鳥が降りてきた。
ハーピーである。
たしかに美人だった。目がくっきり二重で、髪はサラサラの金髪で、唇が分厚くて、鼻が高くて海外のモデルさんのような顔立ちだった。
ハーピーは腕が羽になっていて鷲のような足を持っている。
鋭い足で田中中をハーピーが掴んだ。
そしてハーピーは羽ばたき、田中中を掴んだまま空を飛んで行く。
「助けてくれーーー」
と田中中が叫んでいる。
巨漢を掴んだハーピーは一瞬で枝をかき分け、大空に飛んで行った。
「よし、俺は隠れるか」
俺が隠れるぶんにはちょうどいい穴を見つける。
木が一部腐って、穴が空いたらしい。
体がスポット収まるどころか、リュックまで入った。
ここで商売を始めよう。
リュックの中を取り出して、薬を並べる。
銃弾は個人で持って行っているみたい。リュックの中には銃弾は少なかった。
俺が逃げる、と思って大切な物は自分で持って行っているのかもしれない。
リュックに入っていたランプだとか、小刀とか、水だとか、ロープを並べた。
いらっしゃい、いらっしゃい。安いよ安いよ。
と言っても人は来ない。
ダンジョンに入って以来、先輩達の顔は見ていない。
念のために銃は持っていた。
ハーピーが来ても銃で何とかなるらしい。
風が葉を動かす音が聞こえる。
遠くの方で銃声が聞こえた。
悲鳴のような、機械が壊れるような音が遠くから聞こえる。
隣町で祭りが行われているような、そんな懐かしい距離感である。
本当はダンジョンから出たい。
だけどココから動けばハーピーに襲われそうな気がする。
だから動けずにいた。
しばらく待っているとお客さんがやって来た。
這いつくばって、顔の水分を全て出し尽くしてグショグショになっている田中中である。
生きてたんだコイツ。
安全第一と書かれた黄色ヘルメットもヒビが入っている。
匍匐前進だけでも痛みを感じるらしく、マグマの上を進んでいるような苦痛の顔で、コチラにやって来ている。
「お客さん、何にしましょう?」
俺は田中中に尋ねた。
「……ポーション」
とか細い声で彼が答える。
「お客さん、ヒーラーの人ですよね? 自分で治癒できないんですか?」
「……いいからポーション」
可哀想だから緑色の液体が詰まった瓶を開けて、田中中に渡す。
栄養ドリンクでも飲むように彼はポーションをグイッと飲んだ。
顔の傷や体の傷が治って行く。
でもお客さん、足が曲がってはいけない方向に曲がってますよ。それ治ってないですよね?
「このポーション、安もんじゃねぇーか」
田中中が悪態をついて、ゆっくりと方向転換をしてダンジョンに向かって匍匐前進する。
「お客さん、戦いが終わるまでココにいましょうよ」
頑張ればデブの一人ぐらいは穴に入れる事はできる。
穴の中でやり過ごすべきなのだ。
「早く病院でヒールしてもらう」
泣きながら田中中が叫んだ。
お前もヒーラーなんだぜ。
「そのヘルメット、空から目立って見えるんじゃないの?」
「えっ?」
空から大きな影が降って来た。
やっぱりハーピーである。
顔の美しさが異様に見えた。
羽ばたいた時の風が俺の髪を揺らす。
仕方がない。助けてあげよう。
俺は銃を構えた。
バン、バン、と銃を撃った。
「つまらない物を撃ってしまった」
木々に小さな穴が空いただけである。本当につまらない物を撃ってしまった。
ハーピーは巨漢を鷲掴みにして、空に消えて行った。
「助けてくれーーー」
本日2回目である。
ヒゲが薄っすら生えている近藤さん。
痩せすぎている細田さん。
マッチョの内田さん。
「勝てない魔物なら必ずダンジョンから逃げること」
リーダーっぽい近藤さんが言った。
「君達二人の仕事は生きて必ず帰って来る事」
近藤さんが言う。
ちなみに田中中はチームのメンバーではなく、紹介されてココにいるらしい。条件は俺と同じである。先輩ヅラしやがって。ちょっと気を使って損した。
新人を入れることによって育成金を彼等は貰っているらしい。
ダンジョンから逃げて来ても魔物の情報を持って帰って来れば罰金を払わずに済む。そういう初見ダンジョンに入り、育成金で生き延びているらしい。
「俺達は弱い」とはっきりとリーダーっぽい近藤さんが言う。
「銃撃戦で倒せるような魔物なら戦うし、スキルを使わないといけない強い魔物ならすぐに逃げる。戦う時も君達を助けてあげられる余裕はない」
意外と早く帰れるかもなー、と思った。
強い魔物なら逃げて来ればいいのだ。
「戦利品があれば、全て持って帰って日本で売りさばく。それで罰金を払って、できる限りダンジョンに入らないようにしている」
近藤さんが言う。
他の二人も頷いている。
貧弱な発言だけど俺にはすごく頼もしい、と思った。
なぜなら弱い人達でも生きていけるんだ、という証が彼等なのだ。
「それで、どっちが荷物持ちなんだ?」
痩せすぎている細田さんが尋ねた。
「コイツです」
田中中が俺を指差す。
「コイツがココでは一番の新人なんで」
なんか田中中に言われたらムカつく。
大きなリュックに、みんなの荷物を入れて背負った。
相当重たい。
「頼むぜ新人」
と田中中が言う。
「今日のお前の仕事は荷物を守る事なんだからな」
と田中中が言う。
「なにかあったら俺が守ってやるからな」
と田中中が言う。
コイツ殺してやろうか?
ダンジョンに入る前に田中中が転んだ時は、ざまぁと思った。
大きな甲冑のせいで足元の石が見えなかったんだろう。
彼はダンジョンにも入っていないのに頬に傷を作っていた。
「ヒール」と田中中が言った。
それでも擦り傷は治っていない。
ヒール、ヒール、ヒール、と何度も田中中は叫んだ。
ようやく擦り傷が薄っすらと治ってきている。
「危ねぇ、僕のヒールがなかったら怪我しているところだった」
そんな最弱なヒールなら、スキルが無いのと同じじゃん。
俺は思いっきり「ふん」と鼻で笑ってやった。
田中中が俺を睨む。
先輩冒険者が苦笑いしている。
黒い渦の中に入ると、そこは異世界だった。
まず初めに感じたのは匂いである。
強烈な土と葉の匂いが鼻を通った。
辺りを見渡す。
緑というより、黒色に近い木々。
木の一本、一本が神社に生えている木よりも遥かに大きい。
空から声がする。
見上げると木の枝の隙間から大きな鳥が見えた。
「ラッキーだな。ハーピーだ」
とマッチョな内田さんが言った。
「高く売れるぜ」と細田さんが言った。
「君達はダンジョンの近くで待機してくれ」と近藤さん。
「はい」と俺は返事をする。
「もし襲って来たら逃げてもかまわない」
近藤さんが言った。
どうやら弱い魔物らしい。
三人が森の奥深くに入っていく。
「ハーピーか」と田中中が空を見上げて呟いた。
「君は新人だから知らないと思うけどハーピーは弱い。肉体が甲羅や分厚い皮に守られていないから銃が効果的なんだ」
ハーピーが弱いってことは三人の発言でわかっている。
「もともとハーピーは神の血を引く素晴らしい魔物と言われているんだよ。ココからじゃあわからないけどハーピーは美人が多いんだぜ。それは女神の血を引くからなんだぜ。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」
「高く売れるぜ、ってさっき先輩が言ってたのはハーピーを捕まえて売るのかもしれない。そういうお店もあるからな。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」
「ダンジョンは迷宮じゃなく、フィールドになっているんだ。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」
それぐらい知ってるよ。授業でやってるもん。
「ちなみにダンジョン一つに一種類の魔物しか生息していない。君は新人で知らないと思うけど」
「へー」と俺は言う。
「フィールドの端はどうなってるか知ってるかい? 君は新人で知らないと思うけど」
「知らない」
「結界になっているんだ。君は新人で知らないと思うけど、目には見えないガラスでフィールドが覆われているんだ」
君は新人で知らないと思うけど、っていう発言がムカつく。
安易に自分の方が立場は上である、という事を言いたいんだろう。
「結界が、どんなものか触りに行こうか?」と田中中が言って、木々の間を通って歩き始めた。
付いて行く気にはなれなかった。
空から大きな鳥が降りてきた。
ハーピーである。
たしかに美人だった。目がくっきり二重で、髪はサラサラの金髪で、唇が分厚くて、鼻が高くて海外のモデルさんのような顔立ちだった。
ハーピーは腕が羽になっていて鷲のような足を持っている。
鋭い足で田中中をハーピーが掴んだ。
そしてハーピーは羽ばたき、田中中を掴んだまま空を飛んで行く。
「助けてくれーーー」
と田中中が叫んでいる。
巨漢を掴んだハーピーは一瞬で枝をかき分け、大空に飛んで行った。
「よし、俺は隠れるか」
俺が隠れるぶんにはちょうどいい穴を見つける。
木が一部腐って、穴が空いたらしい。
体がスポット収まるどころか、リュックまで入った。
ここで商売を始めよう。
リュックの中を取り出して、薬を並べる。
銃弾は個人で持って行っているみたい。リュックの中には銃弾は少なかった。
俺が逃げる、と思って大切な物は自分で持って行っているのかもしれない。
リュックに入っていたランプだとか、小刀とか、水だとか、ロープを並べた。
いらっしゃい、いらっしゃい。安いよ安いよ。
と言っても人は来ない。
ダンジョンに入って以来、先輩達の顔は見ていない。
念のために銃は持っていた。
ハーピーが来ても銃で何とかなるらしい。
風が葉を動かす音が聞こえる。
遠くの方で銃声が聞こえた。
悲鳴のような、機械が壊れるような音が遠くから聞こえる。
隣町で祭りが行われているような、そんな懐かしい距離感である。
本当はダンジョンから出たい。
だけどココから動けばハーピーに襲われそうな気がする。
だから動けずにいた。
しばらく待っているとお客さんがやって来た。
這いつくばって、顔の水分を全て出し尽くしてグショグショになっている田中中である。
生きてたんだコイツ。
安全第一と書かれた黄色ヘルメットもヒビが入っている。
匍匐前進だけでも痛みを感じるらしく、マグマの上を進んでいるような苦痛の顔で、コチラにやって来ている。
「お客さん、何にしましょう?」
俺は田中中に尋ねた。
「……ポーション」
とか細い声で彼が答える。
「お客さん、ヒーラーの人ですよね? 自分で治癒できないんですか?」
「……いいからポーション」
可哀想だから緑色の液体が詰まった瓶を開けて、田中中に渡す。
栄養ドリンクでも飲むように彼はポーションをグイッと飲んだ。
顔の傷や体の傷が治って行く。
でもお客さん、足が曲がってはいけない方向に曲がってますよ。それ治ってないですよね?
「このポーション、安もんじゃねぇーか」
田中中が悪態をついて、ゆっくりと方向転換をしてダンジョンに向かって匍匐前進する。
「お客さん、戦いが終わるまでココにいましょうよ」
頑張ればデブの一人ぐらいは穴に入れる事はできる。
穴の中でやり過ごすべきなのだ。
「早く病院でヒールしてもらう」
泣きながら田中中が叫んだ。
お前もヒーラーなんだぜ。
「そのヘルメット、空から目立って見えるんじゃないの?」
「えっ?」
空から大きな影が降って来た。
やっぱりハーピーである。
顔の美しさが異様に見えた。
羽ばたいた時の風が俺の髪を揺らす。
仕方がない。助けてあげよう。
俺は銃を構えた。
バン、バン、と銃を撃った。
「つまらない物を撃ってしまった」
木々に小さな穴が空いただけである。本当につまらない物を撃ってしまった。
ハーピーは巨漢を鷲掴みにして、空に消えて行った。
「助けてくれーーー」
本日2回目である。
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