俺TUEEEがしたい男の転生無双!〜自重?何それ美味しいの?〜

せんてん

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第七章 闘技大会編

対戦表

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対戦表


『これより!対戦表を発表したいと思います!』

「「「「「うおぉぉぉおー!」」」」」

いよいよこの時が来たか。

クロノさんがいたり、ルイが参加していたりと色々驚いたが、やっと待ちに待った対戦表の発表だ。

「初戦は誰だろうね」

「強い奴がいいよな!」

「うん!」

『明日の第1戦目は………華麗な舞踊で敵を翻弄し、確実に相手を仕留めていった剣舞の達人シュミレーヌVS土魔法を巧みに操る達人ロッドとなります!』

「「「「うぉぉぉぉー!」」」」

すごい盛り上がりだ。そりゃ決勝トーナメントだからだろうけど、対戦相手の発表だけでそこまで盛り上がるか?

『第2戦目は…その速さで成り上がった男、アクセルVS獣人界からの使者レクジ・ガルバン!』

獣人だと?
獣人もこの大会に参加してるのか。どの人だろう?

俺は決勝トーナメント進出者たちを見回す。すると、舞台の右端の方に、頭に耳が生えているレクジだと思われる人物がいた。
すごい傷だ。全身に傷痕のようなものがあって、片目に眼帯をしている。
見たところ、犬獣人だと思う。
背中にそこそこ大きい剣を2本携えている。二刀流か。結構強そうだな。

『第3戦目は…グリット帝国のなんでも屋ノニーVS正体不明の参加者セティ!』

グリット帝国。フリーデン王国の右にあり、カノン王国の右下にある国で、毎年周辺国家と小競り合いをしていて、危険視されてる国だ。そのグリット帝国のなんでも屋……危険臭しかしない。

そしてセティとかいう正体不明の奴は、本当に謎だな。魔力の質が他の人とは違う気がする。どっかで似た感じの魔力を見た気はが…。
…気のせいか。


『第4戦目からは昼過ぎとなります!第4戦目は…謎の魔法で相手を瞬殺したマイトVS華麗な糸使いで広範囲攻撃を繰り出したシャカ!』

謎の魔法?糸使い?
なんだそりゃ。魔法ならまだわかるが、糸?そんなのでどうやって攻撃するんだ?

見てからのお楽しみにするとしよう。

『第5戦目は…SSランク冒険者6色シックス《剛腕》のクロノVSその巨体を生かして敵を蹂躙したグン!』

「「「「「うおぉぉお!!」」」」」

「《剛腕》のクロノが出てるのか!?」

6色シックス…」

「明日も絶対に見なきゃ!」

クロノさんってファン多いんだね。前に、どの町でも顔パスで通れるって言ってたし顔が広いのは分かるが、ここまで人気とはな。

クロノさんが人気すぎて、対戦相手の人が全然目立ってない。可哀想に。

『第6戦目は…謎の武器を使い敵を瞬殺した男、ルイVSフリーデン王国ソク侯爵家の執事にして、稀代の体術使いスバス!』

そうすると、俺の番は最後か。

ルイは謎の武器使いとか言われてるけど何使ったんだ?全く想像出来ない。

「スバスー!勝って私の名声を高めてちょうだい!」

「かしこまりましたお嬢様!」

このスバスとかいう奴に至っては、どうでもいい。体術使いと言っていたが、見た感じ60代くらいだ。動きにも支障が出てくるだろう。

『そして明日の最終戦!第7戦目は…紅蓮の魔術師にして前回大会3位のホウレンVS何故か勝ち上がったカノン王国の生徒たちです!』

おいおい!その言い方はないだろ。完全にどうでもいい感じになってるな。
まぁ予選を一瞬で終わらせた俺が悪いんでしょうけど…。

相手は前回大会3位の奴か。紅蓮の魔術師とかいうカッコいい二つ名みたいなのついてるし、さぞ強いんだろう。

『以上で対戦表の発表を終わります!対戦表は闘技場の入り口に貼りますので、忘れた方はご確認ください!なお、前回大会優勝者のセクレス・ヴァミリメン選手はシードですので、明後日からの参加になります!』

「「「「「ウオォォォォォ!」」」」」

『これにて、闘技大会1日目は終了となります!ありがとうございました!』

闘技大会1日目が終わったので、俺たちは宿に戻った。
今日は待ち時間が長かったせいでイライラして、一瞬で終わらせてしまったが、明日は気をつけよう。ちゃんと、観客のことも考えないとな。
参加者に気になる奴はいたが、見た感じ強者はいなさそうだったので観客のことだけ考えとけばいいだろう。

「つまんなかったー…」

「アルが一瞬で終わらせちまったからなー」

「いやいや!メアたちも早く終わらせたいって言ってたよね!?人のせいにしないでよ?」

「「「・・・」」」

「なんで無視!?」

こ、コイツら人のせいにした挙句、都合が悪くなったら無視だと?ひどくね?泣くよ?

「アルくーん!」

「ちょっ!先生!?」

俺が悲しみに暮れていると、サリー先生が急に抱きついてきた。サリー先生は、1日中実況をやっていたので疲れてると思ったんだが……どしたの?

「アル君!アル君!アル君!」

「先生!いきなりどうしたんですか!?」

「アル君を補充しないとダメなの!許してッ!」

「ほ、補充?」

「じゅ…重症だ…」

「はーなーれーて!私のアル君から離れて!」

「俺は俺のものだから!?勝ってに人のものにしないで!?」

もう、ほんとになに?なんで俺の周りは変な人ばかりなの?コレ呪いのレベルだよ?

全ッ然疲れてないが、最後の帰り道で精神的に疲れた。

そのため、部屋に入ってベッドで横になったらいつの間にか寝てしまった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最近更新出来なくてすみません!
ネタが揃ったので毎日1回更新を目標に再開します!

要望には絶対答えるので、何かあったら感想をお願いします!

今後とも応援よろしくお願いします!
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