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窓辺でにゃんこプレー
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「畜生、バカ俺なにやってんだよ、まじバカ……、畜生……」
畜生……と小さく呟きながらがっくりと項垂れる圭介に掛けることばがみつからない。
微妙な話題だけに下手なことを言ってトラウマとかになっちゃったら嫌だし。
なんか他に俺ができること……って、あ! いいもん見っけ!
さっき圭介が例のアダルトグッズの入ったバッグを放り投げたときに中身が散らばったのだろう。ベッド脇にあるものを見つけた俺は閃いた。
うん。これは使えるかも?!
よし。装着完了!
では。早速。
ぽふぽふ。
両手に装着したももこもこ素材のせいで音のイメージはそんな感じ。あ、なんの音かっていうと俺が圭介の肩をぽんぽんした音ね。
あ、圭介。こっち向いた。
振り向いた圭介の目線はまず肩に置かれた俺の手でしばらく止まり、その後ゆっくりと腕と肩を辿ってあっさりと顔を通り過ぎ、俺の頭の上あたりで止まった。俺が頭に装着したものを見てるんだろう。
どうどうこれ。気に入った?
え? まさかの反応なし?
にゃんこ手袋とにゃんこ耳、圭介好きそうだと思ったんだけど俺外した?
「にゃ?」
ダメ?
あ、ちなみに俺、今にゃんこで喋れない縛りだからさ。精一杯のにゃんこポーズとにゃんこ語で圭介にアピールしてみるも圭介からの反応は一切なし。
にゃーんだと思って手袋を外しにかかったところで圭介に手首をがっと掴まれた。
「にゃーん」
いてーよ。とにゃんこ語で文句を言ってみる。
「にゃ、にゃーんってお前それ……それ……」
圭介が顔を真っ赤にしてぷるぷる震え始めた。お、これは脈ありか?
「にゃんにゃ?」
どうどう? 圭介の顔を覗き込んで首を傾げた途端、圭介にぎゅっと抱き締められた。
「か、か、可愛いっ! すげー可愛い。超可愛い。なに祥吾お前なんなの。俺のツボばっかついてきやがって。まじお前なに?」
「にゃんにゃん」
にゃんこだよ。聞かれたから答えただけなのに更にむぎゅーっと抱き締められて俺は「にゃーん」と悲鳴をあげた。
「可愛い祥吾可愛い。超可愛い。すげー可愛い。なにその耳。なにその肉球。可愛い。可愛いすぎる。可愛い可愛い可愛い……」
「にゃーんにゃーんにゃーん」
痛い痛い痛いってば。
「ちょこっち来て。ここに立ってもっとよく見せて。ほら、ここ」
ぎゅうぎゅう抱き締められて頬ずりされてたと思ったら、今度は窓際まで連れて行かれ、カメラの前に立たされる。
「にゃ?」
え、これ撮るの?
「やっべー可愛い。これで尻尾があれば完璧だな」
そう言って満面の笑みを浮かべる圭介の手にはにゃんこの尻尾。あれ? そんなのあったっけ?
「ほら祥吾、後ろ向いて? 尻尾つけてやっから」
「にゃ、にゃん。にゃーにゃー、にゃっ……」
ちょ待って。その尻尾どうやってつけ……
「にゃーぁぁあんっ!」
やっぱそうくる? 挿入系? アナルプラグってやつ?
「祥吾もっとケツ突き出せよ。ローション足すから。そう、もっと」
「にゃ、にゃ、にゃーん……にゃ、ぁん」
ずぶずぶぐちゅぐちゅとアナルプラグで前立腺を刺激され、一度は萎えた俺のちんぽも一気に元気を取り戻した。
「ちょっと擦っただけでちんぽがっちがちじゃねえか。そんなにこれがいいのかよ?」
「にゃあ……にゃぁ、ぁあん……あ、あ、あ……」
さっき感じたびりびりがまた戻ってくる。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
イきたい。イきたい。イきたい。
足ががくがくして崩れ落ちそうになる体を窓辺のでっぱりに両手でしがみついて支えながら、俺の頭の中にはイくことしかなかった。
「えっろい腰つきしやがって。そんないい? なあ祥吾。俺のちんぽよりおもちゃのがいいのかって聞いてんだよ?」
「にゃ、にゃあ。にゃあ……」
うっせーよ、もう。
おもちゃでもちんぽでもいいから一回イかせろよ。
「あーあ、先走りぽたぽた垂れてんじゃん。えっろ。えろ猫ビッチだな、祥吾お前。カメラの前でケツこんな突き出して、えっろいケツマンコ曝しておもちゃで弄られ……あ、カメラっ!!! 忘れてたっ!!!」
「にゃ? にゃーっ!!!」
またしてもイく寸前で取り残された俺の気持ちがお分かりいただけるだろうか?
「わりぃ、祥吾、ちょこっちでも撮らせて?」
小型カメラを手に戻ってきた圭介がご機嫌をうかがうように俺の顔を下から覗く。
「にゃ」
知らね。
「ごめんって。拗ねんなよ。拗ねてんのも可愛いけどさー」
「にゃー」
撮んなよ。
「ちょ、こっち見て。やっべ。超可愛い。なあさっきのポーズもしてみて? にゃんってやつ」
「にゃーにゃ」
ヤだね。
「なあ、まじゴメンって。大体さ、祥吾が可愛すぎんだよ。俺さっき言ったろ? 祥吾の中には俺のちんぽしか挿れたくねえの。まずは俺のちんぽで祥吾喘がせてイかせてもう俺しかいらないってくらい俺に夢中に……」
「にゃん?」
にゃんだって?
「や、だからさ。祥吾はそのままでも可愛すぎるくらい可愛いのにその上そんな可愛い耳までつけちゃったら俺どうなると思ってんのかってこと。あんなおもちゃで祥吾のことイかせるとこだったじゃん俺。あぶねーよ。気付いてよかったわ。祥吾が中イキするとこカメラで撮らなきゃとか思ってる場合じゃねえし。うん。ってことでこれはなし」
にゃんこの尻尾付きアナルプラグをあっさりと引き抜かれて抗議しようと開きかけた口を閉じたのは、「大体さ、さっきだって祥吾が可愛すぎるのがいけねえんだって」とさっき俺より先に圭介がイってしまった話題を持ち出してきたからだ。ここは黙っておくに限る。
「あんときもギリでカメラのこと思い出したとこまではよかったんだよ。けどお前すげー煽ってくるし、俺もうわけわかんなくなっててボタン押し忘れてて……。すげーバカ。俺が祥吾のバージン奪うとこ撮れなかったなんて……、畜生……、すげーショック」
は? そっち?!
圭介がヘコんでたのってそんな理由だったの?
畜生……と小さく呟きながらがっくりと項垂れる圭介に掛けることばがみつからない。
微妙な話題だけに下手なことを言ってトラウマとかになっちゃったら嫌だし。
なんか他に俺ができること……って、あ! いいもん見っけ!
さっき圭介が例のアダルトグッズの入ったバッグを放り投げたときに中身が散らばったのだろう。ベッド脇にあるものを見つけた俺は閃いた。
うん。これは使えるかも?!
よし。装着完了!
では。早速。
ぽふぽふ。
両手に装着したももこもこ素材のせいで音のイメージはそんな感じ。あ、なんの音かっていうと俺が圭介の肩をぽんぽんした音ね。
あ、圭介。こっち向いた。
振り向いた圭介の目線はまず肩に置かれた俺の手でしばらく止まり、その後ゆっくりと腕と肩を辿ってあっさりと顔を通り過ぎ、俺の頭の上あたりで止まった。俺が頭に装着したものを見てるんだろう。
どうどうこれ。気に入った?
え? まさかの反応なし?
にゃんこ手袋とにゃんこ耳、圭介好きそうだと思ったんだけど俺外した?
「にゃ?」
ダメ?
あ、ちなみに俺、今にゃんこで喋れない縛りだからさ。精一杯のにゃんこポーズとにゃんこ語で圭介にアピールしてみるも圭介からの反応は一切なし。
にゃーんだと思って手袋を外しにかかったところで圭介に手首をがっと掴まれた。
「にゃーん」
いてーよ。とにゃんこ語で文句を言ってみる。
「にゃ、にゃーんってお前それ……それ……」
圭介が顔を真っ赤にしてぷるぷる震え始めた。お、これは脈ありか?
「にゃんにゃ?」
どうどう? 圭介の顔を覗き込んで首を傾げた途端、圭介にぎゅっと抱き締められた。
「か、か、可愛いっ! すげー可愛い。超可愛い。なに祥吾お前なんなの。俺のツボばっかついてきやがって。まじお前なに?」
「にゃんにゃん」
にゃんこだよ。聞かれたから答えただけなのに更にむぎゅーっと抱き締められて俺は「にゃーん」と悲鳴をあげた。
「可愛い祥吾可愛い。超可愛い。すげー可愛い。なにその耳。なにその肉球。可愛い。可愛いすぎる。可愛い可愛い可愛い……」
「にゃーんにゃーんにゃーん」
痛い痛い痛いってば。
「ちょこっち来て。ここに立ってもっとよく見せて。ほら、ここ」
ぎゅうぎゅう抱き締められて頬ずりされてたと思ったら、今度は窓際まで連れて行かれ、カメラの前に立たされる。
「にゃ?」
え、これ撮るの?
「やっべー可愛い。これで尻尾があれば完璧だな」
そう言って満面の笑みを浮かべる圭介の手にはにゃんこの尻尾。あれ? そんなのあったっけ?
「ほら祥吾、後ろ向いて? 尻尾つけてやっから」
「にゃ、にゃん。にゃーにゃー、にゃっ……」
ちょ待って。その尻尾どうやってつけ……
「にゃーぁぁあんっ!」
やっぱそうくる? 挿入系? アナルプラグってやつ?
「祥吾もっとケツ突き出せよ。ローション足すから。そう、もっと」
「にゃ、にゃ、にゃーん……にゃ、ぁん」
ずぶずぶぐちゅぐちゅとアナルプラグで前立腺を刺激され、一度は萎えた俺のちんぽも一気に元気を取り戻した。
「ちょっと擦っただけでちんぽがっちがちじゃねえか。そんなにこれがいいのかよ?」
「にゃあ……にゃぁ、ぁあん……あ、あ、あ……」
さっき感じたびりびりがまた戻ってくる。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
イきたい。イきたい。イきたい。
足ががくがくして崩れ落ちそうになる体を窓辺のでっぱりに両手でしがみついて支えながら、俺の頭の中にはイくことしかなかった。
「えっろい腰つきしやがって。そんないい? なあ祥吾。俺のちんぽよりおもちゃのがいいのかって聞いてんだよ?」
「にゃ、にゃあ。にゃあ……」
うっせーよ、もう。
おもちゃでもちんぽでもいいから一回イかせろよ。
「あーあ、先走りぽたぽた垂れてんじゃん。えっろ。えろ猫ビッチだな、祥吾お前。カメラの前でケツこんな突き出して、えっろいケツマンコ曝しておもちゃで弄られ……あ、カメラっ!!! 忘れてたっ!!!」
「にゃ? にゃーっ!!!」
またしてもイく寸前で取り残された俺の気持ちがお分かりいただけるだろうか?
「わりぃ、祥吾、ちょこっちでも撮らせて?」
小型カメラを手に戻ってきた圭介がご機嫌をうかがうように俺の顔を下から覗く。
「にゃ」
知らね。
「ごめんって。拗ねんなよ。拗ねてんのも可愛いけどさー」
「にゃー」
撮んなよ。
「ちょ、こっち見て。やっべ。超可愛い。なあさっきのポーズもしてみて? にゃんってやつ」
「にゃーにゃ」
ヤだね。
「なあ、まじゴメンって。大体さ、祥吾が可愛すぎんだよ。俺さっき言ったろ? 祥吾の中には俺のちんぽしか挿れたくねえの。まずは俺のちんぽで祥吾喘がせてイかせてもう俺しかいらないってくらい俺に夢中に……」
「にゃん?」
にゃんだって?
「や、だからさ。祥吾はそのままでも可愛すぎるくらい可愛いのにその上そんな可愛い耳までつけちゃったら俺どうなると思ってんのかってこと。あんなおもちゃで祥吾のことイかせるとこだったじゃん俺。あぶねーよ。気付いてよかったわ。祥吾が中イキするとこカメラで撮らなきゃとか思ってる場合じゃねえし。うん。ってことでこれはなし」
にゃんこの尻尾付きアナルプラグをあっさりと引き抜かれて抗議しようと開きかけた口を閉じたのは、「大体さ、さっきだって祥吾が可愛すぎるのがいけねえんだって」とさっき俺より先に圭介がイってしまった話題を持ち出してきたからだ。ここは黙っておくに限る。
「あんときもギリでカメラのこと思い出したとこまではよかったんだよ。けどお前すげー煽ってくるし、俺もうわけわかんなくなっててボタン押し忘れてて……。すげーバカ。俺が祥吾のバージン奪うとこ撮れなかったなんて……、畜生……、すげーショック」
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